BENchmarkブログ
【第949回】最初に厳しい環境を選んでおく
「若いときの苦労は買ってでもしろ」とは良く言ったもので、苦労をすればするほど、それを乗り越えれば乗り越えるほど人間としての厚みがどんどん増していきます。本能的にそう思ったからか、わたしも就活の際に、当時愛知万博のお陰もあって東海エリアは比較的内定がもらいやすい市場で、そこまで数多くの企業に面接に行かなくても内定はもらえたのですが、その中でもゼミの先生や先輩、友人から「あそこはブラックだからやめとけ」と言われた不動産会社への就職を決めました。営業+体育会の会社+ブラック、当時もインターネットの掲示板等でその会社がどれだけ厳しいか、辞める人はみんなうつ病になって退職していく人がほとんどであるという情報も見た上で「若いうちに苦労しておきたい」というMっ気だけで入社し、その後まんまと後悔するのですが、今思えばあの時の苦労の日々が今の自分を作ってくれたのだなと思うと大切な経験だったと思います。わたしが今お付き合いさせていただいている方も、成果を出している人になればなるほど昔かなり厳しい状況に置かれていた人、でもその状況でも諦めず、腐らず、誰かのせいにもせずしっかりと真摯に向き合い乗り越えて来られた方ばかりです。逆に「あの経験があったから、今どんなことがあってもあれよりはマシと思える」と仰る方ばかりです。年を重ねるごとに体力も気力も落ちてくるもの。穏やかで健やかで豊かな暮らしをするためにも若いときはしっかり苦労しておくと、それは人生に置いての「肥やし」になるんじゃない?
【第948回】尽くす相手は考えよう
営業マンのみなさん、今日も本当にお疲れ様でした。日々本当にお疲れ様です。思うように成果が上がらないときもあるでしょう、わがままなお客様の対応に疲れることもあるでしょう、横柄なお客様の立ち振る舞いに拳を握りしめ、それでも顔では笑顔を作って会社のためや家族のため、部下やスタッフのため、自分の明るい未来を信じて我慢するときもあるでしょう。ただですね、この世にはあなたが対応しきれないほどの「お客様候補」がいるのです。あなたが一生かかっても扱いきれない「お金」があるのです。何が言いたいのかというと、「尽くす相手を選んでいこう」ということです。人の時間はとても貴重なモノ。その「人」の中にはもれなくあなたも入っています。その仕事をしなければもっと家族と遊べる時間があったかもしれません、そのストレスがなければ、もっと穏やかで健やかな気持ちで今日という日を過ごせたかもしれません。無礼な人、失礼な人、配慮に欠ける人、意地悪な人に時間をつかう時間はないのです。もっとあなたを必要としてくれる人、あなたに幸せになって欲しいと思ってくれる人、あなたになんとか恩を返そうとしてくれる人はたくさんいるのです。無限にいると言っても過言ではありません。営業マンの強みは「0から売上とお客様をつくれること」なのです。嫌な取引先はさっさと取引を停止させていただき、新たなご縁を探しに行けばいいのです。取引先から選ばれない人や企業は勝手に自爆していきます。沈む船にいつまでも一緒に乗っている必要はないのです。営業は無限の可能性がある職業です。自分の無限の可能性を信じて、小さな勇気を出して一歩踏み出す。これがあなたの人生で奇跡を起こす一小節目になるんじゃない?
【第947回】知らないから怖いだけ
「怖い」と思う原因の一つとして「知らない」ということが理由の一つになるかと思います。例えば「お化け」。夜中に目が覚めて、ふと足元を見ると人影が…。恨めしい顔でじ~っと立っている姿を見てあなたは「ギャー」と飛び起きて逃げ出すでしょう。ただ、この足元に立っているのが先に亡くなった家族や友人、恩人だったら?最初こそ「ギャー」となるかもしれませんが、知った相手と気付いたとたん「ど、ど、ど、どうした?」となるかと思います。場合によっては「会いに来てくれたの~!嬉しい~!!」となるかもしれません。転職や起業もそうです。わたしも起業してから6年。周りの人から「起業して凄いですねぇ!」と言っていただく機会もあるし、6年前のわたしも起業した人に対して同じように言っていましたが、いざ自分が起業してみて思うことは「あれ?こんなもん?」という気持ちです。「開業届って2分くらいで手続き終わるんだ」「税金って自分がめちゃくちゃ計算して算出するんじゃなくて勝手に国や県や税務署から納税書が届くんだ」「決算書と睨めっこして銀行と商談をし、朝昼晩と問わずにたくさんの人と会って人脈を広げて…なんて思っていたけど、銀行の借入がないのでそもそも商談がない、顧問先とは打合せするものの異業種交流会など出たことない、基本人脈を広げない」など、実際やってみたら「あれ?こんなもん?」ということは多々あります。人生に大切なことは「大きな勇気」ではなくて、最初の一歩を踏み出すだけの小さな勇気だけで十分なんじゃない?
【第946回】あーだこーだ言う時間があれば
「頭が良い人よりバカの方が成功しやすい」という言葉があります。若干言葉は汚いですが、一理あるかと思います。「頭が良い」というよりは「考え過ぎてしまう人」はどうしても動作が遅くなります。例えば営業一つするにしても「相手がこう言ってきたらこう返そう」「きっとこうなるからそのときこうしよう!」など、妄想の相手や起こるかどうかも分からないことに一生懸命時間を使ってから実際動く、準備は悪いことではないのですが、よく言われる「準備8割」とは「正しい準備を行うこと」なのです。極端な例ですがわたしが「もしドラゴンが出てきた際に戦う必要があるから剣と盾を準備しよう、鎧なんかも必要かも。でも剣を振るうために筋トレもやっておくか、筋肉が付くまで半年はかかるかも…」と本気で言っていたら、きっと周りの人はドン引きするかと思います。「怖い怖い怖い、ドラゴン?えっ!?大人なのに!?ちょっと大きめの病院行きなはれ」です。大袈裟かもしれませんが、「会ってもない相手のことを考える」というのは「実在しないドラゴンのことを考えている」ことと同じことなのです。逆に「バカ」というよりは「まず動いてみましょう!」という人は、考え過ぎてしまう人が考えている間にどんどん経験を蓄えていきます。実戦に勝る修行はなし。数多くの経験の中でどんどん知識と技術を習得していきます。だから成功しやすいのです。ただ、失敗を失敗と気付かず、もしくは失敗を気にせず何度も同じことを繰り返すのは「バカ」ですが、それでも考え過ぎて結局何も動かなかった人よりは断然成果は出るかと思います。要は「あーだこーだ言う時間があるなら動こうぜ?」なんです。ビビってんじゃねぇよ。Move!Move!!Move!!!
【第945回】健康寿命
今年41歳になるわたし。わたしの健康寿命はマックスでもあと30年くらいでしょうか?自分の意思で考えて、誰の力も借りずに行きたいところに行けて、やりたいことができるのはせいぜいあと何年だろう?と考えるとやりたいこと、やるべきこと、やらないでいいこと、やってはいけないことが明確になる気がします。23歳という若さで車にはねられた猫を助けようとして自分がはねられて死んでしまった友人は将来何がしたかったんだろう?親御さんから代替わりして「これから頑張るぞ!」と意気込んでいたにも関わらず30代半ばで事故で亡くなってしまったあの人は今あの世でどうしているだろう?自分の店を持ちたいとキラキラと目を輝かせて、でも癌でお亡くなりになる2週間ほど前に会いたいと言ってくれて「射場さんはきっとこれからご自身が思っている以上にたくさんの人を救いますよ!」と最後まで背中を押してくれたあの人は今のわたしを見てなんて言ってくれるだろう?生まれたら年を重ねて爺さんになって死ぬんだろうなぁという小さい頃の方程式が、年を重ねるごとに「自分もいつまで生きられるか」を考えるようになりました。自分もそうだし、相手もいつまで生きてくれるかは誰にも分かりません。先日叔父の三回忌でした。癌で亡くなる最後の最後まで頭はキレキレで、残された叔母のことなどを全て託して亡くなって、「自分も死ぬときはこうやって死にたいな」と最期にお手本を残してくれました。あの世があるかどうかは分かりませんが、もしあの世があるのであれば先に逝かれた大好きな人たちと再会して「見てた?頑張ってたでしょ?でもそれはあなたのお陰ですよ」と胸を張って言えるよう、精一杯もがいている今日この頃です。このブログは有難いことに一日3000人から5000人の方に見ていただいています。中にはわたしが会ったことがない方もいらっしゃるかと思います。もしあの世があったあかつきには、「お前のブログここがいまいち」や「お前のブログのここは良かった」と言っていただけましたら幸いです。それまでお互い人生にベストを尽くしましょうね!