BENchmarkブログ
【第907回】夢は見つけるものではなく見つかるもの
こどもたちへ
中学、高校と進む中「進路」を選択しなければいけません。夢を持っている同年代を観て焦り、明確な夢や目標がない自分に不甲斐なさや劣等感、ときには怒りを感じるかもしれません。お父さんは中学、高校のころそうでした。「なんか見つけなきゃ」「早くみつけなきゃ」「早く決めなきゃ」。めちゃくちゃ焦るし先生やらは「進路、進路」と急かしてくるし、言葉にできない焦燥感がありました。ただね、よく言われている言葉ですが「夢は見つけるものではなく見つかるもの」です。大人になってより一層その言葉の重みが理解できました。立派な夢や目標なんてなくてもいいのです。気が付けば後からついてきてくれるのです。これは君たちへのメッセージと言いつつ、ひょっとしたら過去の自分へ贈る言葉になるのかもしれませんが、安心して精一杯カッコつけてなさい、大いに楽しみましょう、大いに傷つきましょう、進んだり戻ったり、迷ったり休んだり、それが自分という器を広げていきます。常識や「こうあるべき」という誰かが作ったものを気にし過ぎるのではなく、自分の人生を生きてください。頑張るときは全力で頑張る、休むときは全力で休む、そうするときっと「やりたいこと」や「こうありたい自分」が見つかってきます。とりあえずお父さんは最近また太ってきたのでライダースが切られなくなる前に痩せます。とりあえず夢やら目標やら未成年にやたらと押し付けてくる大人は「イエッサッサー!」と言っておいて心の中で中指立てとけばいいんじゃない?
【第903回】それっぽくさせてもらっているだけ
こどもたちへ
君たちから見たらお父さんやお母さん、学校の先生は「大人」と見えているかと思います。ただね、人間ってなかなか「大人になれない生き物」なんだと最近思います。10代のときは20代が大人に思えたし、30代40代はおっさんに思えたし、50代60代は初老かって思ったし、70代80代になると完全なるおじいちゃんおばあちゃんと思っていたけど40歳を超えて思うのは「あれ、中学のころとなんか変わった?」くらいです。当然外見的なこと、体力的なことは変わっているのですが内面は変わっていません。いまだに怖いことにはビビるし、腹が立つことには中指を立てるし、一生懸命眉間にシワを寄せてそれっぽくしているときは「俺って大人っぽい」とさえ思っています。お父さんに限ってですがなぜ内面は変わっていないのに君たちから見てに大人っぽく見えているかというと、それは君たちのお陰です。「親らしくしないとな」や「大人を演じないとな」という気持ち、そしてお父さんの場合はこんな人間にも関わらず信頼して託してくれるお母さんや苦しい状況にも関わらず救いを求めてくださるお客様のために「もっとちゃんとしよう」や「もっと頑張ろう」という姿勢が「大人っぽく見せているマテリアル」になっているのだと思います。「なんか大変そう」って思う?でもね、「これも悪くない」と思えたらそれはきっと君たちも大人の仲間入りしたってことだと思います。自分を最優先ではなく大切な人、もしくは大切ではない人のために頑張れるのが大人ってやつなんじゃないかと思います。最近気付いたのですが、内面的な大人と子どもの見分け方の一つに「早く大人になりたい」と言っている人は大体大人で、「子どもの頃に戻りたい」と言っている人は大体子どものままです。ということは、「早く人間になりたい」と言っている妖怪人間の心は既に立派な人間ってことです。妖怪人間を知らない?ググりなさい。
【第986回】お前の人生を「多数決」で決めるな
こどもたちへ
君たちはこれからたくさんの選択肢の中から進路を決めていくわけですが、君たちの人生は他ならぬ君たちのものなのです。君たちの君たちによる君たちのための人生。進路を決める上で時には助言を求めることもあるでしょう。それが信頼する人なのか、仲の良い人なのか、ときには占いやらなんやらなのかは分かりませんが、お父さんが伝えたいことは「自分の人生を多数決で決めるな」と言うことです。「10人聞いたら10人とも辞めといたほうが良いっていうから辞めます」や、「自分はしたくないけど周りが全員やった方がいいから頑張ってやります」なんてナンセンス!全然ROCKじゃないぜ!君たちの人生の舵を切るのは君たち自身です。お父さんでもなく、お母さんでもなく、先生や先輩、恋人でもなく君たち自身で決めたらいいのです。ただ、自分で決めたからにはもしうまくいかなかったときに「誰かに尻ぬぐいしてもらう」ということを期待してはいけません。自分のケツは自分で拭くのです。ただ、安心してください。誰かの言う通りやって失敗しても、その人は絶対責任を取ってくれません。どうせ自分で責任を取らなければいけないのです。だったら、自分が感じた道を、自分が選んだ道を、自分が信じた道をとことん突き進んであっちこっち行きながら道を広げていけばいいんです。「いくら稼いだ」や「何を残した」とかどうでもよくて、「どれだけ充実したか」が君たちの魂を輝かせるのかだとお父さんは思います。順番から言ったらお父さんの方が先に逝くのですが、あの世で再び会ったときには「こんな冒険したよ!」「こんな挑戦をしたよ!」「こんだけ自分で決めてやったよ!」ということをたくさん聞かせてくださいね。
【第978回】お手本をたくさんつくろう!
こどもたちへ
君たちには「お手本」と言える人は何人いますか?先輩や先生、部活のコーチといった大人だけではなくときには友人だったり、年を重ねると自分より年下の人に対しても「すげぇ」と思う機会も増えてくるかと思います。ちなみにお父さんは18歳くらいから「お手本」を意識しはじめました。有難いことにお父さんは「年上の人」にとても恵まれました。学校よりもバイト先の先輩からの影響が大きかったかもしれません。お父さんのアイデンティティの基盤ができたのは18歳くらいからでしょうか。「22歳のときにこんな先輩になりたいな」からはじまり、社会人になって「30代ではこの上司みたいになろう」や、「こんな先輩はカッコいいよな」と思いその人たちの立ち振る舞いを見て、真似て、学ぶようになりました。80歳くらいまでは「こんな大人になりたい像」がお父さんの中には出来ています。きっとお父さんは50代、60代のほうがもっとカッコよくなるんでしょう。君たちがもし結婚でもした日には「カッコいい義父」を完璧に演じて見せます!そして孫でも出来たもんなら「自慢のじいちゃん」になれるよう尽力していくのでしょう。「お手本」は人生の地図のようなもの。君たちを正しく、良い方向に導いてくれる「お手本になってくれる人」にたくさん出会えると良いね。間違いなく言えることは君たちのお母さんは「全人類優しさ部門ブッチギリNo.1」の人なので、お母さんからたくさん学んでいきましょう。お父さんはお母さんからたくさんのことを教えてもらっています。ってことをいつかこのブログを見たら「お父さんが言ってたよ!」とちょっと大きめの声でお母さんに言うんやで!?期待しています。ほんと、マジで、お願いします。
【第965回】今回の人生が「本番」
こどもたちへ
日々頑張るこどもたちへ。勉強頑張ってるね、部活も頑張ってるね。お父さんとお母さんが見ていないところでも人付き合いもストレスを抱えながらも頑張っているかと思います。そんな中で「我慢」することも多いでしょう。「まったく我慢しない人生」はその分誰かしらに迷惑をかけるので結果人間関係が壊滅するので気を付けてほしいですが、お父さんが伝えたいことは「今回の人生はリハーサルではなく本番である」ということです。前世や来世があるかわかりませんが、間違いないく言えることは「今回の人生は今回のみ!」なのです。君たちは本番なにをする?人の目を気にし過ぎるのではなく、自分の心を開放し、ときには感覚に素直に、今回の人生を存分に楽しんでください。心地よい時間を過ごそう、好きな音楽を聴こう、愛しい人と時間を共有しよう、たくさんの感動を心と身体で感じよう。魂レベルで楽しもう!きみたちがとことん愉しんでくれたら、それがお父さんとお母さんの一番の愉しみです。結構マジで。愛してるぜ。