BENchmarkブログ
【第953回】面白いもので
株式会社BENchmarkのクライアント様の9割は「経営が厳しいところ」からスタートした企業ばかりです。「集客が上手くいかない」「受注が獲得できない」「もうどうしていいのか分からない」というところからスタートするのですが、当然「成果が出ていない会社」にはお客様はもちろん営業マンや銀行も目をかけてくれません。だからこそ「一緒にやろう!」という人が周りにいないのでそういった人がひょこっと出てきてくれるととても感謝し、敬意を払い携わるのですが、ある程度成果が出てくるとそこらへんが徐々に雑になってきます。まずはメールの返信が雑になります。それまでは必ずレスポンスよく返信していたものが徐々に返信をしなくなってきます。ただ、こうなってくるともう「下降傾向」です。次に時間にルーズになってきます。ただ、まだこの段階では売上は落ちていないので本人は気付いていないのですが既に足元はどんどん崩れています。そして最終段階は言葉の端々に「雑」が蔓延しています。「お金」を「金」と言ったり、お客様を「客」といったり、だいたい派手な買い物をしだすのもここら辺でしょうか?ようは人間みんなある一定の成功を収めると「雑」になるのです。ただ、そういった状態になると、本人が思っている以上に「敵」を増やしてしまうどころか、味方のふりをして近寄ってくる人も実は「敵」だったという状況になり、成果が出る前の状態よりも「悪い状態」になりがちです。ただ、そこで気付き始めるのですがもう後の祭りです。苦しいときに手を貸してくれた人たちは二度と戻ってこないのです。だからこそわたしはメールの返信が雑になった時点で「ピシャリ」とお伝えさせていただきます。悪くなり着る前に指摘する。そうするとまだ「戻ってこられる」のです。「初心忘るべからず」とは良く言ったもので、変化も大切ですがときには「初心を忘れていないか?」とちゃんと確認することも大切です。もちろんこれはわたし自身にも言えることなのですが、わたしの場合わたしがちょっとでも調子に乗ったら言ってくれる人、言ってくれそな人がたくさんいるので、これってとても有難い環境じゃない?
【第944回】スピリチュアルとかではなくて
「思考は実現化する」「引き寄せの法則」などなど、営業や経営をしている人であれば一度は聞いたことがあるかと思うこの言葉。中には「スピリチュアルっぽくてちょっと苦手」という方もいらっしゃるかと思いますが、これはスピリチュアルでもなんでもなくて当たり前のことなのです。仮に「仕事が大好き!」という人と「仕事なんかしたくねぇっすわ」と言っている人がいたとして、どちらに仕事を任せたい?大切な人をお客様として紹介したい?と聞かれるとその答えは明確かと思います。人の悪口・陰口ばかり言っている人と、人を応援していこう、人のために頑張ろうと頑張っている人どちらを応援したい?と聞かれるとその答えも明確。少しでも楽して稼いでやろうとしている人と、損得考えている時点で損じゃい!全力を尽くすんじゃい!と言っている人どちらに手を差し伸べたい?と聞かれると…。人は頑張る人を応援したい、キラキラしている人を応援したい、優しい人、丁寧な人と一緒にいたいと思うもの。戦略・戦術などはあくまでオプションです。弊社クライアント様でストック型経営で一番長くお客様に待っていただけている企業は5年先まで受注が埋まっています。その人は自分の仕事が大好き、お客様はもちろん、協力業者もとても大切にしていて人の悪口なんて一切いわず人の良いところを見つける天才です。普段贅沢もせず誰よりも人の為に働いていらっしゃいます。そりゃあ成功するっしょ?スピリチュアルでもなんでもなくない?
【第943回】そこに携わる人が全員本気になってやっとスタート
サラリーマン時代も含め、今まで携わってきた企業数でいくと1000社以上になる中で、ここまでの企業と携わると「パターン」が見えてきます。成果を出す企業、衰退していく企業、そして「奇跡を起こす企業」。今まで様々な「倒産しかけている企業」と携わってきました。株式会社BENchmarkのクライアント様は今でこそ全国紙に取材されたり、いたるところでセミナー講師をされたりと活躍されている方が多い中、実はそのほとんどが「倒産寸前だった企業」ばかりです。センスはあるのになかなか世に出ない、真面目に頑張っているのに中々成果に繋がらない、色々な理由があるにしても、みなさん本当に苦労していらっしゃいました。中には自殺を考える方も少なくはありません。ただ、そんな追い込まれた状況の中で「諦めるか!」「必ず成果を出してやる!」「死ぬならやり切ってから死のう」と覚悟を決めて本気になった会社には必ずと言っていいほど「奇跡」が起きます。「思ってもいないタイミングでお客様と出会える」「まさかのところから問合せが入る」「ターニングポイントになるような出会いと巡り合う」などなど、今まで起きたこともないような奇跡に出会えるのです。ただ、奇跡が起きる条件としてはその企業の社長だけではなく携わる全員が「本気になる」ということ。スタッフはもちろん、取引業者などみんなの心が一つになったタイミングで奇跡が起きるのです。まるで覚悟を決めるのを待ってくれていたかのように。もし現状思うような成果が出ていないのであれば、新商品の開発やホームページのリニューアルの前に「覚悟を決める」ということをした方が成果が出るんじゃない?
【第941回】1000円あったらお腹いっぱいになれるよ?
株式会社BENchmarkの毎年使う「接待交際費」は¥10万未満です。この数字は経営をしている人から言わすとえげつなく少ない金額です。中小企業の場合、通常¥800万までであれば全額が損金算入可能です。にも関わらず¥10万未満。(たまに経費=タダという超絶勘違いしている人がいますが、そういった人は経費とはどういうものかを勉強しましょう)弊社が接待交際費を使わない理由は大きく3つ。一つは「クライアント様からの預かり金はここぞという場で使いたいから残している」ということと「夜呑みに行きたくない」ということ、そして最後が「高級な食事を必要としていない」ということです。食事は妻の食事が世界で一番自分の口に合っているし、美味しい食事を食べるのであれば仕事の話は一切なしで食事に集中したい、そうなるとおのずと美味しいご飯は家族で食べたい。クライアント様と食事に行くときも基本仕事の話になるので、であれば食事は補給であって愉しむ手段ではないのです。一人¥2万のコース料理じゃなくても、どれだけ物価が上がったと言っても一人¥1000もあればお腹一杯にはなります。一晩で何十万とお金を遣わなくても¥1000あったらベロンベロンに酔っぱらえます。「お金を遣った自慢」は言っている本人は気持ちいいかもしれませんが、周りからしたら「わたしはアホです」という言葉を聞いているようなもの。もし支払い額で自慢したいのであれば「納税額」をしっかり自慢したらいいのです。株式会社BENchmarkは接待交際費は¥10万未満ですが、納税額は毎年¥600万以上納税しています。微力ながら社会に貢献出来てるんじゃない?
【第940回】自分の代での会社の終わらせ方
前回各クライアント様と「会社の終わらせ方」の話をしていると記載したのですが、株式会社BENchmark自体はわたしの代で廃業することを最終目標としています。このブログでも何回か記載していますし、各クライアント様にもお伝えしているのですが、わたしの目標は完全なる自分のコントロール下での廃業です。幸い弊社は銀行借入¥0で商売をやっています。だからこそ銀行の顔色を窺いながら商売をする必要がありません。株も100%自社保有なので株主の顔色を窺う必要もありません。仕入れがないので支払いもほぼほぼ無いので、仕入れ先の顔色を窺ったり、担当者の変更や取引条件に頭を悩ませる必要もないのです。継承者を誰にするのか考えなくてもいいのも自由ですね、続けないといけないというプレッシャーがないのも気が楽です。完全なる自由。わたしの中での株式会社BENchmarkは「自由」なのです。だからこそ最後も自分で決めたタイミングで終わらせる。もし二人の息子たちが「引き継ぎたい」と言っても「NO」です。「やりたかったら自分で0からやりや~」です。わたしの中での贅沢は「忖度しない人生」そして「自分で決められる人生」です。「続けたいから続ける」が良いのです、「続けたくないけど続けざるをえないから続ける」は地獄です。今からの時代、より可能性が広がる時代です。ワクワクしながら人生を生きていけばいいんじゃない?