BENchmarkブログ
【第958回】自分に捧げる愛情、人に捧げる愛情
24時間365日、時間は誰しも平等。自身の持つ愛情が仮に「10」あるとして、あなたは自分に捧げる愛情と人に捧げる愛情は何対何でしょうか?自分10相手0、自分5相手5、自分0相手10、日によっても自分自身のコンディションによっても変わるかと思いますが間違いなく言えることは自分10相手0の人になればなるほど「苦しい状況」に置かれています。「自分はこんなに頑張っている」「自分はもっと評価されるべきだ」「自分が一番であるべきだ」。自分、自分、自分、こういった状況になればなるほど当然ながら「応援してくれる人」は少なくなるもの。冷静に考えたら分かりそうなことなのですが、冷静になれないのが人間。業種問わずたくさんの経営をされる方とお会いさせていただき思うことは「結局景気は関係ない」ということ。絶好調な会社は絶好調だし、成果が出ない会社はいつまでたっても成果がでない。その問題は市場や景気ではなく「本人そのもの」なのです。自分に愛情を注ぎたいのであればこそ、まずは人に愛情を注ぐ。自分を楽にするためにはまずは人に楽になってもらう。上手くいっている人は分かっている一種の方程式。これが分からないようであれば、もうちょっと苦しむ必要があるんじゃない?
【第957回】マーケティングは「実戦学」
マーケティングほど「実戦学」なものはなかなかないかと思います。どれだけ本を読んでマーケティングを学んでも、市場の流れ、顧客のニーズは日々目まぐるしいスピードで変化していきます。「去年まで正しかったこと」が「今年は全く通用しない」ということがマーケティングです。だからこそ、「過去に一発成功したマーケター」ほどタチが悪いものはありません。人間は基本「変化を嫌う生き物」です。だからこそ過去の成功にしがみついている「自称マーケター」は、自分だけ破滅するのは自己責任なのですが、お客様を巻き込んでしまうのでタチが悪いのです。マーケットは日々どころか「秒」で動いているもの。弊社も毎月50社以上のクライアント様と「毎月最低1回は必ずミーティングをする」ということを顧問契約の条件にしている理由としては、「いち早くマーケットの動向を掴むため」でもあります。顧問数が5社や10社だと分母が少なすぎるので統計になりません。30社か40社ほどで「ほほ~ん、なるほどね」という「流れ」や「パターン」がつかめるようになってきます。マーケティングはとにかく「実戦学」。もし現状コンサルやFC本部から営業が来ているのであれば「ところであなたの会社の実績は?」と聞くことと「あなたのクライアント先の実績は?」と聞いてみてください。もし業績が悪いのであれば「お前自身が成果出せてへんやないけ!」ですし、すぐ答えられないようであれば論外。ちなみに弊社は創業以来ずっと増収増益、前年対比でいくと120%~130%を維持しております。弊社クライアント先でいくと決算月は会社によって異なるものの、今期黒字見込みは96%、内2年先まで受注が埋まっている企業は全体の52%です。ビジネスパートナー選びは慎重に。
【第956回】戦友をつくるためには
こどもたちへ
小学校、中学校、高校、そこから先の専門学校や大学、ひょっとして留学、就職とこれからステージが変わるごとにたくさんの「人」と出会っていくのですが、家族や夫婦とはまた違った「パートナー」が見つかると人生は豊かになります。友達ともちょっと違う、親友ともちょっと違う、いうなれば「戦友」とでも言いますか、大人になるとどうしても「仕事」に時間を使いがちです。だからこそ「戦友」をたくさんつくる。ただの「取引先」や「同僚」も良いのですが、公私にわたって喜びや苦しみ、時には悲しみも分かち合う。そんな戦友が君たちの人生にも現れたら良いね。ただ、戦友はいきなり出会ってなるものではなく一緒に苦楽を共にするから「なる」ものです。「苦楽」というくらいなのではじめに一緒に苦しい経験をして、それを乗り越えて楽しくなる、楽になる。そうなるといつの間にかお互いにとってかけがえのない存在になります。今お父さんが仕事で携わらせてもらっている人たちは間違いなく「戦友」です。もし相手が困っていたらお父さんはすぐさま駆け付けるし、逆にお父さんに何かあったら時には自分を犠牲にしてでも助けてくれる人に囲まれて仕事ができている安心感と信頼感、充実感や幸福感を仕事を通じて君たちも味わうことができたらいいね。「この人だ!」と思える人と出会えたのなら、苦しい体験を共にしていつか「語る思い出」になるよう成功するまで諦めずに頑張ってみてください。君たちが「この人だ!」と思った人です。一緒にが頑張ればきっと成功します。
【第955回】勘違いした期間をいかに短くするか
どんな分野でも継続して成果を出し続けている人は「自分をプロデュース出来る人」なのかなと思います。客観的に、冷静に自分のことを見ることができて自分の立場や次に進むべき方向を理解し、常に「これでいいのか?」と自問自答できる人はやはり強いです。逆に少し成果が上がったからといってふんぞり返ったりしだすとすぐ姿を消していきます。ただ、人間誰しも「勘違いする生き物」です。上手くいった成果は自分の実力というよりは人様の支えのお陰にも関わらず勘違いし調子に乗って「我、神なり」と勘違いをしてしまう。その期間が長くなればなるほど、また年を重ねれば重ねるほどその傷は重症になってきます。年を重ねてから調子に乗ると指摘してくれる人がそもそもいないのでじっくり、着実に、確実に裸の王様になってしまうので出来れば若い時にしっかり調子に乗って痛い目に合って警戒心を養うことも必要です。わたしは有難いことに、調子に乗るとすぐ「わたしより相当凄い人」が現れてくれるのですぐ出鼻をくじかれておりました。起業してからは益々「人様のお陰、神仏のお陰」という気持ちが強くなり良い感じに丸くなれているかと思います。と、自分でこう言っちゃっている時点で若干調子に乗ってない?気を付けていきましょう。
【第954回】挨拶に優劣を付けるな
みなさん日々気持ちの良い挨拶は出来ていますでしょうか?日々たくさんのクライアント様と打合せしている中で、伴走者というもののわたしは仕事上では「教える側」ということもあり、クライアント様のスタッフのみなさんも丁寧に挨拶をしてくださるのですが、わたしに対する挨拶と取引先に対する挨拶が違う場合があります。わたしに対してはわたしが入室したタイミングで立ってしっかりお辞儀をして挨拶してくださるのですが、例えば運送業者さんが荷物を届けにきてくださった場合に椅子に座ったままで相手の目も見ずに「ウィース、そこ置いといてくださ~い」と気持ちの良い挨拶とは程遠い対応。これはいけません。年上だろうが、年下だろうが、お客様だろうが取引先だろうが挨拶は「しっかりする」のです。人によって挨拶を変えてはいけません。わたしはこれを「挨拶に優劣を付けるな」と伝えさせていただいております。そもそも人によって態度を変える人ってろくなもんじゃなくない?