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【第576回】最低限の礼節実践編
例えば誰かから人を紹介いただいた場合、あなたはお礼を伝えられているでしょうか?「紹介してくださってありがとうございます!」とお伝えするのが普通の人。普通のことだからそれ以上でもそれ以下でもありません。ただ、私含めどんどん紹介してもらえる人、紹介が止まらない人はこんな動きもしています。まずお客様を紹介いただいた際は、紹介してくださった方に「ご紹介いただき有難う御座います」とお礼をお伝えし、次に紹介先に連絡。紹介先に連絡した後に紹介してくださった方にご報告+お礼です。「先程さっそくご紹介いただいた〇〇さんに電話させていただき〇月〇日にお伺いさせていただくことになりました。良いご縁を本当に有難う御座います」とお伝えします。先方とのアポイント前日に改めてご紹介いただいた方に「明日行って参ります!」とご報告。そして先方との打ち合わせが終わり次第最優先でまたご紹介いただいた方にご報告とお礼をお伝えします。「本日ご紹介いただいた〇〇さんとお会いさせていただき★★という流れになりました!これも◎◎さんのお陰です。本当に有難う御座いました!」とお礼をお伝えします。そして次にお会いした際に改めてお礼をお伝えします。お分かりでしょうか?かなりしつこくお礼と報告をさせていただいています。それも「自分から率先して」です。みなさん紹介されたら、紹介先(新規)には注力するのですが、紹介してくださった方をおざなりにする傾向があります。逆なのです。自分のことを評価してくださって、応援してくださって、自分のためにわざわざ先方とやり取りしてくださったあなたを紹介してくれる人を一番大切にしないといけないのです。当たり前のことなのにこれが出来ない人が多過ぎる。だからみんな大成しないのです。逆にこれが出来ている人は信頼され、愛され、より応援してもらえます。ちょっとしたことです。ただ、このちょっとしたことが出来ないのが人間です。「毎回毎回これをするの!?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。ご安心ください。自分から率先してお礼と報告が出来ていると、相手から「信頼してるから報告はいいからあなたの好きにやっちゃって」と言ってもらえます。相手からこの言葉をいただいて報告が終わるのです。逆にこれを言われない限りは報告をし続けないといけません。ただただシンプルです。まぁ中には紹介してもらってもお礼の一つも言えない「普通以下」の人も一定数いるので、普通にしているだけでも良いのですが、お礼や報告は「未来の自分の信頼に繋がる」と思うと、取り組む姿勢が変わってくるんじゃない?
【第575回】最低限の礼節って?
先日クライアント様とのミーティングで「どんなお客様と携わっていきたいか」を明確にした方が良いという提案をさせていただき、それに伴い「自分たちがお付き合いをしたいと思う人」は「どんな人を好むのか?」と深掘りした際に、とあるスタッフの方が「最低限の礼節を守る人」とお答えいただきました。そこで私が「最低限の礼節って?」「どこまでが最低限だと思う?」とお尋ねすると、そこにいらっしゃったスタッフの方みなさんが「…」でした。そこで改めて「私が思う最低限の礼節」をお伝えしたところ、みなさん「それが最低限なんだ…」と顔を青くされていました。そう、私の思う最低限の礼節は普通の人からしたら「かなりハードルが高い」のです。ただ、ハードルが高くてちゃんとやれている人が少ないからこそ、それをやっている人は信頼され重宝されるのです。私がお付き合いさせていただいている方でも私が思う「最低限の礼節」をしっかりやっていらっしゃる方は現状お付き合いさせていただいている約50社の顧問先約200人中7人ほどしかいらっしゃいません、1割を切っています。当然そういった方は仕事は絶好調で他の追随を許さないくらい勢いがあり、ただそれ以上に安定していて、年間の広告宣伝費も¥0で商売が出来ています。能力が高いから?そんなことはありません。ただ、普通の人より「意識は高い」ことは確かです。それはどんな意識で具体的にどんなことをしているかって?これは次に続く流れじゃない?
【第573回】勝手に大きくなっていく
前回のブログの続きにはなりますが、仕事において「大きい仕事」「小さい仕事」はないと思っています。私が昔から気を付けていたことは「目の前の仕事に一生懸命取り組むこと」です。頼まれたのが掃除であれば全力で掃除をする。頼まれたことが「お茶買ってきて」というつかいパシリであれば全力で走って買ってくる。そうするとどうなるか、どんどん新たな仕事を任せてもらえるようになってくるのです。今でもそうです。最初はずっと個人事業主でやっていこうと思っていました。ただ、有難いことに年商も創業初年度から¥1,000万を超えて節税のためというよりは、「クライアント様の万が一の時に備えお金を残す」という考えから法人成りしました。初めから法人になって大きくしてやろう!としていた訳ではありません。携わる人もどんどん増えてくれました。最初こそ20社限定としていたものの、今では約50社の顧問先。そのクライアント様も様々で、中にはお一人で事業をしていらっしゃる方もいれば、たくさんの社員を抱えて事業をしているクライアント様もいて、毎月のミーティングは1対1でやる場合もあればスタッフの方も巻き込んで1対30でミーティングをする顧問先もあって、なんだかんだ毎月200人以上の人と携わらせていただいています。創業前はもちろんですが、社会人一年目の自分はまさか将来の自分がこんなにたくさんの人と携わらせていただくなんて夢にも思っていませんでした。クライアント様の先の若いスタッフの方から「ビッグになりたい!!」と相談を受けたことがあるのですが、私のアンサーは「一つずつコツコツ全力で頑張るんやで」です。それこそが一番の近道であり、ゆるぎない基盤を作り上げるので長く成功が続きます。一つ一つのことを丁寧に取り組んでいけば、きっと嫌でも大きくなっていくので焦る前に目の前の仕事に全力を尽くしたほうがいいんじゃない?
【第572回】大きいことしようとし過ぎ
物事に取り掛かるには「なんとなく」より「明確な目標」があった方が上手くいきます。ただ、目標設定も気を付けないといけないことがあります。それは「大きいことをしようとし過ぎないこと」です。特に起業したり新たに事業を立ち上げる際は、ついついみんな夢見がちになり「大きな目標」を立てがちです。「大きな目標を立てることが悪いこと」ではありません。大きな目標を立てる際には注意が必要ということです。なぜかと言うと、途中で息切れして辛くなってやめてしまうからです。大きな目標を立てているときは楽しくてしょうがないでしょう。夢がありますし、ロマンがあります。だからこそ、大きな目標を立てる際は、逆算して「小さな目標」を重ねていくことも必要です。人間なにかと大きなところを目指しがち。ただ、実は人生には「大きい」も「小さい」もないのです。どれだけお金を稼いでも胃袋一つ、どれだけ高級な時計を身に付けても1日は24時間、どれだけカッコいい車に乗っても制限速度はあり渋滞も回避できません。大きいことをしようとすると忙しくなるのでその分何も考えなくていいので安心かもしれませんが、自分の人生に向き合う時間もしっかり確保したほうがいいんじゃない?
【第571回】「人手が必要」という前提を見直す
「人手不足」とメディアで情報を流されているか分かりませんが、結構な会社が「人員募集」に力を入れています。弊社もマーケティングの知識と技術を評価され「集客」ではなく「人員募集」の方法を教えて欲しいという要望もここ最近増えています。集客でも人員募集でも基本集める行為に変わりはないので、ちょってコツは必要ですが対応できないこともないので必要とあらばお金をかけずに人員を募集するお手伝いもさせていただくのですが、お手伝いする前にお伺いさせていただくことは「本当に人いります?」とお尋ねしています。なぜかというと「人を増やす=豊かになる」とはならないからです。「人を増やしてあなたの所得や時間は増えますか?」とお尋ねすると「所得はもしかしたら減るかもしれないし、時間も教育に時間を割く必要があるから忙しくなるかも…」と仰る方も中にはいらっしゃいます。そうなってしまっては本末転倒。今の時代「人を増やす=業績が良くなる」ではなく「業績を伸ばせる人を増やす=業績が良くなる」という時代なので、人員募集は非常にリスクもあります。また、若いスタッフはどの会社も定着率が悪く、スタッフが退職する度に人員を募集している会社もありますが、これも一度考え直さないといけません。経営をやっていて一番お金がかかるのが「人件費」です。社員が退職して人件費がかからなくなると、当然そこまで売上を増やさなくてもいいのです。使うから稼がないといけない、この当たり前の方程式を理解できていない経営者が以外に多い。中には「人がわちゃわちゃいるのが楽しいから」という理由で人材補充する方もいらっしゃいます。人それぞれなので全否定するつもりもないのですが、それで経営を圧迫してピリピリしているくらいならば、寂しいときは居酒屋にでも行って友達を作っていた方がよっぽど健全です。人員を募集する前に「人手が必要」という前提を見直した方がいいんじゃない?