BENchmarkブログ
【第934回】右の頬を打たれたら、すぐさま110番
こどもたちへ
生きていく上で「素直さ」や「従順さ」は大切です。ただ、全てにおいて素直であり従順である必要はありません。「右の頬を打たれたら、左の頬を差し出せ」という言葉があります。これはキリスト教において暴力や屈辱に対する無抵、無暴力主義を表す言葉とのことですが、お父さんは「右の頬を打たれたらすぐさま110番」だと思います。もしくは「右の頬を打たれたら「出るとこ出ますよ?」とちゃんと伝えよ?」だと思います。嫌なことは「嫌!」、迷惑なことは「迷惑!」、ヤバい奴はすぐさまお巡りさんにおまかせする。相手が先生だろうとう先輩だろうと、偉い人だろうと場合によってはお父さんやお母さんに対しても「自分の意思をちゃんと伝える」って結構大事なことです。なんでも「いいよ」と言ったり我慢することは「優しさ」ではありません。自分を優しくしてこその人への優しさです。右の頬を打たれたらすぐさま110番。脅されたら脅迫罪、金銭を求められたら恐喝罪、暴力を振るわれたら暴行罪という立派な犯罪ですので、しっかりしかるべき対処をしかるべき機関にやってもらいましょう。もちろん人様の頬は叩いたらあかんで?
【第933回】仕事をしているのか?仕事をした気になっているのか?
地球に生まれて生きる人のすべてが1年365日、一日24時間という条件で生きています。その中で成果を出す人、出せない人の大きな違いの一つとして「時間の使い方」があるかと思います。例えばA君とB君がいるとします。A君は真面目で一日12時間働きます。B君は一日8時間しか働きません。A君は12時間中10時間移動に時間を使っています。B君は8時間のうち6時間が「お客様との商談の時間」に使います。さて、どちらが成果がでやすいでしょう?わたしが顧問契約をする上で、まず手始めに「無理・無駄」の洗い出しを行っていきます。一日どれだけの時間働いているのか?その内訳はどのように時間を使っているのか?成果が出ていない会社になればなるほど「移動時間」「社内会議」「無駄な付き合い」に時間を使いがちです。逆に成果が出ている会社や人は「仕事の時間」に一日のほとんどを費やしています。手前味噌ながらわたしも一日のほとんどを「クライアント様とのミーティングの時間」としています。移動中もBluetoothでハンズフリーで各クライアント様と電話をしています。おそらく通所の人の3倍速で動いています。そして休みもほぼほぼありません。人の2倍以上働いていると思います。だからこそ、うんと高額な所得を得ています。移動時間は疲れます。だからこそ「仕事をした気」になってしまいます。営業は厳しい仕事です。だからと言って「話しやすいけれど買ってくれない人」に時間を費やしていると「仕事をした気」になって成果には繋がりません。今の自分の動きは仕事なのか?労力をかけて仕事をした気になっているだけなのか?その答えは自分が一番わかっているんじゃない?
【第932回】痴呆の症状
わたしも今年41歳になる年。年々自分自身も年を重ねるし、当たり前ですが自分の周りも年を重ねていきます。中には「親が痴呆になって…。」とお話しされる方もいらっしゃいます。親はもちろんですが、自分自身いつ痴呆になるかわかりません。家族としては「認めたくない」「変わっていくのが悲しい」「なぜこうなってしまったのか辛い」という状況かと思いますが、先日とある方がこんな話しをしていらっしゃいました。「痴呆は本人が元気なときに「出来なかったこと」が表面化される」とのこと。食べ物に苦労された方は痴呆になるとなんでも口に入れてしまう。暴言を吐いてしまう方は「言葉に発することを我慢していた人」。徘徊してしまう方は、元気だったころ「動きが制限されていた人」。とのことでした。そう考えると痴呆になったときでも「あぁ、自由になれたんだな」「我慢していたことを吐き出せているんだな」と考えると、キツイ中でも少し優しくなれる気がするのはわたしだけでしょうか?今は薬で随分と症状が軽くなるとか。早期発見・早期対策をして自分自身も周りにも負担を少なくできるといいですね。わたしは本当に日々忙しくしているので、仕事がひと段落したら痴呆になる可能性大なので、周りの負担にならないよう今から気を付けていこうと思っています。もしわたしがボケだしたら「ボケてる!ボケてる!!」とお伝えくださいね、それも優しさじゃない?Not気遣い!
【第931回】ときには与えないことも与えること
すべてにおいて「これあげる」「これもやってあげる」としていたら、相手は成長の機会を失い結果不幸になってしまうケースもあります。大切な相手だから「与えない」「与え過ぎない」ということも大切かと思います。わたしも起業したてのときはクライアント様から「これ教えて」「これが分からない」というお声がけをいただいた際に「ほぃさっさー!」と対応していたのですが、あるとき「あれ?これこの人もう何回も同じ話し聞いてきてない?成長できてないじゃん!その理由は俺じゃん!?」と想い、心を鬼にして「メモりや」「ちゃんと覚えや」「次は教えません」とお伝えさせていただいたところ、やはりしっかり身に付くのです。だからこそ最近は相手にもよりますが、すぐさま手を差し伸べるのではなく「ググりや」「一回自分で調べた上でどうしても分からない場合に頼りや」とお伝えしております。これがわたしなりの「愛情」です。仕事がら、お客様にずっと頼っていただいたほうが売上も安定するし、わたし自身も「頼られている」と安心に繋がるのですが、弊社の基本理念は「お客様のお役立ちに尽くす」です。それも「長期的に見て」です。今現在顧問をさせていただき、わたしがすぐ「答え」を与えない方、これがわたしなりの「愛情」と「信頼」です。まだわたしがすぐ答えを与える方、どんどん塩対応になっていきますのでご了承ください。その時は「この人なら大丈夫、きっとやれる」と思っているときです。そこを踏まえた上で「甘々モード」をご要望いただく方、とりあえず往復ビンタさせていただきます。そしてこうお伝えさせていただきます。「目を覚ませ!お前の可能性は無限だ!」あなたの可能性は無限です。顧問だからこそ、とことん成長の伸びしろを信じております。これが本当の「相手を思い遣る気持ち」ってやつじゃない?
【第930回】恵まれていることを明示化する
こどもたちへ
最近読んだ本で「将来の夢」を紙に書き出すのもいいけれど、「今の自分が持っているもの」を明示化することも大切的なことが書いてあって、せっかくの連休だから書いてみますか、と思って書き出してみたところ、お父さんは相当幸せ者であるということが判明しました。「健康な体である」「食べたいものが食べられている」「性格も容姿も美しい妻がいる」「素敵なこどもたちが二人もいる」「家族仲も良好である」「持ち家に住めている」「毎日綺麗な水でお風呂に入れている」「大好きなバンドTシャツをパジャマとして活用している」などなど、色々書いていくとあっという間にノートが3ページくらい余裕で書き出せました。そうなると「自分はなんて恵まれた人間なんだろう」と実感できて、とても豊かな気持ちになれました。あなたという人間は宇宙に一人だけで、射場由次ランキングがあれば当たり前ですがお父さんが宇宙1位で、それはきっと君たちもそうで。だからこそ誰かと比べる必要もないし、誰かを羨む必要も蔑む必要もないし。自分の人生を自分の思うように生きればいいし。たくさんのことを求めなくても今あるもの、今まで感じたことは全て君たちの宝物になり財産になるし。仏教ではこれを「知足」と言い「足るを知る」ということです。もしこれから生きていく中で惨めな気持ちになったり、自信を無くしてしまったり、自身を見失いそうなことがあれば、一度「今あるもの」を書き出してごらん。思った以上に恵まれていると思うよ。幸せかどうかは誰かが決めるのではなくて自分自身で決めていくものです。カニカマを食べて「蟹よりこっちの方が美味しい!」と言えている君たちは最強です。そこんとこ忘れずに自分の人生を愉しんじゃいな!