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【第820回】選ばれる自信ありますのん?
とある会社の会議にオブザーバーとして参加した際に、その会社は法人営業をしている会社だったのですが「景気が悪くて倒産する会社が増えてくるから取引先で景気が悪そうな会社には気を付けるように」と言っていて「射場さんから何かありますか?」と意見を求められてわたしが伝えたことは「なんじゃそりゃ?そもそもそんなサムいこと言う会社が顧客から選ばれると思ってますん?」です。法人営業はお客様のお役に立ってこそ成り立つ商売です。もし取引先の経営状況が悪いのであれば助けにいくのが法人営業の営業マンです。自身の持てる知識と技術、サービスや商品を活用して取引先の業績を上げていく、その上で自社にも還元していただく。これが法人営業です。法人営業の場合、取引先は「パートナー」なのです。パートナーが困っていたら助けにいくのです。にも関わらず「業績が悪いんですね、うち売れないっすわ~」と言う会社にどこが「一緒にやりたい」と思えるのか?そんなことを言う会社と付き合いたいと思う会社がどこにいるのか?仮に業績が良くなった場合も手を離された側は決して忘れません。パワハラ、モラハラがひどい顧客はどんどん取引を停止していくべきですが、業績が悪いという理由で手を放すのであればそれはとても失礼なことであることを理解しなければいけません。良い時は放っておいても人は寄ってくるもの。ただ、悪いときこそ一緒にいてくれた人、一緒に頑張ってくれた人は「生涯のパートナー」になることを法人営業の営業マンは分かっておかなくてはいけません。現に弊社のクライアント様の離脱率は起業してから5%ほどです。離脱先もこちらが「こちらがお役に立てないもしくは取引をすることによって社会のためにならない」と思い顧問契約を解除したのですが、なぜ多くのクライアント様がずっと一緒にいてくださるかというと「苦楽を共にしたパートナー」だからです。お客様をジャッジする前に自社は自分自身は人様から選んでもらえるほど魅力があるのか?をしっかり見つめ直したほうがいいんじゃない?
【第819回】自分はどちら側か?
こどもたちへ
自分のモチベーションが上がるスイッチはなんなのか?を知ると自分をコントロールしやすいよ。大きく分けて二つ、「自分のために動ける人」なのか「人のために動ける人なのか」。どちらが良いとか悪いとかではなくて「自分はどちら側なのか」を知っておくと良いよ。ちなみにお父さんは「人のために動ける人」だよ。最近お父さんは意識的に食事を気にしたり運動してるよね?これは自分のためでもあるけど、お母さんと君たちのために食事制限や運動をしているよ。将来健康を害してお母さんや君たちに何かあったとき助けられないのは嫌だし、お父さんのために君たちの貴重な時間や機会を失ってほしくないなと思うと頑張れるよ。逆に自分のためと思うとお父さんはどうしても自分に甘くなっちゃうから頑張れないよ。仕事でも自分の会社のホームページはここ何年もいじっていないけど大切なクライアント様の成果に繋げるために人のホームページは一生懸命毎日いじってるよ。それがお父さんの自分が動くスイッチになっているし、そんな自分が嫌いじゃないよ。人は一番身近な自分のことは意外に分かっていないけど、時には自分と向き合って「何が好き?」「何が嫌い?」「これは得意?」「何が嬉しい?」と自分にも聞いてあげてね。自分はどんな場所が好きなのか?インドア?アウトドア?どんな人が好き?パリピな人?静かで穏やかな人?正解や不正解が無いし、時と場合によって変わってもいいし、ただ自分の「心地いい場所」を見つけるのは自分自身なので友人の一人として自分の心とも対話してみてね。
【第818回】有難い人生
先日名古屋にて講師をさせていただきました。早速主催者様からセミナー参加者のアンケート結果をお送りいただいたのですが、ギャン泣きです。基本いつもはアンケートはあまり気にせず、というかアンケートを気にしてしまうとどうしても「自分が伝えたいこと」ではなく「相手の顔色をうかがったもの」に内容が変更してしまいがちになるので、出来る限りアンケート結果に目を向けないようにしていたのですが、参加者のみなさまの愛あるアンケート結果に思わず涙がこぼれました。今回名古屋で開催されたものの、来場者の方はかなり遠方からお越しいただいている方もいたのですが「新幹線に乗ってきてよかった」というお言葉や、明らかにわたしよりも人生経験も経営者経験も積まれた方から「建築を志したときの想いが蘇った」というお言葉も。わたしは起業したときに「人の役に立つことだけしよう」と自分や社会に誓いました。自分が「その人の役に立つ」と思ったことだけを提案して生計を立てていこうと決めたのです。それで誰からも必要とされなかったり、評価してもらえないのであれば自分の「役に立つ」という考え方がズレているので、その時は潔くサラリーマンに戻る、違うお役立ちの場に身を置こうと思っていました。「売れる」「稼ぐ」ではなく「人のお役に立つ」。人のお役立ちというのは、「売上を伸ばす」「業績をV字回復させる」ということはもちろんですが「誰かの心を少しでも軽くする」「人に希望を持っていただく」「人に「いけるかも!?」という勇気を持っていただく」こともお役立ちだと思っています。今回セミナーを通じてたくさんの人のお役立ちに貢献出来たことがとても嬉しく、今回の講師の仕事をさせていただき心から感謝しております。また、中には顧問依頼やセミナー研修依頼のご要望を主催者にお願いしてくださった方もいらっしゃるとのこと。本当に有難いです。ただ、現状弊社では新規の顧問契約においては既存のクライアント様最優先の考えから相当お待ちいただくことになるのですが、研修講師、セミナー講師であれば4ヶ月?5ヶ月先には対応させていただけるかと思います。その間しっかりパワーアップしてより良い内容の研修やセミナーにしていきますので、ワクワクしながらお待ちいただけましたら幸いです。「仕事がある」というだけでも幸せなのに、その仕事がやりがいがある、幸せである、自分の居場所を作っていただけている、というのは本当に有難い人生だと思います。しっかりわたし自身がより成長し、携わる方のお役立ちに益々貢献できるよう精進して参ります。改めまして主催者のみなさま、協賛企業のみなさま、支えていただいたみなさま、本当にありがとございました。お陰で最高の気分で週末を迎えさせていただきます。今日はアンケートを酒の肴に、ニマニマしながら呑みます!
【第817回】名古屋セミナー終わりました
本日名古屋でのセミナーを無事終えることが出来ました。東京で開催したときとは違って今回はホームということもあり参加者の中には弊社クライアント様の顔もちらほらいらっしゃって、セミナー中「心の栄養剤」として顔を拝見させていただく度に安心しました。本当に有難うございます。改めてセミナーにご参加いただいた方はもちろん、集客から会場の段取り、セミナーの準備をしてくださった主催者側のみなさまに心から感謝しております。本当に有難うございます。今回のセミナーもしっかり「緊張」させていただきました。わたし自身「緊張」はとても大切な感情だと思っています。責任感があるから緊張する、上手くやろうと思うから緊張する、真剣に向き合うから緊張する。自分はセミナーを何回もやっていても、聞いていただく方は「初めて」です。また、わたしのセミナーコンテンツとしては「なにかヒントを手に入れたい」という方が貴重な時間とお金を遣ってお越しいただく内容なので、わたし自身も新鮮な気持ち、初心な気持ちを忘れてはいけません。実はわたしはサラリーマン時代からセミナーをさせていただく機会がたくさんありました。一度だけ、あまりに何回もやっているセミナーだからこと「慣れてしまったこと」があります。その時のセミナーは最悪でした。話していることは同じなのに、参加者の熱が全く違う。全然盛り上がらない、全然喜んでもらえない、なぜならわたし自身が「飽きていた」からです。「商い(あきない)は飽きちゃいけないから「あきない」」なのです。だからこそ今回もしっかり準備し、東京のセミナーでお話しさせていただいた内容に若干+αした内容をお話しさせていただきました。参加者の方に少しでもお役に立てれば幸いです。次は大阪、福岡です。本日のセミナーを踏まえた上で内容をパワーアップさせていきます。次もちゃんと緊張できるように、ずっとチャレンジャーで成長を望む自分でいられるように、心の準備を進めて参ります。今回セミナーにご参加いただいたみなさま、顧問契約は現在3年、下手をすれば4年先まで埋まっていますが、研修やセミナーの講師といった単発のご依頼は喜んで受けさせていただきますので、主催者様を通してお声がけいただけましたら幸いです。
【第816回】みんな正しくて、みんな正しくない
こどもたちへ
これから君たちにはたくさん「教えてくれる人」が現れます。学校の先生はもちろん、先輩、仕事をするようになると上司だったり、時には見ず知らずのおっちゃんだったり、もちろんお父さん、お母さんも含め君たちにたくさんのことを「教えたい」と言う人がどんどん現れるかと思います。それらの人の教えは全て「正しくて」全て「正しくない」です。人はそれぞれ「自分が正しい」と思っています。だからこそ「教えてあげたい」「良くなって欲しい」と、君たちが愛される人になればなるほどたくさんの人が教えてくれるので、一度は素直に受け入れなさい。ただ人は間違う生き物だし「正しさ」というのは非常に曖昧なものです。戦時中の英雄は平時では「人殺し」です。物事は見方や立ち位置によって正しいかどうかは非常に揺らぎやすいものです。だからこそ「正しいかそうでないか」は自分で決めなさい。自分で正しい選択を選べるようになるにたくさんの物事を経験しなさい。楽しいこと、幸せなことばかりではなくときには騙されることもあるでしょう、時には傷つけられることもあるでしょう。逆に嘘をつくことも、人を裏切ることもあるでしょう。それでもどんどん経験しなさい。特に若いうちに経験しなさい。お父さんが生きているうちは全力でフォローします。君たちのお父さんは結構無敵です。そしてうちにはお母さんもいます。君たちのお母さんはこの世が生んだ奇跡です。「ハートが綺麗な人ランキング」があれば間違いなく日本代表です。ひょっとしたら北半球でも5本の指に入るかもしれません。だからこそ、お父さんお母さんが生きているうちにどんどんチャレンジしてください。ただ気を付けないといけないのは「自分の自信を付けたい」「自分が認められたい」という想いが強くて「マウントを取りたい」人が出てきます。そんなときは「あなたからの学びは終わりました」と心の中でつぶやいてみてください。きっと疎遠になります。このように付き合うべき人、付き合わなくてもい人を見分けられるように自分の「ものさし」が持てたらいいね。