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【第496回】この仕事冥利に尽きます
先日とあるクライアント様で、こんなことがありました。そのクライアント様は「さぁ!今から一緒に頑張っていきますか!!」という方だったのですが、「メールのレスポンスが非常にまずい方」でした。具体的に言うと、「これやってくれませんか?」との要望にこちらが対応したものの、反応が無し。これをやってしまうと、ちゃんと頑張ってくれる人の中で優先順位が下がっていくだけではなく、最悪人が離れてしまうのです。だって「感謝」や「敬意」がないからです。ただ、この人に関しても「一緒に頑張っていきたい」と思わせてもらえるほど素敵な方だったので、生意気ながらミーティングの一番最初に「失礼・無礼・敬意がない」という旨をお伝えさせていただいたところ、その方から「射場さん一番最初に言いにくいことを言ってくれたね、うちのことを本気で考えてくれているんだね、本当に有難う」と仰っていただきました。涙が出るほど嬉しかったです。言われる方も嫌ですが、言う方も嫌ですもんね。ただ、私の仕事柄「自身が好かれること」よりも「その人の為になること」「その人が他者から愛される人になるためのこと」をお伝えしていかなくてはいけないと思っています。ただ、言われる方からしても嫌なものは嫌です。本人に悪気や悪意が無い場合はより一層気分を害されたのだと思います。それにも関わらず身に余るお言葉をいただき、この仕事冥利に尽きるなぁと心底思いました。成果云々も大切ですが、成果が出るまでにはこうしたドラマがあるからこそこの仕事はやめられませんね。共に苦しみ、共に成長し、共に成功する。こんな体験をさせていただく贅沢な仕事をさせていただき、本当に自分は恵まれているなと思います。あなたは今年一年仕事を通じて「心が動く瞬間」はありましたか?
【第493回】数字を愛せているのか?
営業において「成果が出ていない人」「成果が出せない人」には共通点があります。その中の一つとして「数字を愛していない」という点があります。どういうことかと言うと、「成果が出ていないんですぅ」という相談に対して「ではあなたは今月売上をいくら、粗利をいくら稼がないといけないんです?」とお尋ねすると「…ごめんなさい、把握できていません」と、自身の「ゴールが見えていない状況」に陥ってしまっているのです。これでは成果は出ません。何故なら「ゴールが見えていない」のですから。数字は怖いものでもなんでもなく、明確な指標となる最高のツールなのです。不思議なことに数字に無頓着な人の[思い通りの数字を出せていない姿]を見ると、「数字を愛していないから数字からも愛されていないのかな?」と思ってしまいます。逆に常に結果を出す人は数字に強いです。ここで言う「数字に強い」とは、「計算が早い」や「様々な数式が使える」ではなく、「数字を把握している」ということです。自身がいつまでにどれだけの数字を出さないといけないのか?毎日進捗を確認し、数字に向き合っているからこそ「良い成果(数字)」が出せるのです。あなたの目標、ちゃんと数値化して愛せていますか?
【第491回】センスとは
よく「あいつはセンスがある」「センスがない」と耳にすることはありますが、そもそも「センス」とはなんなのか?それは「一つの物事に打ち込んできた努力の塊」だと思います。どれだけ潜在能力を秘めていても、努力無くして才能が開花することはあり得ません。プロアスリートでもなんでもそうですが、一つの物事にしっかり向き合って試行錯誤して改善を繰り返し物事に取り組んできたが故に成長し成果が得られます。お話しが上手な人は「いっぱいお話しをしてきた人」、文章を書くのが上手な人は「たくさんの文章に触れて、それ以上にたくさんの文章を書いてきた人」、お金儲けがうまい人は「お金のことを勉強して傾向と対策をしっかりやってきた人」、誰からも好かれる素敵な人は「たくさんの辛い経験を自分の糧として、だからこそ同じように困っている人や苦しんでいる人を幸せにするために頑張ってきた人」なのです。だからこそ、「センスがない」とボヤいている時間があるのであれば「能力が身に付くまでもっと頑張る」だけなのです。それでも能力が身に付かない場合は、うまくやっている人を見て、そのやり方を盗んで、真似て、学んでいくやり方を変えていくのです。そうなると、きっとあなたもその業界の中の「センスのある人」になれるんじゃない?人間の能力なんてそんなに変わらないぜ?
【第489回】自己顕示欲が強すぎると…
自分は特別でありたい、自分が主役でありたい、誰しも大なり小なりある感情だと思います。ただ、自己顕示欲が強すぎるとあらゆる場面で支障をきたす恐れがあります。人に認められたいから「派手に振る舞う」「無理をした消費を繰り返す」、ただ一度自分で作ってしまったキャラ設定に引っ込みがつかなくなり最後には破滅する。特に商売において成果を出すために一番必要なことは「世のため、人様のためにお役に立つ」ことです。お役に立つから成果が出る、成果が出るから続けられる。そうしていると、自分から主張しなくてもしっかり周りが評価してくれて口コミで嫌でも目立ってきます。何も「目立つな」と言っている訳ではありません。「目立つことを焦るな」ということです。私に関してもHPやらSNSで「顔出し」はまずしません。でも有難いことに安定的に紹介を頂いていて、ずっとリピートしてもらえています。目立つ=儲けることと思われがちですが、実はそうでもないんじゃない?
【第486回】下がると分かっているなら対策せんかい
早いもので今年もあとわずか。毎年年末年始は業種によってその仕事量に大きな差があります。例えば小売業などは食品の場合はクリスマス、お正月は書き入れ時ですよね。アパレルなんかも「福袋商戦」などで年明けは忙しいのではないでしょうか?ただ建築業はというと、年末年始はのんびりしています。みなさん年末年始は忙しくて、家づくりの計画を年末に計画する人はいても「実際に動く人」はかなり少ないので、それを見越してどの住宅会社も「年末年始は人が動かないんで~」とボーっとしている会社が結構多いのです。実際ホームページのアクセス数も住宅関連の会社や商品はまぁアクセス数が下がります。みんな口を揃えて「この時期はアクセスも伸びないからねぇ~」と仰います。ただですね、いつもそんな言葉を聞いた際の私のアンサーは「下がると分かっているなら対策せんかい!」なのです。2022年はコロナウィスルの影響もまだ収束せず、ロシア・ウクライナ問題、円安、値上げとかなりネガティブなことが続いているからこそ消費マインドは例年に無いくらい冷え込んでいます。脅すわけではないのですが、今後よくなるどころかもっと加速度的に消費マインドが下がることが起きます。だからこそ「余裕をぶっこいている時間がない」のです。言い訳しても誰も助けてくれません。だからこそ、余力のあるうちに次の手、その次の手をどんどん打っていくのです。弊社クライアント様にも年末・年始にかけてそのクライアント様ごとにあれやこれや提案させていただき準備を進めてもらっています。これがうまくいけば、きっと年明け良いスタートを切ることが出来、波に乗れます。面白いことに、成果が出ている会社になればなるほど、油断せずしっかりと準備を進めてくれています。景気が悪くなっても100人中100人が経営に困ることはないのです。中には市場の景気が悪くても「過去最高益」を叩き出す会社もあるのです。そうなるためには行動あるのみ。今から来年がワクワクしてくるんじゃない?