BENchmarkブログ
【第901回】目標を落とし込めているのか?
会社での目標は「チーム全体が仲良くすること」ではありません。会社での目標とは社員全員で売り上げを上げ、利益を上げ、そしてお客様にご満足いただくということが目標です。利益というのは仕事がうまくいっているかどうかのバロメーターです。それを無視してチーム全体が仲が良いということだけでは、本当の意味での「チームワークが良い状態」とは言えません。極端に言えば1位はチーム全体が仲が良くて業績も最高、2位はチームの仲が悪くても業績は最高、3位はチームの仲が良いけど業績は悪い、最下位はチームの仲も悪くて業績も悪いです。会社は「楽しむ場所」でもなく「同僚と仲良くなる場所」でもなく「成果を上げる場所」なのです。人間関係は成果を上げるための手段でありゴールではないのです。そうした当たり前のことを会社トップはもちろんのこと、幹部や新入社員にもしっかり落とし込む必要があります。「成果が出ていなくても仲が良いからいいじゃないですか」という人がいるのであれば「じゃあそれサークルでも良くない?」と言ってやってもいいんじゃない?
【第990回】人間性と品格で勝負する時代
今の時代どんな情報でも簡単に手に入って、株式会社BENchmarkが主として顧問を務めるクライアント先は建築業が多いのですが建築業においてもある程度デザインと性能に優れた家がどこの住宅会社でも建てることができて、ではそんな時代でどうやって他社と差別化をしていくかというとやはり「人間性」と人としての「品格」を高めるということに尽きるのかと思います。敬語に熟知し美しいマナーを身に着け、温かい心と感謝と敬意を持った上でお客様だけではなく携わる人全員とお付き合いしていく。そうやって「ファン」をどんどん増やしていきファンに支えられ助けてもらいながら商売を継続していくのが、これからより一層大切になっていきます。成果が出ると人は不思議と傲慢になったり雑になったりするもの。うかうかしていられないんじゃない?
【第989回】秋にするから商い?
商売のことを「商い」と言います。一説によると「商い」の語源は「秋、行う」だとか。昔、秋になると収穫されたお米を中心に、各地の市で物々交換が行われていました。その「秋、行う」が転訛され「商い」になったということ。ただ、わたしは「商い」は「飽きない」、つまりはいかに飽きずに続けられるかということかと思っています。人間面白いもので、安定を求めながらもある程度安定した期間が続くと飽きが生じて多少なりとも変化を求めるもの。「挑戦」は大切なのですが、それ以上に「継続」はもっと根気がいるもの。今年も9月に入り、まだまだ秋には程遠い気温ですが季節は着実に確実に進んでいきます。そんな中で地道にコツコツ継続していけるか、はじめてのことに期待と不安と緊張と希望を持ったあの頃のような無垢な気持ちを忘れずに謙虚に仕事に携われるかが事業を継続していく上でのポイントかと思います。あなたは今の仕事に飽きていない?_
【第988回】マナーって?
弊社では日々顧問契約以外にも単発の「研修」や「セミナー」の講師の依頼をいただくのですが、今年に入って「ビジネスマナー研修」をなんやかんやで11件ご依頼いただき対応させていただきました。ただ、ビジネスマナーは時代によって変化していくもので、それこそコロナウイルスの感染拡大で各企業がリモートワークを取り入れ出した際には「退出ボタンはお辞儀をしながら押す」というどこの誰が考えたか分からないアホみたいなマナーのせいで頭を下げているから「退出ボタン」が押せずに自身の頭頂部を晒すといったカオスな状態に陥った人のなんと多いことか。ビジネスに限らず「マナー」とは「相手を敬い、相手を尊重する姿勢」なのです。「マナーが悪い」ということは「人のことを考えらいアホ」ということです。人のことを考えられない人は当然人からも敬意を持たれないし大切にしてもらえません。結果自分が一番損をするということ。「マナーが悪い人」というのは「人のことも、自分が不利な状態に陥ることが想像できない人」ということなのです。だからマナーが悪い人は評価されないのです。類は友を呼ぶで、丁寧な人には丁寧な人が集まってくるし、優しい人には優しい人が集まってくるし、無礼者には無礼者ばかりが集まってきます。あなたの周りの人はマナーを守れている人でしょうか?もし「マナーの悪い人ばかり」というのであれば、実はあなたも…ってことじゃない?
【第987回】他社はどうでもいい
様々な企業と携わるなかで、「社内会議にオブザーバーとして参加して欲しい」という要望を多くいただいております。通常わたしはその企業の代表とミーティングをさせていただくのですが、全社会議の場に出て欲しいという場合は率先してガンガン意見を発信していくというよりは会議の進め方の無理・無駄をあぶり出すことと、会議に参加される人たちが発言しやすいようにサポートさせていただくのですが、「競合他社の話し」になった際は口を出させていただきます。「他社はどうでもいい」と。他社のことを見ている時間があるのであればもっとお客様や自分たちを見ようぜ?とお話しさせていただきます。だって他社のことを知ったところで「表層的な情報」だけしかないのにそれについて議論をしているなんてナンセンス。24時間、365日しかないにも関わらずその貴重な時間を噂話や表面的な話に割くのは非常に時間の使い方がもったいないのです。また、他社の動向について話す人に限って「わし、こんなにも知ってます」とドヤ顔する傾向にあるのですが、そんな人には一言「仕事しようぜ?」だけです。仕事とは「人に喜んでもらうこと」なのです。その「人」とは「お客様」なのです。お客様に喜んでいただくためにはどうすればいいのか?自社の商品やサービスはもっと改善の余地はないのか?5年後、10年後を見据えて今何をするべきなのか?ほら、考えること、やることは山積みでしょう?他社に目を向けている時間なんてないんじゃない?