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2023-06-08 18:18:00

【第579回】可哀そうな人要注意

先日とあるクライアント様と話していた中で「可哀そうな人は要注意」という話になりました。どういうこと?と思っていて聞いていると「自分で自分のことを可哀そうと言っている人は相手から搾取する人が多い」とのことでした。「可哀そうな自分を出すことによって、愛情深い人にかまってもらえる、優しくしてもえるのを本能的に知っているから自分自身で可哀そうな人を演じる、するとまんまとそれに哀れみや慈愛の心で手を差し伸べてくれる人が出てくる。そうなると、その人を利用し自身の利益に繋げていく。」とのことでした。これは非常に「なるほど」と思いました。思い返せば私も今まで「自称可哀そうな人」に結構やられました。「こんなに自分は頑張っているのに会社の社長だけ私腹を肥やして自分は貧しい生活をしている」という人は、そもそも大した成果を上げていなくて横領を繰り返し「二枚舌、三枚舌」を絵に描いたような人でした。「伴侶に不倫されて離婚することになった、こどもは自分が引き取るから稼がないと」と言う人は、お客さんを紹介した結果まさかのそのお客さんと不倫するというなんともアホらしいことを平然とやってのけました。「有能な社員に顧客ごと持っていかれた」という経営者は、そもそもその経営者自身が人として終わっていて自身の利益のために嘘ばかり言って、タチの悪いのが話を捏造してあたかも自分が可哀そうな被害者であるように周りも巻き込んで話を作っていく人でした。そんな人になればなるほど「もっともっと」とたくさん求め、与えると「更にもっともっと」、さすがにこちらも気付いて距離を置くと「あいつは最近与えてくれなくなった」とあることないことを必死に言って足を引っ張る存在になりました。そう、「自称可哀そうな人」はとにかくタチが悪いのです。ただ、何人かのこうした人と携わったこともあって「対処法」を身に付けることが出来、益々自身の目を養うことができました。なので起業してから今まで、クライアント様とのトラブルもなく過ごせているのは、養われた「見る目」のお陰かもしれません。全ての体験が無駄なものではないのですが、中には体験しなくてもいいこと、付き合わなくてもいい人はいます。あなたの周りの「自称可哀そうな人」。おそらくその人結構ヤバい人なので離れた方がいいんじゃない?

2023-06-06 18:18:00

【第578回】プロってなんだ?

突然ですが「プロ」ってなんでしょうね?プロフェッショナル、自分の人的資産となる知識、経験、技、ノウハウを個人や企業、組織、チームに提供し、ハイレベルな仕事を通じて高額な報酬を得ている達人の領域に達した熟達者。という意味らしいのですが、中には「お金をもらったらプロ!」と言う人もいらっしゃいます。じゃあ「バイト」はどうなんでしょうね?お金をもらっているけれど高額な報酬ではないのでプロではないのでしょうか?熟練した職人はどうでしょう?特に日本の職人は業種問わず熟練した職人になればなるほど「終わりはない、まだまだ勉強中」と言われます。私が思う「プロ」とは、一つの物事に時間と情熱と手間をかけて突き詰めている人がプロなんだと思います。報酬の大小ではありません。逆に「プロが出来あがらない業種」もあると思います。それこそ弊社が扱っている「マーケティング」や「営業」はプロというものになれないと思っています。何故なら市場は日々変わっていくから。1発当てることはできるかもしれませんが、だからと言って同じことをずっとやって成功し続けられるかと問われれば当然答えはNOです。だからこそ、「マーケティングのプロ」と名乗る人は信用しないことにしています。だってマーケティングは「誰にも分からないことをやること、それも時代に合わせて」だと思っているからです。こんな仕事をさせていただいている私がこんなことを言ってしまってはいけないかもしれませんが、私もプロではありません。「ずっと素人」と思って取り組んでいかないとクライアント様にとんでもないご迷惑をおかけしてしまうと思っているからです。それくらいマーケティングを提案する人は責任が重大です。絶対他人事と思って提案してはいけないこと、それがマーケティングです。プロになれる業種も羨ましいですが、一生プロを目指して突き進んでいく仕事もなかなかロマンじゃない?

2023-06-04 18:18:00

【第577回】営業・虎の巻

久しぶりに営業のノウハウ的な記事を。新入社員のみなさん、研修が終え会社にも慣れボチボチ実践に移っている人も少なくないかと思います。新人営業マンやなかなか成果が出ないダメダメ営業マンの共通点は「商品説明をする」というところ。「商品を売るのになぜ商品説明をしちゃだめなの?」と思う人もいるかと思います。そもそも商品は「売る」のではなく「買っていただく」「選んでいただく」のです。そのために必要なことは、相手に「買う言い訳をたくさん作って差し上げること」です。例えば甘い甘いスイーツを販売するとします。仮にこのスイーツの商品説明をしてみましょう。「このクリームは北海道産で、スポンジ部分は国産の小麦をつかっていてカロリーは一つ500カロリーです!」いかがでしょうか?買いたくなります?例えばこれが「この商品は疲れた心や体のご褒美に、いつも頑張っている自分にちょっと贅沢したいなと思うときに選んでいただければ幸いです。あなた自身はもちろん、あなたのお世話になっている人や大切な人にお礼や労いを添えてプレゼントしてみてはいかがでしょう?」どうです?同じものをPRするにしても後者の方が想像力が膨らみませんか?購入した後の自分を想像できませんか?かなり極端な例にはなりますが、商品PRというのは商品の説明ではなく、「商品を通じて相手がいかに幸せになるか」をお伝えすることが大切なのです。こう考えると、商品のPR方法が変わってきませんか?「うちの商品はどう考えても誰も幸せに出来ない!」と仮に思っていらっしゃるんであれば、そもそもそんなものを人様に勧めるのって、それって詐欺じゃない?

2023-06-02 18:18:00

【第576回】最低限の礼節実践編

例えば誰かから人を紹介いただいた場合、あなたはお礼を伝えられているでしょうか?「紹介してくださってありがとうございます!」とお伝えするのが普通の人。普通のことだからそれ以上でもそれ以下でもありません。ただ、私含めどんどん紹介してもらえる人、紹介が止まらない人はこんな動きもしています。まずお客様を紹介いただいた際は、紹介してくださった方に「ご紹介いただき有難う御座います」とお礼をお伝えし、次に紹介先に連絡。紹介先に連絡した後に紹介してくださった方にご報告+お礼です。「先程さっそくご紹介いただいた〇〇さんに電話させていただき〇月〇日にお伺いさせていただくことになりました。良いご縁を本当に有難う御座います」とお伝えします。先方とのアポイント前日に改めてご紹介いただいた方に「明日行って参ります!」とご報告。そして先方との打ち合わせが終わり次第最優先でまたご紹介いただいた方にご報告とお礼をお伝えします。「本日ご紹介いただいた〇〇さんとお会いさせていただき★★という流れになりました!これも◎◎さんのお陰です。本当に有難う御座いました!」とお礼をお伝えします。そして次にお会いした際に改めてお礼をお伝えします。お分かりでしょうか?かなりしつこくお礼と報告をさせていただいています。それも「自分から率先して」です。みなさん紹介されたら、紹介先(新規)には注力するのですが、紹介してくださった方をおざなりにする傾向があります。逆なのです。自分のことを評価してくださって、応援してくださって、自分のためにわざわざ先方とやり取りしてくださったあなたを紹介してくれる人を一番大切にしないといけないのです。当たり前のことなのにこれが出来ない人が多過ぎる。だからみんな大成しないのです。逆にこれが出来ている人は信頼され、愛され、より応援してもらえます。ちょっとしたことです。ただ、このちょっとしたことが出来ないのが人間です。「毎回毎回これをするの!?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。ご安心ください。自分から率先してお礼と報告が出来ていると、相手から「信頼してるから報告はいいからあなたの好きにやっちゃって」と言ってもらえます。相手からこの言葉をいただいて報告が終わるのです。逆にこれを言われない限りは報告をし続けないといけません。ただただシンプルです。まぁ中には紹介してもらってもお礼の一つも言えない「普通以下」の人も一定数いるので、普通にしているだけでも良いのですが、お礼や報告は「未来の自分の信頼に繋がる」と思うと、取り組む姿勢が変わってくるんじゃない?

2023-05-31 18:18:00

【第575回】最低限の礼節って?

先日クライアント様とのミーティングで「どんなお客様と携わっていきたいか」を明確にした方が良いという提案をさせていただき、それに伴い「自分たちがお付き合いをしたいと思う人」は「どんな人を好むのか?」と深掘りした際に、とあるスタッフの方が「最低限の礼節を守る人」とお答えいただきました。そこで私が「最低限の礼節って?」「どこまでが最低限だと思う?」とお尋ねすると、そこにいらっしゃったスタッフの方みなさんが「…」でした。そこで改めて「私が思う最低限の礼節」をお伝えしたところ、みなさん「それが最低限なんだ…」と顔を青くされていました。そう、私の思う最低限の礼節は普通の人からしたら「かなりハードルが高い」のです。ただ、ハードルが高くてちゃんとやれている人が少ないからこそ、それをやっている人は信頼され重宝されるのです。私がお付き合いさせていただいている方でも私が思う「最低限の礼節」をしっかりやっていらっしゃる方は現状お付き合いさせていただいている約50社の顧問先約200人中7人ほどしかいらっしゃいません、1割を切っています。当然そういった方は仕事は絶好調で他の追随を許さないくらい勢いがあり、ただそれ以上に安定していて、年間の広告宣伝費も¥0で商売が出来ています。能力が高いから?そんなことはありません。ただ、普通の人より「意識は高い」ことは確かです。それはどんな意識で具体的にどんなことをしているかって?これは次に続く流れじゃない?