BENchmarkブログ

2025-08-29 18:18:00

【第987回】他社はどうでもいい

様々な企業と携わるなかで、「社内会議にオブザーバーとして参加して欲しい」という要望を多くいただいております。通常わたしはその企業の代表とミーティングをさせていただくのですが、全社会議の場に出て欲しいという場合は率先してガンガン意見を発信していくというよりは会議の進め方の無理・無駄をあぶり出すことと、会議に参加される人たちが発言しやすいようにサポートさせていただくのですが、「競合他社の話し」になった際は口を出させていただきます。「他社はどうでもいい」と。他社のことを見ている時間があるのであればもっとお客様や自分たちを見ようぜ?とお話しさせていただきます。だって他社のことを知ったところで「表層的な情報」だけしかないのにそれについて議論をしているなんてナンセンス。24時間、365日しかないにも関わらずその貴重な時間を噂話や表面的な話に割くのは非常に時間の使い方がもったいないのです。また、他社の動向について話す人に限って「わし、こんなにも知ってます」とドヤ顔する傾向にあるのですが、そんな人には一言「仕事しようぜ?」だけです。仕事とは「人に喜んでもらうこと」なのです。その「人」とは「お客様」なのです。お客様に喜んでいただくためにはどうすればいいのか?自社の商品やサービスはもっと改善の余地はないのか?5年後、10年後を見据えて今何をするべきなのか?ほら、考えること、やることは山積みでしょう?他社に目を向けている時間なんてないんじゃない?

2025-08-27 18:18:00

【第986回】お前の人生を「多数決」で決めるな

こどもたちへ

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君たちはこれからたくさんの選択肢の中から進路を決めていくわけですが、君たちの人生は他ならぬ君たちのものなのです。君たちの君たちによる君たちのための人生。進路を決める上で時には助言を求めることもあるでしょう。それが信頼する人なのか、仲の良い人なのか、ときには占いやらなんやらなのかは分かりませんが、お父さんが伝えたいことは「自分の人生を多数決で決めるな」と言うことです。「10人聞いたら10人とも辞めといたほうが良いっていうから辞めます」や、「自分はしたくないけど周りが全員やった方がいいから頑張ってやります」なんてナンセンス!全然ROCKじゃないぜ!君たちの人生の舵を切るのは君たち自身です。お父さんでもなく、お母さんでもなく、先生や先輩、恋人でもなく君たち自身で決めたらいいのです。ただ、自分で決めたからにはもしうまくいかなかったときに「誰かに尻ぬぐいしてもらう」ということを期待してはいけません。自分のケツは自分で拭くのです。ただ、安心してください。誰かの言う通りやって失敗しても、その人は絶対責任を取ってくれません。どうせ自分で責任を取らなければいけないのです。だったら、自分が感じた道を、自分が選んだ道を、自分が信じた道をとことん突き進んであっちこっち行きながら道を広げていけばいいんです。「いくら稼いだ」や「何を残した」とかどうでもよくて、「どれだけ充実したか」が君たちの魂を輝かせるのかだとお父さんは思います。順番から言ったらお父さんの方が先に逝くのですが、あの世で再び会ったときには「こんな冒険したよ!」「こんな挑戦をしたよ!」「こんだけ自分で決めてやったよ!」ということをたくさん聞かせてくださいね。

2025-08-25 18:18:00

【第985回】自分の目で見たもので評価する

人にはいろんなタイプがあって、その日のコンディションによっても性格や立ち振る舞いも変わるのですが、わたし自身こういう仕事をしていると色んな人と携わらせていただくのですがこの世の中には「話をつくる人」「情報操作をする人」が少なからずいます。その理由は「自分を有利にしたい」や「あの人を貶めたい」や、信じられないかもしれませんが「ヒマつぶし」でやるような人もいます。先日もとあるクライアント様先でスタッフのAさんが「相談があるんです」と言って「Bさんが社長の悪口を言ってるんですぅ、わたしはそういうのやめたほうが良いって言ってるんですけどね…」と言ってきたので「ほほ~ん」と思いその場ですぐBさんを呼び出して「Aさんがあなたがこんなこと言っているって言ってるよ」というとBさんは「!?全く身に覚えがないんですけど!」とのこと。わたしは普段Bさんと携わる機会が多くBさんの人となりも分かっているつもりだったのですぐ「あ~、Aさんの悪いとこ出てるわぁ」と思い確認してみたら案の定。被害者ぶる人、自分を良く見せるために人を下げる人は要注意。ただ、優しい人や正義感が強い人になればなるほどネガティブな情報を信じる傾向があるのですが、だからこそちゃんと自分の目で見て、耳で聞いたことから次の選択肢を選んでいくってことが必要です。ちなみにAさんいつでもどこでも誰にでもこんなことばかりやっていたので誰からも信頼されず気まずくなって会社を辞めたとのこと。新しい環境でも「被害者」として頑張ってください。でもこれって自業自得じゃない?

 

2025-08-23 18:18:00

【第984回】下手に出るほど価値を下げる

お盆休みが空けて1週間みなさんお疲れ様でした。休みボケは解消されていますか?休みが長くなればなるだけ働きはじめはキツいですね。営業をしている中で「お客様至上主義」でお客様の言うことには「NO」はNGで基本顧客の言うことを言われた通りすることが顧客に選ばれることだと本気で思っている経営者や営業マンが結構な数いるのですが、わたしはその考えがNoです。相手に尽くすということは、時には相手に対して指摘をすることも必要ですし、場合によっては相手の要望にNoを突き付けるのも必要なことです。だってビジネスは「信頼関係」がある上で成り立つからこそ相手との関係性は「対等」なのですから。信頼関係を築くためには相手と苦楽を共にする必要があります。相手を「楽」というより「気持ちよくなってもらうばかり」が良い関係を築くことではありません。相手に意見を言わない「YESマン営業マン」になればなるほど、相手と別れた瞬間にすぐ相手の悪口を言うものです。そりゃぁ超絶ダセィというものです。文句があるのであれば直接相手に言う、ビビって言えないのであればそもそも影でも言わない、ただそれは一方的に我慢しろというのではなく相手との付き合い方を変えるということです。わたしはわたしを思ってアドバイスや指摘をしてくださる人のことを心から信頼し尊敬し感謝しています。ただ、信頼関係もなくこちらのことを何も知らない癖に一方的にアドバイスしてくる人は笑顔で「人のことよりご自分のことを優先なさってください」と京都人ばりに嫌味をお伝えしバイバイです。経営者、営業マンは「0」から顧客を作り出す「権利」があります。その権利があることをしっかり理解して会社や自分にとって有益な人とだけんビジネスをしていく。これこそがまっとうな商売なんじゃない?

2025-08-21 18:18:00

【第983回】だいたい自爆

長年好感度ランキング上位だったあのアイドルも、永い歴史を繋いできた名門の歌舞伎役者も、普通の人が3回生まれ変わっても手に入れることができないほどの資産を得た事業家も、世の「成功者」と言われる人たちでも一瞬にしてその地位や財産を失うだけではなく、ときにはマイナスになり最悪命まで落とすケースとしてはだいたいが「自爆」です。一言で言えば「調子に乗り過ぎた」の一言に尽きます。わたしが起業したてのときに、お世話になっていた大好きな方からこんな言葉を与えていただきました。「神様はちゃんと見てる、神様が見ていなくても自分自身がちゃんと見てる。だからこそちゃんと真面目に頑張っていたらきっと良い方向に進んでいける。」この言葉が結構胸に刺さりまして、今でも自分を律するための楔になってくれています。そもそも「ベンチマーク」という屋号自体がわたしにとっては「目標」と「戒め」なのです。にも関わらず、自分自身でも最近「あれ、ちょっと調子こいちゃってる?」や「おや、なんか余裕ぶっこいてない?」と思うことが多々あり、改めて初心に戻って自分はまだまだ「ビギナー」であること「チャレンジャー」であることを肝に銘じないといけないなと思う今日この頃です。お盆に帰ってきてくれたご先祖様や前職お世話になった社長、大好きだったあの人に「頑張ってるね」と言ってもらえるよう襟を正して精進して参ります。

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