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2022-06-17 18:18:00

【第401回】調子にのっていいのは20代まで

営業でも経営でも成果が出ると「調子にのっちゃう人」は一定数います。

特に若い営業マンであれば、右も左も分からない中で必死に頑張り成果に繋げ、更にその成果を継続させるために努力し「成果の出し方」をある程度自分でもわかってきたタイミングで調子にのってしまいます。かく言う私も20代の頃は「超絶調子にのっていた」部類の人間です。自身の成功や成果が数多くの人の協力のお陰で成り立っていることを知らずに「自分の力」と勘違いし生意気に人様に「教えてやろうか?」くらいの勢いで携わっていたので、それはそれは周りで携わって下さっていた方からしたら「ただの勘違いした嫌な奴」だったかと思います。もしも願いが叶うのならば、当時の私の上司や同僚一人一人に土下座して回りたいくらいです。

ただ、調子にのっていると必ず起こることが「痛い目に合う」ということです。上司、同僚、お客様からお叱りを頂いたり、信用を無くしたり、助けてくれる人がいなくなるということがドミノ倒しのようなスピードで起こります。ただ、個人的にはそうやって「痛い目」に合ったことによって自分の勘違いに気付き、謙虚な気持ちになれたこともあり非常に大切な経験だったと思うのですが、それは「20代」だったというところも非常に大きかったのだと思います。自分の非礼を詫びた際に「まだ若いからしょうがないよね」と言ってもらえて許してもらえるのが「20代」です。

これを30代、40代、もしくは50代でやってしまうと「ただのイタイ奴」で終わってしまいます。特に日本はまだまだ「年功序列」が根強いお国柄です。年下や取引業者から社長に「物申す」ことはなかなか難しいのではないでしょうか?そうなるとどうなるか?「裸の王様」になってしまい気が付いたら一気に人もお金も失います。積み上げるのは一生、壊すのは一瞬。年齢を重ねれば重ねる程なかなかアクティブには動けなくなってくるもの、そうした際に周りから人がいなくなるのは致命的です。

今ちょっとした成果が出て調子にのっている、のろうとしているおっちゃん世代の皆様、その年齢で調子にのっちゃっていいんですか?