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【第791回】相談するのが上手な人、下手な人
こんな仕事をやっているからこそ、毎日のようにたくさんの方から様々なことを相談していただく機会が多いのですが、そんな中でビジネスにおいて相談するのが上手な人と下手な人がいます。上手な人は「事前」に相談されます。例えば「来週お客様との成約してくれるかどうかの大切な打合せがあって、良い成果を出すためにどうすればいいか?」という相談をされる方は上手くいきます。だって大の大人二人分の脳みそを使った上で戦略を立て商談に臨むのですから、しかもその内一人の脳みそは客観的に第三者としてある一定の距離を持って物事を見ることができる立場の人なので、そりゃあ良い案が出るものです。わたしも相談する場合は圧倒的に「事前」です。相談が下手な人は「この前の商談で失敗しちゃって、どうしたらよかったですか?」と「事後」に相談してくれます。これだと中々成果には結び付きません。だってチャンスは何度もないのですから。限られたチャンスを確実にモノにするためにはとにかく「事前の準備」が必要なのです。テスト前に勉強するのと、テスト後に間違えたところを一生懸命勉強し直すのと、通知表はどちらが良い点を取れるのでしょう?あなたが相談しているタイミングは「事前」?「事後」?
【第790回】健康は大切とは良く言ったもので
実はわたし腰痛持ちで、先月7月月初に腰を痛めてからずっと鈍痛があったのですが中旬に布団から起き上がれず寝返りもできない、歩けないほどに痛めてしまいトホホな毎日を送っておりました。ただ、そんな中でも「毎月最低1ヶ月に1回はミーティングすること」が弊社から各クライアントへ顧問契約を結ぶ際の条件ということもあって、着替えもろくにできない状態でリモートを活用して打合せをさせていただいたのですが、改めて「健康は大切」とは良く言ったものです。わたしの場合、幼いころからバスケットをしていて、その際に背骨と腰を支える骨?が折れてしまっていて、ただ若い時は筋肉がコルセット代わりになり全く気付かず折れたままの状態でいる「腰椎分離症」という症状+「加齢」とのことで、普段は全然問題ないのですが、最近エアコンの冷気によっての冷えからくる筋肉の硬直+運動不足+長時間の座った姿勢(運転)+etc...とたくさんの条件が揃って「朝起きたらベッドから起き上がれない」という状態になってしまいました。本当に上半身と下半身が別物のような、非常に不安定なダルマ落としのようなバランスで苦労したのですが、ただ有難かったのは急遽のリモートにも関わらず快く対応いただけたクライアント様や夏休みも始まったことから妻だけではなく子供たちも全力でサポ―トしてくれたお陰で今はなんとか日常生活を過ごせるようにはなりました。ただ改めて思うのが「迷惑をかけられるより迷惑をかける方がシンドイな」ということ。自分のせいで誰かの貴重な時間や機会を逃してしまうことの恐怖、心配され過ぎることの恥ずかしさ・情けなさ、改めて自分の体調は自分だけに影響を与えるのではなく自分の大切な人までも巻き込むんだなと思いました。わたしも今月で40歳になります。周りの年上の方からは「40歳からは体がガラっと変わるよ~」と言われています。しっかり自制し、自分自身にも家族やクライアント様にも迷惑をかけないよう注意していきます。あなたは意識して体調管理していますか?
【第789回】能力が高い人と働くのではなく、信頼できる人と働く
自社スタッフでも取引先でも、携わる相手を選ぶ際「能力の高さ」「メリット・デメリット」などを選んで人を選びがちですが、わたしが大切にしていることは「信頼できる人かどうか」です。いくら能力が高くても「この人絶対何かあったら逃げるな」や、「この人は裏で人のことをなんて言っているかわからんな」、「この人、人を大切にしないな」という信頼できない人とはお付き合いしないようにしています。だってこの穏やかで健やかな生活を脅かす可能性が生じるのですから。「こいついつ裏切るんだろう?」「本当に裏で悪いことしていないかな?」と思いながら一緒に働くと本来持っている能力が最大限活かすことが出来ません。だからこそ「とことん信じる」ことが大切なのですが、そもそも「なんでもかんでも信じる」というのは非常に危なっかしいので「信頼できる人を信じる」というスタンスで接していくことがストレスなく、最大限の力以上の力を発揮でき、思っている以上に思った以上の成果が生まれるのだと思っています。あなたの周りに信頼できる人は何人いますか?
【第788回】コツコツするのが勝つコツ
先日、普段めったに人が集まる集い等には出ないのですが、たまたまクライアント様先の総会に出た際、有名なコンサル会社の方が私の席の隣にいて、お互い「自分の持つ最強の提案カードを出し合いっこしよう!」というノリになり、せーので出し合ったのですが、二人そろって「コツコツ頑張る」という結論に至りました。一気に意気投合したのは言うまでもありません。そう、「コツコツするのが勝つコツ」なのです。そのコツコツというのは気が遠くなるような時間と強い意志が必要不可欠になります。ただ、これを乗り越えた人が自分の求める成果に辿りつけるのだと思います。あなたはコツコツ自分の力で継続していることはありますか?
【第787回】失うことを恐れない
とある動画で、お金を持ち物が増えてくると今度はそのお金や物、時には今の地位などを守ろうと失うことを恐れ必死になり、高い塀を作り家から出なくなり、いつの間に自分で監獄を作り自由を失うという皮肉も込めた話を聞いたときに思ったことが、人は失うことの恐怖に大なり小なり支配されているんだなと思いました。なぜいきなりこんな話をするかと言うと、先日妻と結婚式を挙げた日を迎えました。今から16年前のことです。16年前から今の家にあるのは結婚の際購入したテレビと冷蔵庫くらいではないでしょうか?たった15年の間に子供が二人増え、家を持ち、家具やらなんやらに囲まれて過ごしているのですが、「16年前はこれが全部なかったんだよな」と思うと何とも不思議な気持ちになりました。今お付き合いしている人も、基本16年前は出会っていない人ばかりです。この全てを失うと思うと、正直怖い気持ちになりました。ただ、それと同時に(子供たちや人様とのご縁は別ですが)、無くしてもまた作ればいいわな、と思う自分がいました。いざそうなってしまうとその時の自分がどうなるかは分かりませんが、失うことを恐れないというのはなんとも贅沢なことです。「また作ればいいじゃん」、そう思えると、もっとのびのび人生を楽しめるんじゃない?