BENchmarkブログ
【第1010回】失敗は「点」でしかない
例えばパソコンで描かれた「絵」は一つ一つの「点」の集合体でしかありません。テレビでもそうですね。一つ一つの点が集合し線になり、画像を作っています。人生も同じようなもので「成功だけの人生」が無いように「失敗だけの人生」もありません。ときには「暗い点」でも、それは絵に影を付けて立体的になり厚みになります。様々な色の点が合わさるからこそ美しい絵になるのです。わたしが学生時代から大好きな俳優の一人、「ジョニー・デップ」の言葉でこんな言葉があります。「ただ悪い一日なだけさ、悪い人生ってわけじゃないよ。」人生とは本当に最後の最後まで分からないもの。短期的に見れば「成功」と思っていたものが後々自分を苦しめるものになることもあるし、逆もしかりで「失敗」と思っていたものが将来「大成に繋がる種」になることは良くあること。失敗は「点」でしかない、そう考えると「失敗した日」も大したことない気がしてこない?
【第1009回】集客に対してたくさんの「網」を張る
日々様々な企業から相談を受ける中、相談の内容で多いものは「集客方法」についてになるのですが、「これだけやっておけば大丈夫」というものは存在しません。YouTubeに力を入れていてもホームページが整っていないと集客には繋がりませんし、ホームページをいくら綺麗にしても「個性」を出さなければ問合せは増えません。インスタグラムにイベントの投稿だけしていてもファンが増えないため結果集客には繋がりませんし、地域のフリーペーパーに掲載しているだけでも集客はできないのです。だからこそたくさんの「網」を張る。自社のサービスを提供したい地域のいたるところに「網」を張って、その地域の人が様々な場所や機会に自社を認知してもらう必要があります。ただ、そうなると膨大な費用と場合によっては手間がかかります。株式会社BENchmarkでは「いかに広告宣伝費をかけないか」をテーマにしています。理由としては、広告宣伝費はお客様からの「預かり金」だからです。だからこそ手前味噌ながら弊社ではこの6年宣伝広告費が5万未満なのです。内訳としてはホームページのサーバー代+ドメイン代、名刺代くらいでしょうか?ではなぜこの以上に少ない広告宣伝費で事業が継続出来ているかと言うと「目の前の人に全力を尽くす」からだと思っています。目の前の人に全力を尽くすから相手に必要としていただく、目の前の人の成功を本気で応援するから相手からも応援してもらえる、結果リピーターや紹介が増えていて、最終的には口コミにまで発生し今となっては毎月たくさんの企業から問合せをいただける良いサイクルが出来ているのだと思います。これも「網を張る」という行為の一つになるかと思います。物事は非常にシンプルです。新しい集客手法を試すのも良いのですが、まずは基本ができているのか?を確認してからでもいいんじゃない?
【第1008回】16歳から20代前半に触れたアートは無敵
こどもたちへ

音楽を聴いてくれぃ!!今の時代音楽番組はどんどん少なくなって、CDも買わなくなって、スマホで「自分の好きな音楽」をダイレクトに聴く時代になって、でもだからこそ選り好みせずたくさん音楽に触れてくれい!特に16歳~20代前半頃に聴いていた音楽は「無敵」です。君たちの人生の一生のお守りになってくれるでしょう。辛いとき、苦しいときに背中を押してくれるでしょう。当時は意味が分からなかった歌詞も、年を重ねてその意味が分かったときに感動するでしょう。流行りの曲はもちろん、往年の「名曲」にも触れまくってください。お父さんは何度「昭和・平成の名曲」に救われたか、精神的に救われたこともありますが「お客様とのコミュニケーション」の場で未だに助けてくれています。音楽は感性を豊かにするだけではなく、コミュニケーションも円滑にしてくれます。音楽だけではなく映画やアートにも触れまくってください。ジャケ買いしまくってください。もうこれはお父さんから君たちへのお願いです。「あの時代のQUEENは神だよなあ」や「あの時代のアルパチーノは生きるアートだよね~」や「カート・コバーンはグランジの先駆者だよ」とか、それっぽいことをカッコつけて語ってください。アホほど楽しいから。そしてそれを分かり合える人を「親友」と言うのでしょう。お父さんは本気でお母さんに君たちの「家庭内アート補助金制度」を提案しようかと思っています。勉強も大切かもしれませんが、それ以上に大切なことで世界は溢れかえっています。とりあえずお父さんが死んだら棺桶に黒夢の「CORK SCREW」というアルバムとTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの「ロデオ・ダンデム・ビート・スペクター」とNirvanaの「NEVERMIND」+「レボリューションNo.3」という小説と「土か煙か食い物」という小説と、、、、、、とりあえずまとめとくから全部入れて一緒に燃やしてくれい!ROCKに散ります!
【第1007回】明確な評価規定がない会社は罰ゲーム
あなたの会社に「明確な評価規定」はありますか?どうやったら給料が上がるのか?どうやったら役職が上がるのか?どんなプロセスを経てキャリアを築いていくのかが明確にされていますか?おそらく中小企業のほとんどがそういった仕組みが出来ていないかと思います。多くはざっくり言うと「経営者のノリ」で左右されているのかと思います。ただですね、こんなんされたら社員はたまったもんじゃないんですよ。会社の攻略法、上司の攻略法を与えられない状態で「良い感じにクリアしてこい!」は非常に乱暴なんですよ、これはもう罰ゲームなんですよ。わたしが新卒で入社した不動産会社は請負額の1%を着工時、竣工時に分けて振り込む。という非常にシンプルなルールがありました。1億の契約が出来たら¥100万給料として支払われる、着工時に¥50万、完成時に¥50万。だからこそ「無事に完成させなければいけない」という非常にシンプルなルール。シンプルイズベストなのです。ただ、数字だけを指標にしてしまうと「結果がすべて」という会社に偏り常識や節度が軽視される可能性もあるので「人としてこれが出来れば」というルールも付け加えることをオススメしています。そして一番大切なことはそのルールを「社員全員が把握している」ということ。高みを目指すかどうかは本人に任せてもいいのですが、ルールは明確に、その上で平等に評価していく。こうしたことをしっかりやれている会社が社員がイキイキとして頑張れる会社じゃない?
【第1006回】お客様社員はいらない
「働く」とは「人のために動く」という文字で成り立っています。仕事とは世のため、人のために何かを成すこと。それが結果自分の利益だったり、成長だったりに繋がるのですが、この国の成長過程において中々そこが分からず大人になり苦労する人が多いのかと思います。わたしもそうでした。義務教育を経て高校生、大学生になりここまでは「お客様」なのです。そして「お客様」のままで「バイト」をします。そこで「時給」という働き方を覚えます。「時給」は、最悪成果を出さなくてもその時間拘束されているだけでお金をもらうことができます。するとどうなるか?「いかに楽をしてお金をもらおう」「いかに労力をかけずに効率よく儲けよう」という「自分オンリー」の考え方が育ちます。これは「他益(他社のために利益をだすこと)」とは程遠い考え方です。そしてそのまま就活をします。どの企業も新入社員の募集に躍起になっています。こうなるとずっと「お客様」になります。そしてそのまま入社すると「お客様社員」が出来上がります。入社して社会のリアルに直面してすぐ辞める社員は、この「奉仕される側」から「奉仕する側」へのチェンジが中々上手に出来なかったのでしょう。ただ、いつかは「奉仕する側」になるのです。それはなにも商売だけではなく、結婚したら相手に尽くすのかもしれない、こどもができたらこどもに尽くすのかもしれない、ずっと奉仕される側でいるのは中々難しいのです。ただ、世の中は「コンプライアンス時代」。リアルを厳しく言えば辞めてしまう、リアルをそのまま言ってしまえばハラスメントになってしまう、そう思ってビビッて何も言えない大人のなんと多いことか、こういった大人も一見相手を気にしているようで一番気にしているのは自分の立場です。お客様社員を無くすためには古臭いかもしれませんが、本当に相手のことを愛し、嫌なこともしっかり伝える、相手が不貞腐れたら叱る、やっていいことと悪いことを伝える、その上で自分たちの仕事が社会や人の役にどのように役立つかを知ってもらう。そうやって一つ一つチューニングを合わせていくしかないのです。そこまで頑張ってもお客様社員でいつづける人には、2か月分の給料を渡してさっさと辞めてもらったほうがいいんじゃない?



