BENchmarkブログ

2023-12-29 18:18:00

【第681回】大人になりきれていない

実は今年11月12月がえげつなく忙しくて、休みがないのは慣れっこだったのですが泊まり込みの出張やら顧問外の方からのお仕事が急遽入ってきたりとバタバタが止まりませんでした。そうなると肉体と精神がリンクしているのか、疲れが溜まりすぎて精神的にも余裕がなくなってきたからか、朝早くから夜遅くまでバタバタ働いている自分に酔いしれてか家族に対し「こんなに働いているのに全然労ってくれねぇなぁ」や「こっちはこんなに疲れ切っているのにゴロゴロのほほんとしてるなぁ」と、人間の小ささが出たとき思ったことは父のこと。そう言えばお父さんが家で仕事の愚痴を言っているところってなかったな、お父さんが疲れたって言っていることなかったな、お父さんが恩着せがましく「俺はこんだけやってんだぞ!」と言っているところ見たことなかったな、ということでした。子供を授かって自分も親になった今だからこそ分かる「親も一人の人間」ということ。仕事に行きたくない日もあっただろう、人間関係に頭を悩ませたこともあっただろう、理不尽なことに怒りを覚えたこともあっただろう、弱音を吐いて誰かに甘えたかったこともあっただろう、でもしなかったお父さん。にも関わらずゴロゴロして、ときには生意気に噛みついて、なぜもっと「ありがとう」を言えなかったのだろう、なぜもっと「本当に尊敬している」と言えなかったのだろう、なぜ悪いところに目を向けて怒っていただんだろうとどんどん自分が恥ずかしくなってきたのと同時に、今の家族にかまって欲しい症候群の自分がとても愚かに思えました。幸い私の父はまだ存命中なので、今年の年末年始はしっかり感謝と愛情を伝えたいと思います。こうして生きているうちに感謝を伝えられることが本当に有難いですね。世の頑張るお父さん、お母さん。今年も一年本当にお疲れ様でした。

2023-12-27 18:18:00

【第680回】仕事納め

だいたい世の企業は仕事納めが28日か29日でしょうか。私は起業してから26日を仕事納めとしていました。ちょっと人より早く仕事を納めて、みんなが働いている時間に朝からビールを飲み家族と過ごすということを贅沢としていたのですが、今年は28日が仕事納めとなりそうです。理由としては弊社クライアント様と朝から晩までお酒を飲みながら燻製を作るからです。こうなるに至ったきっかけは、そのクライアント様は毎年お客様や協力業者さんにお歳暮をお配りしているのですが、業績が好調な故、どんどんお客様が増えてきてとても回り切れないということになり「自分が本当に好きなものを用意していっそ取りにきてもらったらよくないですか?」とこちらが提案してしまったが故に「じゃあ射場氏にも渡したいから一緒に燻製作ろうぜ!」という話になり今日に至ります。仕事納めが大掃除や挨拶周りではなく燻製づくり!この日本で働いている人の何人が仕事納めで燻製を作るんでしょう?最高に楽しいですよね。大人になって、仲の良い人とこうした子供のころのようなことをして遊べて、しかもお金まで稼げている。大人が本気で遊ぶとそれはビジネスになるということを聞いたことがありますが、まさにそれです。年末何人の人がいぶされてスモーキーな臭いを身にまとえるのか?またもやおいしいネタが出来ました!みなさんはどんな仕事納めをされますか?

2023-12-25 18:18:00

【第679回】クリスマスで想うこと

私には中学1年生と小学5年生の息子がいます。毎年12月になるとこどもたちにそれとなく探りを入れてプレゼントを用意し、プレゼントを隠し、夜中にアラームを鳴らして子供たちを起こさないようにプレゼントを枕元に置き、翌朝子供たちが喜んでいるかソワソワしながら朝起きて「サンタさん来てくれて良かったなぁ!」と三文芝居をするというのが有難いことにここ何年か続いていますが、毎年思うことは「両親のこと」です。お父さんは仕事で忙しいのによくやってくれていたな、お母さんは自分のために何か買う訳でもないのに子供たちが喜ぶようにツリーを飾って、ケーキや美味しいご飯を作ってくれて良い思い出を残してくれたな。自分は親として果たしてどれだけのことを子供たちにしてあげられているんだろう。私は相当せっかちなのですぐ怒ってしまったり、後から考えると「別にそこまで言わなくても良かったのにな」と細かいことを言ってしまったりと、その度に妻がフォローしてくれているので本当に助かっているのですが、そう考えると両親のほうがよっぽど「良い親をしてくれていたな」と思います。僕のために諦めた夢もあったんじゃないだろうか、僕のために我慢してくれたこともあったんじゃないだろうか、僕のために強がりを言っていたときもあったんじゃないだろうか、親になって年を重ねれば重ねるほど両親に対しての感謝と尊敬が増しています。クリスマスは私にとって子供たちのことと、両親のことを考えさせてくれる日です。今年は長男が中学生になったということもあり枕元にプレゼントはやめて直接手渡ししようかなと思っています。ソワソワしながら枕元にプレゼントを置かなくなると思うと嬉しいような寂しいような。ただ、こうして「親」というものをやらせていただけているのも感謝しかありません。ただこれも両親からの愛情のお陰でお手本があるからこそ。お父さん、お母さん、あなたたちの息子で良かったです。私が息子で良かったと思ってもらえるように精進して参ります。

2023-12-23 18:18:00

【第678回】無駄なことはいっぱいあっても無意味なことは一つもない

仕事柄「ビジネスにおいて無理・無駄を無くしていこう」という提案はするものの、人生においては無駄なことはあっても無意味なことは一つもありません。全てが学びになり、未来の自分にとっての糧になります。一見して遠回りした経験が、後に「あの時この経験をしてきてよかった」と思えたり、苦しく、辛く、悲しい経験が未来の自分や大切な誰かの助けになる経験になったりと、人生には無意味なものごとが一つもありません。どうやらそのように出来ているのです。ただ、意味のあるものにするのかどうかはあくまで本人次第。あなたはこの一年を振り返って何か2024年に繋ぐことができる学びはありましたか?きっとあったはずです。来年の目標を立てるのもいいのですが、一度振り返ってみることも大切じゃない?

2023-12-21 18:18:00

【第677回】ハートで動く人にはお金は効かない

多くの経営者とスタッフの間で時々起こる「チューニングが合っていない状態」。経営者は「スタッフにたくさんお給料を払ってあげたい=もっといっぱい払うともっと頑張ってくれる」と思いがちですが、実は社長や会社に忠誠心があり、仕事が出来る社員になればなるほどあまりお金に興味が無いというケースが見受けられます。正確には「ある程度の収入までいくと、実はそれ以上を望んでいない」と言った方が正確かもしれません。ただ、経営者はどんどん社員の給料を増やせば増やすほど自己満足に陥りがちなのですが、特にハートで動いてくれるスタッフになればなるほど、社長との一対一の時間を欲していたり、成果が出ていないスタッフと明確な差を付けてもらうことを望んでいたりと、こうした若干のチューニングの誤差が発生してしまいます。現に私も会社員時代、退職を申し出た際に経営陣からの「取締役にならないか」という申し出に「いやいやいや、逆に萎えますわ」という気持ちに正直なりました。評価されて取締役に任命されるのではなく、辞めると言ったから取締役に任命するってどうよ?辞めると言ったら「給料を上げるから」というのであれば最初から上げてくれよと、どんどん悪循環です。最終的にはキレイに卒業という形にさせてもらいましたが、ハートで働く人は「お金」ではなく、経営陣からしたら「そんなことで良かったの?」ということに価値を見出してくれるものです。年末も差し迫ってきました。もし優秀なスタッフがいて、これからも働いて欲しいと思っているのであれば、そのスタッフが大切にしている家族に贈り物や手紙を送ったり、改めて場を設けて働いてくれていること、成果を出してくれていること、一緒に頑張ってくれていることに感謝する場を設けることのほうが、給料を上げるよりも効果的になることもあるんじゃない?