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【第808回】夫婦仲が良いとそれだけで強い
わたしが輸入商社時代にお取引先を選定する際に大切にしていた基準は3つ、今でもその3つは大切にしています。それは「社長が真面目であること」「夫婦仲が良いこと」「奥様がしっかりしていること」、この3つが揃っている会社はなかなか潰れないどころか「強い」のです。当然ながら社長が怠けてしまう人、不真面目な人であればその会社の成長どころか衰退、下手をすれば社会にとって「害」を与える会社になる可能性が高いので、こういった会社とはお付き合いしないようにしています。また、奥様においても社長のYSEマンでもいけないし、かと言って社長を立てられないのも問題で、客観的に物事を見て時と場合によってアクセルとブレーキを踏める奥様がいる会社はとても強いし、何より社長のパワーになります。そしてなんといっても夫婦仲が良いことは一番のパワーになります。今弊社がお付き合いさせていただいている顧問先はこの3つの条件が揃った会社ばかりです。先日もとにかくご夫婦の仲が良いのはもちろんですが、ご夫婦揃って人格者で、いつもとても温かい空気を作ってくださるので、こちらも「損得関係なく応援したいと思わされる」というご夫婦と仕事をご一緒させていただいたのですが、絵にかいたような理想のご夫婦です。その会社は奥様が営業としてお客様窓口として対応されているのですが、とにかく奥様の「愛情」が凄い。大袈裟ではなく家族と同じくらいにお客様のこと、スタッフのこと、わたしのことも愛してくださり「そりゃあこの人が担当だったらお客様は安心だし嬉しいよなぁ」と思わせるお人柄です。ご主人もとても素敵で誠実はお人柄に加え優しさや、こちらも奥様に勝らずとも劣らない愛情を兼ね添えていらっしゃって「もし自分に娘がいたらこんな人と結婚してほしいなぁ」と思わせてくださる方です。「素敵な人」+「素敵な人」で、仲が良いとそれが掛け算になり、更にスピーディーに大きく成長・成功していきます。こんな素敵なご夫婦と喜びや悲しみを分かち合って益々自分自身も成長出来るって羨ましくない?
【第807回】お金ってなに?
こどもたちへ
お金ってなんだろう?お父さんが思うお金は「交換券」だと思うんだよね。モノや体験と交換する「交換券」。だからこそ交換券を貯めることを目標にしちゃったり、交換券をずっと増やすことだけに執着しちゃうと本末転倒になってしまうから、交換券は「ちゃんと交換」していくことが大切だよ。ただ、交換券はあるからと言って全部使っちゃうと「ここぞというとき」にモノや体験を我慢する必要が出てくるので要注意だよ。そのためには「自分の夢や目標に優先順位をつける」ということが必要だよ。アイスクリーム食べたいのとゲーム買いたいのはどっちが大事?これとこれはどっちが大切?ということを考えて「交換券」の振り分け先を自分で考えるとお金に振り回されることが無くなってくるよ。あなたたちを選んで来てくれた大切なお金だから大切に携わっていけたらいいね。
【第806回】ブログに新しいカテゴリーを増やしました
元々このブログは起業したての頃、講師として携わらせていただいたセミナーで受講者の方がメモを取るのに一生懸命で話に集中出来ていない様子を見て「これじゃあ伝えたいことが伝わらない」という理由から「ブログに書いておきますのでメモを取らず話に集中してください」という理由で始めさせていただのですが、その後営業ノウハウや経営ノウハウ、わたし自身の考え方など好き勝手書かせていただき、当初はわたしのことを知っている人、クライアント様や親、協力してくださっている方を中心に閲覧していただいていたのですが、最近ではありがたいことに毎日1,000以上の方が見てくださっているブログになりました。はじめた4年前にはまさかここまで続くとは、まさかここまでの人に見てもらえるとは思っていなかったのですが、この度ブログの「カテゴリー」を増やすことにしました。それは「こどもたちに伝えておきたいこと」です。完全なるわたしの二人のこどもに向けた内容です。40歳になり、日本人男性の平均寿命の約半分。ただ健康寿命を考えるとあと30年もったら御の字なのかもしれません。これから益々こどもたちも「自分の時間」「自分の人生」にウェイトが傾く中で、自分と過ごす時間がどんどん少なくなるんだろうな?と思い何かこどもたちに「お金ではないお守り」を残せないかな?と思いカテゴリーに追加することにしました。正直このブログをこどもたちが見ることがなくても自分なりに愛情を注ぎたいなと思い勝手にやっている次第でございます。普段営業のことや経営のヒントに繋がるかもと思ってこのブログをご覧いただいているみなさまにおかれましては、お目汚しをご容赦ください。
【第805回】効率を求めると効率が悪くなる
先日クライアント様先でのミーティングの中、いつもお世話になっている協力業者様も交えてお話しをしている中で、その業者様は地域で建築資材を販売しているとても大きく立派な会社なのですが、その会社の今年のテーマが「効率化」とのこと。ただそれに対してクライアント様は「効率を求めると効率が悪くなるのにね」となんとも深い言葉をポツリ。確かに最近効率を求める動きが加速していますが、効率を求めるが故にいろんな物事が「雑」になってしまったり、「想い」がこもっていなかったり、「悩む機会」が少なくなるからこそ「成長の機会」も少なくなってしまったり。住宅業界も「効率化」に向けて様々なサービスや仕組みが生まれているのですが、ただ住宅に関しては奥が深く、同じ家を設計しても同じ育ち方をする木はこの世に一本もなく、地盤や日照も「全く同じ条件」というのはほぼ皆無で、基本的な知識を持った上で「その場その場の応用力」が必要になってきます。ではその「応用力」を培うにはどうすればいいのか?それこそたくさんの「無理」「無駄」「失敗」を経験した上で改善に努めることによって培われます。最近無駄なことはできていますか?
【第804回】宿題売るアホ、宿題買うアホ
いよいよ夏休みももう終わり。そんな中、テレビの夕方のニュースで夏休みの宿題が出来ていない子や親に向けてフリマサイトで「宿題を販売している」とのこと。中には実際に自分のこどもも手伝わせ「実際に小学校3年生のこどもが書いた習字の宿題です」と販売している人もいるのだとか。本当に「アホ」です。「ドアホ」です。そもそも宿題はなぜやるのか?そこを全く分かっていません。学力向上だけではなく、宿題をやることによって培われる「限られた期日に物事をやる力」や「嫌なこともやる力」「ときには怒られながら叱られながらやる恐怖や屈辱、そして思い出」などなど、ここでは書ききれないほど身に付くことがあるのです。大人たちはそこを踏まえた上で宿題をこどもたちにやらすのです。もし「宿題売ろうかな!へっへっへ!」とこどもが言っていたら親として、大人として「それは良くないことだよ。」と言ってあげないといけないにも関わらず親が率先してやらしている。この親の子が不憫でしかたがありません。そして宿題を買うアホ。自由研究や書いている字で本人じゃないことくらい見ている側はすぐわかります。そしてそんなことをしてしまうと「信頼ガタ落ち」です。一度の「楽」を求めて周りから「あいつ宿題買うイタイ奴」「あいつは嘘をつく嘘つき」「あいつは自分で努力できないアホちゃん」と軽くアホの3冠王獲得です。最近あまりにも世界が慌ただし過ぎて、「時間がかかること」「手間がかかること」が軽く考えられがちです。中には「チャットGPTで1時間かかることが5分で出来ました♪」とドヤ顔で言っちゃう寒い大人もいます。無駄に長々と努力しろとはいいませんが、大人であればコツコツやることのカッコ良さ、諦めずに粘ってやって成果が出たときの達成感、頑張って頑張って、それでも思った成果が出なくて苦しくて辛くても「次頑張ろう!」と自分を鼓舞して次に立ち向かう勇気を子供たちに見せつけてやるのが大人じゃないのか?「楽」を選ぶと本当の意味での「楽しいが逃げていく」ことを教えてやるのが大人じゃないのか?こんな子育てを大人全体がやっていたら、将来自分たちを苦しめるモンスターばかりつくることになるし、子どもの未来を大人が潰すことをなぜ分からないのか?それだけ「教育」は大切なことなのです。わたしの父は教師でした。高校生のころ、「お父さんはなんで先生を選んだの?」という会話の中から父が教員採用試験で面接官に伝えた言葉が「勉強を教える先生ではなく、勉強で教える先生になりたいです」と言ったとのことでした。我が親ながらめちゃくちゃかっこいいじゃないですか。めちゃくちゃしびれるじゃないですか。わたしが面接官だとその場で採用です。教育とは教師だけがすることではありません。自分の子どもにはもちろんですが、自分の子じゃなくても「挨拶ちゃんとするよ~」とか「悪いことしちゃアカンやろがぃ!」と教育するのが大人です。そうすることによって自分自身も「大人」にさせてもらうのです。宿題を売るアホと、宿題を買うアホが今一度自分のやっていることに疑問を持ちますように。
こどもたちへ
夏休み一生懸命出された宿題を期限内に自分の力でやっている君たち二人を本当に尊敬します。お母さんのプレッシャーのお陰もありますが、やったのは君たち自身です。にも関わらず隙あらば「かき氷食べにいこうぜ~!」「一緒にゲームしようぜ~!」と誘惑する父を許してください。ただ、サボりすぎるのも良くないけど詰め込み過ぎて追い込まれるのも良くないので何事もメリ&ハリよ!