BENchmarkブログ
【第744回】人と比べるのであれば「過去の自分」と
人間大なり小なり自分を「人と比べたがる」もの。あの人と比べると自分の方が優れている、あの人と比べると自分はなんてちっぽけなんだろうとどうでもいいことで悩み傷つくのが人間なのかもしれませんが、もし人と自分を比べるのであれば、それは「過去の自分」と「今の自分」を比べた方がいいのでしょう。営業や経営的に考えると「前年対比」を常に意識することが大切です。前年の今頃に比べると売上はどうか?粗利額はどうか?粗利率はどうか?と、去年の自分に比べてどうなのか?もっと細かく考えると今の自分と去年の売上構成比率はいかがなものか?1社に売上が集中し過ぎていないか?売上を作ってくれている顧客との関係は良好か?というのはもちろんですが、単純にやりがいはどうか?ワクワク感はどうか?家族や自分と向き合う時間はどうか?などなど、去年の自分に比べて今の自分がどうかを見直す方が、「あまり知らない誰か」と比べるよりはよっぽど健全です。ちなみに弊社は本当に有難いことに企業してから毎年増収増益だけではなく、年々クライアント様との関係がより良くなっていて、プライベートでいくと子どもたちもどんどん成長し会話が大人になってきて、そのお陰もあって妻と二人だけの時間もより確保できるようになってきて、ただ強いて言えば仕事量が増えすぎて抜け・漏れが発生しそうなことが今年に入ってから何回かあったので、to doリストのつくり方自体を見直すことによって劇的に改善されたりと、まだまだ改善の余地があることを知ってワクワクしていたりと、早い話し本当にみなさんのお陰で「どんどん良くなっていて楽しい状態」が続いております。あなたは去年の自分と比べて今の自分を見て何を思い感じるのでしょう?
【第742回】集客方法は「依存」しない
10年前であれば、集客方法と言えばホームページ、フリーペーパー、ポスティング、20年前で言えば野立て看板、新聞折り込みチラシ、などなどその時代に合わせて集客方法は変わっていきます。今はSNSが主流ではないでしょうか?わたしもサラリーマン時代から「いかにお金を使わずに集客するか」をテーマにお客様と一緒に時には一日2万歩足で稼いでポスティングを手伝ったりしたのですが、インスタなどの集客方法を覚えてしまう+年を重ねて昔に比べると体力もなくなったこともあり、今またポスティングするとなると正直「トホホ~」となるのかもしれません。要は「一度楽を覚えると昔に戻りたくなくなる」のです。ただ、だからといって一度上手くいったからと言ってそればかりにこだわってしまうと時代に取り残されてしまいます。どんな時代も変わらないのは「発信し続けること」。そしてそれに勝るものは「お客様にご満足いただくこと」。これこそが最強の発信になるのです。商売の原理原則を忘れずに、手を変え品を変えその時代、自分に合った手段を見つけていく。これこそが集客を安定させるコツじゃない?
【第740回】人は選べ、選んだ人からの仕事は選ぶな
株式会社BENchmarkは非常にわがままな会社です。新規は紹介制でなければ会わない。会ってもハートが綺麗な人でなければ相手にしない、ハートが綺麗でも真面目に頑張れない人であれば関わらない、そうした独断と偏見のすべての条件を満たした上で顧問契約を求められても2~3年後しか顧問契約を受けない。と、改めて自分で書いていてめちゃくちゃわがままな会社にも関わらず有難いことに大袈裟ではなく毎日のように全国からたくさんの企業からお問合わせをいただいております。ただ、弊社は「人」はめちゃくちゃ厳しく選ぶのですが、その選んだ人から頼まれた「仕事」を選ぶことはしません。仮に選んだ人が「コンビニでコーラ買ってきて」と言った日には喜んでコーラを買いにいきます。まぁそもそも人をパシリに使うような人は相手にしませんがあくまで例え話として。ようは「伴走者として選んだからには、儲けがあろうがなかろうがとことんお付き合いしていく姿勢を持つ」ということです。ただ、多くのビジネスパーソンはこれが出来ていない人が非常に多く、仕事は選ぶくせに人は選ばないといった方が多く見受けられます。「このお客さんすごく嫌な人だけどお金になるから」「この人仕事じゃなければ絶対相手にしないけど人脈があるから」などなど、また逆もしかりで「この人めちゃくちゃ良い人だけどお金ないから」というこういった価値観で仕事をしてしまうと、仕事はとても苦しいもの、屈辱的なもの、ただストレスをためてお金を得るためだけのものというなんともつまらないものになってしまいます。本来仕事はとても楽しくて尊いものです。ただ、それは「何をするか」ではなく「誰とするか」が大切なポイントです。今のあなたはどうでしょうか?
【第739回】いちいち意味を考える癖をつける
営業に限らず仕事とは「傍(はた)を楽にすること」です。そのためには「先回りしたお節介」ができるようにならなければいけません。その力を養うために必要なことは「いちいち意味を考える癖をつける」ことだと思います。先日もとあるクライアント様での全体ミーティングの際、本来であればその会社の社長と私の二人のみで話を進めてトップダウンで「これやっとけ」と伝えたほうが物事は早く進むし、何より経営者目線で考えるとスタッフには1分1秒でも多く現場で利益を捻出する仕事をしてほしいにも関わらず、貴重な営業機会を犠牲にしてでも全スタッフをミーティングに参加させている意味が分かりますか?とスタッフに問いかけたところ、だいたいのスタッフが「???」でした。「そんなだから社長は全スタッフをこのミーティングに参加させているんだと思うよ」とお伝えし、ゆっくり、丁寧に、時間をかけて意味をお伝えし、全員の理解を合わせるチューニング作業を行いました。「これやっとけ」「はいかしこまりました!」「これ参加な」「ほいさっさ!」これでは「言われたことだけやるただのアホ」です。大切なことは「これやっとけ」ときた際に「なぜこれを今の自分に頼んでくれたんだろう?」や「これ参加な」と言われたら「自分が参加することによって何を学んでほしいと思っているんだろう」と考える癖を付けて、そこを踏まえた上で立ち回れたら成長スピードが二倍どころか3倍、場合によっては100倍になります。「頼まれごとは試されごと」ではないですが、社長や上司は部下の成長や成功を願うもの。そうした相手の意図を酌む心を養うことが、仕事を上手に回せるようになるコツじゃない?
【第738回】親の影響
例えば母親(父親でも一緒)が小さいときから父親の悪口や愚痴を我が子に言っていたら子供はどう受け取るか?小さい頃は親は神と同等の力を持っているので、真正面から受け取り、心底信じ、刷り込まれた一方的な悪口や愚痴は父親に対する恨みや嫌悪に繋がり良好な関係を築きあげることは皆無で尊敬や愛情とはほど遠い感情を持ち歪んだ見方を与えてしまう一種の洗脳であり虐待になります。これと同じで、新入社員や後輩に「うちの会社はここがダメで…」や「上司の○○は分かってない」なんてことを言っていると、その呪いの言葉を受けた新入社員や後輩も見事に影響を受けて会社や上司のことを必要以上に嫌いにならなければいけません。これはあってはならないことです。人に歪んだメガネをかけさせてはいけないのです。愚痴や悪口を言った方はスッキリするかもしれませんが、言われた方、特に立場が弱い方になればなるほど「受け取るしかない」のです。自分より立場の弱い人をあなたの心のゴミ箱にしてはいけないのです。ではどうするか?先輩は会社のいいところ、上司のいいところをとことん見つけて後輩に伝え、希望と期待を持たせるのです。それが大人の役割なのです。でもどうしても見つけられない場合はどうするか?そうなった際は潔くその場を去るのです。後に残る人に悪いものを残さず、すぐさまその場を去る。一時でもあなたが選んだ会社なのであれば、少しでもあなたがお世話になった上司であれば恩を仇で返すような恥知らずなことをしてはいけないのです。気付かないといけないことはあなた自体の価値を下げているということです。新入社員が入社したり、後輩や部下が出来た際に先輩や上司がやらなければいけないこと。それは会社を好きになってもらうこと、仕事を好きになってもらうことです。あなたを好きになってもらうことではないのです。そこんとこを抑えておかないと、ただの嫌な奴、サムい大人になって見限られちゃうんじゃない?
