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【第800回】必要な物事を「数値化」していく
突然ですがあなたは年間どれくらいの所得が必要ですか?「とにかく常に新しいモノに囲まれていないと精神的健康が維持できない」と言う人は年収¥1,000万でも足りないかもしれませんね。「基本家にいて好きな漫画を見ているのが一番幸せ」と言う人は¥400万くらの年収で十分かもしれませんね。仮に使わないのであれば道具もお金も「なくてもいい」のです。年収400万で十分幸せに生きられる人に年収¥3,000万は必要ないのです。だって¥3,000万分働かなくてはいけないのですから。逆に年収¥1,000万必要な人が年間¥400万分しか働いていないと破産します。わたしはよく「お金の燃費が良い人」「お金の燃費が悪い人」と言うのですが、お付き合いが始まったばかりのクライアント様と最初のミーティングで方向性の確認をする際に「年商、年収はいくら必要ですか?」とお尋ねします。そしてその後に「本当にその金額で良いのですか?」とお伺いします。するとみなさん「…。」となります。そう、みなさん「なんとなくの数字」「なんとなくの幸せ論」「なんとなくのこうあるべき」に振り回されているのです。改めて「今の自分」に対しての必要なモノ、コトを洗い出し、それに必要なお金と時間を明確にして人生計画を立ててみてもいいんじゃない?
【第799回】本業が上手くいっていないときに新しい事業をするのは危険
景気が悪くなってくると業種を問わずたくさんの企業が「新しい事業」に手を出しがちです。ただ、これが本当に危険。特に「新たに銀行から借り入れをして起死回生を狙う」ということが本当に危険です。新たに取り組む事業が「挑戦」であればいいいのですが今上手くいっていかないからこその「逃げ」であれば即中断した方がいいと思います。そもそも事業を起こすということには相当な覚悟と労力が必要になります。商圏エリアをどこに設定するのか?その中でシェアをどれくらい獲得し、売上として年間いくら見込めるのか?エリアにおける競合はどのくらいいて、勝てる見込みはあるのか?どのようにライバルと差を付けるのか?これらを明確にし、具体的なスケジュールを立てて実行していく。これくらい新規事業をするには覚悟と労力が必要になるのです。中途半端な覚悟であれば、本業の業績がより悪化する可能性もあります。だからこそ、新事業をする前に「本当に本業で成果を出せないのか?」「上手く行っていたときと今の違いはなにか?」「どうすれば上手くいくのか?」を見つめ直し腰を据えて一つ一つ丁寧に取り組んでいくことを最優先にしたほうが成果は出やすいんじゃない?
【第798回】本当に忙しい?
先日クライアント様とミーティングしている中で、前回のミーティングで決めたことがほとんどやれていない状態に対し、そのクライアント様が「忙しくて…」という言葉を発したことによってわたしのスイッチが入ってしまい「じゃあ先月は意味なくスマホ触っていた時間も無かったんですね?」「YouTube一回も見なかったんですね?」「お酒吞む暇もなく朝から晩まで働いたんですね?」「一瞬たりともエロいサイトも見なかったんですね?」とまくし立てたところ「すみませんサボっていただけでした」という追い込みをかけてしまったものの、「本当に忙しい状態」とは中々ないものだと思います。みんな忙しいとは言うもののお昼はしっかり一時間休憩し、無駄話やスマホをホゲ~っと見て意味のない時間を過ごし、なんだかんだ夜はしっかり寝る。朝から晩まで仕事に没頭する、没頭できる人はそもそも「苦しい状況」に陥らないのです。現にそのクライアント様にその日のわたしの動きをご案内させていただきました。朝6時に起きてメールの対応3件、各クライアント様のホームページのアクセス解析約30社分対応、8:30~10:30までクライアント様とリモートにてミーティング、11:00~12:30まで次のクライアント様とミーティング、13:30~15:30までまた次のクライアント様とミーティング、16:00~18:00までまた次のクライアント様とミーティング、18:30~19:30までその日最後のクライアント様とミーティング、間の時間は各ミーティングの議事録を作成+各クライアント様にお送りする。その後食事を済ませお風呂に入り、家族と話して疲れ切って倒れ込むように21:00過ぎには就寝。この日は移動もなく一日ミーティングを詰め込んでいたのですが、だいたいこのくらいの仕事量です。だからわたしは毎日寝るのが早いのです。ただ、世の中にはわたしよりも体力があって情熱に溢れ仕事をしていらっしゃる方もたくさんいます。ほら、こんなことを知ったらなかなか「忙しくて…」とは言いづらいんじゃない?
【第797回】南海トラフがきっかけで
「南海トラフ地震は必ずくる」という言葉を何年も前から何回も聞いていて、「来るんだろうなぁ」と分かっているものの先日の「巨大地震注意」が政府から発信されてそこで初めて「自分ごと」として考えた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?我が家でもそうで、改めて「ベッドの下に靴を置いておこう」「地震が発生した際はどうすればいいか?」ということや「もしお父さんに何かあったらこんな保険に入っていて、貯金はこれくらいあって、頼れる人はこの人がいて…」ということを話し合う機会になりました。妻とも話あって「もし有事が起きる前にやっておけばよかったと思いそうなことはあるか?」という話になり、お互いが「なんもない」という何とも欲の無い会話の中で、自分たちがいかに日々恵まれた環境にあるのかも実感させていただきました。その中でも妻や子供たちに感謝の言葉と、どれだけ愛しているか、どれだけ愛していきたいかも伝える機会になり、これはこれで贅沢だなと思いました。人間いつ死ぬか分かりません。今日事故で死ぬかもしれないし、突発的な病気で死ぬかもしれない、事件に巻き込まれて死ぬかもしれない、「一日一日を大切に生きる」ということの大切さはみんな分かっているつもりでも、「自分だけは大丈夫」という根拠のない自信にどうしても「丁寧さ」が薄くなりがちです。「これが最期」と思っていろんなことに携わっていくと、心の位置が変わってくるものです。いつか来る「死」に対して、少しでもみなさんが「後悔ない人生」を送れますように。
【第796回】慣れない人と食べる豪華な食事より家族と食べるうまい棒
先日社内研修の依頼をいただき、遠方と言うこともあり宿から食事までをお客様にご用意いただき至れり尽くせりだったのですが、先方は社長をはじめ幹部社員も全員集合でわたしの身に釣り合わない豪華なお食事をご馳走いただいたのですが、場の雰囲気、人見知り、緊張で大袈裟ではなく本当に料理の味が分からなく、むしろ疲れ、加齢で若干胸焼けする始末。家に帰ったときちょうど子供がうまい棒を食べていて「お父さんも食べる?」と言われ一口食べたら「あれ!?うまい棒ってこんなにうまかったっけ??」と感じるほど超絶美味しく、私がノーベル賞の審査員であればうまい棒をつくる株式会社やおきんにノーベル平和賞をお渡ししたい、スタンディングオベーションで褒め称えたいと思えるほどでした。やはりわたしの口は「安いもの」の方が「旨い」と感じるのかもしれません。今後もしお食事の手配をしていただけるのであれば、サイゼリヤや餃子の王将で本当にわたし幸せですし、なんならマックスバリュでミミガーとか買ってチビチビ呑んでるだけで最高にご機嫌なのでわたしにあまり気とお金を遣わないでくださいね。そう考えると今お付き合いしているクライアント様は「一緒にマシュマロとか焼いて食べたい人」ばかりなので本当にお付き合い出来ていて幸せです。あなたは普段お付き合いしている人は「ありのままの自分をさらけ出せる人」「ありのままを受け入れられる相手」ですか?