BENchmarkブログ
【第914回】俺たちきっとどこかで何かで死んでしまうんだぜ?
何かを成し遂げたときよりも、意外に「何かを成し遂げようと頑張っているとき」の方が楽しいもの。昔何かの本にこんなことが書いてありました。「幸せとは、欲望が停止し、苦痛が消滅した負の状態である」と。生物の本質としては「もっと、もっと」と求める姿が本来正しいものであり「もう十分っす」という状態は実はネガティブなものという考えです。30代半ばから身近な人の「死」が重なり、40代になって「自分の終わり方」を意識するようになり、最近の密かな楽しみは「自分の場所をたくさんつくること」です。弊社のクライアント様は8割が建築に従事する「工務店」や「設計事務所」になるのですが、最近クライアント様と話しているのが「年をとってから行く場所を今から造っておこうぜ!」ということ。とあるクライアント様は「お互い60歳を超えたら年一回は一緒に旅行に行こう!そのために宿泊施設の仕事を獲得していこう!」や「呑んでそのまま泊まっていける秘密基地を作ろう!それもしっかりビジネスにしていこう」だったり、わたしもこんな性格なので「誰か葬儀場作ってくれないかなぁ、自分が亡くなったら最期にそこを利用したいなぁ」などと、仕事にかこつけて自分の「行先」をどんどん計画しております。そんな計画をしている自分自身もそうなのですが、クライアント様たちの楽しそうなこと楽しそうなこと。わたしたちはきっとどこかで何かしらで死んでいきます。あの世や来世があるかもしれませんが、今世は今世でしっかりやりたいことはやっておきたい!最悪やりきれなくてもいいけれど、やっている過程もしっかり愉しみたい!しっかり愉しむためには「しっかり本気でやらないといけない」ということを分かっているからこそ、年を重ねるごとに「無駄なことに全力を費やせる大人」になっていきたいですね。今月も滋賀県のワイナリーのオープンイベントに司会として参加させていただきます。セミナー講師の仕事はたくさん携わってきたものの「司会」は振り返るとあまり経験がしたことがありません。ワイナリーのオーナー様が非常に素敵なお人柄でこれを機会にワインの木のオーナーになって収穫やワインの製造も携わり今お付き合いのあるクライアント様たちへのお歳暮に出来たらなぁとかまたもや新しい物事に出会わせていただいております。ワクワクが止まりませんね。人生短すぎますね。生きているうちに全速力で遠回りして「あ~、もぅお腹いっぱい」と言って息を引き取りたいですね。最近全力で生きてますか?
【第913回】成果が出ない一番の原因は「やっていない」
成果を出すためにやることは実はそんなに難しくなくて、「成果を出すために決めたことをやっていく」ということに尽きます。商売はどこまでいっても「人様」あってこそ。人に応援していただけるような立ち振る舞いなのか?挨拶は丁寧で気持ちの良い挨拶か?時間はしっかり守れているか?自分の利益だけではなく相手の利益も考えられているか?敬意や感謝、時には謝罪もしっかりできているか?ここまでは「基本のき」。ただそこからも提出物を期限内に出しているか?ブログやSNSの発信など継続できているか?自分の行動を数値化し改善を考えながら動けているか?うじうじ悩む暇があれば身体を動かし、人にあったり自分をPRするポスティングなどの地味な作業が出来ているか?言われたら「確かに」と思うことですが、「うわぁ、やれてないわぁ」というものもあるのではないでしょうか?もし「これ全部やってるよ?」と自信を持ってやっていらっしゃる方はきっと成果に困っていないかと思います。「グムム…」と思う方は成果が出ない原因は「やっていないから」で商品や営業力が問題ではなくやっていないことが問題なのでやればいいだけの話なのです。ただ、一番タチが悪いのはやっていないにも関わらず「やってるのになぁ」と言うおポンコツはどうにもなりません。周りもいちいち「お前はなんもやってねぇよ」なんて言ってくれないので、「あちゃ~、サム~」と思われて距離を取られ益々苦しい状況に陥ってしまいます。成果が出ないのは市場のせい?誰かのせい?自分のせい?
【第912回】あっという間に5年ですってよ
わたしがこのブログを始めたのがちょうど今日から5年前の2020年4月3日です。2020年1月に起業して、最初から顧問契約+単発の研修もしている中で研修の際に参加者が一生懸命メモをとってくださり、逆にそれが理由であまり話に集中できていない様子を見て「メモ取らなくてもいいです。ブログに書いておきます!」という理由で書き始めたこのブログ。最初は投稿日なんて気にしていなくて、3日置きやら毎日やら気分がノッたときに書いていたのですが、アクセス数が当初20~30程だったものが途中からいきなり100、200、300となり、気合をいれて毎日書いたら逆にアクセス数が下がり「そりゃあ毎日見るのは疲れるわな」と思い2日に1投稿を続けて早5年。お陰様でいまでは一日3000人前後が毎回見てくださるブログになりました。最初は「人のため」という想いで始めたのですが今では半ば「意地」と言いますか、人様にあれをいつまでにやろう!という立場の人間が自分をコントロールできずに何が経営指南だと思い自分を律するために取り組んでいるいわば生活の一部になっているかと思います。だからこそ、どんな理由があれこの2日に1投稿のブログが継続できなくなってしまったのであれば、わたしはこの仕事を辞めなければいけないと思っています。誰に言われたわけではないのですが、わたしがクライアント様や研修を受けてくださっている人に顔向けが出来ないと思っての考えです。自分だったらどんな人から教えを乞いたいか?どんな人が一緒に伴走してくれたら心強いか?を考えたとき、結局「自分に厳しく出来る人」というのは必須条件だと思っています。だからこそ特に仕事において自分に甘い人が得意ではありません。5年続けてきたブログ、でも振り返ってみるとアッという間です。きっとあと5年先も「あっという間に10年経ちました」と書いているのでしょう。そうなるよう、より精進して参ります。意外に今より過去の記事の方が面白かったりします。お時間がある方は、是非過去のベンチマークの記事をご覧いただけましたら幸いです。
【第911回】父親って
本日はわたしの父の誕生日です。ハッピーバースデーダディ。実は本当は3月末に生まれた父、ただ4月生まれの子と比べると1年の差は可哀そうだからと4月1日に誕生日を申請するものの、新しい年度は4月2日からスタートなので結果「ただ誕生日を更に後ろ倒しにされただけ」という祖父の愛あるうっかりエピソードを背負って生きてきた父。4月1日のエイプリルフールに「おれ今日誕生日なんだよね!嘘だけど!」をガチで言える(けど言わない)父。昔はときに疎ましく、毛嫌いしたときもありましたが、年を重ねてそのほとんどが「自分の見方が歪んでいただけ」「自分が未熟だっただけ」ということを知り、後悔と謝罪の念が強くなるのですが、年を重ねるごとに感謝と敬意が増してきます。ただ、先日次男が卒業式で「親への手紙」として妻宛に手紙を書いているのを見て「いやワシのは!?」と思う器の小ささ。ただ自分も何かといえば母宛に手紙やプレゼントをしていました。にも関わらず「ワシのは!?」と言わなかった父。一生懸命頑張ってるのにね、家族の見ていないところで踏ん張っているのにね、でも恩着せがましく「自分がいかに外で頑張っているか」なんて自分じゃなかなか言えないもんね。疲れて休日ゆっくりしていたら「家でダラダラしている」って思われたり父親って時として損な役割かもね。でもそれでも家族のために頑張ってるもんね。お父さん、いつも本当にありがとう。父親だろうが母親だろうが、親でいなかろうが陰ながら誰かのために頑張っているって最高にカッコいいですよね。ということを分かるようになってきた今日このごろです。
【第910回】減ると増える
あっと言う間に3月も明日でおしまい。気分的にはまだ三が日です。春は出会いと別れの季節。卒業であったり、移動であったり、場合によっては転職など節目であるとともに、入学や移動先、新入社員など新しい出会いの季節でもあります。春に限らず人生も出会いと別れの繰り返しなのでしょうが、不思議なもので出会いが増える前には「人が去る」という現象があります。むしろ「人が去る」から「出会う人が増える」のかもしれません。売上も同じで、大口の顧客先がなくなると更に大きな顧客先が入ってくるということはしばしばあります。弊社のクライアント様達は、全国的にもカリスマ的な存在の方がいらっしゃたり、その道においては超有名な方もいらっしゃったりされるのですが、共通していらっしゃるのが「大成功の前に死にかけている」ということです。全てが上手くいかなくて自暴自棄になり「最期諦める前に頑張ってみるか」ということが大成功に繋がったり、「もう全てやめてしまいたい」という状況でたまたまわたしと出会い「どうせ死ぬなら2年本気で頑張ってそれでもダメなら一緒に死のうぜ?」と言った人が「人生最高!」と言っていたり。もし理由もなく周りから人が離れてしまったり、お金が減ってしまったり、今まで大切にしていたものが壊れてしまったりしたら、それは「大成功」の予兆なんじゃない?