BENchmarkブログ
【第447回】変わらないものは無いことを知るべし
昨日のあなたと今日のあなたは全く一緒の人物でしょうか?答えは「違う人物」です。いきなり何言っちゃってんの?と思われるかもしれませんが、自分自身でさえ一刻一刻と変化しています。細胞レベルで見ると昨日の自分と今日の自分は「全く一緒ではない」のです。これは全てにおいて言えることかもしれません。先日昔からの友人から連絡があり「お前は変わらないなぁ」と言われたのですが、ここ最近の私の「変化」は自分でも驚くほど目まぐるしいものがあります。まず2020年に起業しました。それまでは自分の人生に「起業」という考えは全くありませんでした。起業してからも「顧問数20社限定」というところが、「経営的に困っている先の貢献に尽くそう」となんやかんやで40社以上の顧問先を抱えるまでになりました。「別に会社規模を大きくしなくてもいいかな」と思っていたのですが、なんやかんやでスタッフとして一緒に働いてくれる人も増えました。助けてくださる人も増え、頼ってくださる人も増えてきました。期待してくださる方も増えてきました。健康や時間に意識を向けるようになりました。より一層勉強するようになりました。以前にも増して人様の幸せを心から喜び感謝できるようになりました。自分を取り巻く環境に、より一層感謝するようになりました。変わりまくっております。このようにポジティブに変わる反面、ネガティブに変わったところも往々にしてあります。仕事と休みの境界線がなくなりました。頑張れない人、適当にやる人、時間を無駄遣いする人とは一切時間を共有したくなくなりました。ネガティブな人と距離を取るようになりました。相手の規模や社会的地位に一切興味を持たなくなりました。過去の栄光、昔話ばかりする人を軽蔑するようになりました。良くも悪くもこんなに変わってきたのです。自分では自身のことは「まだまだ」と思っているものの、10年前の自分、2年前の自分、去年の自分に比べると、どんどん今の自分のことが好きになれているのは、周りの人たちの助けと愛情のお陰なのは明白です。自然界においても「全く同じ状況」というものは一瞬たりとも存在しないのです。我々人間も所詮は自然の一部。変わらないことがあり得ないのです。だからこそ、今の状況はもちろん、自分を取り巻く環境も何より自分自身も「変わるモノ」という前提で向き合っていったほうがいいのかもしれません。ただ、良くなるか悪くなるかは結局本人次第じゃない?
【第446回】納期を遅らせるくらいなら
営業マンたるもの日々お客様から「宿題」を頂くものです。見積もり作成、プレゼン資料作成、サンプル準備などなどたくさんの宿題を頂く事でしょう。むしろ宿題をもらえない営業マンは致命的です。だって「期待されていない」のですから。ただ、宿題には「納期」が付いて回ります。ここで大切なことは「何があっても納期に間に合わせる」ことです。「納期に間に合いませんでした」は営業マンどころか社会人としても約束を破ることになるので信用を無くします。無理難題な納期スケジュールは論外ですが、きちんとお互い確認し合った上で決めた納期は「約束」になるのです。ただ、どうしても納期に送れてしまいそうな場合は「完成度10%でも提出する」です。100%完成して提出するのが一番正しいのですが、「納期に間に合わないから提出しない」は一番やってはいけないことです。最初から思った通りにスケジューリングが出来なくてもいいので、とにかく「ベストを尽くす」。誠実に謝罪しつつも出来ているところまでを提出する。これこそが信頼される第一歩じゃない?
【第445回】買ってくれる人=良い人ではない
先日営業指導の依頼を受けて、クライアント様の営業マンの接客の場に同席したときのことです。そのお客様は一言で言うと「少し横柄」な人でした。一方的に要望を伝える、人の話をあまり聞かない、相手のことは考えずに自分の利益のみ考える、私が担当であれば完全に「お客様にしない人」です。にも関わらず、その営業マンは終始ヘコヘコしながら言葉は悪いですが「手下」や「奴隷」のように接している姿を見て、商談後「なぜあの人を相手にしているんですか?」とお伺いしたところ、当たり前のように「買ってもらえるからです」とのこと。また、「嫌じゃないですか?」とも尋ねたところ「嫌ですけど売上が¥〇〇万見込めますから」とのこと。やれやれです。この営業マン自体が相手を「お金」として見ているから相手も営業マンのことを「人間」とは見てくれていないのです。鏡の法則とはこのことですね。買ってくれる人=良い人ではないのです。自分が「嫌だなぁ」と思う相手には「売らなくていい」のです。そんなことをしているからこそ「本当に良いお客様」が見えなくなるのです。人生は本当に自由です。特に営業を仕事にしている人に分かって欲しいことは「お客様は無限にいる」ということです。誰と付き合うか、誰のために限られた貴重な時間を使うか、誰と人生の物語を作っていくかは完全に自由なのです。「困ったお客様」に頭を悩ましている全国の営業マンのみなさん。一度顧客の整理をしてみてもいいんじゃない?
【第444回】ビジネスは自分が潤う為にやるのではない
これは私自身が前職の社長、上司や先輩がたから口を酸っぱくして教えていただいたことですが、ビジネスは「自分が潤う為にやるのではない」ということです。ビジネスとは「他者や社会に貢献し豊かにするためにやること」なのです。人間不思議なもので、人に喜ばれたいにも関わらずお金がからむとどうしても自身の利益を優先してしまいがちです。中にはエゴイズムの塊のような人もいます。ただ、そういった人は一時財を成すかもしれませんが、その期間は短いもの。逆に社会に貢献し続け、人様のお役に尽くす会社や人は継続的に永続的に事業を続けるどころか、より「貢献出来る機会」に恵まれどんどん勢いがついてくるもの。これはもしかしたら神様からも「応援」されているのかもしれません。人からしたら「キレイごと」に聞こえるかもしれませんが、ここ13年ほど私はその「キレイごと」で生かしてもらえています。起業してから有難いことに自分から新規開拓をしたことは一回もありません。全て人様のお役に尽くすことにそれを見てくださった人によって私自身が応援してもらいどんどん携わる人の数も増えています。せっかくここまでこれたので、今回の人生は「キレイごとだけで生きて行こう」と覚悟を決めて、その人生を受け入れています。もし今現在なかなか成果が出ていないのであれば、一度騙されたと思って相手の成功に貢献することだけやってみてもいいんじゃない?
【第443回】売れている会社から学ぶ
先日社内研修の講師のご要望を頂き遠方へ出張してきました。頑張れば日帰りでも帰れるかな、と思っていたところまさかの先方から「ホテルも段取りしておきますので」と有難いお心遣いを頂き心身共に余裕を持ってお仕事をさせていただくことが出来ました。
本来であれば相手方が私の「お客様」になるにも関わらず、ホテルの手配、せっかく遠方へ来たのだからと夜も美味しい食事も段取りしていただき講師料に加え交通費、ホテル代まで先方が負担してくださるという至れり尽くせりの対応に心から感謝しているのですが、何より私が感謝しているのはスタッフのみなさんが本気で「良くなろう」とし「本気で話を聞いて下さった」ところです。これはこの研修を企画してくださった方が事前に何故この研修が必要なのか、この研修を通じてどこに向かっていくのかを明確にスタッフのみなさんにお伝えいただけたことと、何より社長が他者を大切にすること、学びの大切さをスタッフのみなさんに伝えていただけたお陰です。
ちなみにこの会社は、同業他社が他県から視察に来られるほどベンチマークされている企業です。そんな凄い会社で講師をさせていただけたのは、本当に有難いことです。何より社長の心意気、スタッフのみなさんの仕事に対する姿勢が、私自身とても勉強になりました。やはり成果が出ている会社から学ぶことは多いんじゃない?
