最新ブログ
【第776回】メールの返信
先日セミナーをさせていただき、セミナー参加者の方からお礼のメールをいただきこちらも返信している中で改めて気付いたのですが、やはり成果が出ている人は「メールの返信が当たり前にできる」ということ。弊社が顧問契約をする先は基本「商売に困っている先」になります。商売に困っているということは、突き詰めていくとコミュニケーションが上手に出来ていないということに繋がっていきます。その一つがメールの返信。成果の出ていない人はこのメールの返信ができない人が非常に多い。だからこそ顧問契約開始時に「メールの返信の必要性」をご案内するのですが、ほとんどの場合は「失礼しました!」と言ってそれからは一切指摘することなくどんどん成果に繋がっていく、たまにあるのは最初の何か月かは返信できるのですが、いつの間にかまた返信ができなくなってしまう、こういった人はダイエットでもリバウンドしやすい人なんでしょう。ただ中には言っても一切返信が「出来ない人」がいます。「やらない」ではなく「できない」。悪い人ではありません、むしろめちゃくちゃ良い人なのですがメールの返信が出来ないのです。こういった人は本当にもったいなくて、まず成果がでません。それはなぜかというと、「応援してくれる人ができない」からかもしれません。とあるクライアント様でメールの返信が出来ない方に対して3回目の注意の際に「メールの返信も出来ない失礼な人とお付き合いすることは弊社のブランド価値を下げるため顧問契約を解消します」と、かなり強めにお伝えさせていただいた際、そこからその方は全てのメールに返信されるようになりました。それは私のメールだけではなく、取引業者や売込の営業に対しても返信されるようになりました。そうなると不思議なもので業績が今すこぶる好調になりました。たった半年ほど前のことです。商売は非常にシンプルで、ミラクルプランや超高性能なシステムを導入しなくても「基本のき」をやっていたら困ることはないんじゃない?
【第775回】お金の使い方
決算の打合せの際に顧問税理士から「人にもよるけど、射場さんはお金がたくさんあるんだから使えるときに使っときなよ~、年取ってくると使いたくても使うときがないよ~、ちょっと良いベッドで寝るくらいだよ~。」と言ってもらい「なるほどな」と思いました。弊社の顧問税理士さんはわたしの「大好きな人」の一人で、いつも新鮮な考え方や面白い切り口の考えをお持ちなのでいつもどれだけ話しても飽きないのです。そしてわたしと同じ年。最&高です。確かにお金は使うためにあるもの、残してもろくなことになりません。特にわたしの場合二人のかわいい息子たちがいるのですが、かわいい子だからこそお金は残したくないな、と思います。残すべきは「お金の稼ぎ方」「お金に支配されず仲良く付き合う付き合い方」といった「知的財産」です。良かれと思ってお金を残したらそれが原因で仲が悪くなる、努力しなくなるとなったら死んでも死に切れません。むしろ「お金残してごめんよ~」です。死ぬ人は良くも悪くも何も残していかない方がいいのです。話は戻り、ではわたしは何のためにお金を貯めているのか?もちろん自身の今の生活、老後の生活、そしてクライアント様に万が一何かあった場合などのための貯蓄ではあるものの、それでも残ったらどうするのか?それこそ自身がこれからの世を任せたいと思える企業や組織なんかに寄付したり、いつもお参りさせていただいている氏神様の神社に寄付するんじゃない?
【第774回】今年も納税できました
株式会社BENchmarkは4月決算。6月に出来上がった決算書が顧問税理士から送られてきて、今年も大体読み通りの結果となり、有難いことに今年もたくさんの金額を納税させていただくことができました。商売をしている上で納税できるということはそれだけ「黒字」だったということ。赤字だと納税したくても納税できないのです。2020年に起業してから4年経過し4年連続で納税できていることはとても嬉しいことです。そして毎年前年より多く納税できているのもクライアント様のお陰です。中には節税、酷いと脱税をする経営者もいる中で、私自身起業した際掲げた目標の一つとしては「しっかり納税する会社にする」ということです。私には道路は作れません、街頭の電気が切れていても交換できません、街の治安も守れません、上下水といったインフラ関係も維持することができません、これからの若い世代やご高齢な人に直接手を差し伸べることもできません。だからこそ納税するのです。クライアント様が必死に頑張ってお客様からお預りしたお金を私はお預りしています。だからこそしっかり納税するのです。商売の基本は「みんなが良くなること」です。自分のことばかり考えているようでは、短期的にはお金は貯まるかもしれませんが、長期的にうまくいくことはありません。「うちは節税対策ばっちりです!」と言っている世の経営者、あなたそれって結構恥ずかしいこと言っちゃってんじゃない?
【第773回】また作ればいいじゃん
株式会社BENchmarkクライアント様は「粋」な社長や「温かい」社長、「カッコいい」社長が多いのですが、先日もクライアント様先でドラマがありまして、その会社は法人を相手にいわゆる「BtoB」を主軸として商売をしている会社なのですが、先日売り上げの大半を担う取引先担当者からどうやら横柄な態度と一方的な条件を突きつけられて担当スタッフが泣きそうな顔で「射場さんだったらどうします?」と相談をしてきてくれたのですが、ちょうどその際に社長もその場に姿を現し「どうした?」となり、一部始終を共有したところ「切っちゃっていいんじゃない?」とスタッフに伝えていました。スタッフは「???」という顔。そりゃあ売上の大半を担う取引先を簡単に「切っちゃっていいんじゃない?」と社長が言うとは思っていなかったのでしょう。そしてそのあと「また新しい取引先をつくればいいじゃん」と言ったとたん担当スタッフが泣き出しました。相当今まで我慢して、重圧に耐えていたんでしょう。実はその社長はゴリゴリの営業畑出身なので、「なくなればまたつくればいい」という営業の本質を知っていらっしゃった+スタッフが苦しんで追い込まれるくらいの取引先ならばいらないという判断。わたしもその考えに激しく同意で「みんなで作ろう」とお伝えし、他のスタッフも含め「よっしゃー!」「見とけよー!」「絶対新しい取引先作るぞ!」と組織が一つになり強くなっていく場面に立ち会えて、とても幸せでした。ただ、その後スタッフを先に帰して社長と二人でミーティングした途端「射場くん、どうしよう~」と弱音を吐きだす社長。大好きです。スタッフの前で立場を考え強がって、でも本当はビビっていて。そんな状況で私を頼っていただいてとても嬉しいです。大丈夫です。余裕です。なんなら私期間限定で営業として力を貸します。こうした人間っぽい人だからこそ人が付いてくる。とても勉強させていただいております。今あるものは全て生まれたときはなかったものばかり、だからこそ気楽になくなったらまた作ればいいんじゃない?
【第772回】役職者は決算書が見れなくても会社の経営状況はある程度把握しておくべし
みなさん決算書の見方はわかりますか?どの項目を見るのか?そこからどのように分析するのか?などなど、簿記の知識がなかったり、経営に携わっていないと中々決算書を見る機会はないですし、誰かにゆっくり、じっくり教えてもらう機会もなかなかないもの。株の投資などしない限り日常生活で使うことはよっぽどないスキルですが、ただそれでもその会社の役職者は決算書を読めるようになって、自社の状況を数字から分析する力は身に付けないといけないし、企業もそうした教育を授ける必要はあるのかな?と思います。先日も経営的に苦戦している会社の役職者が「どんどん新しい社員を増やしていきましょう」的なことを社長に言い出すので「はて?」と思いました。その会社は決算書を見る限り、儲けに対して社員の給料にお金がかかりすぎているので、むしろ会社を存続させるためには一人でも非効率なスタッフに辞めてもらわないといけない状態でした。にも関わらずとんちんかんなことを言いだすこの役職者にわたしが「決算書見てます?」とお尋ねすると「見たことない」とのこと。これではとんちんかんな発言をしてしまいますよね。会社の経営状況も分からない状態で口を出したら大ケガするのです。もし決算書が読めなくても会社の経営状況は役職者は把握しとかないとかなりサムいんじゃない?