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【第545回】勉強中毒
勉強熱心な人は素晴らしいです。自ら学びの場に足を運び、自身を成長させようとする姿勢には頭が下がります。ただ、何事も「中毒」になってはいけません。勉強は楽しいものです。特に大人になってからの勉強は「やらされている」のではなく、自分で選んでやっているのでより楽しいでしょう。頑張っている自分のことも好きになるし、昨日まで知らなかったこと、できなかったことが出来てくるのもこれまた自身の成長に触れることができるので楽しいものです。ただ、勉強のゴールは自分や「人の役に立つため」です。これをわすれがちになり、毎月研修やセミナーに足しげく通う、とにもかくにも自己啓発本を読み漁る、それで仕事をした「つもり」になって本業の方は何も手を付けていない。これは「勉強と言う名の現実逃避」なのです。やることが決まっていたら人間は安心するもの。ただ、だからこそ本業や現実から目を背けず「成果を出すにはどうすればいいか?」を真剣に考えて着実に実行していく。そこから学ぶことも立派な勉強です。座学だけが勉強じゃないんだぜ?
【第544回】自社の商品やサービスを身内に本気で勧められるか
営業をするにおいて、一番大切なことは「自社の商品やサービスを自分自身がとことん愛しているか」です。その見極めポイントの一つが「身内に心からオススメできるか」です。私は顧問契約を結ぶ会社のスタッフに良く聞くことがあります。「親御さんやお友達に自社の商品を勧められますか?」と。そこで「もちろん!喜んで!!」と言える営業マンが以外に少ない。むしろ「うちの商品は高いので競合他社の商品を勧めます」や「そもそも必要ないと思っています」と仰る方が結構な数いらっしゃいます。当然そういった会社は売上に困っているか離職率が高い。何故なら心に迷いを持って営業しているからです。嫌いなものを自分の心を殺してまで売りつける必要はありません。ただ、自社の商品やサービスに興味を持ってあげることは必要です。欲を言えば、会社が起業したストーリー、その商品、サービスを手掛けることになったいきさつ、創業者やそこで働く人たちも知った上で「心から好き!」と言えるほどになれば、勝手に物は売れます。もし今現在、自社が取り扱う商品やサービスを身内にオススメできない人がやることは2点。まずは「好きになる努力をしてみる」そしてもう一つが「それでも好きになれなければ潔く売るのを辞めるか転職する」です。人生は有限。きっとあなたが「好き」と思えるものがこの世にはたくさんあります。一番最悪なのは「自分だったらどれだけ安くてもこれはいらない」という商品やサービスを人様に勧めること。これこそ詐欺です。自信を持って自分が信じる商品やサービスを提供していきましょう!ちなみに私はどうかって?_仮に弊社と同じサービスを同じ金額で提供している会社があれば是非教えてください!秒で業務委託契約を結ばせていただきます!
【第541回】4割でGO!
早く成果を出すために大切なことは「早くやること」です。早く物事に取り組むことによって、早く失敗が出来る、すると早く改善策を打てる、そうなるとおのずと早く成功出来るのです。ただ、これは真面目な人に多い傾向なのですが、「100%出来てからトライする」というのは、実はとても危険です。なぜならとにかく時間がかかる、100%の状態まで持って行って成果が出なかった場合、体力的にも精神的にもダメージをくらい、新たに挑戦する気力も削がれる。そうなると益々一歩が出なくなる。やらなくなると、当然成果は出ないですよね。物事ってとってもシンプル。だからこそ40%くらいできたタイミングでまずはトライ。そこから傾向と対策を練る。更に改善して40%くらいでトライ…。この繰り返しで大丈夫なのです。生きとし生けるすべてのものは自分の寿命を知らないですよね?あとどれくらい生きられる?あとどれくらい今の状態でいられる?もしかしたら明日天変地異が起きて今の生活がままならない可能性も0ではありません。そこまでいくと大袈裟かもしれませんが、温めて温めて世に出せなかった、というよりはとにかくあなたのアイデア、技術、頑張りを「世に出す」ことを最優先にしたら、きっと結果が変わってくるんじゃない?
【第539回】そもそも組織って
昔々、ある男が川で釣りをしていると、同じように釣りをしている男がおりました。男たちは「釣れてるかい?」「ボチボチかな、そっちは?」などたわいもない会話で盛り上がりお互い相手のことが気に入り「明日もここに来る?もし良かったら今日みたいに一緒に釣りをしないか?」という話になりました。そのうち男たちは「お前は罠を仕込むのが上手いな」「そっちこそ針に引っかかった魚を釣り上げるのが上手じゃないか!」とお互いの長所を見定め「役割分担」をすることによって作業の効率化を図りました。時には二人ではどうにも対応できない「大きな獲物」を取る機会もあり、その際は「お前の周りに誰か良いやついない?」とお互い気が合う仲間を紹介し合い大きな獲物も協力して獲得していきました。…おそらく組織の成り立ちってこんな感じだったんではないでしょうか?最初は「気の合う仲間」から、そして「気の合う仲間の仲間」を集め出し…といった具合でどんどん携わる人が増えていき、その際にルールやらなんやらを決めていったのかもしれません。今回なんのお話しかと言うと、人を募集する際、採用基準に「自分たちが好きになれそうな人かどうか」を選んで採用している会社の方が定着率が良いということです。これが中小企業でぼちぼちの規模になってくると「資格」や「技術」で採用しがちになり、入社後お互いギャップに行き詰まるという傾向が強くなります。どこまで行っても「人と人」。相手の外側の鎧を見るのではなく、内面を重視して選考を進めていってもいいんじゃない?
【第535回】エゴを出していく
エゴ。それは「自己」「自我」。プライドを持って仕事をするということは、ある程度のエゴも必要だと思います。自分の意見を押し殺して組織に組し、お客様の御用聞きをするのはプロではありません。自分の理念・信念を持って、それ以上に情熱をたぎらせ「こうすればもっと良くなる!」「あなたよりもあなたの幸せを真剣に考えている!」と自信を持って言えるかどうか。これも立派なエゴです。株式会社BENchmarkのクライアント様は「素敵なエゴイスト」ばかりです。「いくらお金をもらっても、将来的にお客様のためにならないことはやらない」「どんな常識だろうが、将来自分が振り返ったときに自信が持てないことはやらない」など、みなさんなかなかカッコいいエゴイストです。だからこそファンが出来る。だからこそお客様が待っていてくれる。ビジネスにおいてエゴをだすことは「相手に選ばれやすい」ということです。僭越ながら弊社もそうです。どれだけ売上があっても「ハートがキレイな人じゃないとお付き合いしない」、「自身の地位や見栄のために売上を伸ばしていきたいという人の売上は伸ばさせない」「どれだけお声がけいただいても「困っている人」を優先していく」。これが株式会社BENchmarkのエゴです。「類は友を呼ぶ」と言う言葉。最近特に弊社クライアント様のみなさんとお会いする度に思うのは、こんな素敵な人たちと仕事を通じて時間を共有させてもらえている間は、自分もなかなかいいステージにいられているなと一人こそっとほくそ笑んでいます。これもなかなかの贅沢じゃない?