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【第798回】本当に忙しい?
先日クライアント様とミーティングしている中で、前回のミーティングで決めたことがほとんどやれていない状態に対し、そのクライアント様が「忙しくて…」という言葉を発したことによってわたしのスイッチが入ってしまい「じゃあ先月は意味なくスマホ触っていた時間も無かったんですね?」「YouTube一回も見なかったんですね?」「お酒吞む暇もなく朝から晩まで働いたんですね?」「一瞬たりともエロいサイトも見なかったんですね?」とまくし立てたところ「すみませんサボっていただけでした」という追い込みをかけてしまったものの、「本当に忙しい状態」とは中々ないものだと思います。みんな忙しいとは言うもののお昼はしっかり一時間休憩し、無駄話やスマホをホゲ~っと見て意味のない時間を過ごし、なんだかんだ夜はしっかり寝る。朝から晩まで仕事に没頭する、没頭できる人はそもそも「苦しい状況」に陥らないのです。現にそのクライアント様にその日のわたしの動きをご案内させていただきました。朝6時に起きてメールの対応3件、各クライアント様のホームページのアクセス解析約30社分対応、8:30~10:30までクライアント様とリモートにてミーティング、11:00~12:30まで次のクライアント様とミーティング、13:30~15:30までまた次のクライアント様とミーティング、16:00~18:00までまた次のクライアント様とミーティング、18:30~19:30までその日最後のクライアント様とミーティング、間の時間は各ミーティングの議事録を作成+各クライアント様にお送りする。その後食事を済ませお風呂に入り、家族と話して疲れ切って倒れ込むように21:00過ぎには就寝。この日は移動もなく一日ミーティングを詰め込んでいたのですが、だいたいこのくらいの仕事量です。だからわたしは毎日寝るのが早いのです。ただ、世の中にはわたしよりも体力があって情熱に溢れ仕事をしていらっしゃる方もたくさんいます。ほら、こんなことを知ったらなかなか「忙しくて…」とは言いづらいんじゃない?
【第797回】南海トラフがきっかけで
「南海トラフ地震は必ずくる」という言葉を何年も前から何回も聞いていて、「来るんだろうなぁ」と分かっているものの先日の「巨大地震注意」が政府から発信されてそこで初めて「自分ごと」として考えた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?我が家でもそうで、改めて「ベッドの下に靴を置いておこう」「地震が発生した際はどうすればいいか?」ということや「もしお父さんに何かあったらこんな保険に入っていて、貯金はこれくらいあって、頼れる人はこの人がいて…」ということを話し合う機会になりました。妻とも話あって「もし有事が起きる前にやっておけばよかったと思いそうなことはあるか?」という話になり、お互いが「なんもない」という何とも欲の無い会話の中で、自分たちがいかに日々恵まれた環境にあるのかも実感させていただきました。その中でも妻や子供たちに感謝の言葉と、どれだけ愛しているか、どれだけ愛していきたいかも伝える機会になり、これはこれで贅沢だなと思いました。人間いつ死ぬか分かりません。今日事故で死ぬかもしれないし、突発的な病気で死ぬかもしれない、事件に巻き込まれて死ぬかもしれない、「一日一日を大切に生きる」ということの大切さはみんな分かっているつもりでも、「自分だけは大丈夫」という根拠のない自信にどうしても「丁寧さ」が薄くなりがちです。「これが最期」と思っていろんなことに携わっていくと、心の位置が変わってくるものです。いつか来る「死」に対して、少しでもみなさんが「後悔ない人生」を送れますように。
【第796回】慣れない人と食べる豪華な食事より家族と食べるうまい棒
先日社内研修の依頼をいただき、遠方と言うこともあり宿から食事までをお客様にご用意いただき至れり尽くせりだったのですが、先方は社長をはじめ幹部社員も全員集合でわたしの身に釣り合わない豪華なお食事をご馳走いただいたのですが、場の雰囲気、人見知り、緊張で大袈裟ではなく本当に料理の味が分からなく、むしろ疲れ、加齢で若干胸焼けする始末。家に帰ったときちょうど子供がうまい棒を食べていて「お父さんも食べる?」と言われ一口食べたら「あれ!?うまい棒ってこんなにうまかったっけ??」と感じるほど超絶美味しく、私がノーベル賞の審査員であればうまい棒をつくる株式会社やおきんにノーベル平和賞をお渡ししたい、スタンディングオベーションで褒め称えたいと思えるほどでした。やはりわたしの口は「安いもの」の方が「旨い」と感じるのかもしれません。今後もしお食事の手配をしていただけるのであれば、サイゼリヤや餃子の王将で本当にわたし幸せですし、なんならマックスバリュでミミガーとか買ってチビチビ呑んでるだけで最高にご機嫌なのでわたしにあまり気とお金を遣わないでくださいね。そう考えると今お付き合いしているクライアント様は「一緒にマシュマロとか焼いて食べたい人」ばかりなので本当にお付き合い出来ていて幸せです。あなたは普段お付き合いしている人は「ありのままの自分をさらけ出せる人」「ありのままを受け入れられる相手」ですか?
【第795回】これ以上の幸せはあるのだろうか?
先日家で事務処理+各クライアント様の資料を作成していて、思った以上に早く目途が付いたタイミングで長男が中学校の部活から帰ってきて、夏休みで家にいる次男と妻と「お昼を食べに行こう」となり近くのランチをやっている焼肉屋さんに行き、その後「銭湯行きたくない?」となり家から一番近いスーパー銭湯に行き、お昼からお風呂に浸かっているといきなり大雨に打たれて、全裸でlike a ショーシャンクの空を楽しみ、次男が「毎日大雨だったらこれをシャワーにしたらいいんじゃない!?」とホームをレスした人でも言わないようなギリギリの発言をかまし、お風呂から出ても備え付けの漫画コーナーでゴロゴロしながら漫画を読んでいるとき「これ以上の幸せがあるのだろうか」と一人ジーンとしていました。学生の頃、友人が「らーめんの海苔より旨いものってこの世にないよな~!」と言っているのを聞いて、「こいつ何言ってるんだろう?」と思っていたのですが、幸せに大きいも小さいもないんですね。わたしが家族4人で「最高に幸せ」と感じるために使った費用はランチ代+銭湯代しめて¥5,200(税込)。久しぶりに贅沢をさせていただきました。有難うございます。
【第794回】予測に「期待」は入れない
経営者や営業マンであれば常に「見込み」を立てた上で経営なり、営業をしていかなくてはいけません。「売上〇〇万に対して、今月■■社が〇万、〇〇社が〇万、★★社が〇万の売上見込みがあって…」とノルマや計画に対して数字の予測見込みを立てていき対策や戦略を練るのですが、その際に気を付けないといけないことは「予測に期待を入れない」ということです。「正直今月は売上が厳しいなぁ、ただ資料請求があったからそのお客様で〇万見込んでおこう!」や「新規開拓で今月あそこの会社に飛込み営業をかけるから、そこで売上〇万くらい目指すとするか!」という根拠もない「期待」を予測に入れてしまうと「数字に対しての執着」がなくなってしまいます。そうなるとどうなるか?「必死に悩んで知恵を出す能力」が失われます。画期的な戦略は追い込まれて追い込まれて、それでもなんとかならないかと必死で考えた上でしかでないものです。そしてそれを「成長」と言います。売上に困っているという状況はそれだけ成長できる機会であることを念頭に置いておかなければいけません。逃げたくなる気持ちも分かります、目をそらしたい気持ちも分かります。ただ「期待」という「逃げ」に走ってはいけないのです。あなたの苦難はあなたを選んで目の前に現れてくれたものです。人生あと何回本気で悩める?苦しい状況をしっかり未来の自分の肥やしにしてやればいいじゃない?