最新ブログ

2021-12-15 18:18:00

【第310回】後継者に残したいもの

ベンチマーク代表射場(いば)です。

後継者問題はどこの企業も抱える重要な課題の一つです。

 

「誰に残していくのか」ももちろん大切なのですが、

私が一番大切にしていることは

「何を残していくのか」だと思っています。

 

これはあくまで個人的な考えなのですが、

私は可愛い我が子や今後後継者が出てきた場合心に決めていることは

「お金は残さない」ということです。

 

最近はむしろ「¥100万」くらい借金を意図的に残してやろうかなと

思っている程です。

 

何故なら生きていく上で大切なことは「知恵を出し動く事」だと知っているからです。

 

お金ももちろん大切です。

ただ、お金は一番ではありません。

 

大切なことは「お金」よりも「お金を稼ぐ術」、もっと大切なことは

「幸せに生きていく術」が生きていく上で一番大切なことではないでしょうか?

 

生まれたときは誰も¥1どころか、何も手に持っていない状態で生まれてきたのです。

お金はなくなればまた稼げばいいのです。

ただ大切なことは「稼ぐスキル」と「強い心」です。

 

一休さんで有名な「一休和尚」のお話しでこんな説話があります。

亡くなる時に一休さんは一通の封書を弟子に渡しました。

「この先、本当に困ることがあったらこれを開けなさい」

と言い残しこの世を去った後、何年か経って本当に寺の危機が訪れた際に弟子たちが

一休さんからの封書を開けたところ、そこに書かれていたのは

「心配するな、大丈夫、なんとかなる」という言葉だけでした。

 

大笑いした弟子たちは勇気と知恵を出し寺の危機を乗り越えたとのことでした。

 

この時に「お金」を残していたらどうなっていたでしょう?

一時は凌げたかもしれませんが、「勇気」と「知恵」は生まれないどころか、

弟子たちは「自分達が頑張らなくても、また何とかなるかも」といった考えを持ってしまい

より悲惨な結果に繋がったかもしれません。

 

経営者でなくても、大切なお子さんがいらっしゃる方、何かを残していきたいと

想える人がいらっしゃる方、あなたは何を残して逝かれますか?

2021-12-13 18:18:00

【第309回】自分も欲しいと思える商品を取り扱えているか

ベンチマーク代表射場(いば)です。

 

商品を売るにしてもサービスを提供するにしても共通している大切なことは

「自分も欲しいと思えているか」が大切になってきます。

 

「こんなもの誰が買うのか」

「お金をもらってもこんなものいらない」

「コスパ悪い」

などなど、自分が「いらない」と思う商品やサービスを

「売上が必要だから」「ノルマがあるから」等の理由で販売・提供することは

商品やサービスを販売・提供する者にとってあってはいけないことです。

 

我々は「営業マン」「販売員」「経営者」の前に「人間」です。

お金を稼ぐために生まれてきたわけでも、売上を作るために生きているわけでもありません。

 

ちなみに今私がクライアント様に提案しているサービスはどうかって?

もし私以外で私と同じサービスをしている人がいれば弊社への顧問料の

5倍払ってでもお願いしたいと思っています。

 

ただ、そんな人誰もいないからこその「差別化」じゃない?

 

 

2021-12-11 18:18:00

【第308回】気配りは社内ではなく社外に

ベンチマーク代表射場(いば)です。

なんやかんやでサラリーマンの皆様はボーナスの時期ですね。

今年はいかがでしたでしょうか?

あなたの周りにもボーナス時期の前後は「社内営業」を頑張るサラリーマンも

いるのではないでしょうか?

 

私が輸入商社時代お世話になった社長からの金言でこんな言葉がありました。

「気配りは社内ではなく社外に」

 

当時東京で大きな展示会がありました。

名古屋に所属していた私も駆り出され普段会わない先輩や後輩たちと

一緒にお仕事をさせて頂いた際に、本社から社長も様子を見に来られました。

社長がご高齢だったこともあって、私は社長に「お昼は召し上がられましたか?」

「何か買ってきましょうか?」「新幹線のチケットは取られましたか?」と

自分なりの最高のおもてなしをしていたのですが、ふいに社長から

「射場くんは私に気を遣っていますか?」と聞かれました。

当然「もちろんです、社長ですから」とお応えすると、

「射場くんは会社を潰す気ですか?」と言われました。

「???」褒められると思ってやっていたことなのに、むしろお叱りを受け

当時の私は軽くパニックになっていると

「社内に目を向けてばかりいる社員が増えると会社はすぐに潰れてしまいます。

その気配りは全て社外の人に向けて下さい。」と仰って下さいました。

確かに仰る通りです。

社内にばかり目を向けているとロクなことがありません。

ただ、この言葉を企業のトップが言えるとは…

 

社長、私はまだまだあなた様の足元にも及びません…

出来ることが増えれば増えるほど、あなたとの力の差に愕然とします。

ただ、社長から与えて頂いた言葉は今でも鮮明に私の心に刻まれて

私の生きる上での財産になっています。

しっかり成長しクライアント様の成功に貢献して参ります!

みなさんも、気配りは社内ではなく社外へ!

そうするときっと良い成果が生まれて、結果良い評価に繋がりますよ。

2021-12-09 18:18:00

【第307回】上手な人はリズムが良い

ベンチマーク代表射場(いば)です。

営業でも職人でも、上手な人に共通して言えることは

「リズムが良い」ということです。

「リズムが良い」という事は「見ていて、聞いていて心地良い」という事、

それは結局「安定していて安心する」ということです。

見ている人に安心してもらうために必要なことは

その物事に取り組んできた「圧倒的な覚悟と時間の量」です。

それこそが実績に比例していくのだと思います。

逆に「自信が無い」「自分自身がない」「不慣れ」な状態では

買ってもらえるものも買ってもらえなくなります。

 

費やしてきた想いと時間は決して未来の自分を裏切ることはありません。

進む道を決めたのなら、とことんやり込んでいってもいいんじゃない?

2021-12-07 18:18:00

【第306回】ルーズな人はナメられる

ベンチマーク代表射場(いば)です。

人からナメられる人というものが一定数います。

自信がなさそう、容姿が幼い等々様々な要因がありますが、

ビジネスの世界で、特に経営をしている人は取引先からナメられると

仕事に支障を来す恐れもあるので要注意です。

ただ、だからと言って圧をかけて脅して恐怖で支配するというやり方も

良い人が離れていく、陰でバカにされて誰もついてこないといった悪循環を

生み出します。

ナメられない方法は

 

・約束を守る(時間もお金も口約束でも)

・納期を確認する

・敬意と愛情を持って接する

 

これだけを意識して実行するだけでもナメられないどころか、

相手に重宝してもらいながら一緒にビジネスが出来るようになります。

 

ナメられる一番の原因は「ルーズ」です。

なんだかんだ一番の敵は自分自身の「まぁいっか」と思う

心の隙じゃない?