BENchmarkブログ
【第993回】それっぽくさせてもらっているだけ
こどもたちへ
君たちから見たらお父さんやお母さん、学校の先生は「大人」と見えているかと思います。ただね、人間ってなかなか「大人になれない生き物」なんだと最近思います。10代のときは20代が大人に思えたし、30代40代はおっさんに思えたし、50代60代は初老かって思ったし、70代80代になると完全なるおじいちゃんおばあちゃんと思っていたけど40歳を超えて思うのは「あれ、中学のころとなんか変わった?」くらいです。当然外見的なこと、体力的なことは変わっているのですが内面は変わっていません。いまだに怖いことにはビビるし、腹が立つことには中指を立てるし、一生懸命眉間にシワを寄せてそれっぽくしているときは「俺って大人っぽい」とさえ思っています。お父さんに限ってですがなぜ内面は変わっていないのに君たちから見てに大人っぽく見えているかというと、それは君たちのお陰です。「親らしくしないとな」や「大人を演じないとな」という気持ち、そしてお父さんの場合はこんな人間にも関わらず信頼して託してくれるお母さんや苦しい状況にも関わらず救いを求めてくださるお客様のために「もっとちゃんとしよう」や「もっと頑張ろう」という姿勢が「大人っぽく見せているマテリアル」になっているのだと思います。「なんか大変そう」って思う?でもね、「これも悪くない」と思えたらそれはきっと君たちも大人の仲間入りしたってことだと思います。自分を最優先ではなく大切な人、もしくは大切ではない人のために頑張れるのが大人ってやつなんじゃないかと思います。最近気付いたのですが、内面的な大人と子どもの見分け方の一つに「早く大人になりたい」と言っている人は大体大人で、「子どもの頃に戻りたい」と言っている人は大体子どものままです。ということは、「早く人間になりたい」と言っている妖怪人間の心は既に立派な人間ってことです。妖怪人間を知らない?ググりなさい。
【第992回】住宅会社のバイブル新建ハウジング様に取材していただきました
住宅会社のバイブル「新建ハウジング」。住宅業界の今後の展望や今活躍している国内の住宅会社を取り上げ全国の住宅会社や建築業に携わる人が購読する住宅業界の道しるべ的存在の新建ハウジング様に、弊社クライアント様である愛知県弥富市の山敏建築様と三重県津市のほっとハウス長谷川建築様が取材されることになり、取材に立ち会わせていただいたところまさかの弊社も便乗で取材の場に同席させていただきました。今回エリアが違うにも関わらず、「良い家を日本に増やしたい」「住む人のことを考えた家づくりをしたい」と思っている二社が出会い、山敏建築様が地域を盛り上げるために手掛けたプロジェクトにほっとハウス長谷川建築様が無料で、なんなら赤字で応援しているプロジェクトが取材されました。どちらの会社もとても素敵な会社で志だけではなく家づくりの知識と技術にも優れた住宅会社様です。当初この2社の対談形式の取材だったにも関わらず写真の一番真ん中で笑っている自分に狂気を感じます。基本いつもわたしはシャツを着用しているのですが、この日に限ってラフな服装で激しく後悔しました。「近所に行くから髪型もセットせず出かけたら好きなあの子に鉢合わせする」という間の悪さに似たこの感じ。油断していました。まだまだです。こんな素敵な二社様に挟まれているにも関わらず自分の詰めの甘さが露呈した機会になりました。山敏建築様、ほっとハウス長谷川建築、二社ともそれぞれの地域を代表されるような凄い会社、そしてそれ以上に素敵な人格をお持ちの方です。このような会社に見合う人材になれるよう精進して参ります。
【第991回】目標を落とし込めているのか?
会社での目標は「チーム全体が仲良くすること」ではありません。会社での目標とは社員全員で売り上げを上げ、利益を上げ、そしてお客様にご満足いただくということが目標です。利益というのは仕事がうまくいっているかどうかのバロメーターです。それを無視してチーム全体が仲が良いということだけでは、本当の意味での「チームワークが良い状態」とは言えません。極端に言えば1位はチーム全体が仲が良くて業績も最高、2位はチームの仲が悪くても業績は最高、3位はチームの仲が良いけど業績は悪い、最下位はチームの仲も悪くて業績も悪いです。会社は「楽しむ場所」でもなく「同僚と仲良くなる場所」でもなく「成果を上げる場所」なのです。人間関係は成果を上げるための手段でありゴールではないのです。そうした当たり前のことを会社トップはもちろんのこと、幹部や新入社員にもしっかり落とし込む必要があります。「成果が出ていなくても仲が良いからいいじゃないですか」という人がいるのであれば「じゃあそれサークルでも良くない?」と言ってやってもいいんじゃない?
【第990回】人間性と品格で勝負する時代
今の時代どんな情報でも簡単に手に入って、株式会社BENchmarkが主として顧問を務めるクライアント先は建築業が多いのですが建築業においてもある程度デザインと性能に優れた家がどこの住宅会社でも建てることができて、ではそんな時代でどうやって他社と差別化をしていくかというとやはり「人間性」と人としての「品格」を高めるということに尽きるのかと思います。敬語に熟知し美しいマナーを身に着け、温かい心と感謝と敬意を持った上でお客様だけではなく携わる人全員とお付き合いしていく。そうやって「ファン」をどんどん増やしていきファンに支えられ助けてもらいながら商売を継続していくのが、これからより一層大切になっていきます。成果が出ると人は不思議と傲慢になったり雑になったりするもの。うかうかしていられないんじゃない?
【第989回】秋にするから商い?
商売のことを「商い」と言います。一説によると「商い」の語源は「秋、行う」だとか。昔、秋になると収穫されたお米を中心に、各地の市で物々交換が行われていました。その「秋、行う」が転訛され「商い」になったということ。ただ、わたしは「商い」は「飽きない」、つまりはいかに飽きずに続けられるかということかと思っています。人間面白いもので、安定を求めながらもある程度安定した期間が続くと飽きが生じて多少なりとも変化を求めるもの。「挑戦」は大切なのですが、それ以上に「継続」はもっと根気がいるもの。今年も9月に入り、まだまだ秋には程遠い気温ですが季節は着実に確実に進んでいきます。そんな中で地道にコツコツ継続していけるか、はじめてのことに期待と不安と緊張と希望を持ったあの頃のような無垢な気持ちを忘れずに謙虚に仕事に携われるかが事業を継続していく上でのポイントかと思います。あなたは今の仕事に飽きていない?_


