BENchmarkブログ
【第957回】マーケティングは「実戦学」
マーケティングほど「実戦学」なものはなかなかないかと思います。どれだけ本を読んでマーケティングを学んでも、市場の流れ、顧客のニーズは日々目まぐるしいスピードで変化していきます。「去年まで正しかったこと」が「今年は全く通用しない」ということがマーケティングです。だからこそ、「過去に一発成功したマーケター」ほどタチが悪いものはありません。人間は基本「変化を嫌う生き物」です。だからこそ過去の成功にしがみついている「自称マーケター」は、自分だけ破滅するのは自己責任なのですが、お客様を巻き込んでしまうのでタチが悪いのです。マーケットは日々どころか「秒」で動いているもの。弊社も毎月50社以上のクライアント様と「毎月最低1回は必ずミーティングをする」ということを顧問契約の条件にしている理由としては、「いち早くマーケットの動向を掴むため」でもあります。顧問数が5社や10社だと分母が少なすぎるので統計になりません。30社か40社ほどで「ほほ~ん、なるほどね」という「流れ」や「パターン」がつかめるようになってきます。マーケティングはとにかく「実戦学」。もし現状コンサルやFC本部から営業が来ているのであれば「ところであなたの会社の実績は?」と聞くことと「あなたのクライアント先の実績は?」と聞いてみてください。もし業績が悪いのであれば「お前自身が成果出せてへんやないけ!」ですし、すぐ答えられないようであれば論外。ちなみに弊社は創業以来ずっと増収増益、前年対比でいくと120%~130%を維持しております。弊社クライアント先でいくと決算月は会社によって異なるものの、今期黒字見込みは96%、内2年先まで受注が埋まっている企業は全体の52%です。ビジネスパートナー選びは慎重に。
【第956回】戦友をつくるためには
こどもたちへ
小学校、中学校、高校、そこから先の専門学校や大学、ひょっとして留学、就職とこれからステージが変わるごとにたくさんの「人」と出会っていくのですが、家族や夫婦とはまた違った「パートナー」が見つかると人生は豊かになります。友達ともちょっと違う、親友ともちょっと違う、いうなれば「戦友」とでも言いますか、大人になるとどうしても「仕事」に時間を使いがちです。だからこそ「戦友」をたくさんつくる。ただの「取引先」や「同僚」も良いのですが、公私にわたって喜びや苦しみ、時には悲しみも分かち合う。そんな戦友が君たちの人生にも現れたら良いね。ただ、戦友はいきなり出会ってなるものではなく一緒に苦楽を共にするから「なる」ものです。「苦楽」というくらいなのではじめに一緒に苦しい経験をして、それを乗り越えて楽しくなる、楽になる。そうなるといつの間にかお互いにとってかけがえのない存在になります。今お父さんが仕事で携わらせてもらっている人たちは間違いなく「戦友」です。もし相手が困っていたらお父さんはすぐさま駆け付けるし、逆にお父さんに何かあったら時には自分を犠牲にしてでも助けてくれる人に囲まれて仕事ができている安心感と信頼感、充実感や幸福感を仕事を通じて君たちも味わうことができたらいいね。「この人だ!」と思える人と出会えたのなら、苦しい体験を共にしていつか「語る思い出」になるよう成功するまで諦めずに頑張ってみてください。君たちが「この人だ!」と思った人です。一緒にが頑張ればきっと成功します。
【第955回】勘違いした期間をいかに短くするか
どんな分野でも継続して成果を出し続けている人は「自分をプロデュース出来る人」なのかなと思います。客観的に、冷静に自分のことを見ることができて自分の立場や次に進むべき方向を理解し、常に「これでいいのか?」と自問自答できる人はやはり強いです。逆に少し成果が上がったからといってふんぞり返ったりしだすとすぐ姿を消していきます。ただ、人間誰しも「勘違いする生き物」です。上手くいった成果は自分の実力というよりは人様の支えのお陰にも関わらず勘違いし調子に乗って「我、神なり」と勘違いをしてしまう。その期間が長くなればなるほど、また年を重ねれば重ねるほどその傷は重症になってきます。年を重ねてから調子に乗ると指摘してくれる人がそもそもいないのでじっくり、着実に、確実に裸の王様になってしまうので出来れば若い時にしっかり調子に乗って痛い目に合って警戒心を養うことも必要です。わたしは有難いことに、調子に乗るとすぐ「わたしより相当凄い人」が現れてくれるのですぐ出鼻をくじかれておりました。起業してからは益々「人様のお陰、神仏のお陰」という気持ちが強くなり良い感じに丸くなれているかと思います。と、自分でこう言っちゃっている時点で若干調子に乗ってない?気を付けていきましょう。
【第954回】挨拶に優劣を付けるな
みなさん日々気持ちの良い挨拶は出来ていますでしょうか?日々たくさんのクライアント様と打合せしている中で、伴走者というもののわたしは仕事上では「教える側」ということもあり、クライアント様のスタッフのみなさんも丁寧に挨拶をしてくださるのですが、わたしに対する挨拶と取引先に対する挨拶が違う場合があります。わたしに対してはわたしが入室したタイミングで立ってしっかりお辞儀をして挨拶してくださるのですが、例えば運送業者さんが荷物を届けにきてくださった場合に椅子に座ったままで相手の目も見ずに「ウィース、そこ置いといてくださ~い」と気持ちの良い挨拶とは程遠い対応。これはいけません。年上だろうが、年下だろうが、お客様だろうが取引先だろうが挨拶は「しっかりする」のです。人によって挨拶を変えてはいけません。わたしはこれを「挨拶に優劣を付けるな」と伝えさせていただいております。そもそも人によって態度を変える人ってろくなもんじゃなくない?
【第953回】面白いもので
株式会社BENchmarkのクライアント様の9割は「経営が厳しいところ」からスタートした企業ばかりです。「集客が上手くいかない」「受注が獲得できない」「もうどうしていいのか分からない」というところからスタートするのですが、当然「成果が出ていない会社」にはお客様はもちろん営業マンや銀行も目をかけてくれません。だからこそ「一緒にやろう!」という人が周りにいないのでそういった人がひょこっと出てきてくれるととても感謝し、敬意を払い携わるのですが、ある程度成果が出てくるとそこらへんが徐々に雑になってきます。まずはメールの返信が雑になります。それまでは必ずレスポンスよく返信していたものが徐々に返信をしなくなってきます。ただ、こうなってくるともう「下降傾向」です。次に時間にルーズになってきます。ただ、まだこの段階では売上は落ちていないので本人は気付いていないのですが既に足元はどんどん崩れています。そして最終段階は言葉の端々に「雑」が蔓延しています。「お金」を「金」と言ったり、お客様を「客」といったり、だいたい派手な買い物をしだすのもここら辺でしょうか?ようは人間みんなある一定の成功を収めると「雑」になるのです。ただ、そういった状態になると、本人が思っている以上に「敵」を増やしてしまうどころか、味方のふりをして近寄ってくる人も実は「敵」だったという状況になり、成果が出る前の状態よりも「悪い状態」になりがちです。ただ、そこで気付き始めるのですがもう後の祭りです。苦しいときに手を貸してくれた人たちは二度と戻ってこないのです。だからこそわたしはメールの返信が雑になった時点で「ピシャリ」とお伝えさせていただきます。悪くなりきる前に指摘する。そうするとまだ「戻ってこられる」のです。「初心忘るべからず」とは良く言ったもので、変化も大切ですがときには「初心を忘れていないか?」とちゃんと確認することも大切です。もちろんこれはわたし自身にも言えることなのですが、わたしの場合わたしがちょっとでも調子に乗ったら言ってくれる人、言ってくれそな人がたくさんいるので、これってとても有難い環境じゃない?