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2024-03-17 18:18:00

【第721回】火のない所でも煙は立つ

先日弊社クライアント様がいわゆる口コミサイトに悪い口コミを書かれて相談を受けました。お話しをお伺いしたところ、全く身に覚えがないとのこと。個人的には「売れてきたからこそあるある」なのでよしよしと思ったのですが、当の本人はそうはいきません。どこの誰かも分からない人に中傷されるストレス、恐怖は相当なものです。人に「悪意を持たれている」というだけでも凹むものです。ただ、そのクライアント様は本当に優しい人なので「自分にも落ち度があったのかも…」と言い出したのでお伝えさせていただいたことは「火のない所でも煙は立つ」ということです。だって煙を意図的に出している奴がいるんですから。物事は不思議なもので、全く身に覚えがないことでも2人以上の人が「あいつがやった」と言えば、それが真実のように伝わってしまいます。でも後ろ指刺されることをやったかどうか一番分かっているのは自分自身。少なくとも私はそのクライアント様がお客様に対して失礼なことをする人だとは思えないし、極端な話仮にそのクライアント様が人を殺したりした日には「相手が悪い」とさえ思うほど人間的にも出来た人なのです。分かる人には分かるのです。ただ、悪意ある虚偽の口コミになにもしないとそれが真実になってしまうので、悪い口コミに対する対処方法は提案させていただいたのですが、本当に不幸なのは偽った悪い口コミを一生懸命広めている相手です。限られた時間、限られた命、人様の足を引っ張ることに心血を注ぐ人生ほど虚しいものはありません。親が見たらどう思うか?家族や大切にしている人が見たらどう思うか?むしろ一生懸命アホみたいに人の不幸を作ろうとしている自分自身を見てどう思うのか?アホだから想像できないのでしょうが相当損をしていますよね。人として生まれたからには、ちゃんとした人になりたくない?

2024-03-15 18:18:00

【第720回】新しい情報=良い情報ではない

商売を続けていて、なかなか成果が思うように出ない場合にどうしても「新しい情報」を求めてしまいがちです。YouTubeの活用方法、SNSの最新の取り組み方など、最近ではAIを活用したマーケティングなど日々新しい情報が飛び交っているのですが、ここで気を付けないといけないのは「新しい情報=良い情報」という訳ではないのです。先日本屋さんで初刊1987年の本を購入しました。今から30年以上前の本です。内容は著名な経営者の商売のハウツー本なのですが、今でも十分通用する、むしろ今だからこそ必要なことが網羅されていました。どれだけ科学が進化し、便利なものが溢れてもそれを扱うのは人です。人の進化はそこまで早くありません。だからこそいまだに聖書や般若心経の需要があるのです。商売も同じ、基本、原理原則は昔からそこまで変わりません。もし今行き詰まっているのであれば、新しい情報をインプットする前に昔学んだことを見返してみるのもいいんじゃない?

2024-03-13 18:18:00

【第719回】営業マンの賞味期限は?

株式会社BENchmarkがクライアント様に提供している支援項目は大きく分けて3つ、経営支援、マーケティング支援、そして営業支援があります。この営業支援ですが、土日祝日を中心に各クライアント様の営業サポートとしてクライアント様と一緒になってお客様へ商品やサービスをご提案していくのですが、この「営業」をしていると日に日に自分の「賞味期限」を感じるようになっております。株式会社BENchmarkのクライアント様で一番多い業種は「建築業」です。新築やリフォームの戸建住宅に携わる会社が多いので、私も営業サポートで「家の提案」をしているのですが、一説によると住宅の営業マンのピークは36歳と言われています。これは「お客様と価値観があい、家を建てる20代後半30代前半よりは若干人生経験を積んでいる」という年齢なのでしょう。私は今年で40歳になります。建築家や職人は年齢を重ねるごとに知識が養われ、より言葉に深みが増すのですが営業マンはそうはいきません。20代30代のお客様からしたら40歳は立派なおっさんです。見た目はもちろん、立ち振る舞いも年相応を意識していかないと、ただの痛いおっさんになってしまいます。営業マンはその業種にもよりますが、自身の「賞味期限」を見極めた上でどういった営業をしていくか、どういったターゲット層を顧客にしていくかを考えて営業をしていかないとどんどん成果が出なくなってしまいます。あなたはあとどれだけ営業としての期限があると思いますか?

2024-03-11 18:18:00

【第718回】自分もいつ死ぬか分からないけど 

偉大な漫画家の鳥山明さんがお亡くなりになりました。ドラゴンボール、ドラクエ、ドクタースランプは私を含め多くの人を楽しませ、影響を与えられたと思います。また、声優のTARAKOさんもお亡くなりになりました。日曜日の夕方ちびまる子ちゃんを見ながら食事をしたりして、月曜日に向けて英気を養っておりました。昨年は偉大な音楽家の一人である坂本龍一さんもお亡くなりになり、年末には中学、高校、大学の青春ど真ん中で未だに運転中聴いているTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのボーカリスト、チバユウスケさんもお亡くなりになり、いつの間にか「存在していることが当たり前」の人たちがそうではないことを知ると、いつ死ぬか分からないのは自分だけではないのだなと学びます。自分を含め全員「いつ死ぬか分からない」のです。そう考えると「いつか会いたいな」という人が「いつか」の日まで生きているかは分かりません。いつか会いたいのであれば出来る限り今世で生きているうちに会いたいものですね。好きなアーティストのライブ、昔からの友人、両親、親族、お世話になった人たち、会えるうちに会える時間をつくることがとても大切なんだなと思う今日この頃です。

2024-03-09 18:18:00

【第717回】他社を落として自社を上げる営業は自社のブランドを下げる

随分前のことですが、私がアパートから今の自宅に引っ越す際に、大手引越し業者に見積もり依頼をして営業マンも別に悪くなかったのでお願いする方向で進めていたのですが、何を思ったのか受注を確信して油断したのか、急にその営業マンが「ところでうち以外に引っ越し業者に見積もり依頼してますか?」と聞かれてその他の引越し業者もそこまで知らなかったし相見積もりをする気も無かったので「いや別に」と言った際に「〇〇という引越し業者は安いけど仕事が雑で有名なので気を付けてくださいね」や「▲▼という引越し業者も価格はお手頃価格なんですけど保証がないので…」などなど、こちらが聞いてもいないことをどんどん教えてくるので、正直こちらは「何だこの人、人の悪口ばかり言って嫌な人だな」ということと、今まで知らなかった「〇〇」という引越し業者を知れて尚且つ「安い」という情報も得たので頭の中では既にその業者のことばかり考えて、大手引越し業者が帰ったあと早速教えてもらった引越し業者に連絡し相見積もりをとり結局そちらで引越しをお願いしました。他社の悪口を言って営業を取る場合、結果それが受注を逃すだけではなく自社のブランドを下げるということを分かっていない営業マンが少なくありません。特に50代、60代の昭和営業マンがこの傾向が強いように見受けられます。義務教育で「みんな仲良く」「いじめダメ」と昔以上に厳しく教育されている昨今。若いお客様はより一層争いごとを嫌う傾向にあります。そこんとこ分からず従来通りの化石営業をしていると時代に取り残されるんじゃない?