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2024-09-01 18:18:00

【第805回】効率を求めると効率が悪くなる

先日クライアント様先でのミーティングの中、いつもお世話になっている協力業者様も交えてお話しをしている中で、その業者様は地域で建築資材を販売しているとても大きく立派な会社なのですが、その会社の今年のテーマが「効率化」とのこと。ただそれに対してクライアント様は「効率を求めると効率が悪くなるのにね」となんとも深い言葉をポツリ。確かに最近効率を求める動きが加速していますが、効率を求めるが故にいろんな物事が「雑」になってしまったり、「想い」がこもっていなかったり、「悩む機会」が少なくなるからこそ「成長の機会」も少なくなってしまったり。住宅業界も「効率化」に向けて様々なサービスや仕組みが生まれているのですが、ただ住宅に関しては奥が深く、同じ家を設計しても同じ育ち方をする木はこの世に一本もなく、地盤や日照も「全く同じ条件」というのはほぼ皆無で、基本的な知識を持った上で「その場その場の応用力」が必要になってきます。ではその「応用力」を培うにはどうすればいいのか?それこそたくさんの「無理」「無駄」「失敗」を経験した上で改善に努めることによって培われます。最近無駄なことはできていますか?

2024-08-30 18:18:00

【第804回】宿題売るアホ、宿題買うアホ

いよいよ夏休みももう終わり。そんな中、テレビの夕方のニュースで夏休みの宿題が出来ていない子や親に向けてフリマサイトで「宿題を販売している」とのこと。中には実際に自分のこどもも手伝わせ「実際に小学校3年生のこどもが書いた習字の宿題です」と販売している人もいるのだとか。本当に「アホ」です。「ドアホ」です。そもそも宿題はなぜやるのか?そこを全く分かっていません。学力向上だけではなく、宿題をやることによって培われる「限られた期日に物事をやる力」や「嫌なこともやる力」「ときには怒られながら叱られながらやる恐怖や屈辱、そして思い出」などなど、ここでは書ききれないほど身に付くことがあるのです。大人たちはそこを踏まえた上で宿題をこどもたちにやらすのです。もし「宿題売ろうかな!へっへっへ!」とこどもが言っていたら親として、大人として「それは良くないことだよ。」と言ってあげないといけないにも関わらず親が率先してやらしている。この親の子が不憫でしかたがありません。そして宿題を買うアホ。自由研究や書いている字で本人じゃないことくらい見ている側はすぐわかります。そしてそんなことをしてしまうと「信頼ガタ落ち」です。一度の「楽」を求めて周りから「あいつ宿題買うイタイ奴」「あいつは嘘をつく嘘つき」「あいつは自分で努力できないアホちゃん」と軽くアホの3冠王獲得です。最近あまりにも世界が慌ただし過ぎて、「時間がかかること」「手間がかかること」が軽く考えられがちです。中には「チャットGPTで1時間かかることが5分で出来ました♪」とドヤ顔で言っちゃう寒い大人もいます。無駄に長々と努力しろとはいいませんが、大人であればコツコツやることのカッコ良さ、諦めずに粘ってやって成果が出たときの達成感、頑張って頑張って、それでも思った成果が出なくて苦しくて辛くても「次頑張ろう!」と自分を鼓舞して次に立ち向かう勇気を子供たちに見せつけてやるのが大人じゃないのか?「楽」を選ぶと本当の意味での「楽しいが逃げていく」ことを教えてやるのが大人じゃないのか?こんな子育てを大人全体がやっていたら、将来自分たちを苦しめるモンスターばかりつくることになるし、子どもの未来を大人が潰すことをなぜ分からないのか?それだけ「教育」は大切なことなのです。わたしの父は教師でした。高校生のころ、「お父さんはなんで先生を選んだの?」という会話の中から父が教員採用試験で面接官に伝えた言葉が「勉強を教える先生ではなく、勉強で教える先生になりたいです」と言ったとのことでした。我が親ながらめちゃくちゃかっこいいじゃないですか。めちゃくちゃしびれるじゃないですか。わたしが面接官だとその場で採用です。教育とは教師だけがすることではありません。自分の子どもにはもちろんですが、自分の子じゃなくても「挨拶ちゃんとするよ~」とか「悪いことしちゃアカンやろがぃ!」と教育するのが大人です。そうすることによって自分自身も「大人」にさせてもらうのです。宿題を売るアホと、宿題を買うアホが今一度自分のやっていることに疑問を持ちますように。

 

こどもたちへ

夏休み一生懸命出された宿題を期限内に自分の力でやっている君たち二人を本当に尊敬します。お母さんのプレッシャーのお陰もありますが、やったのは君たち自身です。にも関わらず隙あらば「かき氷食べにいこうぜ~!」「一緒にゲームしようぜ~!」と誘惑する父を許してください。ただ、サボりすぎるのも良くないけど詰め込み過ぎて追い込まれるのも良くないので何事もメリ&ハリよ!

2024-08-28 18:18:00

【第803回】クレームが言いやすい時代

先日とあるクライアント様から口コミサイトに「悪い口コミ」を書かれたという相談を受けました。今の時代本当にクレームが言いやすい時代になっています。だってスマホやパソコンから「自分の言いたいことを自分の言いたいタイミングで自分のすきなように発信できてしまう」からです。わたしが小学生のこと、TVでおふざけが過ぎた内容の番組があって、次の日学校で友人たちのとの番組の話になったとき「うちの母ちゃん早速テレビ局にクレーム入れてた」と言った子に対して、「お前の母ちゃんヤバいな!」「お前の母ちゃん怖くね!?」「お前可哀そうだな」となっていたのですが、今隣にいてもスマホで何をやっているか分からないからこそそうはならないのですが、本来「クレーマー=ヤバいやつ」というこをみんな忘れがち+見えなくなりがちになっています。クレームを入れる際は「本人に直接クレームではなく相談と言う形でお伝えする」口コミサイトに投稿したい場合は、「自分の親や家族、親友や自分に良くしてくれている人にその姿を見られて恥ずかしくないか」を意識しないと、あなたも立派な「ヤバい人」になっちゃうんじゃいない?

2024-08-26 18:18:00

【第802回】自分の「世界」があるのか?

あなたの会社は、ホームページやSNSで発信しているものに「個性」や「独自の世界観」は出せていますか?多くの会社が「それっぽく」は作っているものの、「個性」は出せていません。例えば弊社の顧問先の多くは「建築業」です。建築業で戸建住宅を手掛ける会社のホームページのほとんどが「住む人が笑顔で…」「高気密高断熱の優れた性能で…」「丁寧な対応で…」とどこもかしこも「同じ内容」です。これでは差別化もクソもありません。「何が好きで、何が嫌いか」「何が得意で何を大切にしているか」「どんな歴史を経て今の考えに辿りついたのか」など、「その会社にしかないもの」を発信している会社がほとんどありません。弊社のクライアント様の中でもぶっちぎりで成果が出ている会社の共通点は「優しく明るく楽しく温かく、でもちょっとアホ」です。ホームページもカッコいい、おしゃれというよりは「世界観」を出している会社が成果に繋がっています。「誰かに好かれるために立ち振る舞った発信」も良いのですが、「自分を出してそれに共感してくれる人が集まる発信」のほうが来られるお客様の層としてはストレスなく永く一緒にいられる親友のような存在になるんじゃない?

2024-08-24 18:18:00

【第801回】東京おかわりセミナーin名古屋

今年の6月クライアント様からの依頼で東京にてセミナー講師をさせていただきました。有難いことにそのセミナーが好評で、今回同じ内容にて名古屋でセミナーをさせていただくことになりました。9月25日名古屋近くでセミナーをさせていただきます。そのクライアント様から大阪、福岡でもセミナーを開催してほしいという要望をいただいております。愛知・岐阜・三重・静岡の方は是非お気軽にお越しください。ただ、実はこのセミナー、弊社クライアント様には積極的にはお声掛けさせていただいておりません。なぜなら弊社クライアント様にはいつもお伝えしている内容もしくは普段お伝えさせていただいている内容の70%~80%くらいのことしかお伝え出来ないからです。そして中には今回のセミナーの内容を「必要としない人」もいらっしゃいます。前回の東京セミナーの際にも「セミナー講師するなら誘ってよ」と仰っていただいた方もいらっしゃいましたが、お声掛けしないのは「あなたには必要ない内容だから」です。今回は特に弊社がメインとして活動している東海エリアでのセミナーです。もし「誘ってもらっていない」と思われる方がいらっしゃるようであれば、それは「お誘いしない理由」があります。もちろんポジティブな理由です。時間はお金より大切です。いつも聞いている話を場所を変えて聞く必要はないのです。そして弊社クライアント様であれば、必要であれば何十回、何百回と同じ話をマンツーマンでさせていただきます。「お客様の役に立つことをお客様のためだけにやっていく」これが弊社の企業理念の一つなのでお誘いしなかったからといって変な風に捉えないでいただけましたら幸いです。

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