最新ブログ
【第830回】いちいち感動しようぜ
年を重ねるとたくさんの経験を経てか慣れによってか「感動する機会」が少なくなるものだと聞いたことがあります。はじめて食べた美味しいご飯も、最初は「ウマっ!!この料理すげぇ!!」と思っても何回も食べているとそれが「普通」になる。人様の気遣いや心遣いも同じで、いつの間にか有難い行為が「当たり前」になる。営業マンも初めて自分から商品を購入いただいたときは心から喜んだのに、いつしか買ってもらうことが当たり前になる。わたしは一番最初にバイトしたのがファミレスで、一番最初に作った料理は「お子様パンケーキ」というパンケーキにチョコソースでニコニコマークを描いてホイップとバナナを添えるという料理だったのですが、お皿が綺麗に空になって返ってきたときとても嬉しかったことを覚えていますが、バイトも終盤になると流れ作業で嬉しいとかではなくただ「作業」としてこなしていました。でも、今は毎回クライアント様のもとにお客様からお問合わせが入る度にいつも心から嬉しいし、なんならホームページのアクセス数がちょっとでも上がっただけでも嬉しいし、だからこそこの「嬉しい」が当たり前にならないように気を付けないといけないし、そのために必要なことは「本気で取り組む」ということかと思います。限られた時間、限られた人生、少しでも多く心を震わせ感動したいですもんね、なんかわかった気になって喜ぶことやキズつくことにも慣れて、全てをつまらなそうに生きるなんて耐えられない。死んだように生きるのなんて耐えられない、だって勿体ないもの!朝の気候が過ごしやすかった!卵がキレイに割れた!買い物行ったら駐車場が空いてた!ポテトチップスのコンソメ味の中でひときわ濃いやつと遭遇できた!人と苦楽を分かち合えた!人の成功に喜べた!勇気を出して自分から挨拶が出来た!雲がなんかいい感じの形だった!なんでもいいのです。いちいち感動していきましょうよ。人生と言う名の旅が終わって、振り返ったとき、愛しい人たちとあの世で出会ったとき、あの世でまで愚痴るのか?「いやぁ~、やり切りましたわ!完全に元とりましたわ!ひょっとして自分世界一人生を愉しませてもらったかもしれやせん!」と言えるのか?あなたは人生が終わった後なんて言いたい?
【第829回】神様は空白を埋めに来る
少し前にクライアント様先で新規のお問合わせが入り、「イエーィ!!」となっていたのですが、どうやらそのお問合わせ顧客と馬が合わないようで「だったらお断りしちゃってもいいんじゃないですかねぇ?」という話になり、そのクライアント様の素敵なところが本当にそのお客さんをお断りされて「これからどうしましょうかねぇ?」となっった途端に別の新規のお客様からのお問合わせをいただきとんとん拍子でご契約されて、やはり「ポケットを空けると新しいものが入ってくるもんだなぁ」と感心したことを違うクライアント様とお話ししていると「神様は空白を埋めに来るからねぇ」としみじみお話しされていた言葉が刺さりまくりました。わたしも起業したての際、顧問数もまだ少ない中でお金を稼ぐために本当に嫌な人と顧問契約を結んでしまって、結局それが我慢できずに秒で顧問契約を解除させていただいた際に、正直お金に対しての不安はあったもののそこから一気に違う会社から顧問依頼を怒涛の如く顧問依頼のお声がけをいただいた際に、「ポケットに空きをつくらないと、新しい物事は入ってこないものだな」と実感させていただきました。失うことを恐れると、おのずと動きも制限され心も固くなり生きづらくなるもの。新しい「ご縁」に出会うためにあえて「空白」を作ってもいいんじゃない?
【第828回】やらかしたときは…
こどもたちへ
人生において間違いや失敗をおかすことは多々あります。先日お父さんは9:00にアポイントを取っていたにも関わらずなぜか10:00からと思いこんで思いっきり遅刻しました。そんなとき、もしかしたら「渋滞に巻き込まれまして…」「車が故障しまして…」「困っていたおばあちゃんを助けてまして…」と、嘘を付こうと思えばいくらでもつけるかもしれませんがお父さんは「さーせん!思いっきり10:00と勘違いしてました!着いたら膝小僧をかち割ってください!」と正直に言いました。なぜか?それは「嘘はいつかバレるから」そして「嘘をつくことは苦しいことだから」です。君たちのおじいちゃん、おばあちゃんはお父さんに「嘘は付いたらダメ」と厳しく教えてくれました。逆に、お父さんが何からしらやらかした時に、勇気を出して正直に自分から「あれこれやらかしました、ごめんなさい」と言うと一切怒らずいてくれました。嘘を付くと、その嘘を隠すためにもっとたくさんの嘘を付かなくてはいけません。だからこそ、なにかしらやらかした時は正直に相手にお伝えし、心底謝る。するとどうでしょう、相手からの信頼度が増すというミラクルが起きるのです。「この人は裏表がないな」「この人は嘘を付かないな」「この人が言うことであれば大丈夫だろう」とチャンスに変わるのです。相手は自分より賢いもの。だからこそ小手先でどうこうしようとしても、相手には丸わかりです。もしバレていないのであれば、それは相手が「バレていないフリ」をしてくれているだけで、着実に自分の「信頼貯金」は無くなっていきます。自分を守るために嘘を付いてしまうことは必ずしも悪いことではありません。ただ、そこを踏まえて勇気を出して「ごめんなさい」と言えた先には、きっと君たちにとって「良かった」と思える未来があります。何より正直に生きることが出来れば、何の後ろめたさもなく生きることができます。世界は自分で広げていくもの。後ろめたい気持ちは自分の世界を自分で狭めてしまいます。君たちの世界は無限です。どんどん世界を広げていくためにも「勇気ある正直者」を貫いてください。
【第827回】手放せば軽くなる、軽くなれば満ち足りる
生まれたときは体一つで生まれてきて、そこから目に見えるもの、目に見えないもの問わずたくさんの「モノ」を求めて、求めて身に付ければ身に付けるほど身動きが取れなくなり、それを人は「執着」と呼び、せっかく必死になって手に入れたものを手放せば手放すほど心が軽くなり満ち足りていき、そこで初めて「最初から満ち足りていた」ということを知り、それを人は「悟り」と呼ぶのかもしれません。弊社のクライアント様で「お金第一!」という方は非常に少なく、それよりも「自由」や「やりがい」や「貢献」ということに注力していらっしゃる方が多く、そういう人になればなるほど経済的にも精神的にも益々豊かになっていらっしゃるなと思います。最近わたしも「毎週10個何かを手放そう」と毎週書類やら服やらモノやらを意図的に手放しているのですが、非常に心にとって健康で過ごしやすくなっています。最期にはこの身体も手放し魂だけになったとき、とても満たされた気持ちになるのでしょうね。自分自身も支えてくださる人たちのお陰で、精神的にも経済的にも非常に豊かな状態が続いていて穏やかで健やかな毎日だからこそ、損得なく真摯な気持ちでクライアント様と携われていることは本当に有難いことだと思っています。起業したときの理念として「お金儲けをするのではなく、人の役に立つことだけしかしない」と決めたことを心から良かったと思えています。もし今窮屈に感じているのであれば、今のポジション、過去の栄光、小さなプライド、「こうあるべき」という考え方を勇気を持ってちょっとずつ手放していけば軽くなれるんじゃない?
【第826回】やらない人、出来ない人ほど口を出す
たくさんの企業やそこで働かれる人と携わらせていただいていると、人というものの共通点と言いますか、ある一定の属性というものが見えてくるようになります。特に仕事においては顕著で、成果を出し続ける人はひたむきに黙々とやるべきことをやり続けることが出来るのに対し、成果がなかなか出ない人は「やらないくせに、出来ないくせに一丁前以上に口を出す」ということがあります。「俺だったらこうするけど」「わたしはこれはどうかと思う」などなど、重箱の隅をつつくように評論家気取りでダメ出しをしてきて、それに対してキズついたりやる気が削がれた頑張り屋さんから相談を受けた際にお伝えさせていただいていることは「雑音だから気にしなくていい」ということです。出来ない人、やらない人になればなるほど自信の無さなのか、マウントを取ることによってしか自分の居場所を確立できないからなのか声が大きいもの。だってそれがその人たちができる唯一の自己表現だから。中には悪意を持ってキズ付けてくる人もいます。わたしはそういった人たちの言葉は「雑音」だと思っています。だからこそ、そんな時に雑音に耳を傾けてしまうと軸がブレる、軸がブレるから成果が出ない、楽しくないという負のスパイラルに陥ってしまうので、もし雑音が耳に入ってくるときこそ、耳を傾けるべきは「自分自身」なのです。ゴールはどこなのか?今自分がやっていることは着実に確実にゴールに向かっているのだろうか?もっと早くゴールに辿り着くにはどうすればいいのか?求めてもいないのにアドヴァイスを言ってくる人にロクなものはないし、だいたいそんなアドヴァイスは的外れでクソの役にもたたないものばかりなので、もしやっても無い人があーだこーだ言ってきたら「そうなんですね、じゃあそれでやってください、では!」と言ってみてください。きっとそれっぽい理由を付けて逃げていくはずです。ただ、年を重ねると体力や気力も衰えて自分もやらないのに口だけは一丁前のサムい大人にならないように自分自身も気を付けていく必要があるんじゃない?