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【第756回】本気×真剣×必死×覚悟=やっとスタートライン
経営的に苦しい状況に追い詰められた際、その危機を脱却するために必要なことは「本気」だけでは足りません。「真剣」だけでも物事は動きません。そこに「必死」と「覚悟」が合わさってやっとスタートラインに立てるのだと思います。逆に「本気」「真剣」「必死」「覚悟」の全てが揃うと、面白いくらい「運」が付いてきます。「運」が付いてくると自分でも思ってもいない奇跡がどんどん起こります。今まで50社以上窮地に陥った企業の復活のお手伝いをしてきた立場でまずすることはこの4つを揃えてもらうことです。クライアント様に関係なく、わたし自身もこの4つを身に付けたときにたくさんの奇跡が起こりました。それこそこの4つを揃えて仕事をしている人がいたら、人は思わず手を差し伸べたくなるもの。本気じゃない人、真剣じゃない人、余裕をぶっこいている人、覚悟を決めていない人に誰が手を差し伸べようとするのか。経営が厳しい状況にも関わらずいつまで経っても本気になれない人、真剣に出来ない人、必死でやらない人、覚悟を決められない人にわたしがお伝えすることは「商売辞めたほうがいいんじゃない?」という言葉です。今まで5人ほどにお伝えさせていただきました。幸いそこで気付いて意識を変えてくださった方ばかりだったので、今なんとか軌道に乗っています。経営をするということは大変なこと。自身のことはもちろん、家族や取引先、たくさんの人を巻き込むことです。だからこそ一瞬たりとも気を抜かず、慢心せず、常に気を張っていないとたちまち急降下してしまいます。苦しいときこそ、やるべきことは実はそんなに多くないんじゃない?
【第755回】セルフプロデュース意識しています?
あなたはどんな服装で仕事をしていますか?スーツ?作業着?会社から支給されたユニフォーム?わたしはサラリーマン時代基本「白シャツ+スキニーパンツ」でした。これには戦略があって、最初はスーツで営業をしていたのですが、100人いたらだいたい100人がスーツで仕事をしている業界だったので「目立てない」「営業スキルを持つ営業マンに勝てない」と思い、差別化を図っての服装でした。白シャツもズボンに入れてしまうとおっさんぽくなるので、あえてズボンから出し、ただ襟のボタンはだらしなく見られないよう上までしっかり留めておく。こうすることによって清潔感も出ます。古き良きものに価値を見出す担当先であれば、祖父が使っていたループタイを付けていったり、逆にカジュアルな顧客先であれば革靴ではなくスニーカー(白無地)を履いていったり、訪問先や商談の内容によっては前髪を上げていったり、下していったりなど色々手を変え品を変え「相手の記憶に残るよう」意識して取り組んでいました。不動産業界で働いていた時優れた営業マンは人気の香水を身に付けるだけではなく、名刺にも一振りし「匂い」でお客様の記憶に自分を留めようとしている営業マンもいました。何が正解かどうかはわかりませんが、大切なことは「必死に考えているか?」「この格好が当たり前だからなんとなく右に倣えをしていないか?」を意識することかと思います。弊社クライアント様の多くは建設業です。ただ、弊社クライアント様のほとんどが業界では当たり前とされている「作業着」をほぼ着ません。着用したとしてもオシャレな作業着や、中にはオーダーメイドで作業着っぽくない作業着を着ていらっしゃいます。こうしたセルフプロデュース、最終的なブランドに繋がっていくんじゃいない?
【第754回】ガッツいてアポ取っちゃダメ
相手にアポイントメントを取る際、特に相手が「新規」の場合に「ガッツいてアポを取る営業マン」が一定数います。「明日行っても良いですか!?」「今週のどこかでお時間ありませんか??」中には「今日今から行っても良いですか!?」とアポを獲得しようとするのですが、基本そういった営業マンは「ドポンコツ」です。「ポンコツ」ではありません「ドポンコツ」です。アポの取り方一つであなたがどれだけ「売れていないか」が丸裸です。明日行っていいですか?今週予定どうですか?と言っているということは「わたしはアポもろくに取れなくてスケジュールスカスカのポンコツなんでげすぅ~」と自分で暴露しているようなもの。売れている人、人に必要とされている人、人気な人は「忙しい」のです。不思議なもので、成果が出ている営業になればなるほど1週間はもちろん、2週目、3週目までスケジュールがパンパンです。それだけたくさんの人から求められているからこそ忙しいのです。「売れないポンコツ」と「売れてる人気者」、人はいったいどちらからモノを買いたいでしょう?専門的な知識を要する場合は、より一層売れている実績を持っている人から購入して安心したいもの。また、「明日お時間ありますか?」という言葉には「あなたもヒマでしょ?」という相手への敬意と配慮が大幅に欠けているポンコツ感が前面的に出ちゃっているので益々相手から嫌われてしまいます。ある程度関係が築けている人であれば百歩譲ってお伺いを立ててみてもいいですが、まだ関係が出来ていない人にそれはあまりにも失礼すぎます。敬意を持って相手と接するからこそ、相手からも敬意を持ってもらえるもの。そこんとこわきまえとかないと、接客というスタートラインにすら立たせてもらえないんじゃない?
【第753回】推しの成功
みなさん「推し」はいますか?アイドルやらなんやら「応援する存在」がいるのは応援する側もされる側も嬉しいものですよね。私にも「推し」はいまして、綺麗ごとではなくお付き合いしているクライアント様や商売に関係なくお付き合いいただきいつも協力してくださる方たちが私の「推し」です。そんな中、先日私が前職からお世話になっている方が昇進されました。それも「執行役員」にです。偉いさんです。この知らせを聞いた時思わず「ひゃっほう!!」と声に出してしまいました。今まで嬉しかったことは多々ありますが、心が躍るほど嬉しかったことは兄が結婚して第一子を授かったとき、姉が結婚するとなったとき、弟が教員に正採用されたとき、そして自身に子供が授かったときや、苦労に苦労を重ねたクライアント様が成果を出し、人様に喜ばれている存在になられたときなどでしたが、今回はそれに勝るとも劣らないほどの喜びでした。自分が携わっている人、ましてやお世話になっている人が会社から評価されてあるべき立ち位置に就くことがことがここまで嬉しいとは。大きい会社で取締役という大きい役職に就いてしまうと今までのように気軽に連絡を取り合えなくなるかもしれませんが、懲りずにお付き合いいただければと思いますし、懲りずにお付き合いいただける人材に私自身が成長できればと思っております。みなさんにはこんな愛おしい「推し」がいますか?
【第752回】苦労するから身に付く
G.W後半はカレンダー通りに休んで、こどもたちと家でTVゲームを一緒にしていたのですが、普段ゲームをしないので最近のゲームが全く分からずお恥ずかしながらスイッチのON/OFFすらも分からない状態で子どもたちの「お父さんやってあげるよ」という言葉に甘えたまま任せていたら益々分からなくて、肝心のゲームも子どもたちが「お父さん次はこうするんだよ」「次はこのボタン押して…」と言われるがままにやっていたら案の定全く理解できないまま時間だけが経過し極論「何も面白くない状態」に陥ってしまいました。しかも序盤から最強の条件でゲームを進めていたので敵に打ち勝つのも目を閉じていても可能な無双状態。にも関わらず「なぜこんなにも面白くないんだろう?」と考えて自分なりに分かったのは「苦労していないから」なのです。一つ一つ理解せずに進んでいるから、より理解できない、理解できていないから達成感もクソもないので面白さを感じないのです。これは仕事でも一緒で、苦労して考えて、知恵を出して、努力をして達成するからこそ感動や楽しさ、語る思い出が出来るのと一緒ではないでしょうか?それから子どもたちには「お父さんは苦労したいのだよ」と、なんともMっ気な言葉を伝えたら子どもたちも言葉の意味を理解してくれて、そこから一切口を出さずおっさんがあーだこーだと悪戦苦闘する姿を見守ってくれて些細なことですが、そんな子どもたちの姿に密かに感動していたのは言うまでもありません。ちょいちょい口を出してしまう自分よりよっぽど大人です。改めて自分以外の人は全て教科書だなと思う気付きを与えてもらえたG.Wでした。