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【第389回】上手く行っている人の行動を真似する
輸入商社時代、入社直後の私は超絶ポンコツでした。
センスなんてものは一つもなく、ビジネスマナーや言葉遣いも今思えば恥ずかしい行動ばかりでした。
ただ、入社当初に「自分には営業のセンスがない」と言うことを知れたことが自分にとって非常に財産になることでした。
「センスがないのだから頑張るしかない」と腹をくくれたのです。
当時私はどうやって頑張ったのか。それは上手く行っている人の行動をとことん真似することでした。
話し方、笑い方、身振り手振り、癖まで「この人素敵だな」「この人は成果を出していてすごいな」と思う人を社内・社外問わずに徹底的にパクってパクってパクりまくりました。
そうすると不思議なもので、自分自身もどんどん成果が出てくるのです。すると携わる人や後輩の中で私の話し方、笑い方、身振り手振り、癖までパクってくる子たちが現れ始めました。
その時の自分は正に「無双状態」でした。
営業にセンスは必要なのか?いいえ、センスの全く無かった私ですら何とか食えるくらいになっているのです。きっとあなたもご自身の周りにいる成果を出し続けている人を観察し、素直に受け入れ真似してみたら、きっと成果は変わってくるはずです。
まずはどこをパクってみますか?
【第388回】世間話ばかりする営業は害
サラリーマン時代に、違う会社の人と同行営業をしていたり、現在でも、クライアント様と打合せしている時に営業に来られた人がその会社のスタッフさんを尋ねて来られた際のトークを横で聞いていたりするのですが、たまに「世間話だけしに来る営業マン」がいます。
正直この人たちは「害」でしかありません。理由としては「時間泥棒」だからなのはもちろんのこと、「お金泥棒」でもあるからです。
相手の貴重な時間を奪う、その時間があればお金を生み出せていたかもしれない可能性を奪う、世間話をしている間にも発生している給料や、世間話をするだけに来ている交通費やらかかっている経費を無駄遣いしている。こうしたコスト意識が欠落しているからこそ「世間話」が出来るんだろうなと思ってしまいます。
ただ、この手のやっかいなところはそれで「働いた気になっている」ことです。
相手の時間を1秒でも頂く際は、少しでも相手の利益になること、会社の利益になることを考え行動しないと迷惑でしかありません。だってこれはビジネスなんですから。
そこらへんが分かって行動している人が当たり前のように成果を出す人じゃない?
【第387回】部下に悪いことをさせないために
日々顧問先以外からもたくさんのご相談を頂く中で、経営が上手く行っていない企業、なかなか成果が上がらない企業の共通点の一つとして「社内が腐っている」ということが上げられます。
社内が腐っているとはどういったことか?その中の一つが「社員がお金にだらしない」「社員が横領まがいのことをしている」ということです。これは社員はもちろん悪いのですが、実は経営者側に問題がある場合がほとんどです。何故かというと経営者自身がだらしなかったり、管理していないからです。
ただ大の大人に細やかな管理は必要なのか?それはやっている方もやられている方もストレスが掛かります。
サラリーマン時代、私も部下が何人かいる中で必ずやっていたことは、一番最初の精算の際に間違いなく仕事で使ったであろう領収書に対して「これは何に使った領収書なの?」と聞いていました。
一番最初から精算をちょろまかす奴はほとんどいません。だからこそ、一番最初に「この上司はしっかりチェックをする人だ」と思ってもらうことによって、その後のちょろまかしは無くなるのです。
部下が悪いことをしてしまうのは、本人も悪いのですが悪いことをさせてしまった上司の責任でもあります。だからこそ、可愛い部下に悪いことをさせない為にも最初に緊張感を持ってもらう。
これが上司としての愛情じゃない?
【第386回】最近気づいた共通点
エスコートランナーとして中小企業を中心に現在40社以上のクライアント様と顧問契約を結ばさせて頂いているベンチマークですが、最近気付いたことがあります。それは成果が出ているクライアント様になればなるほど「喜んでお金を支払っている」ということです。
ベンチマークのコンセプトとして「パートよりも低額の定額制」を導入しているのですが、たまに「営業フォローと営業研修と写真撮影とかもろもろお願い」と言われると月の請求額が1社から¥20万~¥30万程になる場合があります。その際に、弊社コンセプトとズレているのでこちらが勝手に「値引き」をして必要最低限の費用を請求させて頂くのですが、その際にほとんどのクライアント様から「お叱り」を受けます。
どういったお叱りかと言うと「こっちは払いたいんだから値引きしないでくれ」というあり得ないお叱りです。
「仕事としてお願いいているんだからしっかり利益を取ってくれ」「応援しているからこそ仕事を振っているんだから正規の金額で請求書を送り直してくれ」「これからも優先的にフォローして欲しいからしっかり払えるときに払わしてくれ」と、商売をやっていてこんなに嬉しい言葉をかけて頂いてもいいのかな?と思うほど有難いお言葉と共にクライアント様の9割といって良いほどみなさんベンチマークにお金を預けて下さっています。
「値引きしてくれて有難う!ラッキー!!」と言う人もいらっしゃいますが、本来はこれが普通です。私もそう思って欲しいから値引きしているんですから。
ただ、気付いたことは不思議なもので「喜んでお金を払って下さる人」になればなるほど成功している期間も長ければ成功している規模も大きいのです。
このような人は、きっと私だけではなく携わる方みんなにこのように携わっているんだろうなと思います。だから「良い人」が寄ってくる。だから「良い人が頑張ってくれる」という好循環になるのだなと学ばせて頂きました。
私自身仕入れや支払といったものがほとんどと言って良いほど無い業種にはなるのですが、誰かに報酬を支払う際は感謝と敬意を持って支払っていきたいとクライアント様のお陰で成長に繋げて頂いています。
ベンチマーククライアント様は「究極の人たらし」の方ばかりです。一緒にいると楽しくて、嬉しくて、温かくて、幸せな気持ちにさせて下さる天才ばかりです。
こんな人たちと一緒にお仕事をさせて頂けるって本当に幸せなことじゃない?
【第385回】商売は小さく始めて大きくしていけばいい
起業される方や新たな事業を計画していらっしゃる方がベンチマークには定期的に相談に来られます。
その際に生意気ながらお伝えさせて頂いていることは、経営には足し算、引き算、掛け算、割り算だけあれば何とかなっていくものですが、大切なことは「ゼロになってもマイナスにならないこと」です。
「売上が少ないこと」は実はそこまで大変ではなく、「売上が少ないのに出ていくお金が多いこと」が大変なのです。
「売上が毎月¥1,000万あるけれど固定費やらもろもろの経費が毎月¥900万もある」という会社より「売上が毎月¥300万あって経費が¥50万しかかからない」という会社の方が圧倒的に優良経営です。
経営に大切なことは「どれだけ利益を残せるか」です。売上をどれだけ上げようが「利益が残せなければ」優秀とは言えません。
一番きついのは「売上も無いのに出ていくお金が多すぎて動けば動くほどマイナスが増えていく」という状況です。
当たり前のことですが、まずは出ていくお金を減らすことが一番手っ取り早く利益を残せる方法じゃない?