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【第803回】クレームが言いやすい時代
先日とあるクライアント様から口コミサイトに「悪い口コミ」を書かれたという相談を受けました。今の時代本当にクレームが言いやすい時代になっています。だってスマホやパソコンから「自分の言いたいことを自分の言いたいタイミングで自分のすきなように発信できてしまう」からです。わたしが小学生のこと、TVでおふざけが過ぎた内容の番組があって、次の日学校で友人たちのとの番組の話になったとき「うちの母ちゃん早速テレビ局にクレーム入れてた」と言った子に対して、「お前の母ちゃんヤバいな!」「お前の母ちゃん怖くね!?」「お前可哀そうだな」となっていたのですが、今隣にいてもスマホで何をやっているか分からないからこそそうはならないのですが、本来「クレーマー=ヤバいやつ」というこをみんな忘れがち+見えなくなりがちになっています。クレームを入れる際は「本人に直接クレームではなく相談と言う形でお伝えする」口コミサイトに投稿したい場合は、「自分の親や家族、親友や自分に良くしてくれている人にその姿を見られて恥ずかしくないか」を意識しないと、あなたも立派な「ヤバい人」になっちゃうんじゃいない?
【第802回】自分の「世界」があるのか?
あなたの会社は、ホームページやSNSで発信しているものに「個性」や「独自の世界観」は出せていますか?多くの会社が「それっぽく」は作っているものの、「個性」は出せていません。例えば弊社の顧問先の多くは「建築業」です。建築業で戸建住宅を手掛ける会社のホームページのほとんどが「住む人が笑顔で…」「高気密高断熱の優れた性能で…」「丁寧な対応で…」とどこもかしこも「同じ内容」です。これでは差別化もクソもありません。「何が好きで、何が嫌いか」「何が得意で何を大切にしているか」「どんな歴史を経て今の考えに辿りついたのか」など、「その会社にしかないもの」を発信している会社がほとんどありません。弊社のクライアント様の中でもぶっちぎりで成果が出ている会社の共通点は「優しく明るく楽しく温かく、でもちょっとアホ」です。ホームページもカッコいい、おしゃれというよりは「世界観」を出している会社が成果に繋がっています。「誰かに好かれるために立ち振る舞った発信」も良いのですが、「自分を出してそれに共感してくれる人が集まる発信」のほうが来られるお客様の層としてはストレスなく永く一緒にいられる親友のような存在になるんじゃない?
【第801回】東京おかわりセミナーin名古屋
今年の6月クライアント様からの依頼で東京にてセミナー講師をさせていただきました。有難いことにそのセミナーが好評で、今回同じ内容にて名古屋でセミナーをさせていただくことになりました。9月25日名古屋近くでセミナーをさせていただきます。そのクライアント様から大阪、福岡でもセミナーを開催してほしいという要望をいただいております。愛知・岐阜・三重・静岡の方は是非お気軽にお越しください。ただ、実はこのセミナー、弊社クライアント様には積極的にはお声掛けさせていただいておりません。なぜなら弊社クライアント様にはいつもお伝えしている内容もしくは普段お伝えさせていただいている内容の70%~80%くらいのことしかお伝え出来ないからです。そして中には今回のセミナーの内容を「必要としない人」もいらっしゃいます。前回の東京セミナーの際にも「セミナー講師するなら誘ってよ」と仰っていただいた方もいらっしゃいましたが、お声掛けしないのは「あなたには必要ない内容だから」です。今回は特に弊社がメインとして活動している東海エリアでのセミナーです。もし「誘ってもらっていない」と思われる方がいらっしゃるようであれば、それは「お誘いしない理由」があります。もちろんポジティブな理由です。時間はお金より大切です。いつも聞いている話を場所を変えて聞く必要はないのです。そして弊社クライアント様であれば、必要であれば何十回、何百回と同じ話をマンツーマンでさせていただきます。「お客様の役に立つことをお客様のためだけにやっていく」これが弊社の企業理念の一つなのでお誘いしなかったからといって変な風に捉えないでいただけましたら幸いです。
【第800回】必要な物事を「数値化」していく
突然ですがあなたは年間どれくらいの所得が必要ですか?「とにかく常に新しいモノに囲まれていないと精神的健康が維持できない」と言う人は年収¥1,000万でも足りないかもしれませんね。「基本家にいて好きな漫画を見ているのが一番幸せ」と言う人は¥400万くらの年収で十分かもしれませんね。仮に使わないのであれば道具もお金も「なくてもいい」のです。年収400万で十分幸せに生きられる人に年収¥3,000万は必要ないのです。だって¥3,000万分働かなくてはいけないのですから。逆に年収¥1,000万必要な人が年間¥400万分しか働いていないと破産します。わたしはよく「お金の燃費が良い人」「お金の燃費が悪い人」と言うのですが、お付き合いが始まったばかりのクライアント様と最初のミーティングで方向性の確認をする際に「年商、年収はいくら必要ですか?」とお尋ねします。そしてその後に「本当にその金額で良いのですか?」とお伺いします。するとみなさん「…。」となります。そう、みなさん「なんとなくの数字」「なんとなくの幸せ論」「なんとなくのこうあるべき」に振り回されているのです。改めて「今の自分」に対しての必要なモノ、コトを洗い出し、それに必要なお金と時間を明確にして人生計画を立ててみてもいいんじゃない?
【第799回】本業が上手くいっていないときに新しい事業をするのは危険
景気が悪くなってくると業種を問わずたくさんの企業が「新しい事業」に手を出しがちです。ただ、これが本当に危険。特に「新たに銀行から借り入れをして起死回生を狙う」ということが本当に危険です。新たに取り組む事業が「挑戦」であればいいいのですが今上手くいっていかないからこその「逃げ」であれば即中断した方がいいと思います。そもそも事業を起こすということには相当な覚悟と労力が必要になります。商圏エリアをどこに設定するのか?その中でシェアをどれくらい獲得し、売上として年間いくら見込めるのか?エリアにおける競合はどのくらいいて、勝てる見込みはあるのか?どのようにライバルと差を付けるのか?これらを明確にし、具体的なスケジュールを立てて実行していく。これくらい新規事業をするには覚悟と労力が必要になるのです。中途半端な覚悟であれば、本業の業績がより悪化する可能性もあります。だからこそ、新事業をする前に「本当に本業で成果を出せないのか?」「上手く行っていたときと今の違いはなにか?」「どうすれば上手くいくのか?」を見つめ直し腰を据えて一つ一つ丁寧に取り組んでいくことを最優先にしたほうが成果は出やすいんじゃない?