BENchmarkブログ
【第889回】すべての発信に「意味」を持たせているか
看板、チラシ、ホームページ、SNSなど、今の時代「自分の情報を発信する手段」はたくさんあります。個人に限らずたくさんの企業が自社PRをしていく中で、企業が発信する場合は「すべての発信に「意味」を持たせているか」ということです。365日毎日何かしら発信することも素晴らしいのですが、せっかく発信するのであれば「自社のターゲットとしている人に向けての発信なのか?」「自分が発信したい内容なのか?自分のターゲットが欲する内容なのか?」を常に確認しながら進めていかなければいけません。例えば「家を建てるお客様を集めたい」と思っているにも関わらず「ここのカレーが最高に美味しい!」という発信をしていてもなかなかリンクしないですよね?もし「カレー美味しい!」という発信をどうしてもしたいのであれば「ここのカレーはつくり方にめちゃくちゃこだわっていて最高に美味しい!弊社の家づくりもめちゃくちゃこだわっているので長持ちするんです!」のように強引でもいいので「繋げる」ということを意識する必要があります。でないと、一生懸命発信しているにも関わらず全く反響が無くて心が折れて辞めちゃうという一番もったいない結果に繋がっちゃうんじゃない?
【第888回】背中を押された言葉はありますか?
みなさんは「心が挫けそうなときに背中を押してくれる言葉」や「調子に乗りそうなときに戒めてくれる言葉」はありますか?わたしも今までたくさんの言葉に救われてきましたが、起業してからビジネスにおいて大切にしている言葉があります。
成功は苦境の日に始まり
失敗は得意のときに原因がある
高い目標を完遂する過程を通じて人は成長する
不足を言うな、足りないのは己の知恵と行動力だ
時間を蓄積することはできない
一日一時間一分をどのように生かすかが人生勝敗の別れ道だ
厳しさなくして執念なし
執念なくして行動なし
行動なくして成果なし
研究心・行動力・継続力無きものに成功なし
根性無きものは去れ
高千穂高校剣道部、故 吉本政美先生がつくった「部訓」です。
これがわたしが勤めていた輸入商社の社長のデスクの横に貼ってあった言葉です。おそらく社長は苦しいときも「これが成功に繋がることになるんだ!」とご自身を鼓舞されていたんだろうし、逆に調子が良いときでも「ここで調子に乗ったら終わる!」と危機感を持って会社や社員、顧客を守ってくれていたんだろうなぁと思い、わたしも仕事をするにおいて常に目に入るところに貼ってある言葉です。物の持てる量には制限がありますが、知識や想いはどれだけ持っていても邪魔にはなりません。あなたはご自身の頭と心にどんな言葉を入れておきますか?
【第887回】推しは推せるときに推せ!黒夢横浜ぴあアリーナ最高でした。
こどもたちへ
お父さんは昨日2月11日横浜に「黒夢」というバンドのライブを見に行ったよ。黒夢はお父さんが中学1年生の時に出会って鬼のようにハマって、ときには学校を休んでずっと一日中CDを聴いていたにも関わらずそれからすぐ無期限の活動休止になって、ボーカルは新しいバンドを組んだりソロをしていたりしたものの「やっぱ黒夢と違う感」が否めなくて、そしたらなんやかんやで10年ぶりに活動再開とか言い出して、でもその際お父さんは社会人になりたてでそもそもライブに行くという余裕もなくて、そしたらまた活動休止して、とかなんとか言っていると今回の「一夜限りの復活」みたいなライブをやって。最初は「いいなぁ」くらいで考えていたらお客さんから「一緒に行こうぜ」と誘ってもらって、でも最初は「忙し過ぎて無理っすわぁ」と言っていたら「清春もう56歳やで?あのシャウトが聴けるのはこれが最期じゃない?」と言われ「おぉ!そう言われればそうかも!」となって運良くチケットが取れて昨日そのライブに行ってきましたが、中学校でハマったバンドのライブにあれから20年以上経ってようやく行けたことがとても嬉しくて、それも仲の良い人と一緒に行けて、そう考えると自分も「限り」はあるものの、自分の「好きな人・好きなモノ」にも「限り」があることを改めて実感しました。そこでお父さんが君たちに伝えたいことは「推しは推せるときに推せ!」です。今ハマっているもの、ハマっている人、人からしたら「無駄遣いして…」「あれの何がいいのか?」と言わることもあるかもしれません。でもそんなこと気にせずたくさん無駄遣いしてください。それは君たちにとってきっと無駄じゃないから。その時必要と思うのであればガンガンお金を払って自分と推しを応援していきましょう。あと、普段自分は贅沢をしないのに「黒夢のライブ行こうかなぁ」と言った際に「いいじゃん!」と言ってくれた妻の悠子さん。本当に有難うございました。
【第886回】売上構成比で新規ばかりの会社は危うい
あなたの会社の売上を支えてくれているのは新規が何割なのか?「うちは100%新規です!」という会社は非常に危険です。だってファンが出来ていないから。焼き畑的営業で常に新規を売上の主軸にしている会社はどこかのタイミングで資金的もしくは心理的に限界が来ます。弊社がクライアント様に提唱しているのが「新規1:既存9」です。最低でも「新規3:既存7」です。既存というのは今までのお客様からのリピート受注や紹介受注を指します。「100%既存」という売上構成は顧客にファンになってもらえていて非常に素晴らしいのですが、これはこれで「新規開拓が出来ていない」「既存に100%依存している」状態ですのでもし既存とトラブルになった際に一気に会社が窮地に陥ることになってしますのと、顧客の顔色ばかり窺わないといけないという何ともサムい状態になってしまうので要注意です。ただ、それに比べても新規100%の方が圧倒的に危険な状態ですので、今一度自社の売上構成比率を見直してみてはいかがでしょうか?
【第885回】ゴールからズレていないのか?
先日実家に帰った際に父と話していて、「将来的には実家をどうするか?」という話になり父は「誰かが継いでくれる前提」の話をしていたのですがわたしは4人兄弟なのですが4人ともそれぞれ家もあるし、「継ぐのは難しいのでは?」ということを伝えました。その際い「お父さんの目的は子どもたちに幸せになってほしいのか?実家を守ってほしいのか?どっち?」と尋ねたところ「子どもたちに幸せになってほしい」とのこと。であれば実家の守をしていくということは、それによって子どもたちの幸せが犠牲になる可能性を伝えました。経営者の事業継承の問題も似たようなものがあり、本来であれば残されたスタッフに幸せになってほしいと思って会社を次の世代に引き継ぐはずにも関わらず「会社を継続していくこと」が優先順位第一になって、結果として事業が上手くいかなかった場合先代に罪悪感を持ったり、追い詰められて自殺に追い込まれたりと、先代からの「願い」が形を変えて「呪い」になってしまっているケースはしばしば見受けられます。頼まれたほうは、頼まれごとが出来なかった場合罪悪感んを抱くもの。だからこそ先にこの世を去るものは「自分の願望は残さない」ということも次の世代にとっての「思い遣り」なのかもしれません。もしわたしがこどもたちに残す言葉を選ぶとしたら「気楽に好きにやって~」じゃない?