BENchmarkブログ
【第916回】「礼」さえあればなんとかなる
毎月顧問外も含めるとなんだかんだ60社ほどお付き合いさせていただいている中で、同じ職種、同じような商品を扱っているにも関わらず成果が出ている会社と成果が出ていない会社を拝見させていただいている上で大きな違いとしては「礼」があるかないかの違いなのかな?と最近思います。「礼」がある会社とはどんな会社でしょうか?それは相手に対しての「敬意」「感謝」「配慮」がある会社なのだと思います。お客様だけではなく携わる人全員に対して敬意を払い、感謝の言葉を伝えて、相手が更に良くなるための配慮をしている会社に関しては景気なんて関係なく業績が良いのです。逆にそれらがない会社は業績不振に陥っています。「礼」がない状態というのは「無礼」「失礼」なのです。そんな人や会社に「応援しよう」と思ってくれる人はいません。あなたやあなたの会社は「礼」をしっかり身に付けていますか?
【第915回】自分の心地いい居場所をつくる
世の卒業生のお子さんをもつ親御さんたち、ご卒業おめでとうございます。射場家も早いもので次男が昨日無事小学校を卒業しました。6年間頑張った本人も素晴らしいですし、支えてくれて妻も頑張ってくれました。健康で仕事に取り組めた自分もナイスファイト。家族やお客様に支えられてこの日を迎えることができました。本当にありがとうございます。
こどもたちへ
これから君たちの世界はどんどん広がります。というかどんどん広げてほしいです。一つのところで居座るのではなく、どんどん世界を広げてください。そうすると執着することがなくなるから。どんどんいろんなところに自分の「心地いい」居場所を作ってください。例えばお父さんはもちろん家にいるのも大好きですが、神社でお参りするとき心がスゥっと静かになることを感じるし、朝気候がいいときに散歩して青空の下キレイな空気を吸っているときに「うぉ~、気持ちいいい!」と思うし、3ヶ月に一回くらい行くスーパー銭湯も「この世の勝ち組ではないか?」と思うほど贅沢な時間と感じるし、お客様との打合せの際には大好きな友達や可愛がってくれるいとこの家に遊びに行っている気持ちになるし、東京駅の真ん前の広場でポケ~っとしている時間は1分でも楽しいし、三重県立美術館に飾られているダリの「パッラーディオのタリア柱廊」という作品はいつまでもこの絵の前にいたいと思わせてくれたりとか、数え上げればきりがないですが「ここ好きだ」という場所や場面をたくさんつくってください。そうするときっと人生がとても豊かになります。生きていると逃げたいことや苦しいこと、辛いことがあるし、それを「楽しい」ではなく「愉しい」と思えるためには若干の心の余裕が無いと愉しめません。世界は広い、僕たちが思っている1億倍広い、広さを知れば知るほど、どんどん楽になっていきます。豊かな人生を歩んでください。
【第914回】油断したら見る夢
大学卒業後に入社した不動産会社。毎日のように100件飛込みをして、事務所に帰ってきたらテレアポをして、時には一日中事務所から出ずに終日ずっと受話器を握ってアポイントが取れるまで電話をしつづけて、簡単にアポイントが取れないからこそそんな日が毎日続いて、事務所内は怒号が飛び交い「今月契約取れなかったらどうすんだよ!?おぉん!?」とまさにテレビで見て「こんな世界がホントにあんのか~?」という世界が本当にあって、朝7時に出勤し夜日が変わってやっと事務所を出られる。入社前から「厳しい会社」とは知った上で入社したので「最低でも3年はやり切ろう」という変な意地もあってどんどん疲弊していく。自分で死ぬ勇気もないので「あ~車突っ込んでこないかなぁ」と本気で思っていたあの3年間はわたしにとって一番キツイときでした。お陰様で転職して営業の面白さを知り、人の役に立つことがビジネスに繋がることを知って起業し、有難いことにご飯が食べられる状況になって、でも忙しさから時には「あ~、休みたい」「あ~、サボりたい」と思ったときに必ずと言っていいほど不動産会社時代の夢を見て飛び起きます。退職して20年ほど経つというのに未だに夢でみます。そしてその度に「あ~、油断できねぇ。死んでもあの時に戻りたくねぇ。油断したらあの時に逆戻りだ。」と汗をかきながら今のわたしにとっての「戒め」になっています。今年に入ってから日々のお仕事に加えてイレギュラーな仕事も増え、肉体的にも精神的にも「ちょっと無理した状況」が続いているが故に「あ~、楽したい」と思った瞬間に案の定見る夢。キツイ状況なのは自分が望んだこと、キツイ状況なのは自分がまだ未熟だからこそ、油断しないからこそこの状況が続いているかと思うと、あの頃の経験に感謝しかありません。塞翁が馬って言うじゃない?振り返ってみると今のキツイ状況もきっと未来「貴重な経験」になるもんじゃない?
【第913回】失注する恐怖をどう克服するか
営業マン、経営者にとって恐怖の一つである「失注」。見込んでいた売上が無くなるのは恐怖でしかないでしょう。サラリーマンなら上司から叱られるくらいですが、個人事業主や弊社のような一人社長だと失注=生活できないという恐怖もあるので、その恐ろしさはひとしおです。社員をたくさん抱えている経営者も「集客減」「受注減」は怖くて眠れなくなるほどだと思います。不思議なことにそんなときになればなるほど「お付き合いしてはいけないお客様」に出会います。普段だったら絶対お付き合いしないけれど、「売上がないから」「将来が不安だから」と心のブレーキ音を感じつつ頭で考えて話を進めてしまう。こうなると後々必ずと言っていいほどハマります。度を越えたクレーマーであったり、思わぬトラブルに合ってむしろ利益が減ったりとロクなことがありません。だからこそ、常に「失注も含めた上での経営計画」を練らなくてはいけません。じゃあどうしたらそんな精神的にも経済的にも余裕がある状態で事業を進めていけるの?となるのですが、答えは一つ。「常にがむしゃらにもがく」です。安心するな、油断するな、自分はまだまだ、もっと人や社会に貢献できるはずだ、もっと頑張れるはずだ、不安を考える暇がなくなるほどがむしゃらに考え、動けばすべての恐怖から解放されます。あなたが抱える不安、不満、恐怖諸々は動くことによってすべて払拭されるんじゃない?
【第912回】何をもって失敗とするのか?
こういった仕事をしていると、「成功したい」と思う人からお声がかかるのですが、そういった人ほど「失敗したくない」という気持ちも強いもの。ただ、いつもそこでお伺いさせていただくことは「何をもって失敗するのか?」ということです。「仕事が失注した」となっても「また新しい仕事を作ればいい」だけのこと。「人が辞めてしまった」となると新しく人を雇うか、そもそも人を入れなくても良いビジネス形態を考えればいいだけのこと。「資産が減った」と言っても生まれたときはそもそも何も持っていなかったのだからそこまで焦る必要はありません。「最悪死んじゃった!」と言ってもそれはあくまで今世のことで、もしあの世があるのであれば死はあの世に行くステップの一つに過ぎないのでそんなにビビることはありません。一番の失敗は「リスクを恐れて何もしなかったこと」「いつかはやる」と言っていて最後まで理由を付けてやらなかったことの方が失敗なのかな?と思います。失敗は成功の基ではなないですが、大抵の失敗は成功に繋がるためのステップに過ぎないのです。何をもって失敗とするのか?を考えて明確にしていけばいくほど、この世にビビることなんてないと分かるんじゃない?