BENchmarkブログ
【第401回】調子にのっていいのは20代まで
営業でも経営でも成果が出ると「調子にのっちゃう人」は一定数います。
特に若い営業マンであれば、右も左も分からない中で必死に頑張り成果に繋げ、更にその成果を継続させるために努力し「成果の出し方」をある程度自分でもわかってきたタイミングで調子にのってしまいます。かく言う私も20代の頃は「超絶調子にのっていた」部類の人間です。自身の成功や成果が数多くの人の協力のお陰で成り立っていることを知らずに「自分の力」と勘違いし生意気に人様に「教えてやろうか?」くらいの勢いで携わっていたので、それはそれは周りで携わって下さっていた方からしたら「ただの勘違いした嫌な奴」だったかと思います。もしも願いが叶うのならば、当時の私の上司や同僚一人一人に土下座して回りたいくらいです。
ただ、調子にのっていると必ず起こることが「痛い目に合う」ということです。上司、同僚、お客様からお叱りを頂いたり、信用を無くしたり、助けてくれる人がいなくなるということがドミノ倒しのようなスピードで起こります。ただ、個人的にはそうやって「痛い目」に合ったことによって自分の勘違いに気付き、謙虚な気持ちになれたこともあり非常に大切な経験だったと思うのですが、それは「20代」だったというところも非常に大きかったのだと思います。自分の非礼を詫びた際に「まだ若いからしょうがないよね」と言ってもらえて許してもらえるのが「20代」です。
これを30代、40代、もしくは50代でやってしまうと「ただのイタイ奴」で終わってしまいます。特に日本はまだまだ「年功序列」が根強いお国柄です。年下や取引業者から社長に「物申す」ことはなかなか難しいのではないでしょうか?そうなるとどうなるか?「裸の王様」になってしまい気が付いたら一気に人もお金も失います。積み上げるのは一生、壊すのは一瞬。年齢を重ねれば重ねる程なかなかアクティブには動けなくなってくるもの、そうした際に周りから人がいなくなるのは致命的です。
今ちょっとした成果が出て調子にのっている、のろうとしているおっちゃん世代の皆様、その年齢で調子にのっちゃっていいんですか?
【第400回】結局、経営者がやるべき仕事って
数多の企業とお付き合いさせて頂き、その分だけ多くの経営者とお話しさせて頂き、成果が出ている企業とそうでない企業の経営者の能力の差はほんとに「微々たるもの」だということを感じております。みなさん等しく食事をし、排泄をし、就寝し、24時間365日と同じ時間を与えられていて、それにも関わらず「差」が付いてくるのは何故でしょうか?
一つとして、成果が出ている企業に関しては社長含めスタッフが各々「役割分担」がしっかり出来ているということが共通点の一つです。
中でも経営者がやるべき仕事は、実はそこまで多くありません。それは2つ。「マーケティング」と「イノベーション」です。
経営者はこの2つにのみ注力していれば、極端な話会社は潰れませんし成長させることが出来ます。
「マーケティング」によって、どんなターゲットをどのように集客し、どの商品・サービスをいくらで提供するのか、それに対しての広告宣伝費を売上の何パーセントまで抑えるのか、最終残すべき利益はいくらを目標とするのかという点を明確にし、実践しては分析し、分析しては改善していく。どのように改善していくかが「イノベーション」です。この2つをしっかりやっている会社は常に成功・成長しています。逆に中々成果が出ない会社になると、経営者がこの2つに集中出来ていないケースがほとんどです。
限られた時間を社員の愚痴や人間関係の不満、人の管理に使っちゃっている、限られた時間にも関わらず「仕事」と口実を付けて取引業者と呑みに行ったり遊んじゃってる、会議ばっかりで時間使っちゃってる、それで仕事した気になっちゃってる。だいたいこのパターンがなかなか成果の出ない会社の共通パターンです。
さぁボス、あなたはどんな時間の使い方をされますか?
【第399回】人間は不安定が好き
「直立二足歩行」が出来る動物は実は人間だけらしいですね。
犬やクマ、カンガルーなんかも完全な二足歩行ではありませんし、鳥は二足歩行ではありますが「直立」ではありません。
四足歩行をする他の比べて人間は、そもそも生物として「不安定」な状態なのです。
頭の比重も悪く、腰や背骨に負担がかかる云わば生物としては「欠陥」している点が非常に多い生き物なのです。
だからこそ、人間は身体だけではなく心も「不安定」なのかもしれません。
不安定だからこそ「安定を求める」というのが人間かもしれませんね。
今経営的にも精神的にも「不安定」なのであれば、そもそも人間それが普通の状態なので、そんなに心配しなくてもいいんじゃない?
株式会社BENchmarkクライアント様も、みなさん最初から安定されている方は一人もいらっしゃいませんでした。
そんな人たちと一緒に手に入れた「安定経営」は、非常に良い結果なのですが、それ以上にそこまで行く過程が楽しくて、面白くて、感動して、
数々のドラマを体験することが出来ました。だからこそ、今思うように成果が出ていないのであれば、それはこれから超絶成功して喜びを嚙みしめるためのスパイスと思って味わっちゃえば良いんじゃない?
【第398回】2019年3月15日の次男の夢
2019年3月15日、私の次男が幼稚園を卒園した日です。
卒園文集のようなものがあって、当然まだ字も書けない子たちの文集なので「文」というよりは「絵」で将来の夢を各々が描いていたのですが、みんな子供らしく「コックさん」や「警察官」、「サッカー選手」や「アイドル」を描いている中で私の次男が描いていた絵は「おっさんがお金をばら撒いてそれを喜んで受け取る民衆の姿」という、なんとも狂った絵でした。
絵の詳細を聞くと、描いている夢は「社長」との事でした。「社長ってどんな仕事をするか知ってる?」と尋ねると「困っている人にお金を分け与える人」との言葉に驚きました。
おそらく彼のこの「社長像」は私が10年勤めさせて頂いた輸入商社時代の社長の影響が強いのだとすぐ分かりました。
当時の社長は「とにかく社員に還元する」「とにかく社員に与える」社長でした。
ただ、社員のご機嫌を取るようなことは一切なく、語る言葉も多くはないのですが、一言一言に重みがあり、しっかり数字を分析し判断し、たくさんの愛情を注いで下さった方でした。
その割には、自分が社員からプレゼントを贈られるのを本気で嫌い、むしろプレゼントを贈った際はお叱りを受けるほどでした。それもおそらく社長なりの「気遣い」だったのだと思います。
私からしたら、本当に人生を変えて下さった大恩人であり、大好きな人であり、未だに追いつけない人であり、死んだら両親の次に真っ先にお礼をお伝えしたい人です。
普段から家で夫婦揃って社長に感謝している姿を息子は見ていて、それが故に彼の中で「社長とは人を助けるかっこいい仕事」という認識になった過程を知ると、その夢がとても素敵に想えました。
社長、私も法人化し社長になりました。
あなたのお陰で、あなたから授かった愛情と知恵を使ってたくさんの人のお役に立てるように頑張っています。
そちらの世界はいかがでしょうか?私も死ぬまでにあなたのような「カッコイイ社長」になれるよう、当時息子が描いた夢に泥を塗らないように本気で頑張っています。
まだまだ至らない点しかありませんが、たくさんの愛情深い人たちに支えられて生かさせて頂いています。
社長、本当に有難う御座います。普段は物静かなのに、本当は楽しいことが大好きで、人が楽しんでいる姿をみることが大好きだったあなたの為に、とことん楽しんで頑張っていきます。
【第397回】今まで有難うございました。
2020年1月22日に開業した「ベンチマーク」ですが、この度廃業する運びとなりました。
約2年間で顧問数が40社程になり、顧問外でも弊社研修やセミナーを受けて下さった企業様、ベンチマークWEBでノウハウをご購入頂いた企業様を数えると、なんだかんだ起業してからわずかな期間で70~80社程ご縁を頂けました。個人事業主でどこの馬の骨か分からない私にも関わらず、これだけ多くの方に携われたことは感謝以外のなにものでもありません。この場をお借りして感謝申し上げます。
有難う「ベンチマーク」。「射場さん」と呼ばれるのではなく、「ベンチマークさん」と言われるまでに定着してきたときはちょっと嬉しかったです。
ごめんね「ベンチマーク」。ずっと個人事業主でいたかったけれど、次のステージにいくためにステップアップしていきます。
明日6月10日からベンチマークは法人化し、弊社は「株式会社BENchmark」になります。
これからもたくさんの人に助けて頂きながら、それ以上にたくさんの人のお役に尽くせるように精進して参ります。
引続き変わらぬご愛顧賜りますようお願い申し上げます。