BENchmarkブログ
【第918回】その経営に配慮はあるのか?
少し前、多くのメディアで新卒入社の「初任給」の話題が上がっていました。初任給¥30万を超える企業も出ている中、そんな報道を見て「頭がいいアホ経営者が増えているんだなぁ」という想いが強くなります。人を集めるために高い初任給や待遇の良い福利厚生を用意する。でもね、その高い初任給や手厚い福利厚生が出来るのは誰のお陰なのか?間違いなく先輩社員のお陰なのです。にも関わらずひどい会社であれば新卒の方が既存社員よりも給料が高いとのこと。人を馬鹿にし過ぎています。わたしが既存社員であれば秒で辞めます。だって「屈辱」だから。当然新入社員はいきなり仕事で成果を出すことができません。だからこそ先輩社員からの「指導」が必要です。自分より仕事ができないのに、自分より給料が高い人に人は気持ちよく愛情を持って指導できるのでしょうか?日本はまだまだ「年上を敬え」という文化が根強い国。日本を代表するような大手企業が「ちょっと考えたら分かる人としてやってはいけないこと」を平然と、むしろドヤ顔でやっている姿を見てとても寂しい気持ちになります。働いている人が自信と誇りを持って働ける企業なのか?会社を守っていきたい!と働いている人が思える会社なのか?その経営に愛情はあるのか?人を「駒」としか見ていなくてマネーゲームを楽しんでいるような経営者のもとで仕事をするなんてクソくらえです。世の汗水流して頑張ってきてくれたすべての中高年のみなさん。大人の力を見せつけてやりませんか?
【第917回】お金は後からついてくる?当たり前やろがぃ!
「お金は後からついてくる」という言葉があります。意味としては「まずは目先のお金を追いかけるのではなく、一生懸命世のため、人の為に働いていたらお金も手に入りますよ」というニュアンスで使われる方が多くいらっしゃるかと思うのですが、そもそもすべての商売において「物やサービスを提供してお金をお支払いただく」という仕組みになっているので、この言葉は格言でもなく当たり前のことなのです。何もしていないのにお金をもらう。これは先物取引やら詐欺やら胡散臭い代名詞が使うやり方です。逆に「働いてもいないのにお金をもらおうとするな」なのです。新入社員として入社されたみなさん、もうすぐ入社2週間です。みなさんの働きは会社にとっていくら利益をもたらしましたか?
【第916回】誰が幸せになるのか?を考えているか
普段会社員として働いているのであればそこまで気にすることは無いかもしれませんが、もし事業をしているのであれば自身の手掛ける事業によって「誰が幸せになるのか?」「誰の幸せに繋がるのか?」を考えていく必要があります。ただ、その「誰」が「自分」だったら最悪です。どこまでいっても商売は「相手があってこそ」です。自分が楽をしたい、自分だけが豊かになりたいという想いでは誰も応援してくれません。ちなみに弊社はというと「人様のお役立ちに尽くす」という企業理念を一貫しております。人様というのは「クライアント様」はもちろん、弊社の場合個人向けのサービスは提供していないので基本は「クライアント様を通じて一般のお客様の幸せづくりに尽力していく」ということです。だからこそ自分が「信頼できる人」「応援したい企業」しかお付き合いしないようにしています。また必須項目としているのは「納税」です。しっかり人様からお預かりしたお金を納税しより多くの人に還元できるようにしています。だからこそ「節税」なんていうのはあまり興味がありません。そもそも、本来必要としないものを買って節税するよりも、いらないものを買わずに納税した方が「お金」はしっかり残るのです。よくテレビに出ている「カリスマ経営者」たる人が自身の私利私欲を満たしたり、自己顕示欲を満たしたりしている姿を見る機会がありますが、あーゆー人ほど長続きしていないもの。世のため、人のためにコツコツ頑張っている企業は派手さに欠けるかもしれませんが、その分永く継続出来るものです。あなたが今やっていること、誰かの役に立っていますか?もしくは誰かの役に立とうとしていますか?
【第915回】なんとかなるのはなんとかするから
「なんとかなる」「ケセラセラ」など、人生は様々なピンチや苦難が起こりますが、この言葉に背中を押されている方もいらっしゃるかもしれません。ただ、わたしはあまりこの言葉を使うことはありません。だってピンチのときは「なんとかなる」ではなく「なんとかする」からです。仕事がら携わらせていただく方はみんな経営のピンチに陥っていらっしゃる方、今後の方向性に行き詰まっていらっしゃる方が多いのですが、その際「なんとかなりますよ~」とあまり無責任なことは言えません。また、その言葉で「なんとかなるんですね~」と安心されても困ります。ピンチに陥るというのは、その分「何かに挑戦したからこその結果」です。窮地に陥っているのは「挑戦したけどうまくいかなかった」ということです。であればそこで「なんとかなる~」と言っている場合ではありません。必死に頭をフル回転させ、身体を動かし「なんとかする」しかないのです。お酒を呑んでもお昼寝してても何も解決しないのです。思ったような成果が出ていないときこそ「なんとかするよういつも以上い動く」のです。No現実逃避、No他人任せ、No余裕ぶっこいている時間。なんとかするためにどう動いていきますか?
【第914回】俺たちきっとどこかで何かで死んでしまうんだぜ?
何かを成し遂げたときよりも、意外に「何かを成し遂げようと頑張っているとき」の方が楽しいもの。昔何かの本にこんなことが書いてありました。「幸せとは、欲望が停止し、苦痛が消滅した負の状態である」と。生物の本質としては「もっと、もっと」と求める姿が本来正しいものであり「もう十分っす」という状態は実はネガティブなものという考えです。30代半ばから身近な人の「死」が重なり、40代になって「自分の終わり方」を意識するようになり、最近の密かな楽しみは「自分の場所をたくさんつくること」です。弊社のクライアント様は8割が建築に従事する「工務店」や「設計事務所」になるのですが、最近クライアント様と話しているのが「年をとってから行く場所を今から造っておこうぜ!」ということ。とあるクライアント様は「お互い60歳を超えたら年一回は一緒に旅行に行こう!そのために宿泊施設の仕事を獲得していこう!」や「呑んでそのまま泊まっていける秘密基地を作ろう!それもしっかりビジネスにしていこう」だったり、わたしもこんな性格なので「誰か葬儀場作ってくれないかなぁ、自分が亡くなったら最期にそこを利用したいなぁ」などと、仕事にかこつけて自分の「行先」をどんどん計画しております。そんな計画をしている自分自身もそうなのですが、クライアント様たちの楽しそうなこと楽しそうなこと。わたしたちはきっとどこかで何かしらで死んでいきます。あの世や来世があるかもしれませんが、今世は今世でしっかりやりたいことはやっておきたい!最悪やりきれなくてもいいけれど、やっている過程もしっかり愉しみたい!しっかり愉しむためには「しっかり本気でやらないといけない」ということを分かっているからこそ、年を重ねるごとに「無駄なことに全力を費やせる大人」になっていきたいですね。今月も滋賀県のワイナリーのオープンイベントに司会として参加させていただきます。セミナー講師の仕事はたくさん携わってきたものの「司会」は振り返るとあまり経験がしたことがありません。ワイナリーのオーナー様が非常に素敵なお人柄でこれを機会にワインの木のオーナーになって収穫やワインの製造も携わり今お付き合いのあるクライアント様たちへのお歳暮に出来たらなぁとかまたもや新しい物事に出会わせていただいております。ワクワクが止まりませんね。人生短すぎますね。生きているうちに全速力で遠回りして「あ~、もぅお腹いっぱい」と言って息を引き取りたいですね。最近全力で生きてますか?