BENchmarkブログ
【第525回】伝えるのが上手い人、下手な人
他者とのコミュニケーションは毎日の生活の中で必要不可欠です。営業はその「コミュニケーション」をツールとする最たるものかもしれません。当然ながら伝えることが上手な人と、下手な人によって成果が変わってきます。物事を伝えるのが上手い人は「相手が分かっていない前提」で話します。専門用語を使わず、例え話も交えながら相手が理解しやすいように「間」も意識して言葉だけではなく視覚にも訴えかけながら丁寧に伝えていくのに対し、伝え方が下手な人は「相手も自分と同じ知識レベルで知っている前提」で話をされる傾向にあります。専門用語を使い、相手の様子を窺うではなく自分のペース、自分の「間」で話を進めていく。簡単に言えば「優しくない」のです。大人になればなるほど、特に男性によく見受けられる傾向ですが「教えてください」となかなか言いにくくなってくるもの。特に経営者においては自社のスタッフがいる前で「ちょっとその言葉の意味わからない」と伝えにくいもの。そうした相手の立場も考慮して、相手に恥をかかせないためにも「相手が知らない前提」でお話しを進めていくことが大切です。それによって相手が「そんなもん分かっとるわ」と言うのであれば、そこは「さすがですね!」と一言添えればいいだけのこと。ただ、私に関しては「そんなもん分かっとるわ」と言う人とは付き合いませんけどね。だっていちいちマウントを取ってくる人ってどうせ一緒にいても楽しくないじゃん?
【第524回】「敵に回したらやっかい」よりも
前回のブログは、超絶激寒営業マンの「嫌な取引先だけど売り上げの為に付き合っている」との言葉にげんなりしたというお話ですが、実はこの話には続きがあって、その後のその営業マンが言った言葉が「敵に回したらやっかいですから」という言葉でした。確かに分からんでもないのですが、どこの世界にも「はた迷惑な人」は存在します。自身の立場が脅かされると知ったとたん、ありとあらゆる手を使って人を貶める、時にはありもしない話を作り上げて吹聴する。周りを巻き込んで情報操作をしていくのでまぁ面倒くさい。ただ、だからこそそんな人とは付き合ってはいけないのです。好き嫌いを選べるのが大人ですからね。だからこそ、「敵に回したらやっかいな人」よりも「一緒にいて心強い人」とだけ一緒にいればいいのです。「いつ裏切られるか分からない人」「いつ足を引っ張られるか分からない人」は、遅かれ早かれあなたの足を引っ張ってきますので早いところ距離を取ったほうがお互いのためなのです。あなたの周りで一生懸命「人の悪口ばかり言っている人」の一人や二人はいるんじゃないでしょうか?もしそんな人がいたらきっとあなたもしっかり「悪口のネタ」にされているので安心して離れた方がいいでしょう。ちなみに私は「敵に回したらやっかいな人」よりも「味方にしたら頼もしい人」でいられることの方がカッコいいと思っています。そんな人になるためには日々精進するしかないんじゃない?
【第523回】お客様の陰口を言うくらいなら取引しない
先日前職で絡みのあった人から久しぶりに連絡をいただき、お互いの近況等話していた中で、その人が「○○の社長本当に大変なんですよねぇ。」という内容をかなり汚い言葉で愚痴ってくれたのですが、その人が大変と言っている人は私も知っている人で、その人が言うようにまぁ行儀が悪い、癖が悪い、人としては完全にアウトな人だったのですが私が「なんでそんな人と付き合ってるの?」とお尋ねすると「だって売上が…。」という言葉を聞いて「超絶ダセィ!!」と思わずお伝えさせていただきました。嫌いな奴とお金のために付き合う!?私の辞書には無いというよりは、私の辞書から強制的に無くした言葉です。当然私はそのやっかいな人に対して「今後付き合いたくありません」とお伝えし、しっかりとご縁を強制的に切らせていただいたのですが、今でもあの判断は正しかったと思います。だってご縁を切ってから私はその人に使う時間どころか、その人のことを考える時間も1秒すらなかったからです。おそらくこの人からの連絡がなければ、ずっと忘れていたくらいです。当然その人のことを陰で悪く言うことも言う必要もありません。だってもう私の人生からはいなくなった人なのですから。ただ、世の営業マンの中には「お客様の悪口を陰で言いながら本人の前では手を擦りおべっかを伝えてお金をもらっている営業マン」が多々います。ダセィ!!ダサすぎる!!!嫌いな奴からは¥1たりとも預かるなです。営業マンのカッコいいところは「取引先を選べる」ところです。この人の役に立ちたい!と思える人を選べばいい。そんな人がいないのであれば開拓すればいい、それが営業という仕事の魅力でありロマンです。嫌いな奴にへこへこしながらお金をもらうのは「物乞い」です。世の営業マンのみなさん。誇りを持って営業という仕事に携わっていこうぜ!やり方がわからない!?そんなもん教えるに決まってるじゃない?
【第522回】まるではじめて携わるような気持ちで
「初心忘るべからず」とは良く言ったもので、人間どうしても経験を積み、自分の中の「勝ちパターン」を知って成果に繋がってくると慣れ・ダレ・舐めが出てきます。私もクライアント様からの依頼を受けて、「セミナー講師」をする機会が多々あります。たくさんの人を集めてのセミナーもですが、中にはコロナウィスル感染対策のため、1時間に1組限定で、一日に最大8組の方に向けて「全く同じ内容を全く同じテンションで8回する」ということもやっております。私は勝手にこの個別セミナーを「耐久セミナー」と名付けているのですが、この耐久セミナーをすると、正直セミナー中は「あれ?この話したっけ?」「おや、この人さっきも会わなかったっけ?」と、脳みそがパニックを起こして、セミナーが終わった後は気力も対局も使い果たし、家路に帰るまでの道中に必ず2回は休憩を挟まないといけない、帰ると倒れるように眠ってしまう、次の日も体力が戻らないといった超絶ヘビーモードのセミナーなのですが、その際に気を付けていることがあります。それは「まるではじめて携わるような気持ちで相手に接していく」ということです。私は下手をすると何百回とやっている内容ですが、当然私の話を聞いてくださるお相手は私とは「初対面」です。私の話を聞いてくださるのも初めてです。ここで私が「いつもと一緒の話だから」と気を抜いて接してしまうことは、相手にとってとても失礼・無礼なことになってしまいます。特にクライアント様からの依頼でのセミナー講師。私がサボって私の評価が下がるのであればそれは自業自得ですが、私のせいでクライアント様の評価が下がってしまうのはあってはならないことです。クライアント様の評価が下がるくらいならきれいごとではなく自分の評価が下がった方がよっぽどマシです。相手にとって初めての経験に立ち会う立場であるからこそ、こちらもはじめて携わるような気持ちで全力を果たす。これこそがプロってもんじゃない?
【第521回】お客様を迎える入れる準備は出来ていますか?5-5
お客様にファンになってもらえている会社は、何も「ミラクルプラン」を実施している訳ではありません。相手をお金として見るのではなく、人として、自社に希望と期待を胸に秘めお越しいただいたことに対し、感謝と敬意をお伝えし、せっかくのご縁だからこそ、その人の抱える問題を本人以上に考えて、お客様がより良い状態になれるよう尽力していく。「おもてなし」と称して「これはドヤ!」といった自己満足のサービスを押し付けるのではなく、本当に相手に寄り添った携わり方をしていく。だから相手もこちらをただの「売り子」として見るのではなく、人として見て接してくれる。とてもシンプルなことなのです。ただ、このシンプルなことが出来ないのが人なのです。このシンプルなことが大切で難しいからこそ、義務教育の中に「道徳教育」があるのです。「挨拶しなさい」「有難うと言いなさい」「ごめんなさいと素直に謝りなさい」、小さい時から学んでいるにも関わらず出来ない。これが人なのです。だからこそ、自分を律して相手を思って立ち振る舞うことが出来る人が「大人」であり、魅力的な人なのです。そんな人たちが一人でも多く働いている組織が「お客様にファンになってもらえている会社」なのです。第5回に渡って記載している「お客様を迎え入れる準備は出来ていますか?シリーズ」ですが、結局伝えたかったことは「当たり前のことを当たり前に出来るようにしようぜ?」ということなのです。ただ、ブログなのでサラッとお伝えしていますが、私は弊社クライアント様に関しては更に細分化して30個近くに細分化してご案内しています。それだけ「お客様が来てくれること」は有難いことで、貴重なことなのです。1回1回の接客の機会、一人一人の人を大切に出来ない人が、営業機会をどれだけ増やしても、どれだけ多くの人に会おうとも、結果はロクなものではありません。ただ不快な思いをする人を増やすだけです。一人一人を、一回一回を大切に出来る人や会社こそ、良い結果を引き寄せるんじゃない?