BENchmarkブログ
【第1031回】勇者たれ
先月末に発売されたドラゴンクエストⅠ・Ⅱのリメイク版を本気で買おうかどうか悩んでいる今日この頃。ドラクエの勇者は「The理想的ビジネスマン」です。クライアント(王様)の問題解決をするために様々な場所(村・町)に赴き、はじめて会う様々な人(村人)から情報収集をする。ときにはいじわるな人や思わぬトラブルにぶち当たるものの、明確なゴールを達成するためにあらゆる情報から答えを導き出し結果にコミットしていく。自分の能力が低ければモンスターを倒し筋トレをしてお金をためて力を上げる(武器・防具の購入)。そうして着実にスキルアップをしてクライアントからのミッションをクリアし社会的評価を得る。人生はまさにドラクエです。勇者になっていろんな人やいろんな場所に行って困っている人の問題解決に全力を尽くす。その中で必要な自分に足りないスキルを身に着けていく。もし勇者が「家から出たくないでふぅ」「これボクの仕事じゃないでふぅ」と言っていたらいつまで経ってもゲームをクリアすることはできません。どうせ逃げられないのであれば勇者になりきってサクッと問題解決しちゃえばいいんじゃない?
【第1030回】営業マンが売れない理由を市場や商品のせいにしだしたら要注意
人間基本は「自分が悪くない」「自分は間違っていない」「自分は劣っていない」と思いたいがゆえに自己肯定感から失敗や成果がでないことを市場のせい、商品のせい、人のせい、と自分以外のことが原因とおもいがちというか正しくは「思いたい生き物」なんだと思います。これを「他責」と言います。読んで字のごとく「他人の責任」です。営業マンが会議の席で「景気が悪い」「商品が悪い」「会社が悪い」と他責なことを売れていない原因として挙げていたのなら要注意。その場ですぐ「で?そこを踏まえてどうするの?」と指摘しなければいけません。でないとどんどん「出来ない理由」を探すことに一生懸命脳みそを使うことになってしまいます。奇跡やチャンスは「どうやったらできるか」「どうやったら成果に繋がるのか」をもがいてもがいて、知恵を絞りに絞ってようやく出てくるものです。人間の脳みそは一つなので進む道を「なぜできないか?」ではなく「どうすればできるのか?」の方に切り替えてやる必要があるのです。もし営業マンが自身が売れない理由を他責にしだし、それを放っておいたらどうなるか?当然成果はいつまでたっても出てこないし、それどころかその営業マンの10年後は「サムいおっさん」「残念なオバハン」になってしまうのです。自分の会社の大切なスタッフを「残念な大人」にしてしまうのって罪じゃない?
【第1029回】着ている服に似合う顔になる
人間不思議なもので、その人相は「着ている服に似合う顔になってくるもの」だと思います。だらしない恰好をしている人は締まりのないだらしない顔になってくるし、ハイブランドで着飾った人になればなるほど中身が薄っぺらい顔になるし、清潔感があってシュッとした服を着ている人はまじめで几帳面そうな顔になるし、どれが良い、どれが悪いということではないのですが、着ている服によってその人の顔つきや人格までリンクしてくるのかなと思います。もし「なりたい自分」があるのであれば、まずは服装から手を付けたら手っ取り早いんじゃない?
【第1028回】自分で遊んだおもちゃは自分で片付けよう
こどものころに大人から教えられたこと、「挨拶しなさい」「悪いことをしたら謝りなさい」「嘘をついてはいけません」「意地悪しちゃいけません」などなどの中で「遊んだおもちゃはちゃんと自分で片付けなさい」ということも教えてもらってきたし、なんなら自分もこどもに教えるにも関わらず、これができない大人が非常に多い。最近でも「社員が言うことを聞いてくれないのでなんとかしてくれませんか?」という相談を受けたのですがわたしのアンサーは「自分で遊んだおもちゃなんだから自分で片付けてください」です。わたしが面接したスタッフでもなければ、わたしが選んだスタッフでもなく、その社長がご自身の判断で入社させた社員が言うことをきかないのであればその社長が「クビ」を宣告しなければいけないのです。他者が何かを言ってそのスタッフが変わるのであれば、そもそもそのスタッフは社長のことを尊敬もしていないし、感謝もしていないし、愛してもいないのです。よく携わらせていただく会社のスタッフの方には「嫌いな奴からほどこしを受けるな」とお伝えしていますが逆もしかりで「嫌いな奴にお金を分配するな」ということを経営者の方にもお伝えしています。スタッフだけではなく取引先もしかり。特に自分ではじめた事業であれば、今の自分を取り巻く環境を選んできたのは他の誰でもなく自分自身なのです。自分で遊んできたおもちゃが壊れたり、思うように遊べなかったり、飽きちゃったりしてそのお片づけを誰かにやってもらうのって小さいこどもよりタチが悪くて恥ずかしいことじゃない?
【第1027回】大きい会社だからって儲かっているわけではない
年商10億円の会社と年商1億円の会社ではどちらが規模が大きいでしょう?それは年商10億ですよね。ただ、年商10億円の会社は社員が100人います、一方年商1億円の会社の社員は1人、どちらが儲かっているでしょうか?単純に計算して、社員100人で年商10億円であれば一人当たりの生産性は1000万円です。1人で1億円の会社の生産性は1億円。圧倒的に1億円の会社が儲かっていますよね。ただ、一人当たりの生産性が1000万円の会社は利益率が90%です。原価は10%しかかかっていません。一方1億円の会社の利益率は5%、95%が原価にかかっています。となると儲かっている方は…。と、売上だけでは本当に儲かっているのか、お金が残っているのかはわからないものです。大きい会社だから給料が良い、大きい会社だから安定しているというわけではないのです。経営をしている人、お金に触れている人であればこのような話は分かっているだろうと思いきや、意外と「あそこは大きくてすごい!」と表面的なことだけで評価する経営者は多いもので、おそらくそういった経営者は経営のことを理解できていないんだろうなぁと思います。商売は大きいか小さいかも大切ですが、それ以上に儲かっているか、儲かっていないかの方が大切だとわたしは思います。儲かっているからこそできることがある、助けられる人がいる、会社の規模を大きくすることばかり考えて大切な本質から目を逸らしてない?
