最新ブログ
【第492回】枯れた観葉植物
人から見られる場所に観葉植物を置く会社は多々あります。これも一つのおもてなしの一つだと思います。ただ、たまにいらっしゃる「ヤバい会社」は、この観葉植物を枯らしてしまいます。正確には「枯らしたままの観葉植物を平気で置いている」会社があります。植物の生き物なので、水のやりすぎや日当たり、温度・湿度によって枯れたりするのは日常茶飯事ですが、気を付けないといけないことは「枯れた状態でお客様の目に付く場所に置いたままにしておく行為」です。「人からの見られ方」を全く意識していない。これでは「賢いお客様」はファンになってくれません。私の中では「ブログ」や「SNS」も観葉植物の一種だと思っています。ずっと更新されていないブログ、更新もされなければ統一性もないSNS、これも「恥を晒している状態」です。だったらいっそのこと隠したほうがよっぽどいいのです。あなたの会社は、ちゃんと「元気な観葉植物」をお客様の目の届くところに置けていますか?
【第488回】ワクワクは伝わるもの
不思議なもので、「想い」は言葉や態度で示さなくても伝わる場合が多々あります。例えば「宣伝」にしてもそうです。「宣伝をしなければいけないから宣伝する」という想いで告知したものの反響はあまりよくないのですが、「今回すげぃ商品が出来た!こりゃあ世に広めるしかねぇな!!」とワクワクしながら告知するものでは反響は大きく変わります。ワクワク感だけではなく、「焦り」や「怠惰」なども伝わってしまいます。基本今現在弊社が顧問契約を結ばせていただく方は「ハートがキレイで経営的に困っている人」を対象とさせていただいているのですが、経営が困っていると、どうしても「焦り」が生じてやることなすこと、すべての言動に「焦り」がにじみ出ているケースが非常に多いです。そこには「ワクワク感」や「ドキドキ感」、「面白さ」が皆無なのです。だからこそ、どれだけ告知をしても反響がない、で更に焦るという負のスパイラルに突入していきます。また、厄介なのがこのスパイラルに入ってしまうと、「集客」をビジネスにしている(ほとんど詐欺に近いですが)人にカモられます。そこで集客や宣伝を「自社のことを対して知ってもいない人まかせ」にしてしまうと、当然そこには「想い」はこもっていないので、お金は出ていくは成果は出ないわでダブルパンチです。だからこそ、告知は人任せにしてはいけないのです。必ず自社で考え、希望と期待を胸に「ワクワクしながら発信する」、そうして初めて「あなたが来てほしいお客様候補」が来てくれるようになるんじゃない?
【第484回】自分を特別と思わない
人間誰一人として「同じ人」はいなくて、それぞれに個性があって、誰一人として価値のない人なんていないのですが、私は自分のことを「特別じゃない」と思っています。起業してからその気持ちはとても強くなりました。「今生かされているのは誰かのお陰」と日々思っています。謙遜ではなく、本当にそう思っているのと、それ以上に「自分はいたって平凡、むしろそれ以下だから油断してはいけない」という「戒め」の方が強いかもしれません。例えば覚醒剤が良い例です。「自分はいつでもやめられる」と思って「自分だけは特別」だと思うから油断して手を伸ばす。だからやめられない。「いつでもやめられるからもう一回だけ、次こそやめるからもう一回だけ…」これのエンドレスです。私が覚醒剤に手を染めてしまった日には間違いなくやめられないのでしょうね!だって毎日「またやっちゃった」の連続ですからね。「あちゃー、今日は呑まないつもりだったのに吞んじゃった」「アビャー、太ってきたのにまたポテトチップス食べちゃった」「ありゃりゃー、また寝る前にYouTube見て寝付けなくなちゃった」、絶対やめられるわけないですよね!?経営も一緒で「自分は特別」と思って始めてしまうと、かなりの確率で悪い方向に「ハマります」。「自分だったらうまくやるからちょっと高い家賃だけどいい場所の事務所借りちゃお」「自分は優秀だから銀行から融資を受けても問題なく返せるだろう」、これ全て「過信からなる油断」なんです。商売はギャンブルではありません。しっかり計画を立てて、着実に実行して、それでも成果が出るかどうかが分からないのが商売です。ただ、弊社クライアント様でもそうですが、着実に成果を上げている会社は共通点があります。それは「油断せず地道にコツコツ本気で頑張ること」です。自分を律することが出来るのは結局自分。だからこそ、「自分なんてまだまだ」と思えていた方が伸びしろもあって楽しいんじゃない?
【第483回】良い会議は短時間
みなさんの会社は会議にどれくらいの時間を費やしていますか?月に何回会議をしているのでしょう?一回あたりの会議にどれくらいの時間をかけているのでしょう?成果がなかなか出ない会社の共通点の一つとして「会議が多い、会議が長い」というものがあります。会議はとても時間を要します。だって会議の前の準備もありますからね。準備のためのスケジュール調整等も考えたら、かなり膨大な時間「顧客と会う機会」が減ってしまいます。機会損失というやつです。ただ、人間不思議なことに、会議をやると「仕事をした気」になってしまうのが困ったところ。現に私もサラリーマン時代、丸一日会議に時間を費やし、会議が終わった後に先輩と「今日も疲れましたねぇ」と言っていた部類です。¥1もその日に成果を上げていないのに。会社でも社会でも評価されるのは「会議に出る人」ではなく「成果を出す人」なのです。成果が出ない理由を「会議に時間を使ってしまいました」では最悪なのです。だからこそ、私自身も極力無駄を削るために「定例会議」をなくすようにしています。「定例会議」にしてしまうと、良くも悪くも何かアイデアが出たり、問題が起こっても「次の会議の時でいいか」となってしまいかねないからです。これこそもったいない。とにかく思い立ったが即実行、だから弊社では定例会議をしないのです。ただ、会議はします。「今週のどっかで○○について30分話せます?」「★★の進捗思ったより進んでなさそうですけど問題と改善策ってあります?」と常に「リアルタイム」を心がけています。「1時間以上の会議」はしないように意識しています。クライアント様とのミーティングもそうです。長くても2時間以内で終えるように意識しています。分析、改善策、改善方法を打合せスケジュールを組んでいく。お互い次のミーティングまでにやらないといけないことを擦り合わせ納期以内に必ず実行する。そうなると、実際に資料を作成するために手を動かす時間も必要なのでチャチャっと会議を終わらせ行動に移していくのです。先日とある方から教えてもらたったのですが、日本でも最大手のコンサルタント会社は朝来て、昼を一緒に食べて、昼からもミーティングをして、夜は呑みにいってと丸一日コンサルタントと付きっ切りとのことで、正直どうかしてるぜと思いました。そんなんにコンサルしてもらっているから、いつまでたっても「困った状況」になってしまうのです。時間は有限、集中して戦略を決め、とにかく行動。MOVE!MOVE!!MOVE!!!
【第479回】最近の若者は出世を望まない、そりゃそうやろがい
いろんな企業で顧問契約以外にも全社会議のアドヴァイザーをさせていただいたり、単発で経営・マネージメントのご相談を頂く中で、ちょくちょく経営者から出てくる相談で「最近の若者は出世を望まない」という問題。中には「出世するなら辞めます」という子もいるのだとか。「なんででしょうね?」と相談を受けるのですが、私のアンサーは「そりゃそうやろがい!」です。なぜかというと、シンプルに言えば「上司がダセィから」です。正確に言うと、「会社が管理職を輝かせてあげられていない」からと言い換えてもいいのかもしれません。ひと昔前であれば、出世して主任から係長、係長から課長、部長とステップを踏めば踏むほど給料が上がって、権限も与えられて、どんどん自身が働きやすくなって、その姿に部下が「よぅし、次は俺が!!」と思ったのかもしれませんが、今どこの企業も役職が上がっても給料は上がらない、部長になっても平社員との給料者は¥5万~¥10万程、でも責任を負わされて休みの日も何かあれば出社しないといけない。なおかつ権限もなく会社の奴隷になっていて顔つきも暗い…。こんなの憧れから一番遠い存在ですよね。それであれば「役職なしでそこそこの給料+責任のないポジション」を若者は望みますよね。これが日本の企業の多くで起きている「リアル」だと思います。ただですね、社会が暗いから、先行きが不安だからこそカッコつけて下の子に希望を持たせてやるのが「粋な大人」ってやつじゃないですか!?もし自社のスタッフが管理職になりたがらないというのであれば、それだけ貴社の中間管理職が輝けていないということ、そこをどうやって輝かせられるかが経営者の腕の見せ所なんじゃない?