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【第581回】かまってちゃんにかまわない
この世界にはたくさんの「かまってちゃん」がいます。ただ、私含め誰しもが「かまってちゃんの資質」があります。例えば仕事においても「退職したい」と本当に思っている人と、引き留めて欲しいから、自分が必要とされているか知りたいから「退職したい」と言うかまってちゃんがいます。私もサラリーマン時代東海エリアの統括をしていたこともあり、たくさんの「退職」に携わってきました。夢があったり、本当に仕事が合わなくて苦しんでいる人の退職もあれば、かまってほしいから退職をチラつかせる社員もいました。その際は一度はかまうのですが、2度目になると「OK分かったよ、辞めな、いつ辞める?」と辞める方向でどんどん話を進めていきました。当然相手からは「引き留めてくれなかった!」と訳の分からない陰口を叩かれたのですが、そんな人は特に組織の中では「癌」になってしまうのでとっとと辞めてもらった方が双方のためなのです。目を向けるべきは頑張っている社員、そして会社やサービスを必要としてくださっているお客様なのです。仕事は楽しいものですが「おふざけをする場」ではないのです。とにかく大の大人が貴重な時間をかけて携わるから報酬が得られるのです。だからこそ、もしあなたの部下や後輩でかまってちゃんがいるのであれば、本人のためにも早急にその癖を直してあげないと、後々その人が苦労することになるんじゃない?
【第580回】上手くいかないときがストーリーを作る
お付き合いさせていただいているクライアント様に関わらず、成功されている方はみなさん共通して「上手くいかなかった日々」を持っています。「苦労した日々」と言ってもいいかもしれませんが、みなさん当時辛かったであろう過去を「楽しそう」にお話しされます。私も自己紹介の際には新卒で入った不動産会社のときのことをお話しさせていただいております。「毎日100件飛込み+300~500件テレアポやってたんですよ~」「夜8時に支店長の車に乗せられて営業エリアで降ろされて「アポが取れるまで帰らさん!」とパラシュート営業という謎の夜間訪問やってたんですよ~」「飛び込みで出会ってはじめての人にも関わらず「お前の会社何回来るんだ!」と怒られて塩投げられたんですよ~」。みなさんこの話をさせていただくと「ドン引き」なのですが、私があまりにも楽しそうに話すものですから、逆に「これをやってきた人なんだ」と、特に営業をしている方からの評価が「称賛」や「敬意」に変わります。また、輸入商社に転職して最初なかなか成果に繋がらなくて、ただその時でも当時の社長や上司、先輩方に支えていただき、育てていただき今があることをお伝えすると「この人にもこんな過去があったんだ」と「親近感」と「信用」に繋がります。その時いつも思うことは「あの時苦労していて良かった」「あの時の上手くいかない毎日があってよかった」と心から思います。過去の自分を取り巻く環境と、真面目に腐らずコツコツと頑張ってきた自分がとても誇らしくあります。成功者がよく自慢げに下積み時代を話すということはよくあること。仮にもしあなたが今上手くいかない日々に悶々としているのであれば、それは将来のあなたが自慢げに下積み時代を話せるようになるための準備なんじゃない?
【第578回】プロってなんだ?
突然ですが「プロ」ってなんでしょうね?プロフェッショナル、自分の人的資産となる知識、経験、技、ノウハウを個人や企業、組織、チームに提供し、ハイレベルな仕事を通じて高額な報酬を得ている達人の領域に達した熟達者。という意味らしいのですが、中には「お金をもらったらプロ!」と言う人もいらっしゃいます。じゃあ「バイト」はどうなんでしょうね?お金をもらっているけれど高額な報酬ではないのでプロではないのでしょうか?熟練した職人はどうでしょう?特に日本の職人は業種問わず熟練した職人になればなるほど「終わりはない、まだまだ勉強中」と言われます。私が思う「プロ」とは、一つの物事に時間と情熱と手間をかけて突き詰めている人がプロなんだと思います。報酬の大小ではありません。逆に「プロが出来あがらない業種」もあると思います。それこそ弊社が扱っている「マーケティング」や「営業」はプロというものになれないと思っています。何故なら市場は日々変わっていくから。1発当てることはできるかもしれませんが、だからと言って同じことをずっとやって成功し続けられるかと問われれば当然答えはNOです。だからこそ、「マーケティングのプロ」と名乗る人は信用しないことにしています。だってマーケティングは「誰にも分からないことをやること、それも時代に合わせて」だと思っているからです。こんな仕事をさせていただいている私がこんなことを言ってしまってはいけないかもしれませんが、私もプロではありません。「ずっと素人」と思って取り組んでいかないとクライアント様にとんでもないご迷惑をおかけしてしまうと思っているからです。それくらいマーケティングを提案する人は責任が重大です。絶対他人事と思って提案してはいけないこと、それがマーケティングです。プロになれる業種も羨ましいですが、一生プロを目指して突き進んでいく仕事もなかなかロマンじゃない?
【第576回】最低限の礼節実践編
例えば誰かから人を紹介いただいた場合、あなたはお礼を伝えられているでしょうか?「紹介してくださってありがとうございます!」とお伝えするのが普通の人。普通のことだからそれ以上でもそれ以下でもありません。ただ、私含めどんどん紹介してもらえる人、紹介が止まらない人はこんな動きもしています。まずお客様を紹介いただいた際は、紹介してくださった方に「ご紹介いただき有難う御座います」とお礼をお伝えし、次に紹介先に連絡。紹介先に連絡した後に紹介してくださった方にご報告+お礼です。「先程さっそくご紹介いただいた〇〇さんに電話させていただき〇月〇日にお伺いさせていただくことになりました。良いご縁を本当に有難う御座います」とお伝えします。先方とのアポイント前日に改めてご紹介いただいた方に「明日行って参ります!」とご報告。そして先方との打ち合わせが終わり次第最優先でまたご紹介いただいた方にご報告とお礼をお伝えします。「本日ご紹介いただいた〇〇さんとお会いさせていただき★★という流れになりました!これも◎◎さんのお陰です。本当に有難う御座いました!」とお礼をお伝えします。そして次にお会いした際に改めてお礼をお伝えします。お分かりでしょうか?かなりしつこくお礼と報告をさせていただいています。それも「自分から率先して」です。みなさん紹介されたら、紹介先(新規)には注力するのですが、紹介してくださった方をおざなりにする傾向があります。逆なのです。自分のことを評価してくださって、応援してくださって、自分のためにわざわざ先方とやり取りしてくださったあなたを紹介してくれる人を一番大切にしないといけないのです。当たり前のことなのにこれが出来ない人が多過ぎる。だからみんな大成しないのです。逆にこれが出来ている人は信頼され、愛され、より応援してもらえます。ちょっとしたことです。ただ、このちょっとしたことが出来ないのが人間です。「毎回毎回これをするの!?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。ご安心ください。自分から率先してお礼と報告が出来ていると、相手から「信頼してるから報告はいいからあなたの好きにやっちゃって」と言ってもらえます。相手からこの言葉をいただいて報告が終わるのです。逆にこれを言われない限りは報告をし続けないといけません。ただただシンプルです。まぁ中には紹介してもらってもお礼の一つも言えない「普通以下」の人も一定数いるので、普通にしているだけでも良いのですが、お礼や報告は「未来の自分の信頼に繋がる」と思うと、取り組む姿勢が変わってくるんじゃない?
【第575回】最低限の礼節って?
先日クライアント様とのミーティングで「どんなお客様と携わっていきたいか」を明確にした方が良いという提案をさせていただき、それに伴い「自分たちがお付き合いをしたいと思う人」は「どんな人を好むのか?」と深掘りした際に、とあるスタッフの方が「最低限の礼節を守る人」とお答えいただきました。そこで私が「最低限の礼節って?」「どこまでが最低限だと思う?」とお尋ねすると、そこにいらっしゃったスタッフの方みなさんが「…」でした。そこで改めて「私が思う最低限の礼節」をお伝えしたところ、みなさん「それが最低限なんだ…」と顔を青くされていました。そう、私の思う最低限の礼節は普通の人からしたら「かなりハードルが高い」のです。ただ、ハードルが高くてちゃんとやれている人が少ないからこそ、それをやっている人は信頼され重宝されるのです。私がお付き合いさせていただいている方でも私が思う「最低限の礼節」をしっかりやっていらっしゃる方は現状お付き合いさせていただいている約50社の顧問先約200人中7人ほどしかいらっしゃいません、1割を切っています。当然そういった方は仕事は絶好調で他の追随を許さないくらい勢いがあり、ただそれ以上に安定していて、年間の広告宣伝費も¥0で商売が出来ています。能力が高いから?そんなことはありません。ただ、普通の人より「意識は高い」ことは確かです。それはどんな意識で具体的にどんなことをしているかって?これは次に続く流れじゃない?