BENchmarkブログ
【第1047回】物理的距離は心の距離に影響を与える
コロナウィルスが流行する前は大学時代の友人、バイト仲間と毎年年末に集まって忘年会を開催していたのですが、コロナウィルスの流行+お互いが過程を持ち自身の過程を最優先するタイミングも重なりあっという間に6年経過してしまいました。ただ、ひょんなことから「あけましておめでとうLINE」以来の6年ぶりに「久しぶりに会いますかLINE」を送って、不思議なことに各々が「昨日会っていたテンション」で会話が進むから面白いものですね。ただ、実際会ってみたら「起業したって聞いたから忙しいと思ってなかなか連絡しづらかったよ」やら「なんか忙しいって聞いてたから誘っていいものかと~」という話になり、わたしもわたしで「子供が小さいし誘っていいものか迷ったよ~」とお互い「相手に確認もしていないのに思い込み遠慮する」という状態になって気付いたことは「やはり物理的距離は心の距離にも影響を与えるな」ということです。「知らせがないのが良い知らせ」とも言いますが、やはり仲の良い人、大切な人には無理くり理由をつくってでも会っておかないといけませんね。来年は誰に会おう?前職の上司や先輩、学生時代の恩師、高校の友人、会っておきたい人がたくさんいます。もちろん両親や兄弟も大切にしたいと思っています。そんな中、「好きな人とだけ一緒に仕事をしていく」という中でお付き合いいただいているクライアント様たちと毎月お会いできていることは本当に幸せなことだと思っています。「毎月最低1回はミーティング」と自分で決めて、正直「体力的にしんどいなぁ」と思うこともありますが、それでもやはり毎月必ずミーティングをすると決めて良かったと思っています。お付き合いいただいているクライアント様たちに心から感謝しております。
【第1046回】足るを知る
わたくしごとですが、今から22年前の12月24日に妻とお付き合いすることになりまして、初デートはアルトというゴリゴリの軽自動車で鳥羽水族館まで行きまして、しかも下道でして、終始グダグダの初デートだったにも関わらずなんやかんやで結婚できまして、そして今に至るわけですがあのときから比べると今わたしの身の回りにあるものは22年前にはなかったものばかりです。家族も自身を取り巻く人間関係も、家も車も、当時から持っているものといったら親が作ってくれた貯金通帳とジャケットを少々、靴が一足くらいです。妻と「今あるものはすべて出会ってから手に入れたんだねぇ」と感慨深い思いになっていたときに思ったことは「そっか、全部もともとなかったものだ」ということと「今とても恵まれているなぁ」ということです。人間不思議なもので「今あるもの」は気付かないうちに「当たり前のもの」になってしまっていて普段はなかなか上手に目を向けることができていないのですが、改めて今あるもの、そして「今」そのものが存在していることに有難い思いと「どうせなかったものだからこれからも何とかなるっしょ」という気持ちが強くなりました。裸で産まれてきた我々は「死ぬときにパンツ一枚履いていたら勝ち組」なのです。仮にパンツを履いていなくても産まれてきた時より少しでも「豊かな心」になっていたらその人生は富多き人生だと思います。どうしようもない過去を考えて反省したり、どうなるかわからない未来にビビッているよりも「今」をしっかり感じる。そうすることによって心も少し軽くなるのでは?みなさま良いクリスマスをお過ごしください。
【第1045回】AIはジャンクフード
chatGPT、Google gemini、copilotその他にも爆発的な速さで日々の生活に溶け込んでくるAI。
今後ますます生活に「なくてはならないもの」になってくるのかと思います。現にわたしも画像の生成、修正にガンガン活用しております。文章をAIに書かせる人、プレゼン資料をAIに作らせる人と、その用途は人によって様々かと思いますが、まだ現段階ではAIは「ジャンクフード」だと思っています。例えば「12月の暮らしの注意点についてブログを作成してください」という簡単なお願いに対し、2秒ほどでズラ~っと文章を作成してくれるのですが「量は多いけれど中身がない」のです。依頼の仕方にもよるのですが、「心に響く言葉」「熱のこもった文章」にはその人の想いや経験、哲学があってこそ人の胸を打つものになるので、「AI楽だわ~」と言ってAIにすべてやらせていたら、人の心は動かせないし何より自分自身を鍛えることができません。先日ノーベル賞を受賞された北村進氏も今後のAIについて問われた際「じっくり考える力が育まれない、研究に関しては物事をじっくり考えることによって新しい発見が生まれる」ということをおっしゃっていました。まさにその通りなのです。悩むから脳が活性かされる、考えるから良い案が生まれる。わたしが「AIはジャンクフード」と言う理由としては、発信する内容に個性がこもらないという理由と、もう一つは活用する側がやってはいるもののなんの成長にも繋がらない、むしろ劣化していくということがその理由です。得意がって「AIの達人です~」と言っていると、万が一AIが使えない状況になった途端「エゲツナイポンコツ」になり下がるんじゃない?
【第1044回】脱・効率
わたしは基本愛知・岐阜・三重の顧問先が大多数なのですが、有難いことに東京や大阪、和歌山、最近では鳥取でも顧問先があり、基本訪問する際は顧問先とのミーティングが終了し次第どこにも寄らずにすぐ家に帰っていました。理由は「家が一番落ち着く」ということと「少しでも時間があるのであれば家でゆっくり休むためにも移動中の車内で仕事をしておきたい」という理由で、観光地や名物料理などには一切目を向けず家と顧問先のみの活動範囲だったのですが、先日顧問先とのミーティングで人生初の鳥取県に行くことなり、その日は午前中違う顧問先とのミーティングを車中で行う予定だったのですが急遽スケジュール変更となって少し時間に余裕ができたので、顧問先との距離もそこまで遠くなかったのでせっかくだし「鳥取砂丘」に行ってみるかとなり一人で鳥取砂丘に行きました。アホなので革靴で砂丘を歩いていたら足を取られまくり砂が入りまくりだったので途中から裸足になって40代中年男性一人が汗をかきながら砂丘を登っていました。最近活躍していなかった肺胞が「ポピューポピュー」と今まで聞いたことのない音を出しながら、汗腺も最大限に動いていて、でもこの時期の砂丘は少しヒンヤリとして肌には気持ちよく、「あ~、生きてるなぁ。肌と心で感じているなぁ」と思い「これも悪くないな。むしろ良きだな。」と思いました。サラリーマン時代も今も基本「効率」「無理無駄の排除」を徹底しておりましたが、せっかくこの地球に生まれてきて今でも生きていられているので、もう少し「無駄な時間」「仕事以外の体験」も増やしていこうと思えました。ただ、この経験ができたのも鳥取市で三重県と距離が離れているものの顧問契約を結んでいただいたクライアント様、そのクライアント様をご紹介いただいたクライアント様のお陰です。しっかり「無駄」から学び、成長し、更なる貢献に尽くして参ります。
【第1043回】「お金がない人とは付き合わない」と言う人が嫌
わたしが好きな言葉は「逆算」「成果」「効率」「スピード」です。ただ、それと同じくらいに好きな言葉は「配慮」「思いやり」「敬意」「愛情」「期待」です。自分では「温かさを持った成果主義者」でありたいと思っています。そしてそれと同じくらい大切にしていたいことは「人を人として見てお付き合いしていく」ということ。今でこそ相当お付き合いする人を選んで仕事をさせていただいているので、自分の周りにそこまで変な人はいないのですが、勤め時代や今でもたまにセミナー講師後の懇親会であいさついただく方で「お金があるかないかで人と付き合う人」と出会うとゲンナリします。「あの人お金持ってるから」「あの人羽振り良いから」など、「その人」ではなく「その人の持つお金」に重きを置く姿勢はわたしには合いません。だってわたしはお金は「たまたま今自分の手元にあるだけ」だと思っているからです。お金は「国」のものです。あなたの財布に入っているお金も、あなたの名前や住所なんて一切書いていなくて、記載されているのは「日本銀行券」としか書かれていません。今日¥1,000万持っている人が来年の今¥1,000万持っているとは限らないのです。そして逆を言えば今日無一文の人が来年の今頃¥10億を手にしているかもしれないのです。お金ってそれだけ「流動的なもの」なのです。だからこそお付き合いしたい人は「お金を持っている人、持っていない人」ではなく、「一緒に苦楽を共にしたい人」ということを大切にしています。あなたが人とお付き合いする際に大切にしていることはなんですか?

