BENchmarkブログ
【第990回】人間性と品格で勝負する時代
今の時代どんな情報でも簡単に手に入って、株式会社BENchmarkが主として顧問を務めるクライアント先は建築業が多いのですが建築業においてもある程度デザインと性能に優れた家がどこの住宅会社でも建てることができて、ではそんな時代でどうやって他社と差別化をしていくかというとやはり「人間性」と人としての「品格」を高めるということに尽きるのかと思います。敬語に熟知し美しいマナーを身に着け、温かい心と感謝と敬意を持った上でお客様だけではなく携わる人全員とお付き合いしていく。そうやって「ファン」をどんどん増やしていきファンに支えられ助けてもらいながら商売を継続していくのが、これからより一層大切になっていきます。成果が出ると人は不思議と傲慢になったり雑になったりするもの。うかうかしていられないんじゃない?
【第980回】仕事は「戦い」とはいうものの…
戦後80年。戦争に限らず、いつの時代もどこの場所でも「争い」は絶え間なく行われているのですが、人によって仕事を「戦い」と表現する方もいらっしゃいます。相手は「敵」と見なし、いかに「敵に勝つか」に心血を注ぐ方がいらっしゃるのですが、確かに仕事はある意味「戦い」ではあるのですがそれは戦争のような「殺し合いの戦い」ではなく、あくまで「ゲーム(試合)の戦い」です。商売は「相手があってこそのもの」だからこそ相手を殺してしまっては商売にならないのです。今を生きる我々の戦いはあくまで「試合」です。にも関わらず「何がなんでも相手を潰してやる!」や「相手を徹底的に痛めつけてやる!」という考えではどうなるか?「即退場」です。相手と競合するのではなく協力して共存してより良くしていく。それがこの時代を生きるわたしたちの「生きるための戦い方」なんじゃない?
【第961回】お見送りはあと3秒頑張れ
株式会社BENchmarkでは目先の売上をどんどん増やしていくのではなく、2年後、3年後までお客様が「待ってでも買いたい」と思っていただき受注をストックしていく「ストック型経営」を推奨している兼ね合いから、いかに「お客様にファンになっていただけるか」いかに「また会いたい人」「また来たい会社」になれるかをクライアント様と追及していく中で、たくさん大切にしていることの一つとしては「お見送り」です。大体の人がお見送りの際玄関先でお見送りをする。ただ弊社クライアント様はちゃんと外までお見送りしていきます。ただ、そんな中でお客様から愛されている企業は更に「お客様が見えなくなるまでしっかりお見送りをする」を徹底しています。「見えなくなるまでお見送りをする」というのは「お辞儀をしてお見送りをする」のではなく、手を振ってお見送りをするのです。大切な家族を見送るように、無事に帰って欲しいと願いを込めて、またお会いしたいと願いを込めて一生懸命手を振ってお見送りをします。お客様に愛してもらうためにも「先にこちらからお客様に最大の愛情と敬意を捧げる」のです。だいたいの人がお客様がまだ見えているにも関わらずそそくさと中に戻ろうとするのですが、あと「たった3秒」いつもより長くお見送りするだけでお客様からの印象はガラッと変わります。車で帰られる方は意外とバックミラーであなたの立ち振る舞いを見ています。さっきまでニコニコしていたのにサラッと踵を返すのか、他のスタッフとペチャクチャおしゃべりしているのか、一生懸命心を込めてお見送りしてくれているのか?あなたが「この人にはしっかりお支払したい」「もっと応援したい」と思う人や企業はどんなお見送りをしてくれていますか?
【第957回】マーケティングは「実戦学」
マーケティングほど「実戦学」なものはなかなかないかと思います。どれだけ本を読んでマーケティングを学んでも、市場の流れ、顧客のニーズは日々目まぐるしいスピードで変化していきます。「去年まで正しかったこと」が「今年は全く通用しない」ということがマーケティングです。だからこそ、「過去に一発成功したマーケター」ほどタチが悪いものはありません。人間は基本「変化を嫌う生き物」です。だからこそ過去の成功にしがみついている「自称マーケター」は、自分だけ破滅するのは自己責任なのですが、お客様を巻き込んでしまうのでタチが悪いのです。マーケットは日々どころか「秒」で動いているもの。弊社も毎月50社以上のクライアント様と「毎月最低1回は必ずミーティングをする」ということを顧問契約の条件にしている理由としては、「いち早くマーケットの動向を掴むため」でもあります。顧問数が5社や10社だと分母が少なすぎるので統計になりません。30社か40社ほどで「ほほ~ん、なるほどね」という「流れ」や「パターン」がつかめるようになってきます。マーケティングはとにかく「実戦学」。もし現状コンサルやFC本部から営業が来ているのであれば「ところであなたの会社の実績は?」と聞くことと「あなたのクライアント先の実績は?」と聞いてみてください。もし業績が悪いのであれば「お前自身が成果出せてへんやないけ!」ですし、すぐ答えられないようであれば論外。ちなみに弊社は創業以来ずっと増収増益、前年対比でいくと120%~130%を維持しております。弊社クライアント先でいくと決算月は会社によって異なるものの、今期黒字見込みは96%、内2年先まで受注が埋まっている企業は全体の52%です。ビジネスパートナー選びは慎重に。
【第955回】勘違いした期間をいかに短くするか
どんな分野でも継続して成果を出し続けている人は「自分をプロデュース出来る人」なのかなと思います。客観的に、冷静に自分のことを見ることができて自分の立場や次に進むべき方向を理解し、常に「これでいいのか?」と自問自答できる人はやはり強いです。逆に少し成果が上がったからといってふんぞり返ったりしだすとすぐ姿を消していきます。ただ、人間誰しも「勘違いする生き物」です。上手くいった成果は自分の実力というよりは人様の支えのお陰にも関わらず勘違いし調子に乗って「我、神なり」と勘違いをしてしまう。その期間が長くなればなるほど、また年を重ねれば重ねるほどその傷は重症になってきます。年を重ねてから調子に乗ると指摘してくれる人がそもそもいないのでじっくり、着実に、確実に裸の王様になってしまうので出来れば若い時にしっかり調子に乗って痛い目に合って警戒心を養うことも必要です。わたしは有難いことに、調子に乗るとすぐ「わたしより相当凄い人」が現れてくれるのですぐ出鼻をくじかれておりました。起業してからは益々「人様のお陰、神仏のお陰」という気持ちが強くなり良い感じに丸くなれているかと思います。と、自分でこう言っちゃっている時点で若干調子に乗ってない?気を付けていきましょう。