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【第815回】営業をやってて本当に良かった
今でこそ「営業専門」という訳ではありませんが、新卒時代から営業に携わって22年、大学のときのバイトで家電量販店にてインターネットの契約を取得するというのも併せると23年?一般顧客に対しての営業を不動産業者の際に身に付け、法人営業を輸入商社時代に身に付け、バランスよく「営業」という仕事を身に付けて本当に良かったと思っています。ビジネスマナーを身に付けることができたこと、0から1を作る力を身に付けられたこと、お客様や取引先に気持ちよくお付き合いしてもらえるための交渉術や立ち振る舞い、自分の世界を自分自身で広げていけると知れたこと。人のお役に立つことによって自分の成長や成功に繋がることを知れたこと。営業をしてきたお陰で自分や自分の家族を守る力が手に入り、営業力を養ってきたからこそ自分の大切な人を応援する力や技術として使えていること、おそらく23年前の自分では想像もできなかったことです。思い通りに成果が出ずに苦しんだこと、時には屈辱的な経験をしたこと、理不尽なことに頭を悩ませたこと、それでも逃げずに、というよりは逃げたくなっても支えてくださる先輩や上司、お客様に恵まれて家族のお陰で踏ん張れたことで「生きていく力」を身に付けることができました。色々苦しいこと、辛いことも含めわたしの天職は「営業」だと心から思えます。「営業」と聞くと「キツイ」「厳しい」などネガティブなイメージが先行して選ばない人が多くいるかと思いますが、「やり方」「あり方」さえ理解できれば営業ほど面白い仕事はないので、食わず嫌いせずにチャレンジしてみてもいいんじゃない?
【第814回】アナと雪の女王「ありのままで」にブチ切れる美輪様
先日YouTubeかインスタグラム(どっちか覚えていませんが)で美輪明宏さんの昔のラジオかなんかで、ちょうどDisneyの「アナと雪の女王」が人気だったころなのでしょうか、その話題になり美輪明宏さんが「ありのまま」と言う言葉に対して「なんと恥知らずで傲慢か!」とブチ切れていたことが流石美輪様と思わせていただきました。今の時代「個が大切」という風潮が強く、「ありのまま」というのはまさに「個の尊重」ではあるのですが、美輪様いわく「わたしのありのままを受け入れて」はなんとも自分勝手で傲慢なことかというような内容をお話しされていました。人間関係を上手く進めるには「お互いを尊重する」ことが必須です。「わたしはこんな人だから(あなたが合わせて)」は言われてみればワガママですね。わたしも思ったことはガンガンお伝えさせていただきますが、それはあくまで「関係が出来ている相手」だからこそ。そしてお伝えす際にも「相手に敬意を持って」ということを大切にしています。思ったことを思ったまま言うと相手も嫌な思いをされるし、逆もしかりで自分もキズつきます。お互い相手を思い遣ってこそ。Disneyもそれも踏まえた上で「自分を大切にしていこう」というメッセージなのかと思いますが、みんな都合のいいところだけ都合の良いように受け取り自己を主張するのでタチが悪い。今の時代の「〇〇ハラスメント」は「受け手が自分の権利だけを主張することが強くなりすぎている」といっても過言ではありません。さすが我らの美輪様。新しい目線で気付きを与えてくれます。「互いを尊敬して愛情を持って接する」ことが最低限のマナーじゃない?
【第813回】相手の状況に配慮する
義務教育期間は基本土日祝日がお休みです。ただ、仕事の内容によっては平日休みもあるので当然自分の休みと相手の休みが違うケースがあります。公務員や法人営業だと土日祝日がお休み、不動産・建築業界であれば水曜日休み、美容師さんだと月曜日休み、工場勤務だとシフトによってバラバラ。現にわたしは起業してから「休み」といえばG.W、お盆、正月くらいがまともな休みで基本働いているのですが、気を付けていることは「相手のお休みや忙しいであろう日は連絡しない」ということ。わたし自身も基本土日はクライアント様からの連絡だろうと基本は対応しないようにしています。なぜなら、土日は営業フォローでお手伝いさせていただいているクライアント様の「営業」に全力で集中するためです。自社の案件であれば失注しても「自分の責任」なのでそこまで気にしないのですが、顧問料とは別にお金をお預かりしている以上、そのクライアント様に最大の成果が出るよう時間も気持ちも全てそこに注ぎ込むことが自分の中では誠実な対応だと思っていて、これは今顧問をさせていただいているクライアント様に事前にご案内させていただいております。また、土日に仕事が入らず休みになった際は「家族」と「自分」に最大限時間と気持ちを使いたいため基本仕事の連絡はよっぽどのことでもない限り対応しないようにしています。平日も朝基本8:30~19:00以外はお客様からの電話やLINEは対応しないようにしています。にも関わらず夜の21:00くらいにLINE等入れてくる人がいれば、愛情がある相手に限定して「時間考えた方がいいよ?」「せめて「夜分恐れ入ります」っていれてよ」「お休みであれば申し訳ないのですがと一言ないのはサムいよ~」とご案内させていただきます。意外に大の大人でもこれが出来ない人が多いのに驚きです。自分が働いているからと言ってお客様や取引業者、友達に「相手の状況を配慮しない立ち振る舞い」をやってしまうと応援してもらえないどころか、どんどん相手に嫌われちゃうんじゃない?
【第812回】仕事ってなに?
少し前ロンドンブーツの田村淳さんが四日市市で開催された三重県の小中学生とその家族を対象とした講演に講師として出演されて、たまたま運よくその講演を聞かせてもらえたのですが、質疑応答の際とある参加者が「わたしの周りは仕事をサボる人ばかりで、どうすればいいか?」という質問に対して「仕事ってお金を稼ぎに来ているんでしょ?稼ぐために働いているんだから稼いでいる分働いてくださいと言えばいい」という回答に「でもそれだと波風が立つから」という返答、それに対して「職場は仲良くなる場でなく、仕事をする場です。仕事を円滑に進めるためには仲が良かった方がいいけれど、仲良くなることを優先させると仕事の概念からズレる」という非常に的を得たことをおっしゃっていてさすがだなと思いました。そう、仕事って「お金を稼ぐためにやっている」というのが基本にあって、その上で成長ややりがいにいかに繋げていくのか?ということなんだと思います。日本の有名な経営者の一人である日本電産の森永さんも「もし会社に来るのが楽しい!というのであれば、わたしは社員からお金をもらいたい。会社は遊園地ではなく、社員を楽しませる場ではない、辛いこと、嫌なことを時間を費やしてやってもらうからこそ、会社は社員に給料を支払う」という言葉があるよう、きれいごとなしで考えると本来仕事は「厳しいもの」「苦しいもの」なのです。それを踏まえて楽しさを自分で見出しながら輝ける人が「カッコいい大人」なのです。「会社は社員をもっと楽しませろ」「社長は社員をもっと楽をさせろ」というお客様目線で働いているような人が年々増えているように感じます。それが恥ずかしいこと、間違っていることだということを時に経営者はビシッと言う必要もあるんじゃない?まぁわたしであればそもそもそんなアホは採用しませんが。
【第811回】結局景気ってあまり関係ない
株式会社BENchmarkが顧問をさせていただいている業種の8割5分は戸建住宅を手掛ける「建築業」です。今建築業を取り巻く環境は非常に厳しいと言われているのですが、有難いことに弊社クライアント様は過去最高益をどんどん更新している、もしくは維持できている、会社によっては「これ以上お客様が来られても対応できない」という状態になっています。完全に世間と逆行しています。なぜそうなるか?それは「やるべきことをちゃんとやっているから、それも継続的に」という非常にシンプルな理由からです。全国シェアの50%以上を握っている会社であれば景気に左右されるかもしれませんが、地域の中小企業で年商10億未満の会社であれば、実はそこまで景気に左右されることはありません。ではなぜ業績が悪くなる会社があるのか?その理由の多くは経営者やそこで働く人の「怠慢」です。ちゃんと挨拶が出来ているのか?社内・車内は清掃が行き届き整理整頓されているのか?トイレは常にきれいな状態を維持しているのか?「忙しいから」と問題を先送りにするのではなく、定例ミーティングは丁寧に行われているのか?ミーティングで決まったことを確実に、着実に取り組んでいるのか?「自分以外はお客様」という意識を持って、お客様だけではなくお取引先や自分以外の人と携われているのか?メールの返信等含め、丁寧な対応が出来ているのか?応援しがいのある人になれているのか?これがしっかり出来ていて商売に困るはずがないのです。基本が出来ていたら必ず助けてくれる人が助けてくれます。助けてくれる人がいないのは、何かが出来ていないのです。基本を押さえていないにも関わらず、やれ新しいマーケティング手法を取り入れるや、やれ新商品を導入しようとしても根本的なところは解決しないのです。コツコツするのが勝つコツ。基本に忠実に。業績が悪いのは景気のせいじゃなくて、あなたの立ち振る舞いなんじゃない?