BENchmarkブログ

2025-04-27 18:18:00

【第934回】お客様にマウント取るな

小中学生の社会で習う「士農工商」。武士が一番位が高く、その下に農民、職人、商人と続き「商人」が一番「下」と位置づけられています。営業に誇りを持っている人からすれば屈辱かもしれませんが、商人たるもの「下から下から」というのはわたしが営業の先輩から教えていただいたことです。「商人はお客様より上に立つべからず、お客様を下から持ち上げて持ち上げて気持ちよく買っていただく」「商人は「先生」ではないのでお客様から自分が知っている情報を教えられても「それ知ってます!」というのではなく「ほぇ~勉強になります~」と言った方が愛嬌があって可愛がってもらえる」などなど、「商人としてのいろは」を教えていただきました。年齢によって営業手法は少しづつ変えていく必要はありますが何年、何十年、何百年経っても人の本質は変わりません。わたしも消費者になるときは「気持ちよく買いたい」と思いますもん。「売ってあげてもいいですよ?」なんて言う人から買いたくないですもんね。わたしの知っているスーパー営業マンはお客様の性別、年齢関わらず常に丁寧で紳士的で謙虚で気持ちよく買わせてくれて、相手も自分も幸せな気持ちで商売をする天才でした。営業マンたるもの下から、下から。ちゃんとお客様を崇め奉っていますか?

2025-04-25 18:18:00

【第933回】嫌われることするから嫌われるんよ

わたしが人間関係で大切にしていることは「相手の喜ぶことをする」のも大切ですが、それ以上に「相手が嫌がることをしない」ということに注意しています。ただ、営業という仕事において「人に嫌われることをする営業マン」がたくさんいます。例えば電話一つにおいても突然電話をかけてきて、相手の状況も確認せず自分の話したいことを勝手に話し出す営業マン、会って関係も出来ていないのに所得や資産を聞いてくる営業マン、相手のペースに配慮せずに自分のことだけ考えて自分のペースでのみ物事を勧めてくる営業マン。これをプライベートの際に置き換えると、いきなり知らない人から電話がかかってきて「友達になりましょうよ!」と言われても怖いですよね?いきなり所得や資産を聞かれると警戒しますよね?いきなり自分のペースを押し付けて物事を強引に進めていく人とは距離をおきますよね?嫌われる営業マンは「相手が嫌がることを平気でしてる」それも「それが営業だと思っている」からこそやっていても面白くない、成果もでない、どんどん辛くなって心が折れるのです。仕事は人様や社会のお役に立ってこそ報酬としてお金をお預りできるのです。一度「売ること」を捨てて、「人の役に立つことに徹する」もしそれが難しいようであれば「人の嫌がることをしない」を意識してみると成果が違ってくるんじゃない?

2025-04-23 18:18:00

【第932回】向き不向きはある

「頑張ればなんとかなる!」「やってできないことはない!」とはいうものの、やはり向き・不向きはあります。営業はコミュニケーションを扱う最上級の仕事。だからこそ「人に興味が無い」「人のことを思えない」という人であればなかなか成果も出ないので継続することが困難かもしれません。ただ、将来の夢に「営業マン」という人はなかなかいらっしゃらないかと思います。かく言うわたしも「特別やりたい仕事もない」「特別な特技や資格もない」「同じ作業を永遠にするのは難しい」からこそ「営業でもやっておきますか」というノリで営業を始めた口です。「営業」と一口に言っても、「自分に合う営業」「自分には合わない営業」というものがあります。だからこそ表面的なものを見て「自分に向いている」「自分には向いていない」と思うのではなく「どうやったら自分に合った仕事にできるのか?」と少し見方を変えて取り組んでみてもいいかもしれません。ちなみにわたしは「自分のための営業」は合わなかったですが「人のために尽くす営業」は天職だと思えるほどしっくりきました。今の仕事が「自分に合っているのかな?」と思うのであれば転職も良いですが「手法」から変えてみるのも有りじゃない?

2025-04-15 18:18:00

【第928回】その経営に配慮はあるのか?

少し前、多くのメディアで新卒入社の「初任給」の話題が上がっていました。初任給¥30万を超える企業も出ている中、そんな報道を見て「頭がいいアホ経営者が増えているんだなぁ」という想いが強くなります。人を集めるために高い初任給や待遇の良い福利厚生を用意する。でもね、その高い初任給や手厚い福利厚生が出来るのは誰のお陰なのか?間違いなく先輩社員のお陰なのです。にも関わらずひどい会社であれば新卒の方が既存社員よりも給料が高いとのこと。人を馬鹿にし過ぎています。わたしが既存社員であれば秒で辞めます。だって「屈辱」だから。当然新入社員はいきなり仕事で成果を出すことができません。だからこそ先輩社員からの「指導」が必要です。自分より仕事ができないのに、自分より給料が高い人に人は気持ちよく愛情を持って指導できるのでしょうか?日本はまだまだ「年上を敬え」という文化が根強い国。日本を代表するような大手企業が「ちょっと考えたら分かる人としてやってはいけないこと」を平然と、むしろドヤ顔でやっている姿を見てとても寂しい気持ちになります。働いている人が自信と誇りを持って働ける企業なのか?会社を守っていきたい!と働いている人が思える会社なのか?その経営に愛情はあるのか?人を「駒」としか見ていなくてマネーゲームを楽しんでいるような経営者のもとで仕事をするなんてクソくらえです。世の汗水流して頑張ってきてくれたすべての中高年のみなさん。大人の力を見せつけてやりませんか?

2024-12-12 18:18:00

【第856回】プラス一言が言えるのか?

この時期になると「年末の挨拶周り」で忙しい方もいらっしゃるかと思います。年末の挨拶に関わらず、成果を出す営業マンで大切なことは「プラス一言を言えるか?」ということです。「今年も大変お世話になりました。」これが普通の営業マン。大体成果を出せない奴です。「今年もお世話になりました。今年は〇〇さんのこの言葉に救われました」や「今年もお世話になりました。来年は〇〇さんと〇〇な一年にしていきたいと思っています!」のように、定型文で終わりではなく相手に合った言葉、その人にだけ伝えたい言葉を発することで、その営業マンは「その他大勢の営業マン」ではなく「うちの担当の〇〇さん」になるのだと思います。年々出す人も少なくなっている年賀状もそう。ただ単に「謹賀新年」や「Happy new year!」とプリントされた年賀状は興味のないチラシと一緒です。そこに手書きでそっと相手を思い遣って一言足すだけで「年明け早々にもらって嬉しいお手紙」になるのです。60代、50代の「熱い営業マン」がどんどん年齢によって営業の現場から離れていくのが世の常。もし忘年会でそんな60代50代の優れた元営業マンと絡める機会があるのであれば、ここぞとばかりにガンガン質問する、見て盗む等してみてもいいんじゃない?

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