BENchmarkブログ
【第367回】お客様のことを想うのなら時には「NO」も大切
営業マン、販売員、サービス係、色々な呼び方で「お客様の対応」をされる方はいらっしゃいますが、お客様のことを考えて「NO」と言える人は実はそこまで多くありません。お客様に携わる中で、「お客様の要望を叶える」ということを「お客様の言われるがままにする」と勘違いしている人が非常に多いのです。
海外の格言で「子供を育てるのは難しい、だが、子供をどうしようもない子に育てることは簡単だ、それはその子の求めるものを全て与えてあげればいい」という言葉があります。叱りもせず、こどものわがままに根負けして一時の「楽」に逃げてしまうと、後々とんでもないことになります。
お客様も一緒で、相手が言う無理難題を一度でも受けてしまうと「前もやってくれたのに何故今回はやってくれないの?」「前までOKしてくれたのに何故いきなりダメになったの?」とお客様をモンスター化してしまうのです。そうなってしまっては、自身も傷付くことになりますし、何よりそのお客様がなんとも「寒い人」になってしまいます。
私がクライアント様に気を付けていることの一つとして「自分が好かれるためにオベッカを言わない」ということです。
ベンチマークの存在意義は「顧客の安定経営」。私が好かれるかどうかはどうでもいいのです。むしろ私が好かれているけれど成果が出ていない状況より、私が嫌われていても成果が出ていればOKなのです。だからこそ、クライアント様やそのスタッフの皆様にはいつも失礼な事、生意気な事ももガンガンお伝えさせて頂いています。
「最近気合が入っていないですね」「仕事舐めてますよね?」「ちょっと成功したからってすぐ油断するんですね」「ちょっと受注取れてきたからってすぐ勘違いするんですね」等々、自分でも「そこまで言わなくても…」と思うこともお伝えさせて頂いております。最近は有難いことにここまで言う機会はほとんどないですが。
ただ、有難いことがこれを言われても「確かに!」「おっしゃるとおり」「ありがとうございます」と言って下さるところが、今私がお付き合いさせて頂いている人たちの凄いところ。
だからこそ、みなさん景気に左右されるどころか絶好調で各エリアのベンチマーク(お手本)企業になっていらっしゃるのだと思います。
人間的には私の何億倍と出来た人とお付き合いさせて頂けているのは本当に有難いことです。
あなたもお客様を大切に想うのであれば、相手のためにも「NO」と言ってあげた方がいいんじゃない?
【第366回】売れている営業マンと売れていない営業マンの違い
数多くの営業マンと携わり、各々の営業に立ち会ったり、物陰で見守りながら調査+分析した結果、売れない営業マンになればなるほど「商品説明」と「価格説明」が話の中心になっていることに気が付きました。未だにいい年をして「パンフレットの内容をお客様と読み合せる」という、訳の分からない行動を「営業」としている営業マンも数多く存在しています。令和の時代、ましては義務教育で識字率が99.8%の日本で、契約書ならまだしも商品説明を「お客様と一緒に読む」というのは「お互い時間の無駄」であることを分かっていないのでしょう。
逆に売れている営業マンの話の内容は「ヒアリング」から始まり、「会社」と「自分」の「理念」を売っています。
今後益々「情報量」や「商品」で差が付きにくくなる中で、商品と価格の話しか出来ない営業マンがお客様から支持されなくなるのは宿命です。
今一度、あなたの「会社の強み」と「あなた自身の強み」をあぶり出して明確にしていく必要があるかもしれません。
「強み」がない?あなたは今まで生きてこれたんでしょ?その実績と運があるだけで十分「強み」なんじゃない?
【第365回】自分との約束
2020年1月に起業し、同年4月に「2日に1投稿」で始めたこのブログも早いもので365回。
「営業が嫌い」「営業が苦しい」という人向けに自分がいつもクライアント様にご提案させて頂いている内容を中心に記載しだしたのですが、いつしか私自身の「教科書」のような存在になっております。
なので、ちょこちょこ見直しては過去の自分と今の自分がブレていないかを確認出来るものにもなっています。
今まで生きて来て日記やSNSなど全く手掛けてこなかったにも関わらず、「習慣化」出来たのには理由があります。
それは自分との約束です。
仕事がら、私はクライアント様に「期日以内にこれをやってください」「期日以内に成果を出すために、今はこれをやりましょう」とご提案させて頂く立場です。そんな私が「二日に一回のブログが継続出来ない」というのであれば、人様に偉そうに指導、提案は出来ないし、する価値が無いのだと思っています。口でどれだけ立派な事を言っていても、実際に行動で、しかも継続出来ている人はなかなかいません。自分自身は、その「なかなかいない人になろう」と思い取り組んでいるところもあり、逆にこのブログすら出来ないのであれば、何をやっても上手くいかないと思っています。
だって、自分自身すらコントロール出来ない人が、人様の心を動かせるわけないですよね?今こうして有難いことにクライアント様に関わらず毎日たくさんの人がこのブログを見て下さっているのですが、一番私の姿勢を見ているのは他ならぬ私自身です。
だからこそ、この「2日に1回の投稿」が出来なくなった時点で、自分との約束を破ったことになるので、私はこの仕事を辞めなければいけないと思っています。
「負けない」ということは「他の誰かに負けない」という訳ではなく「自分自身に負けないことが大切」という言葉を聞いたことがあります。
全部が全部自分に勝つのは難しいかもしれませんが、あなたも何か一つだけでも「自分に打ち勝つ何か」を持てれば、それはきっと自信に繋がり実力に結びつき、あなたの人生を豊かにするんじゃない?
【第364回】物事は非常にシンプル
お陰様で現在クライアント様の数が40社程になり、クライアント様以外からも講演やセミナー講師のお仕事もさせて頂きサラリーマン時代に比べてより一層「出会う人、出会う会社」の数が増えている中で、成果を出している会社の共通点は非常にシンプルであることに気付きました。
「挨拶をきちんとする」「ゴミを見つけたら必ず拾う」「仕事の締め切りを守る」といった、小学校で教わるような人としての「基本のき」が社員に浸透していること。これが、強い企業に見られる共通点です。
人としての基本が組織の風土、社風をつくり、これが最後の砦になって、組織を守っていけるのだと思います。
皆さんの会社では、これらの基本は守られているでしょうか?守られていないのであれば、危険信号が灯っているんじゃない?
【第363回】カッコイイ大人
早いものでもう4月。
みなさんの会社に新入社員は入社されますか?中小企業の多くの会社では「毎年新入社員を入れる」というのが中々困難な会社もあるかとは思いますが、「取引先」に新入社員が入社された場合なども含め、4月5月は「ピカピカの社会人一年生」に携わる季節ですね。
そんな時、みなさんは「カッコイイ大人」をちゃんと演じていらっしゃるでしょか?
カッコイイ大人というのは、何も大儲けをしている人、超絶成功者を指すのではなく。私の思うカッコイイ大人というのは「物事に真剣に全力で取り組み、成果を追求する人」だと思います。変にカッコつけて大した成果を上げられず、それに対しても体裁を気にして言い訳をしているのは非常に大人として「ダセイ!」ですよね。
それよりも、泥にまみれて汗水垂らし、歯を食いしばって弱音や不満を一切吐かず成功を信じて追い求め、自らの手で成功を掴み取ろうとする大人の姿のまぁなんとカッコイイことでしょうか。
ダサいけれどカッコイイ、「ダサカッコイイ姿」が何よりもカッコイイと思うのは、私自身渋さが分かる年になってきたということでしょうか?
4月から新入社員研修の依頼先で出会う新社会人の皆様。「ダサカッコイイ姿」を私自身が皆さんに見て頂ける様に精進して参りますので、ちょっとでも私が調子こいていたらキツメのローキックぶち込んでくださいね!