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2022-08-02 18:18:00

【第424回】大人に参加賞はないんだぜ?

先日クライアント様とお話ししている中で、いつの世にもどこの会社にもどんな人にも大なり小なりある「私だって頑張ってます論」が勃発しているという話になりました。

お話しをお伺いするにあたり、その子は入社2~3年目のスタッフさんとのこと。かわいいですねぇ。世の中を分かっちゃいない。でもそんな時期あるある。

そのスタッフさんとお話しさせていただき、お伝えさせていただいことは「確かに頑張っている、すごい、でも頑張るのは当たり前、だって仕事なんだから」ということと、「成果を出すから評価が上がる、大人には参加賞はないんだぜ?」ということをお伝えさせていただきました。

少し前に全国チェーンの大手ファミリーレストランが「1分単位で時給を出す」ということが取り上げられていました。確かに時間は貴重で尊いものです。しっかり対価を払うのは大切なことですが、この「時給」と言う考えが非常に危険です。

大の大人でもたまに「私の仕事を時給換算したら¥300だった~」と仰る方がいらっしゃるのですが、その考え方自体がそもそも危険なわけです。そこにいるだけでお金を貰える人なんてそもそもいないのですから。お金が発生するのは「そこにいるから」ではなく「成果を出したから」なんです。

成果を出さずにお金をもらう人のことを人は「給料泥棒」と言います。「泥棒」なんです。

仕事だから頑張るのは当たり前、頑張って人様のお役に貢献するからこそ対価としてお金が発生する、それが成果。

参加したからという理由だけで褒めてもらえるのは、厳しいですが子供だけです。

大人に参加賞はないんだぜ?