BENchmarkブログ
【第398回】2019年3月15日の次男の夢
2019年3月15日、私の次男が幼稚園を卒園した日です。
卒園文集のようなものがあって、当然まだ字も書けない子たちの文集なので「文」というよりは「絵」で将来の夢を各々が描いていたのですが、みんな子供らしく「コックさん」や「警察官」、「サッカー選手」や「アイドル」を描いている中で私の次男が描いていた絵は「おっさんがお金をばら撒いてそれを喜んで受け取る民衆の姿」という、なんとも狂った絵でした。
絵の詳細を聞くと、描いている夢は「社長」との事でした。「社長ってどんな仕事をするか知ってる?」と尋ねると「困っている人にお金を分け与える人」との言葉に驚きました。
おそらく彼のこの「社長像」は私が10年勤めさせて頂いた輸入商社時代の社長の影響が強いのだとすぐ分かりました。
当時の社長は「とにかく社員に還元する」「とにかく社員に与える」社長でした。
ただ、社員のご機嫌を取るようなことは一切なく、語る言葉も多くはないのですが、一言一言に重みがあり、しっかり数字を分析し判断し、たくさんの愛情を注いで下さった方でした。
その割には、自分が社員からプレゼントを贈られるのを本気で嫌い、むしろプレゼントを贈った際はお叱りを受けるほどでした。それもおそらく社長なりの「気遣い」だったのだと思います。
私からしたら、本当に人生を変えて下さった大恩人であり、大好きな人であり、未だに追いつけない人であり、死んだら両親の次に真っ先にお礼をお伝えしたい人です。
普段から家で夫婦揃って社長に感謝している姿を息子は見ていて、それが故に彼の中で「社長とは人を助けるかっこいい仕事」という認識になった過程を知ると、その夢がとても素敵に想えました。
社長、私も法人化し社長になりました。
あなたのお陰で、あなたから授かった愛情と知恵を使ってたくさんの人のお役に立てるように頑張っています。
そちらの世界はいかがでしょうか?私も死ぬまでにあなたのような「カッコイイ社長」になれるよう、当時息子が描いた夢に泥を塗らないように本気で頑張っています。
まだまだ至らない点しかありませんが、たくさんの愛情深い人たちに支えられて生かさせて頂いています。
社長、本当に有難う御座います。普段は物静かなのに、本当は楽しいことが大好きで、人が楽しんでいる姿をみることが大好きだったあなたの為に、とことん楽しんで頑張っていきます。
【第397回】今まで有難うございました。
2020年1月22日に開業した「ベンチマーク」ですが、この度廃業する運びとなりました。
約2年間で顧問数が40社程になり、顧問外でも弊社研修やセミナーを受けて下さった企業様、ベンチマークWEBでノウハウをご購入頂いた企業様を数えると、なんだかんだ起業してからわずかな期間で70~80社程ご縁を頂けました。個人事業主でどこの馬の骨か分からない私にも関わらず、これだけ多くの方に携われたことは感謝以外のなにものでもありません。この場をお借りして感謝申し上げます。
有難う「ベンチマーク」。「射場さん」と呼ばれるのではなく、「ベンチマークさん」と言われるまでに定着してきたときはちょっと嬉しかったです。
ごめんね「ベンチマーク」。ずっと個人事業主でいたかったけれど、次のステージにいくためにステップアップしていきます。
明日6月10日からベンチマークは法人化し、弊社は「株式会社BENchmark」になります。
これからもたくさんの人に助けて頂きながら、それ以上にたくさんの人のお役に尽くせるように精進して参ります。
引続き変わらぬご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
【第396回】人が離れていくとき
「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉があります。
ただ、これは「お金が無くなるから人が離れていく」というよりも「人が離れていくからお金も離れていく」というのが正しいかもしれません。
仮に売り上げが減ろうが無くなろうが、一緒になって歯を食いしばって頑張ってくれる人がいれば物事は何とかなっていくものです。
一番の悲劇は「一緒に頑張ってくれる人がいなくなったとき」です。
当然ながら人はお金では買えません。実力がある人になればなるほど、引く手あまたなので色んなところから良い条件で話が来ます。
真面目ではない人、嘘を付く人、誤魔化す人、愚痴をまき散らす人、人に優しくない人のもとからは、どんどん良い人が離れていきます。
ただ、離れていった本人はまさか自分に問題があるとは思っていない為「お金が無くなったから離れられた」と思うのかもしれません。
年を重ねれば重ねる程、叱ってくれる人や苦言を呈してくれる人は少なくなるもの。
「裸の王様」ほど惨めで恥ずかしいものはありません。
だからこそ、ちょっと調子が良くなってきたときこそ「人様のお陰」と言う気持ちと態度を忘れないことが成功を長続きさせる秘訣なのかもしれません。
縁の切れ目が円の切れ目じゃない?
【第395回】カッコイイパイセンの最上級
人様に優劣を付けるのは言語道断ですが、私の中の「カッコイイパイセン」のビジネス部門の最上級は何人かいます。
一人は前職の社長、上司ですが、絶対欠かせないのは「父」です。
私の父は商業高校で「簿記」を教える教師でした。
お酒もたばこも博打もせず、母と共に贅沢もせず真面目にコツコツ4人の子供を大学まで出してくれた偉大な父です。なぜ父がカッコイイパイセンビジネス部門に入っているかと言うと、私が起業する際に簿記をずっと教えてきた父は私に「簿記の参考書」を渡してくれました。
これから独り立ちして頑張る息子に「お金」ではなく「知識」を授けるのはさすが教育者ですが、私が一番胸打たれたのは「めちゃくちゃメモ書きされている参考書」でした。
どうしたら生徒に伝わりやすいか?どこがポイントか?をかなりの量のメモを書き込んであって、そこから父の「仕事に対するプロ意識」を学ばせてもらいました。
この人の子供として生まれさせてもらったからには、私は父より「勉強し続けなければこの人のもとに生まれてきた意味が無い」とまで思えさせてもらえる出来事でした。
最近父もこのブログを読んでくれているようで、少し気恥しくもありますが、お父さん、今回の人生で生まれて初めて出会った男性がお父さんで良かったぜ!
超絶愛してる!しっかり勉強し人様のお役に立つことに尽くして参ります!
【第394回】カッコイイパイセン
私は今まで有難いことに「人」に恵まれてきました。
特に小さい時から「先輩」には恵まれていて、とても優しく愛情を持って可愛がってもらいました。
その中でもカッコイイ先輩は大学生時代にバイト先で出会った先輩です。
ご飯はいつもご馳走して下さり、たまにこちらが支払おうとすると「自分も先輩にやってもらってきたことだから、お返ししたいと思うのであればお前も自分の後輩にやってやれ」と言って下さる「粋」な人でした。お陰で私も今まで後輩とご飯に行く際は、全てこちらで支払う癖が未だに付いています。
ただ、この先輩のカッコイイところは、私が「先輩みたいになりたいっすわぁ」とお伝えしたところ、「アホたれ!俺なんて超えないといけないんだぞ!」と仰って下さったことです。
どういうことかお伺いしたところ、その先輩の考えとしては、「人との出逢いは縁があって年長者は後輩のお手本にならないといけない、お手本というのはそこまで出来て最低限ということなので、もし自分がカッコイイ先輩と思ったのであれば、その人の年齢になったときはその人を超えていないとその人に出会った意味が無い」という何ともストイックな方でした。
そこから、私は自分より年上の方と出会った際は「あと何年でここまでやれていないといけない」と思う癖が付いたのですが、今となればそれが本当に良かったと思っています。
間違いなく毎年努力する癖を付けることが出来ましたし、自身の出来ることが毎年増えていることを実感しております。
ただ、私の中ではまだまだ「憧れの先輩」はたくさんいるのでまだまだ追いつけそうにありませんが、それが日々のモチベーションにも繋がっています。
あなたの周りで「カッコイイパイセン」はいますか?
