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【第421回】習ってないもんねぇ…
最近新たに顧問契約を結ばさせていただいたクライアント様ですが、この方はなかなか素敵で一番最初の打合せの際にスタッフを集めてくださり、スタッフの前で「自分は今まで営業というものを誰かに教えてもらったことがないので社員にも教え方どころか、自分自身が営業を分かっていないので的確な指示を出せない、だから自分含め営業のやり方を教えて欲しい」とご要望頂きました。
これをスタッフの前で言える人はなかなかいません。一気にこの人のことを好きになりました。
ただ、改めて思ったのですがそりゃあ世の中小企業のほとんどの会社が「教育」に力を入れていない、正確には「力を入れ方が分からない」会社がほとんどです。特に大人になってからの教育の機会は平等ではありません。家族経営や個人事業主で事業をしている会社になればなるほど、「独自のルール」はあるものの「基本のき」が出来ていない会社がほとんどです。
だからこそ事業が上手く行かない、上手くいかないから教育や新たな投資に踏み切れない、だからこそ事業が上手くいかないといった悪循環になります。
「学問のすすめ」とは良く言ったものです。「学びは大切」です。当然本人の意識も大切ですが、環境も大切になっています。だからこそ、弊社にも毎年4月5月は「新入社員研修」「営業研修」の講師依頼が殺到します。それも有難いことにリピーターのお客様が非常に多いです。中には「去年も聞いたでしょ?」というクライアント様も「初心に返って」という思いで依頼を頂くケースもあります。
当然ながらこういった会社は伸びます。教育の大切さを知っているからです。
ただ、出来れば教育を受ける側に¥1でも良いので「自腹」を切っていただければ幸いです。そうすることによって、吸収力が違ってきます。
もし自社スタッフの営業成績があまりよろしくないのは、本人の実力もあるかもしれませんが学ぶ環境を与えていないからかもしれませんよ?