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【第644回】部下の遅刻を直す方法
先日とあるクライアント様でスタッフの一人が遅刻癖がなかなか抜けずに困っていらっしゃいました。そのスタッフの方はとても愛嬌のある方で、素直で真面目で優しく私自身大好きな子なのですが、とにかく朝が弱いとのこと。会社でもペナルティを設けてなんとか改善を図ろうとしていたのですが、なかなか治らず本人も若干諦めムードでした。社長からその相談を受け、その担当を呼び出して私が「これから君が遅刻する度に私が罰金¥1,000をこの会社に支払います。」とお伝えしたところ、なんとそれから約3ヶ月遅刻0です。これはたまたまその子が「人のために一生懸命する人」「人に迷惑を掛けたくない人」だったからこそ上手くいったことですし、私もその子を信じて言ったことだったのですがここまで上手くいくとは自分でも驚いています。よりその子が愛おしくなり、これからも一緒にお仕事をさせていただきたいなと思っています。そして何よりその提案を何も言わずに信じて受け入れてくださったその社長に感謝です。人を育てるというとたいそれたことですが、その人に合った対応ができるのはその人を知っているからこそです。人の育て方は何が正しくて何が間違いかはあやふやです。A君で成功したことがB君ではうまくいかないなんてことは日常茶飯事です。ただ、それでも部下と一緒に成長することを望むことが上司や年長者としての役割じゃない?