BENchmarkブログ

2025-10-16 18:18:00

【第1011回】現金資産をいかに増やすか

ご自身が経営する会社、もしくは所属している会社の「自己資本比率」はどれくらいかご存知ですか?一言に資本といっても、その内訳はたくさんあります。銀行からの借入(他人資本)も「資本」になるし、現金(自己資本)も当然「資本」になります。ここで大切なことは「自己資本比率」です。通常自己資本比率が20%の会社は優良とされています。そして40%以上であれば超優良で相当なことが起こっても「潰れない企業」とされます。サラリーマン時代、担当先のとある社長が「お金の色を見る」ということをお話ししてくださいました。当時は「色?なんじゃそりゃ??」となっていたのですが、数字と睨めっこして自分で事業をしていると「お金の色」が見えてきます。ただ、この「色」が分かるようになるためにはとにかく数字に触れる機会を増やさなければいけません。健康診断でもなんでも「数値化」するからこそ見えてくるものはあります。あなたは自社の「数字」をちゃんと把握されていますか?

2025-10-12 18:18:00

【第1009回】集客に対してたくさんの「網」を張る

日々様々な企業から相談を受ける中、相談の内容で多いものは「集客方法」についてになるのですが、「これだけやっておけば大丈夫」というものは存在しません。YouTubeに力を入れていてもホームページが整っていないと集客には繋がりませんし、ホームページをいくら綺麗にしても「個性」を出さなければ問合せは増えません。インスタグラムにイベントの投稿だけしていてもファンが増えないため結果集客には繋がりませんし、地域のフリーペーパーに掲載しているだけでも集客はできないのです。だからこそたくさんの「網」を張る。自社のサービスを提供したい地域のいたるところに「網」を張って、その地域の人が様々な場所や機会に自社を認知してもらう必要があります。ただ、そうなると膨大な費用と場合によっては手間がかかります。株式会社BENchmarkでは「いかに広告宣伝費をかけないか」をテーマにしています。理由としては、広告宣伝費はお客様からの「預かり金」だからです。だからこそ手前味噌ながら弊社ではこの6年宣伝広告費が5万未満なのです。内訳としてはホームページのサーバー代+ドメイン代、名刺代くらいでしょうか?ではなぜこの以上に少ない広告宣伝費で事業が継続出来ているかと言うと「目の前の人に全力を尽くす」からだと思っています。目の前の人に全力を尽くすから相手に必要としていただく、目の前の人の成功を本気で応援するから相手からも応援してもらえる、結果リピーターや紹介が増えていて、最終的には口コミにまで発生し今となっては毎月たくさんの企業から問合せをいただける良いサイクルが出来ているのだと思います。これも「網を張る」という行為の一つになるかと思います。物事は非常にシンプルです。新しい集客手法を試すのも良いのですが、まずは基本ができているのか?を確認してからでもいいんじゃない?

2025-10-08 18:18:00

【第1007回】明確な評価規定がない会社は罰ゲーム

あなたの会社に「明確な評価規定」はありますか?どうやったら給料が上がるのか?どうやったら役職が上がるのか?どんなプロセスを経てキャリアを築いていくのかが明確にされていますか?おそらく中小企業のほとんどがそういった仕組みが出来ていないかと思います。多くはざっくり言うと「経営者のノリ」で左右されているのかと思います。ただですね、こんなんされたら社員はたまったもんじゃないんですよ。会社の攻略法、上司の攻略法を与えられない状態で「良い感じにクリアしてこい!」は非常に乱暴なんですよ、これはもう罰ゲームなんですよ。わたしが新卒で入社した不動産会社は請負額の1%を着工時、竣工時に分けて振り込む。という非常にシンプルなルールがありました。1億の契約が出来たら¥100万給料として支払われる、着工時に¥50万、完成時に¥50万。だからこそ「無事に完成させなければいけない」という非常にシンプルなルール。シンプルイズベストなのです。ただ、数字だけを指標にしてしまうと「結果がすべて」という会社に偏り常識や節度が軽視される可能性もあるので「人としてこれが出来れば」というルールも付け加えることをオススメしています。そして一番大切なことはそのルールを「社員全員が把握している」ということ。高みを目指すかどうかは本人に任せてもいいのですが、ルールは明確に、その上で平等に評価していく。こうしたことをしっかりやれている会社が社員がイキイキとして頑張れる会社じゃない?

2025-10-06 18:18:00

【第1006回】お客様社員はいらない

「働く」とは「人のために動く」という文字で成り立っています。仕事とは世のため、人のために何かを成すこと。それが結果自分の利益だったり、成長だったりに繋がるのですが、この国の成長過程において中々そこが分からず大人になり苦労する人が多いのかと思います。わたしもそうでした。義務教育を経て高校生、大学生になりここまでは「お客様」なのです。そして「お客様」のままで「バイト」をします。そこで「時給」という働き方を覚えます。「時給」は、最悪成果を出さなくてもその時間拘束されているだけでお金をもらうことができます。するとどうなるか?「いかに楽をしてお金をもらおう」「いかに労力をかけずに効率よく儲けよう」という「自分オンリー」の考え方が育ちます。これは「他益(他社のために利益をだすこと)」とは程遠い考え方です。そしてそのまま就活をします。どの企業も新入社員の募集に躍起になっています。こうなるとずっと「お客様」になります。そしてそのまま入社すると「お客様社員」が出来上がります。入社して社会のリアルに直面してすぐ辞める社員は、この「奉仕される側」から「奉仕する側」へのチェンジが中々上手に出来なかったのでしょう。ただ、いつかは「奉仕する側」になるのです。それはなにも商売だけではなく、結婚したら相手に尽くすのかもしれない、こどもができたらこどもに尽くすのかもしれない、ずっと奉仕される側でいるのは中々難しいのです。ただ、世の中は「コンプライアンス時代」。リアルを厳しく言えば辞めてしまう、リアルをそのまま言ってしまえばハラスメントになってしまう、そう思ってビビッて何も言えない大人のなんと多いことか、こういった大人も一見相手を気にしているようで一番気にしているのは自分の立場です。お客様社員を無くすためには古臭いかもしれませんが、本当に相手のことを愛し、嫌なこともしっかり伝える、相手が不貞腐れたら叱る、やっていいことと悪いことを伝える、その上で自分たちの仕事が社会や人の役にどのように役立つかを知ってもらう。そうやって一つ一つチューニングを合わせていくしかないのです。そこまで頑張ってもお客様社員でいつづける人には、2か月分の給料を渡してさっさと辞めてもらったほうがいいんじゃない?

2025-10-04 18:18:00

【第1005回】考えている限り答えは出る

輸入商社時代、わたしの大学の恩師と久しぶりにお会いし食事をご一緒させていただいた際、当時わたしはマネージメントに非常に頭を悩ませていて「どうしたらいいか?」と相談したところ「苦しいときはとことん悩め!」とだけ言われてその話はお終いになりました。当時のわたしは「んな殺生な!」と思いましたが、年を重ねてこの言葉の意味が分かります。悩む時はとことん悩み考える、そうすると「答え」が見つかるもの。「どうせ無理っしょ~」や「難しいもんね~」と言ってしまうのは簡単ですが、その時点で「考えることを諦める」ということに繋がり、結果答えはでません。当時悩みに悩んでわたしなりに右往左往したのですが、その結果わたしの知識になり、知恵となり、技術が身に付きました。今はまったくマネージメントで悩むことはありません。この答えが正しいのかは分かりませんが、わたしに合ったやり方が身に付きました。これもあのときたくさん悩んだお陰、ナイス過去の自分、サンキュー過去の悩みの種。今抱えている問題があるのであれば、考えている限り答えは出るんじゃない?

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...