BENchmarkブログ
【第376回】3回買ってもらって初めて利益
住宅や自動車など高額商品は、販売することが大変な分利益も多く出すのですが、逆に小売り業は単価が低い為、商品にもよりますがだいたい「3回買ってもらって初めて利益」が出るケースが多いです。
1回目は商品説明用のパンフレット、名刺、ガソリン代、等々で商品を購入頂いたからといって損益はマイナスです。
2回目でやっとマイナス分が「トントン」の状態になります。
3回目でやっとプラスに転じます。
営業マンの多くが「一回買ってもらって満足する、安心する」という人が多いのですが、「商売は3回買って頂いて初めてプラスになる」、このことが分かっていたらおのずと1回購入頂いた後の意識と立ち振る舞いが変わってくるんじゃない?
【第375回】新規訪問の際の心構え
今回のブログは新規訪問の際の心構えです。
新規訪問に限らず、新規の「お客様候補」とお会いする際の
心構えと言いますか。
以前のブログ(誰がお客様なのか明確にするの巻)でもご案内したのですが、
新規のお客様というものはそもそも矛盾をはらんだ言葉であり、
お客様というのは「¥1でもお金をお預かりした方のみ」です。
まだ¥1もお金をお預かりしていない方は当然ながらお客様ではありません。
初めましてで会った相手が「嫌な奴」だったら絶対取引をしてはいけません。
横柄である、無礼である、非常識である、そんな相手からお金を預かる必要は
一切ないのです。
むしろあなたは名刺代(1枚約¥20)、ガソリン代、交通費、人件費をかけて相手方に行くのです。
「お金を使って行っている」のです。
だからこそ、新規の訪問先は行く前にしっかり選んで、会ってからもしっかり選んでいく必要があります。
仮にあなたが「こいつ嫌だな」と思う相手が今後成功すると思いますか?
「自分以外は全員お客様になる可能性がある人」と理解出来ていない経営者は
すぐ会社を潰します。
それよりも、新規訪問する際は「この人好きになれそう!」「この人の為に頑張りたい!」
「親友になれるかも‼」と思える人を探していった方が心もお金も豊かになるんじゃない?
【第374回】一喜一憂しない
新社会人の皆さんはもうちょっとで入社一ヶ月経過しようとしていますが、仕事の調子はいかがでしょうか?社内研修が終わりに近づき、連休明けからそろそろ現場にて実践という方も少なくないと思います。特に営業の方は「自分は成果が出せるのだろうか?」と不安になっていらっしゃる方もいらっしゃるかとは思います。
私が大学を卒業して一番最初に入社したのは全国展開している不動産の会社でした。私の業務内容は、土地を持った人にアパートを建てて土地活用を提案する仕事でした。1件受注が取れたら約¥1億程のお金が動き、各営業マンには年間「最低4件」というノルマが課せられていました。目ぼしい土地を探して、土地の所有者を突き止め、土地活用の提案を行う。その手法としては飛び込みと電話によるアポイントからなのですが、そもそもアポイントが取れない。アポイントが取れてプレゼンを行うもののそんなに簡単にご契約までには至らない。折衝機会が限りなく少ないので、1件1件を「命がけ」で接客しなんとしても契約に結びつけようと必死でした。だからこそ、契約に至らない時は非常に落ち込むのです。かなり一喜一憂し一件一件のお客様に対して依存・固執していました。
ただ、その後転職した輸入商社では海外から仕入れた建築材料を売り歩く仕事でした。一番安い単価のもので当時¥640/税別でした。一番高額な商品でも¥4万程です。それらを販売して一月約¥1,000万~¥1,500万程売上を作っていくのです。小単価のもので大きな売上を作っていく。こうなると「数」にも注力していくのです。多くのお客様に多くの商品を販売して売上を作っていく。この経験が私の営業マン人生を変える要因になりました。
なぜなら「一件一件のお客様に固執しているヒマがない」からです。ダメだったら次、ご購入頂いても売り上げを作rるために次、といった感じです。そんな中で販売の仕方、営業のやり方をマスターし、いわば「無双状態」で営業をしていくと、益々どんどんご購入して頂ける状態が「当たり前」になってくるので、「買って頂けたこと」に喜ぶのではなく、それ以上にお客様が自社の商品を活用して成功して下さったときに喜びを感じるようになりました。
買ってもらえた、買ってもらえなかった、どちらもただの「結果」です。いちいち過去の結果に喜んだり、悲しんだりする時間があれば、「次どうすればいいか、もっと良くするにはどうすればいいか」を考え実践していくことが、更に良い結果をもたらす最良の方法だと思っています。
どんな結果が出ても心も頭も冷静に、その場面を楽しんで体験していく。これこそが仕事の醍醐味じゃない?
失敗してもそれがきっと未来の成功の種になるので、ワクワクしながらたくさん挑戦してくださいね!
【第373回】調子の良い時でも…
弊社クライアント様の中で、来年、再来年、その先までも仕事が埋まっていて、順風満帆な人ほど「調子に乗る人」がいません。
みなさん最初かなり苦労されていたご経験があったからこそ、その時に戻らないように成果が出れば出るほど襟を正していらっしゃいます。先日も去年からご縁を頂いた方が、なんだかんだ今年はもう仕事がパンパンで、来年もある程度数字が見えていて、売上や利益も超絶絶好調モードになられている状態にも関わらず「怖くてしょうがない」「まだまだビビッています」と仰られる姿を見て、「この人はきっとずっと成功されていくんだろうな」と思い、素直に尊敬しました。
逆にちょっと調子が良いからとすぐ調子に乗ってしまう人は、成果を出せる期間が短くなります。ちょっと調子が良くなると、これがずっと続くのだと思ったり、自分は成功者と勘違いして後先考えずお金を使う、自身の成功は周りの人の支えや助けがあってのことだということを忘れ傲慢になり、人を大切にしなくなる。こういった「なんちゃって成功者」になってしまうと、その末路は悲惨なものになります。
前述のクライアント様は、成功しても言葉の節々に「~さんのお陰」「○○さんのお陰」「周りの人のお陰」とお話しされています。その中には大変有難いことに「射場さんのお陰」と言う言葉もご配慮頂いています。益々私自身がその方のファンになってしまいますよね?ファンになるからこそ、もっとその人の為に出来ることをしたい!と思える、だからこそ、その人の周りに良い情報や良い人が集まってくるという非常に好循環を生み出す環境が出来ているのです。現に私もその人のことを「一生涯のパートナーでいたい」と強く思っています。
「調子の良い時でも調子に乗らない」、ベンチマーククライアント様はみなさん超絶成功されていらっしゃるにも関わらず謙虚な方が非常に多いので、逆にそれが当たり前になって私自身マヒしていましたが、これをしっかり意識して守っている人って案外少ないんじゃない?
【第372回】景気って何よ?
「景気が良い」「景気が悪い」など言いますが、「景気」ってそもそもなんなんでしょう?
景気(けいき)とは、売買や取引などの経済活動全般の動向のこと。
日本語における「景気」という言葉は、中世に和歌の批評における余情意識を表現する用語として用いられており、景色・雰囲気などの意味合いを込めて使われてきた。(『方丈記』など)転じて評判や人気などの意味にも用いられる場合があった。
経済用語としての「景気」にも実体経済の動向のみならず、これに伴った世間一般の社会的心理をも含めて捉えるケースも多く、英語などの他言語には正確に合致する単語はないと考えられている。
※wikipedia参照
何のこっちゃです。
ただ、漢字や日本語はとても素晴らしく、その文字である程度の意味のことが理解出来ます。
景気の「景」という漢字は「京の都に日が差す」という成り立ちをしています。そして気持ち、気分の「気」です。
景気というのは「京の都に日が差すような気持ち」なのです。
経済を動かしているのは人々の「気分」なのです。
だからこそ、どんな時でも希望と期待を持った明るい気持ちでいることが、良い成果が出る条件なのだと思っているのは私だけではないんじゃない?