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【第280回】0も立派な数字です
ベンチマーク代表射場(いば)です。
前職お世話になっていた輸入商社時代、とても人に恵まれてお仕事をさせて頂きました。
当時お世話になった先輩はコスト意識が高く、「射場っちの今日の人件費、ガソリン代、高速代その他もろもろの
経費を足すといくらになる?それに対して今日売上はいくらあった?粗利は?」と事あるごとに
指導して下さいました。
また社長からも日報に「数字を意識して書くように」と直接指導して頂けました。
数字を意識すると、とても怖くなるんです。
「わぁ~、今日も足りてない」「今日もマイナスだ」とどんどん焦って怖くなってきます。
中々思うように売上も上げられない、でも会社が自分に使ってくれているお金は
どんどん増えていく。そうすると罪悪感から「数字をあやふやにして報告する」といった癖も
身に付いてしまいます。
そんな時、社長から言われたことは「¥0なら¥0でいいんです。0も立派な数字ですよ。」
と仰って頂きました。
そうなんです。「0」も立派な数字なんです。
数字を追い求める営業マンが数字から目を背けていたら、そりゃあ出る結果も出ませんよね。
当時の「数字に対する意識」が今の私を救ってくれています。
本来、起業したばかりの人は資金繰りに苦しむのが世の常ですが、
最初からかなり細かく、厳しく数字と向き合いながら事業を進めてお金の面で比較的苦労せずこれたのは
当時の指導して下さった上司や先輩方、数字との付き合い方を教えて下さった社長のお陰です。
恩を恩で返せるよう、成長し成功し、貢献していこうと思っております。
【第229回】あなたがしたいのは経営ですか?教育ですか?
ベンチマーク代表射場(いば)です。
社員を何人も雇用しているクライアント様に必ず共通する問題が「人」です。
なかなか成果が出ない、なかなか成長してくれないならまだしも、
社員がちゃんと挨拶をしない、嘘をつく、お金をちょろまかす等々、
人が増えれば増えるほど抱える問題も様々です。
そんなクライアント様にお尋ねすることがあります。
「社長がやりたいことは経営ですか?教育ですか?」
そうお尋ねするとみなさんハッとした顔になられます。
会社は学校ではないのです。
ちゃんと挨拶をする、嘘をつかない等々、そもそも会社で学ぶことではないのです。
学校ですら学ぶためにお金を払いますよね?
何故社会人にもなった社員に教育して、お金まで払うのでしょう?
究極のドMなのでしょうか?
戦前戦後の日本はまだまだ「人を育てる余裕」があったのかもしれません。
ただ、時代は令和。ましてやコロナウィルスの影響で社会の仕組みそのものが
ガラッと変わった状況で、過去の美談も大切ですが、もっと大切なことは「今」を見ること。
時代に残ってきたのは体が大きいものでも力が強いものでもなく、
「進化出来たもの」じゃない?
【第205回】ベンチマークする先は
ベンチマーク代表射場(いば)です。
弊社は各クライアント様やクライアント候補の方限定で定期的に成功している会社への
「視察セミナー」を実施しております。
ただ、私が企画の際に気を付けていることは
「同じような規模の会社同士をマッチングする」とうことです。
例えば年商100億の会社に年商1億の会社お連れしても、なかなか取り入れることが
多くなく、勉強した気になたものの…という状態に陥ってしまいます。
ただ、多くの経営者がセミナーに参加する際に
自分の会社よりも規模の大きい会社のセミナーを聞く傾向があります。
これが要注意。
ベンチマーク(お手本)にするのであれば、年商、従業員数も同じような会社で
尚且つ利益率が異常に高い会社、自社よりも顧客をストック出来ている会社を視察し
徹底的にその会社がやっている取り組みを取り入れることが成長への一番確実なステップです。
まずは一歩ずつ着実に成長していくことが必要じゃない?
【第70回】人に期待しない
ベンチマーク代表射場です。
先日クライアント様とお話ししている中で、成果がなかなか出ない部下に対して
「期待してたのになぁ」とおっしゃっている際に生意気ながら指摘させて頂きました。
「そもそも人に期待するなんて期待された方も良い迷惑」と。
期待って一方的な「希望の押し付け」になる場合が多々あります。
特に後から直接本人に「期待していたのに」なんて言っちゃった際は
相手を傷つけるだけでだれも何の得にもなりません。
私はサラリーマン時代部下に対して「期待しないよ」と言ってきました。
最初はみんなネガティブな受け止め方をするので、見下している訳でも
愛情がないわけでもないことをお伝えし、あくまで対等な一人の人間と言う立場である旨を
お伝えしてきました。
仮に部下の成果が思うように上がらないのであれば、それは指示を出している
上司の責任ですもんね。
うまくいかなかった結果を人のせいにして問題から目をそむけるのではなく
うまくいく為にはどうすればいいか、どうして欲しいかを明確に確認し
ひとつひとつ丁寧に進めていけば結果はおのずといい方向に進んで行きます。
だからこそ「期待」という言葉で一方的な相手任せはやめて
あなたが良い方向に導いてあげれば相手も幸せだし、なにより人の幸せ作りに
携われたあなたが一番幸せになれるんじゃない?
【第55回】気持ちの良い会社って?
ベンチマーク代表射場(イバ)です。
みなさんがお勤めされている、もしくは経営されている
会社はお客様にとって「気持ちの良い会社」に
なれていますか?
電話対応が良い、対応が親切であるということの他に、来店されるお客様に対してちゃんと「ウェルカムボード」は
用意していらっしゃいますか?
またお客様というのは取引先も立派なお客様候補になります。
アポイントを取って来社して下さる取引先の方にもちゃんとウェルカムボードに
来られる人のお名前を事前に書いておいて
「お越し頂くのを嬉しい気持ちで待っていましたよ!」
と、ちゃんとお伝えされていますか?
ベンチマークのクライアント様で受注が2年、3年先まで埋まっている先は
本当に気持ちの良い会社さんが多いです。
当然のように、私がお伺いさせて頂く際には必ずと言っていいほど
ウェルカムボードに私の名前を書いて待っていて下さいます。
それも結構時間をかけてデザインもカッコよく…
こんなことをして頂いたら、そりゃあ私だって「損得無しでこの人のお役に立てること
全て全力でお手伝いさせて頂こう!」と思わせて頂けます。
だから良い商談になる。だから良い結果に繋がる。これってシンプルですが大切ですよね。
当たり前のことを当たり前に出来る会社が「気持ちの良い会社」なのかもしれません。
自分の所属している会社に興味を持って下さる、それだけでも親友になれるんじゃない?