BENchmarkブログ
【第997回】夢は見つけるものではなく見つかるもの
こどもたちへ
中学、高校と進む中「進路」を選択しなければいけません。夢を持っている同年代を観て焦り、明確な夢や目標がない自分に不甲斐なさや劣等感、ときには怒りを感じるかもしれません。お父さんは中学、高校のころそうでした。「なんか見つけなきゃ」「早くみつけなきゃ」「早く決めなきゃ」。めちゃくちゃ焦るし先生やらは「進路、進路」と急かしてくるし、言葉にできない焦燥感がありました。ただね、よく言われている言葉ですが「夢は見つけるものではなく見つかるもの」です。大人になってより一層その言葉の重みが理解できました。立派な夢や目標なんてなくてもいいのです。気が付けば後からついてきてくれるのです。これは君たちへのメッセージと言いつつ、ひょっとしたら過去の自分へ贈る言葉になるのかもしれませんが、安心して精一杯カッコつけてなさい、大いに楽しみましょう、大いに傷つきましょう、進んだり戻ったり、迷ったり休んだり、それが自分という器を広げていきます。常識や「こうあるべき」という誰かが作ったものを気にし過ぎるのではなく、自分の人生を生きてください。頑張るときは全力で頑張る、休むときは全力で休む、そうするときっと「やりたいこと」や「こうありたい自分」が見つかってきます。とりあえずお父さんは最近また太ってきたのでライダースが切られなくなる前に痩せます。とりあえず夢やら目標やら未成年にやたらと押し付けてくる大人は「イエッサッサー!」と言っておいて心の中で中指立てとけばいいんじゃない?
【第996回】基本ができるのがプロ
世の中にはセンスや運で成果を出しているように見える人でも、基本成果を長く出し続けている「プロ」になればなるほど「基本」をしっかりマスターしています。逆に「基本」が出来ていなければどれだけスキルを身に付けても大成しないもの。基本とは何か?挨拶や整理整頓、礼儀作法や物事の順序をしっかり理解し守っていくことです。家でもなんでも基礎がぐらぐらであればその上にどれだけ立派な材料を使って、どれだけ素敵な設計をしても「欠陥住宅」になるのと同じで、基本とはその根幹に関わることになり最も大切なことです。そして先行きが見えないときや物事がうまく運ばないときこそ「基本に戻る人」が一番強いと言えます。スタート地点がそもそもゴールであり、ゴールがスタートでもある。世の中の原理原則はとてもシンプルで、だからこそ難解にしてしまいがちなのですが、いくつになっても、どんなときでも「基本」をいかに継続できるかがポイントじゃない?
【第995回】カッコいいプレイヤー
営業に限らず、仕事をしていると自分で率先して動いて仕事を作る「プレイヤー」と、部下や仕組みを使って仕事を作る「マネージャー」の大きく二つに分かれるかと思います。年を重ねると体力的な衰えはもちろん、それ以上に価値観のズレや情報をキャッチする力が衰え、その分知識とテクニックが身に付くので部下にそのスキルを継承しマネージャーになる人、マネージャーを目指す人が多いのですが、わたしは「年を重ねても自分の意思でプレイヤーをしている人」を心底カッコよく思います。ただ、ポイントは「自分の意思で」です。いつまで経ってもマネージャーになれず、ずっと平社員でプレイヤーをやらざるを得ない人は失礼ながらポンコツです。カッコいいのはマネージャーが出来るのにプレイヤーを選択する人です。そのカッコ良さは無敵です。アーティストもそうですよね、最近は50代、60代でもカッコいいアーティストがたくさんいます。営業でも第一線で成果を出し続けている人は、年を重ねれば重ねるほど努力しています。そんな大人を見るとカッコいいと思いますね。ただ、プレイヤーをやらされている人はポンコツとは言ったものの、わたしのように「プレイヤーしかやりたくない」といって今の仕事を選んでいる奴よりはよっぽど優秀じゃない?
【第994回】お客様の要望を鵜呑みにしない
例えばお客様から「100万円以内にこの案件を対応してください」と言われたら「ほいさっさー!」と言われた通りに動く営業マンがほとんどだと思います。100人いたら90人は「言われた通りにやる営業マン」かと思います。そして100人のうち9人は「言われたことを無視してやってしまう営業マン」だと思います。「100万って言われたんですけど、要望通りにやってみたら150万かかっちゃいました!テヘッ♬」とクレームを生み出す営業マンですね。そして100人中1人は「なぜ100万以内でやってほしいのか根拠と優先順位をしっかりヒアリングする営業マン」です。この営業マンは相当仕事が出来るタイプです。「100万と言われる根拠はなんなのか?むしろ本当に100万も使っていいのか?90万に抑えたほうがいいのではないか?」や「予算通りに進めていくことと、良いものを提供することとどちらが優先順位が高いのか?その理由は?」と、お客様の深層にある要望や希望をしっかりヒアリングしてお客様ご本人でも分かっていなかった本当の願いを聞き出し導いていく営業マンこそ真の営業マンだと思います。ただ、この手の営業マンが本当に少ない。一生の中で一人会えたらラッキーじゃないでしょうか?ただ、株式会社BENchmarkのクライアント様はこんなスーパー営業をされる方がたくさんいます。最高の営業を受けてみたいのであれば、是非弊社にお気軽にご相談ください。あなたの街で、あなたの希望を満たす営業マンをご紹介させていただきます。
【第993回】それっぽくさせてもらっているだけ
こどもたちへ
君たちから見たらお父さんやお母さん、学校の先生は「大人」と見えているかと思います。ただね、人間ってなかなか「大人になれない生き物」なんだと最近思います。10代のときは20代が大人に思えたし、30代40代はおっさんに思えたし、50代60代は初老かって思ったし、70代80代になると完全なるおじいちゃんおばあちゃんと思っていたけど40歳を超えて思うのは「あれ、中学のころとなんか変わった?」くらいです。当然外見的なこと、体力的なことは変わっているのですが内面は変わっていません。いまだに怖いことにはビビるし、腹が立つことには中指を立てるし、一生懸命眉間にシワを寄せてそれっぽくしているときは「俺って大人っぽい」とさえ思っています。お父さんに限ってですがなぜ内面は変わっていないのに君たちから見てに大人っぽく見えているかというと、それは君たちのお陰です。「親らしくしないとな」や「大人を演じないとな」という気持ち、そしてお父さんの場合はこんな人間にも関わらず信頼して託してくれるお母さんや苦しい状況にも関わらず救いを求めてくださるお客様のために「もっとちゃんとしよう」や「もっと頑張ろう」という姿勢が「大人っぽく見せているマテリアル」になっているのだと思います。「なんか大変そう」って思う?でもね、「これも悪くない」と思えたらそれはきっと君たちも大人の仲間入りしたってことだと思います。自分を最優先ではなく大切な人、もしくは大切ではない人のために頑張れるのが大人ってやつなんじゃないかと思います。最近気付いたのですが、内面的な大人と子どもの見分け方の一つに「早く大人になりたい」と言っている人は大体大人で、「子どもの頃に戻りたい」と言っている人は大体子どものままです。ということは、「早く人間になりたい」と言っている妖怪人間の心は既に立派な人間ってことです。妖怪人間を知らない?ググりなさい。