BENchmarkブログ
【第941回】1000円あったらお腹いっぱいになれるよ?
株式会社BENchmarkの毎年使う「接待交際費」は¥10万未満です。この数字は経営をしている人から言わすとえげつなく少ない金額です。中小企業の場合、通常¥800万までであれば全額が損金算入可能です。にも関わらず¥10万未満。(たまに経費=タダという超絶勘違いしている人がいますが、そういった人は経費とはどういうものかを勉強しましょう)弊社が接待交際費を使わない理由は大きく3つ。一つは「クライアント様からの預かり金はここぞという場で使いたいから残している」ということと「夜呑みに行きたくない」ということ、そして最後が「高級な食事を必要としていない」ということです。食事は妻の食事が世界で一番自分の口に合っているし、美味しい食事を食べるのであれば仕事の話は一切なしで食事に集中したい、そうなるとおのずと美味しいご飯は家族で食べたい。クライアント様と食事に行くときも基本仕事の話になるので、であれば食事は補給であって愉しむ手段ではないのです。一人¥2万のコース料理じゃなくても、どれだけ物価が上がったと言っても一人¥1000もあればお腹一杯にはなります。一晩で何十万とお金を遣わなくても¥1000あったらベロンベロンに酔っぱらえます。「お金を遣った自慢」は言っている本人は気持ちいいかもしれませんが、周りからしたら「わたしはアホです」という言葉を聞いているようなもの。もし支払い額で自慢したいのであれば「納税額」をしっかり自慢したらいいのです。株式会社BENchmarkは接待交際費は¥10万未満ですが、納税額は毎年¥600万以上納税しています。微力ながら社会に貢献出来てるんじゃない?
【第940回】自分の代での会社の終わらせ方
前回各クライアント様と「会社の終わらせ方」の話をしていると記載したのですが、株式会社BENchmark自体はわたしの代で廃業することを最終目標としています。このブログでも何回か記載していますし、各クライアント様にもお伝えしているのですが、わたしの目標は完全なる自分のコントロール下での廃業です。幸い弊社は銀行借入¥0で商売をやっています。だからこそ銀行の顔色を窺いながら商売をする必要がありません。株も100%自社保有なので株主の顔色を窺う必要もありません。仕入れがないので支払いもほぼほぼ無いので、仕入れ先の顔色を窺ったり、担当者の変更や取引条件に頭を悩ませる必要もないのです。継承者を誰にするのか考えなくてもいいのも自由ですね、続けないといけないというプレッシャーがないのも気が楽です。完全なる自由。わたしの中での株式会社BENchmarkは「自由」なのです。だからこそ最後も自分で決めたタイミングで終わらせる。もし二人の息子たちが「引き継ぎたい」と言っても「NO」です。「やりたかったら自分で0からやりや~」です。わたしの中での贅沢は「忖度しない人生」そして「自分で決められる人生」です。「続けたいから続ける」が良いのです、「続けたくないけど続けざるをえないから続ける」は地獄です。今からの時代、より可能性が広がる時代です。ワクワクしながら人生を生きていけばいいんじゃない?
【第938回】大切な話しほど少人数で
会社の今後の方針を発表する、経営者の熱い想いを共有する、社員に変わって欲しい旨を伝える、このような大切な話しをする際の鉄則は「少人数」もしくは「一人一人個別」にて話すことです。そして説得するのではなく納得してもらうこと。ここを雑にしてしまうと、ちゃんと相手に話が伝わらないことはもちろんですが、それ以上に変な憶測を生んでしまい情報が混乱してしまい意図していない内容で拡散されてしまう場合があります。大切なことは「話したか」ではなく「伝わったか」。伝えるためには一人一人その人に合ったペースでその人に合ったレベルで伝えていかないといけません。「こっちは伝えたのに分かってくれない!」っていうのは伝える側の甘えじゃない?
【第935回】SNS上でどれだけバスっても成果に繋がらないと意味なし
昔は「野立て看板」や「新聞折込チラシ」が広報における有力な方法とされていて、その後フリーペーパーやらポスティングやら形を変えて紙媒体は活用されてきたものの、今ではホームページやSNSが主流になってきてどんどん広報のやり方も進化しているのですが、ホームページやSNSは「数値化されやすい」ことから更に活用の幅を広げています。チラシと違って、どれだけの人に見られているのか?どのエリアで何時に見られているのか?男性・女性の比率はどうか?そのうち興味を示してくれている人はどれだけいるのか?など分析しやすいのですが、表面的な数字だけを見て活用している人も多くいます。ほとんどの人がそうかもしれません。「何人に見られた」「何人にいいねしてもらえた」だけを見て広報をしていると要注意です。SNS上でどれだけバズっても成果に繋がらなければ全く意味がありません。SNS上で「1万人に見てもらえたんです!」と言われても「その1万人はどのエリアの人で、年齢層はいくつの人で、男性・女性どちらが多くて、あなたのターゲットとしている人はどれだけ見てくれていますか?」とお伺いすると大体の人が「きょとん」です。「集客」と「集人」は違うのです。とある企業の方から「とにかくなんでもいいので人を集めたい」と相談された際にわたしがお伝えしたのは「じゃあ卵でも無料で配れば?」です。ただその後続けてお伝えしたことは「でもそんなことやっても物乞いだけ集まって肝心の商売には繋がらないのでお金を無駄づかいするだけでしょうけどね」ということです。結果「どうしたら「お客様になり得る人」が集まってくれるのか?」を真剣に考えてくれるきっかけになりました。SNSは麻薬のようなもので、自己顕示欲や承認欲求が短期的かつ表面的には満たされるかもしれませんが、内容は激薄です。よく「わたしは海外で100万人のフォロワーを有するインフルエンサーです」と言って自身のアカウントをドヤる人がTVに出ていますが、大体の人からすると「お前誰?」なのです。わたしもSNSマーケティング戦略の実験のために1年だけインスタアカウントを立上げ運用したことがあります。わずか半年で6千人を超えるフォロワーを獲得しましたが、わたしのことを本当に知っている人、興味を持っている人はそのうちの何人いるのか?実際に会って話した人はそのうちの何人いるのか?と問われればほぼほぼ0です。今のマーケティング戦略でSNSは必要不可欠かもしれませんが、それに踊らされてしまっては人生がもったいない。どこの誰かも分からないフォロワーより、目の前の人の笑顔を一つでも増やすほうがよっぽど価値があるんじゃない?
【第919回】誰よりも頑張るのが社長
手前味噌ながらわたしは「働いている人」です。一緒に働いてくれるスタッフは数人いるものの、間違いなくわたしが一番働いています。それもぶっちぎりで。スタッフが遊んでいるときも働いているし、スタッフが寝ているときも働いているし、呑みにも行かず、ずっと電話をしていたり、ずっとパソコンをパタパタしています。だって社長だもの。それだけ必死にやってなんとか納税し、会社を存続させ家族を守り、お客様を守っているのですから。完全なる自由ではあるものの、完全なる自己責任なのです。だからこそぬるいこと、甘いことを言っている社長には「じゃあ辞めちゃえばいいじゃないですか」とお伝えさせていただきます。やれ「景気が悪いから」、やれ「スタッフが成果が出せないから」と言っている社長がいると、「そんなこと言っている時間があればちょっとでも動けよ」と言ってしまいます。だって社長なんだもん。言い訳しても誰も助けてくれません。文句を言っていると益々応援してくれる人が減っていきます。誰よりも頑張るのが社長なのです。その頑張りが楽しい、カッコいいと思える人が奇跡を手繰り寄せるのです。「不足を言うな、足りないのは己の知恵と行動力だ。」という言葉を胸に刻んでなんとか今日も生きております。最期死ぬとき「やりきった!もうお腹いっぱい!」って言って死んでいきたいじゃん?