BENchmarkブログ
【第391回】手抜きではなく手間を抜く
仕事は決して手を抜いてはいけません。何故なら仕事ですからね。
誰かのお役に立ちに貢献し、その対価としてお金が発生するので、お役に立ち貢献するためには全力で取り組まないとお金を払って下さる方に失礼にあたりますし、そもそも手を抜いてお金をもらうことを覚えてしまうとロクなことになりません。
ただ、仕事も人生も「長距離走」です。
ずっと全力疾走だと、それこそ息が続かずバテテしまいます。
だからこそ、手を抜くのではなく「手間を抜く」のです。
手間の抜き方は全力で取り組むからこそ見いだせるもの。
全力で取り組む、時間と労力の限界にぶち当たる、改善策を考える、実行して立証する。
これこそがイノベーション(革新)です。
現に私も起業当時はクライアント様との打合せ内容を「顧客カード」を作って打合せが終わるたびに記載していましたが、クライアント様数が増えれば増えるほど作成する手間、管理する手間が膨大になり、クライアント様数25社位を超えたときに限界になりました。
そこで現在は、クライアント様との商談時に打合せした内容のメモをメールに直打ちし、商談後すぐに議事録としてクライアント様にメールで送りお互い管理し合うようになりました。これだけでも顧客管理表を作る、フォルダを開いて更新していく、フォルダを開いて見直す等の手間が削減でき、よりスピーディーに、より簡潔になり現在40社以上ものクライアント様との打合せ管理が楽に出来ています。
これこそが手抜きではなく手間を抜く。
こうした成長も楽しみの一つじゃない?
【第390回】あなたにはあなたの成功がある
成功者についての本やインターネット上、SNS上の記述はたくさんあります。
ただ、「成功者」ってなんでしょう?
成功とは、計画などがうまくいき目標が達成出来た事や、社会的に一定以上の地位を得たことを指す。(wikipedia参照)
目標が達成出来たは理解しやすいですが、「社会的に一定以上の地位」ってあやふやですね。
よく「年収」を一つのステータスとして見られる人は少なくないと思いますが、年収¥500万の人からしたら年収¥1,000万の人は成功者かもしれませんが、年収¥1,000万の人からしたら年収¥3,000万の人の方が成功者、年収¥3,000万の人からしたら年収¥1億の人が…と、キリがないですよね。
これは私の価値観ですが、幸せ=人それぞれだと思っています。
例えば雨の日に「うわぁ~雨だなぁ、嫌だなぁ」と思うのか、「やったぁ、お花に水やりしなくて楽できた~!」と思うのか、後者の方が圧倒的にハッピー、圧倒的に成功者だと思います。
私が思う成功者は「いつでもご機嫌でいられる人」だと思います。
心の成功者こそ成功者、どれだけお金を持っていても社会的地位が高くても心が貧しければ貧乏人なのです。
だからこそ、周りの評価や周りからの視線を意識する必要は全くなく、あなたはあなたの「幸せ」と思うことを素直に受け入れていけばいいんです。
「有名になりたい!」と鼻息荒く頑張る人もいますが、私のように「とにかく目立ちたくないから」と、HPやSNSの自己紹介にずっと自分の写真を一切掲載しない奴もいるのです。
「これがないと幸せじゃない!」よりも「何があってもなくても自分は幸せ」と思える人生はとっても豊じゃない?
【第389回】上手く行っている人の行動を真似する
輸入商社時代、入社直後の私は超絶ポンコツでした。
センスなんてものは一つもなく、ビジネスマナーや言葉遣いも今思えば恥ずかしい行動ばかりでした。
ただ、入社当初に「自分には営業のセンスがない」と言うことを知れたことが自分にとって非常に財産になることでした。
「センスがないのだから頑張るしかない」と腹をくくれたのです。
当時私はどうやって頑張ったのか。それは上手く行っている人の行動をとことん真似することでした。
話し方、笑い方、身振り手振り、癖まで「この人素敵だな」「この人は成果を出していてすごいな」と思う人を社内・社外問わずに徹底的にパクってパクってパクりまくりました。
そうすると不思議なもので、自分自身もどんどん成果が出てくるのです。すると携わる人や後輩の中で私の話し方、笑い方、身振り手振り、癖までパクってくる子たちが現れ始めました。
その時の自分は正に「無双状態」でした。
営業にセンスは必要なのか?いいえ、センスの全く無かった私ですら何とか食えるくらいになっているのです。きっとあなたもご自身の周りにいる成果を出し続けている人を観察し、素直に受け入れ真似してみたら、きっと成果は変わってくるはずです。
まずはどこをパクってみますか?
【第388回】世間話ばかりする営業は害
サラリーマン時代に、違う会社の人と同行営業をしていたり、現在でも、クライアント様と打合せしている時に営業に来られた人がその会社のスタッフさんを尋ねて来られた際のトークを横で聞いていたりするのですが、たまに「世間話だけしに来る営業マン」がいます。
正直この人たちは「害」でしかありません。理由としては「時間泥棒」だからなのはもちろんのこと、「お金泥棒」でもあるからです。
相手の貴重な時間を奪う、その時間があればお金を生み出せていたかもしれない可能性を奪う、世間話をしている間にも発生している給料や、世間話をするだけに来ている交通費やらかかっている経費を無駄遣いしている。こうしたコスト意識が欠落しているからこそ「世間話」が出来るんだろうなと思ってしまいます。
ただ、この手のやっかいなところはそれで「働いた気になっている」ことです。
相手の時間を1秒でも頂く際は、少しでも相手の利益になること、会社の利益になることを考え行動しないと迷惑でしかありません。だってこれはビジネスなんですから。
そこらへんが分かって行動している人が当たり前のように成果を出す人じゃない?
【第387回】部下に悪いことをさせないために
日々顧問先以外からもたくさんのご相談を頂く中で、経営が上手く行っていない企業、なかなか成果が上がらない企業の共通点の一つとして「社内が腐っている」ということが上げられます。
社内が腐っているとはどういったことか?その中の一つが「社員がお金にだらしない」「社員が横領まがいのことをしている」ということです。これは社員はもちろん悪いのですが、実は経営者側に問題がある場合がほとんどです。何故かというと経営者自身がだらしなかったり、管理していないからです。
ただ大の大人に細やかな管理は必要なのか?それはやっている方もやられている方もストレスが掛かります。
サラリーマン時代、私も部下が何人かいる中で必ずやっていたことは、一番最初の精算の際に間違いなく仕事で使ったであろう領収書に対して「これは何に使った領収書なの?」と聞いていました。
一番最初から精算をちょろまかす奴はほとんどいません。だからこそ、一番最初に「この上司はしっかりチェックをする人だ」と思ってもらうことによって、その後のちょろまかしは無くなるのです。
部下が悪いことをしてしまうのは、本人も悪いのですが悪いことをさせてしまった上司の責任でもあります。だからこそ、可愛い部下に悪いことをさせない為にも最初に緊張感を持ってもらう。
これが上司としての愛情じゃない?