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【第774回】今年も納税できました
株式会社BENchmarkは4月決算。6月に出来上がった決算書が顧問税理士から送られてきて、今年も大体読み通りの結果となり、有難いことに今年もたくさんの金額を納税させていただくことができました。商売をしている上で納税できるということはそれだけ「黒字」だったということ。赤字だと納税したくても納税できないのです。2020年に起業してから4年経過し4年連続で納税できていることはとても嬉しいことです。そして毎年前年より多く納税できているのもクライアント様のお陰です。中には節税、酷いと脱税をする経営者もいる中で、私自身起業した際掲げた目標の一つとしては「しっかり納税する会社にする」ということです。私には道路は作れません、街頭の電気が切れていても交換できません、街の治安も守れません、上下水といったインフラ関係も維持することができません、これからの若い世代やご高齢な人に直接手を差し伸べることもできません。だからこそ納税するのです。クライアント様が必死に頑張ってお客様からお預りしたお金を私はお預りしています。だからこそしっかり納税するのです。商売の基本は「みんなが良くなること」です。自分のことばかり考えているようでは、短期的にはお金は貯まるかもしれませんが、長期的にうまくいくことはありません。「うちは節税対策ばっちりです!」と言っている世の経営者、あなたそれって結構恥ずかしいこと言っちゃってんじゃない?
【第773回】また作ればいいじゃん
株式会社BENchmarkクライアント様は「粋」な社長や「温かい」社長、「カッコいい」社長が多いのですが、先日もクライアント様先でドラマがありまして、その会社は法人を相手にいわゆる「BtoB」を主軸として商売をしている会社なのですが、先日売り上げの大半を担う取引先担当者からどうやら横柄な態度と一方的な条件を突きつけられて担当スタッフが泣きそうな顔で「射場さんだったらどうします?」と相談をしてきてくれたのですが、ちょうどその際に社長もその場に姿を現し「どうした?」となり、一部始終を共有したところ「切っちゃっていいんじゃない?」とスタッフに伝えていました。スタッフは「???」という顔。そりゃあ売上の大半を担う取引先を簡単に「切っちゃっていいんじゃない?」と社長が言うとは思っていなかったのでしょう。そしてそのあと「また新しい取引先をつくればいいじゃん」と言ったとたん担当スタッフが泣き出しました。相当今まで我慢して、重圧に耐えていたんでしょう。実はその社長はゴリゴリの営業畑出身なので、「なくなればまたつくればいい」という営業の本質を知っていらっしゃった+スタッフが苦しんで追い込まれるくらいの取引先ならばいらないという判断。わたしもその考えに激しく同意で「みんなで作ろう」とお伝えし、他のスタッフも含め「よっしゃー!」「見とけよー!」「絶対新しい取引先作るぞ!」と組織が一つになり強くなっていく場面に立ち会えて、とても幸せでした。ただ、その後スタッフを先に帰して社長と二人でミーティングした途端「射場くん、どうしよう~」と弱音を吐きだす社長。大好きです。スタッフの前で立場を考え強がって、でも本当はビビっていて。そんな状況で私を頼っていただいてとても嬉しいです。大丈夫です。余裕です。なんなら私期間限定で営業として力を貸します。こうした人間っぽい人だからこそ人が付いてくる。とても勉強させていただいております。今あるものは全て生まれたときはなかったものばかり、だからこそ気楽になくなったらまた作ればいいんじゃない?
【第772回】役職者は決算書が見れなくても会社の経営状況はある程度把握しておくべし
みなさん決算書の見方はわかりますか?どの項目を見るのか?そこからどのように分析するのか?などなど、簿記の知識がなかったり、経営に携わっていないと中々決算書を見る機会はないですし、誰かにゆっくり、じっくり教えてもらう機会もなかなかないもの。株の投資などしない限り日常生活で使うことはよっぽどないスキルですが、ただそれでもその会社の役職者は決算書を読めるようになって、自社の状況を数字から分析する力は身に付けないといけないし、企業もそうした教育を授ける必要はあるのかな?と思います。先日も経営的に苦戦している会社の役職者が「どんどん新しい社員を増やしていきましょう」的なことを社長に言い出すので「はて?」と思いました。その会社は決算書を見る限り、儲けに対して社員の給料にお金がかかりすぎているので、むしろ会社を存続させるためには一人でも非効率なスタッフに辞めてもらわないといけない状態でした。にも関わらずとんちんかんなことを言いだすこの役職者にわたしが「決算書見てます?」とお尋ねすると「見たことない」とのこと。これではとんちんかんな発言をしてしまいますよね。会社の経営状況も分からない状態で口を出したら大ケガするのです。もし決算書が読めなくても会社の経営状況は役職者は把握しとかないとかなりサムいんじゃない?
【第767回】中小企業だから人が集まらないというのは甘え
先日とある企業の経営者とお話ししている中で、一生懸命人材募集を行っていても誰も来ないということを悩んでいらっしゃいました。また、その会社の社内の雰囲気は非常に悪く、スタッフは挨拶が出来ない、不平不満ばかりを言う、経営者をナメているという散々な状況。「こんなスタッフだったらさっさとクビにして新しいスタッフを探した方が早い」とお伝えさせていただくと、「こんな小さい会社にそもそもまともな人材は来ない」となんともサムい回答に、「じゃあ頑張ってください」と一言お伝えしその場を去ったのですが、「会社規模が小さい」「地方の会社だから」というのは完全なる甘えです。株式会社BENchmarkは三重県の会社です。めちゃくちゃ田舎の会社です。スタッフは必要なときに必要なだけ助けてもらうスタッフはいるものの、基本私一人です。小さな会社です。にも関わらず「働かせてほしい」というお話は年に10~15人ほどいらっしゃいます。もちろん人材紹介の会社に頼ることも無ければハローワークに求人すら出していないにも関わらずです。にも関わらずなぜコンスタントに入社を希望される人がいるのか?それはわたしが「楽しそうに働いているから」だと思います。人材が来ないことで悩まれている経営者のみなさま、楽しく働けていますか?仕事に誇りを持っていますか?胸を張った仕事が出来ていますか?自分の会社を「めちゃくちゃ良い会社」と思えていますか?もしそう思えていないのであれば、そりゃ人が来ないのは当たり前じゃない?
【第764回】空想上の生き物はいないんだぜ?
みなさんペガサス、ユニコーンと聞くとパッと頭にその姿が浮かび上がるかと思います。ただ、ペガサス、ユニコーンを本気で探しても見つかりません。なぜなら空想上の生き物だからです。もし仮にわたしが「明日からペガサス、ユニコーンを探してきます!」と結構ガチのテンションで言ったもんならすかさずみなさん「いやいやいや…」と言われると思います。「待て待て待て…」と。にも関わらず、世のたくさんの経営者は日々空想上の生き物を追い求めています。「最強の右腕」「指示を出さなくてもこちらの意図を酌んで働いてくれる社員」「何も教えなくてもガンガン成果を出してくれるスタッフ」「社長や会社に従順で、「社長のためなら死ねます!」と言えるくらいの社員」これらは全て想像上の生き物です。仮にそんな人がいたらさっさと起業しています。そして、そんな人がいてもあなたを選んでくれるほどあなたに魅力があるのでしょうか?わたしも含め、自分より優秀な人に一緒に働いてもらうということは、自分自身が人間力をとことん磨いていかないと、あっという間に見切りを付けられ優秀な人になればなるほど離れていきます。空想上の生き物はいないということを前提に目の前にあることを丁寧に着実にこなしていった方が夢への近道なんじゃない?