最新ブログ
【第751回】夢がなくても死なない
「夢」と聞くと「何か壮大なこと」をイメージしがちですが、そうではありません。今のあなたの何気ない毎日が他の誰かの夢であったり逆もしかり。例えば「欲しいゲームを買う」「自分の収入で生活を送る」「自分の足では歩く」など夢に大小なんてなくどれも立派な夢なのですが、夢というのは不思議なもので叶えてしまえば「叶えたいと願っていた過去の自分」を忘れてしまいがちになるもの。今こうして生きているだけで私もあなたも自分で願った夢の一つや二つ、もしくは誰かしらの夢を既に叶えているものです。「夢はあれば素敵」、ただ夢がないからといっても死なないので、肩の力を抜いて今まで自分が叶えた夢を振り返って余韻に浸る時間も必要じゃない?
【第750回】お金だけをモチベーションにしないように
みなさんご自身の「将来必要な金額」は把握されていますでしょうか?例えば年収¥500万と一言にいっても、毎年海外旅行に行く年収¥500万の人と、家からほとんど出ない年収¥500万の人であれば使い方も残り方も全く違ってきます。例えば私の場合でしたら今お付き合いしているクライアント様は基本私より年上の方が多いので順調にいったとして私が53歳くらいから「クライアント様の引退」が始まってきます。そうなると、私は新規開拓をしない限りどんどん所得が減っていくのですが、53歳というと私の二人の子供たちはとっくに大学も卒業(行けばですが)し独立していて、お金がかからない状態です。なので私は53歳からどんどん所得が下がるライフプランをしているので53歳までに全く仕事がなくなったとしてもやりくりしていく金額を明確に算出した上で貯蓄や資産を運用し老後に備えています。計算したところ、私の今の生活水準をキープしようとすると53歳までの13年間で年間約¥270万ずつ資産を上積みしていくと53歳から今までの資産と併せて無理なく生活できるお金が貯まることが分かっているので、そこを意識した上でお金を貯めているでのすが、ここでお伝えしたいことは「自分の必要なお金を明確にするだけで不安が解消される」「目標が立てやすくなる」ということです。必要なお金の額が分かっているから「無理しない」「無茶しない」「油断しない」のです。これがないと、毎日体に鞭打ってただやみくもにお金を貯めて使うこともなく死んで行ったり、無計画にお金を散財して苦しんだりするので、ライフプランは非常に大切です。ライフプランはファイナンシャルプランナーに頼まなくても「今の自分の生活費」「将来必要になるであろうお金」「これからやりたいことに必要なお金」などを考え、もしくは今の時代とても便利なのでネットやライフプランアプリで試算してみるだけでも簡単にお金の計画はできます。ライフプランは将来の目標によって変わってもその都度ライフプランをすれば大丈夫なので、まずは今現在の「お金の目標」を明確にすることによって「お金だけに縛られない人生」を過ごすことができるんじゃない?
【第749回】「どんな人」より「どうありたい人」なのか
いまだに朝のニュースの中で血液型占い、星座占いが当たり前のようにやっていて、わざわざ高いお金と時間を駆使して四柱推命、手相、タロット占い、霊視などなど、昔も今もみんな占いが大好きなんですね。経営者でも不安が付きまとうからか占いが好きな人が意外と多く、わたしも起業する際、良くしていただいていた経営者の方から「この人に占ってもらった方がいい」と言われ人生で初めて本格的な占いを受けたのですが、その結果が最悪で「心が弱い」「40代で大病をする」「3回くらい結婚する」と言われて、占い後凹んで妻に電話したら「心が弱い」に関しては「そもそも心が強い人は占いに行かない」と言われ、「40代で大病をする」ということに関しては元看護士の妻は「大体40代は体のどこかしらが悪くなる」と一蹴され、「3回くらい結婚する」に関しては「そんなん誰にでも言えること」と全てキレイに論破され、「不安になるからより依存したくなるって、まんまと相手の思うつぼだね」と言われ「ハワワワワ…占い師より怖ぇぇ~」と思ったことも今ではいい思い出です。と、このようになんだかんだ人間一番よくわかっている自分のことさえちゃんと分かっていないから占いにすがったりするのですが、ただ自分のことも未来のことも分からないことだらけかもしれませんが「自分はこうありたいと思っている人」という「心の置き方」は自分で決められるもの。「僕はこんな人間です!」というのも良いのですが「僕はこうありたいと思っている人間です!」と言われたほうがよっぽど誠実に思えるのはわたしだけでしょうか?あなたはどんな人でありたいと思いますか?
【第748回】値引してもらえない人
どんなに業績が良くてもなかなか値下げしてもらえないどころか、どんどん「悪い条件」を出される会社の条件としては「値下げを要望する人」です。それも「根拠のない値下げの要望」はとても嫌われます。なんとなく軽いノリで「安くしてよ」と言ったもんなら、相手は自分を「低く見られた」と思い逆に値下げしたくなくなるものです。また、そういうことを平気で言う人になればなるほど無駄遣いを人様の目に見えるところでやってしまうものです。贅沢を繰り返しブクブク太ってしまったり、物が乱雑で同じものを何回も買ってしまってデスクの上は筆記用具だらけになってしまっていたり、人は厳しい目で自分を見ていることを分かっていません。弊社の「これを言う人、やる人はお取引しない」という「地雷ワード」の中には「値引き」というワードが入っています。「安くしてくれませんか?」という人とは基本お付き合いしません。だって「人の立場に立って考えられない人」だから、人にファンになってもらわないといけないお客様商売をしていくにあたって上手くいかないのです。特に経営者をやっている人で「値引き」がどれほどリスクのあるものかが分かっている立場でそれを言ってしまう人は、そもそも経営を辞めたほうがいいくらいに思っています。値引の要望はその言葉の裏に「お前は飯を食うな」「お前が俺のために我慢しろ」という言葉が詰まっているのです。だからこそ世の営業マンは値引を要望する顧客に対して「悪い条件」を突き出すのです。付き合いたくもない人と付き合う「迷惑料」です。だからこそ、値下げの要望をする場合はそこらへんも分かった上で相手にどうお伝えするかを考えないと、優秀な人材、優しい人になればなるほど離れていくというリスクでしかないのです。もし軽はずみに「値下げの要望」を取引先に言っているのであれば、ちょっと黄色信号なんじゃない?
【第747回】値引してもらえる人
値引してもらえる方に共通しているのは「値引を要望しない」という点です。値引を要望していないのに値引してもらえるってなぜでしょう?ただ、ポイントがあって「気が弱くて値引を要望しない」のではなく、「相手に対して敬意を持っているから値引を要望しない」という人が値引をしてもらえています。弊社クライアント様でも2年後、3年後まで受注が埋まっているいわゆる「お客様に待っていただけている会社」はとにかく人に対して敬意を持って携わっていらっしゃいます。当然弊社に対しても、こちらが良かれと思って「値下げ」をした際には結構本気で怒ってくる方ばかりです。値引したにも関わらず「これだったらお支払しません、正規の金額で請求書を出してください」と言ってくださるのですが、これは言われた側はとても嬉しいことで、自身の仕事や存在を認めてくださっていると知り、誇り高い気持ちになると共に、こんなことを言ってくださる相手にこちらが敬意を抱くので結果値上げどころか、益々値下げしたくなる、何かいい情報があると一番に持っていきたくなると言ったプラスの循環が生じ、どんどん応援してくれる人が増え仕事に困らず結果長く安定して商売が続けられるのだと思います。イトーヨーカドーグループを大躍進させたカリスマ経営者・伊藤雅俊氏が約40年前に記した「商いの心くばり」でも「取引先との約束は守る」「どんな理由があろうとも取引先に返品しない」という、取引先に対して敬意を持って携わることの必要性が書かれています。単純に「人を大切にしていると人からも大切にされる」ということです。結局のところ、これが商売はもちろんのこと生きてく上でのの基本じゃない?