BENchmarkブログ
【第1002回】あと10年なら何をする?
もしあなたの寿命が「見える化」したとしたら、あなたはご自身の寿命があと「10年」であれば何をしますか?「あそこに旅行に行って、あれを食べて…」となる人もいれば「いつも通りの生活をする」という人もいれば、もうヤケになって「な~んもしない!」と言って更に寿命を縮めようとする人もいるかもしれません。ただ多くの人は「嫌なことや我慢をしなくなる」のではないでしょうか?弊社クライアント様の経営者も50代や60代の方もいらっしゃいます。そんな方たちが「社員の〇〇に頭を悩ませてる」や「業者の★★とそりが合わない」と言った瞬間わたしは「社長のビジネスマンとしての寿命ってあと何年?」と失礼ながらお伺いします。そう、あと働ける時間が限られていると知ると「嫌なこと」「苦しいこと」に時間を使っている場合ではないことに気付かれるのです。若いとき散々苦労されてきたのであれば、せめて最後「楽」ではなく「楽しく」働ければどれだけ人生は豊かになるか。「好きな人と、好きな時間の使い方をして、好きな商品を、好きなお客様に提供する」。これだけなのです。超シンプルなのです。「簡単に言うな」と思われるかもしれません。ただ、難しくしているのは実はあなたじゃない?
【第1001回】土産話をいっぱい持っていく
わたしの前職は輸入商社でした。通常輸入商社は数多くの商品を扱い手を変え品を変えお客様にアプローチしていくのですが、わたしがいた会社は商品が3つしかないというかなり尖った経営をしていました。また「新商品」がなかなか出ないブランドを扱っていたので「商品説明」だけをしているとあっという間にネタがなくなります。だからよく後輩や部下から「お客様と話すネタがない」という相談を受けました。実際にわたしも入社当初は同じ悩みを抱えていました。先輩に相談すると「ネタなんてそこらじゅうにある。普段からアンテナを立てろ」と言われ、とにかく「お客様のお役に立つ情報を収集する癖」が身に付きました。法人営業は同じお客様に何度もお話をしに行く必要があります。「前もその話聞いたんだけど」とお客様に思われないよう、常に新しい話を取り入れていました。その積み重ねが今になります。弊社では毎月最低1回必ずミーティングするという条件で顧問契約を結ばせていただいております。これは実際自分の首を絞める行為なのですが、でもやります。そして毎月必ず最新のフレッシュな情報をクライアント様にお届けしています。創業時から弊社とお付き合いしていただいているクライアント様はもうすぐ6年のお付き合いになります。6年間、毎月常に新しい情報、新しい発想、新しい取り組みを提案している企業ってなかなかいないと思います。過去に先輩が教えてくださった「常にアンテナを立てろ」という言葉が今の株式会社BENchmarkをつくってくださっています。久しぶりに先輩にお礼も兼ねて呑みに行きたいなぁ。
【第1000回】とにもかくにも「守破離」
芸道や武道の修行の過程で日本古来の概念で成長の3つの段階を表す言葉として「守破離」という言葉があります。「守」は師の教えや基本を忠実に守り、「破」はそれらを応用・発展させ、最終的には「離」で師の型から離れて独自の新しものを確立していくという流れなのですが、成果が出ない人は徹底して「守」ができません。「こうやるんだよ」と伝えてもいきなりオリジナル性を出そうとしてきます。そもそも成果が出ないから人に頼っているのにも関わらず、それでもまだ「我」を貫いてしまう。これは一言で言うと「素直さ」がないのです。前職時代、一番最初に上司からはとにかく「素直さが大切」ということを教えていただきました。「素直さ」がないとどうなるか?まずは物事が身につかない、そして素直さがなければ「物事を教えてもらえなくなる」ということです。「守」ができていない人で大成する人をわたしは見たことがありません。松下幸之助さんも、稲盛和夫さんも、芸術の世界ではゴッホもピカソも「守」で基本を身に着けたからこそ最終的な「離」に辿り着いています。今成果が出ていないのであれば再度「守破離」の「守」ができているのか確認してみてもいいのでは?
【第999回】良いサービスを直接受ける
新卒時代、不動産会社に就職した際によく上司から「高級ブランドのサービスを受けてこい」と言われました。1億、2億という高級な不動産を扱う社員たるもの、質の高いサービスや立ち振る舞いができるよう、また高級層のお客様が普段どんなサービスを受けているのかその身をもって知ってこいということだったのですが、現状弊社の提案している「あったかいマーケティング」では高級というよりは温かく丁寧なサービスや接客をしている企業があれば、わたしはクライアント様にご案内し場合によっては一緒にお伺いしそのサービスを身をもって体験していただきます。最近だと京都の家具屋さんをよくおすすめしています。スタッフ全員が20代後半から30代前半、おしゃれではあるものの決してチャラついている訳ではなく、接客も品が良いにも関わらずお客様の購買意欲をしっかり上げて気持ち良く購入させる姿を見て「こりゃスゲーわ」となりどんどん弊社クライアント様を紹介しています。良いサービスに歴史も年齢も関係ありません。自分より秀でた人や会社があれば素直に学ぶ、これこそ自身を成長させ自信を付けさせる行動じゃない?ご興味がある方はお気軽にお申し付けください。個別にてご案内させていただきます。弊社では「紹介料」をいただかない代わりに、その分をお客様の購入時に安くしてもらっていますので「射場から聞いた」とお伝えいただければ若干お値打ちに購入できるんじゃない?
【第998回】久しぶりのアウェイ
いつも決まった顧問先とのミーティングをメインとして活動しているのですが、顧問先とのミーティングはとても心地良くて、いつも温かく優しい気持ちと希望に満ち溢れた気持ちで満たされます。それはなぜかというと、やはり「自分で選んでお付き合いさせていただいている人」だからだと思います。本当に有難いことに弊社クライアント様はみなさまハートフルな方たちで、だからこそお客様からも選ばれる企業になるのかと思うのですが、たまに「絶対付き合いたくない人」とお会いする機会もあります。それは弊社主催ではない研修やセミナーです。共通して「アウェイ感」を感じるのは「経営的に窮地に立たされた経営者からの社員研修の依頼」です。経営的に窮地に立たされるのには理由があります。その会社の経営者だけの問題ではなく、働いている人に大いに問題があるのです。こういった先でセミナーをすると、基本社員の95%ほどはセミナー講師であるわたしを「敵視」します。「面倒なこと言うなよ?」「こいつがうちの社長をたぶらかしている奴か…」と、言葉を交わさなくても大体伝わってくるのですが、こちとらそんなもん慣れっこなのでいつも通りセミナーをやっていたのですが、通常であればセミナー中盤頃に空気感が柔らかくなり、終盤になると参加者の80%ほどは心を開いてくださるのですが、つい最近依頼をいただき行ったセミナーでは最初から不信感MAX+セミナーが終了しても20%ほどしか心を開いていただけなくて、尚且つ不信感MXAXの社員は敵意もMAXで終始突っかかってくる始末。だから業績が悪いんです。相手に「また会いたい」と思ってもらうことが人間関係の基本にも関わらず「もう二度と会いたくないなぁ」と思わせる人から誰も商品を買いたくありませんよね?こういった社員がいる会社は当然ながら業績が悪く、かなり苦労します。ただ、こういった状況こそ「へっへっへ、楽しくなってきやがったぜ」と思うわたしは変態なのでしょうか?