BENchmarkブログ
【第882回】奴隷じゃないぜ?
「ホスピタリティ」を大切にする企業が増えています。「おもてなしの心」「相手への気遣い」など、ファンをつくるために必要な要素ではあるのですが、過度なホスピタリティは自身の身を滅ぼすことになります。「お客様!!」とやりすぎることは「自分を犠牲にすること」が多々あります。個人的にはそれはあまり良くない傾向だと思っています。だって「奴隷」じゃないもの。本当のホスピタリティは「どや!」と気合いを入れてやるようなものではなく、さりげなく相手のことを気遣う「粋」な立ち振る舞いのことなのです。ときには相手に「それ良くないよ?」や「すげぇ失礼だよ?」と本気で相手のことを思って伝えることも立派な「ホスピタリティ」だと思います。ビジネスはあくまで「対等」なのです。間違ったホスピタリティはお客様をクレーマーにしてしまう危険な行為です。人を喜ばせることに一生懸命になることはとても素敵なことですが、長期的に見て喜んでいただけることなのか、表面的に「よいしょ」しているだけなのか?しっかり見極めて立ち振る舞ったほうがいいんじゃない?
【第877回】うろちょろしない
景気が悪くなったり、思うように成果に繋がらなくなるとついつい「儲かりそうなこと」に目が向く方がたくさんいらっしゃいます。ただ、人間も「自然の一部」。春の時期もあれば冬の時期もあります。「冬の時期」と聞くとネガティブなイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、春にしっかり花を咲かせるためには冬にしっかり葉を落とし、土を育てていかなくてはいけません。逆を言えば、冬の時代をしっかり過ごすと春に花が咲くのです。そして夏に青々と葉を茂らせ栄養を蓄えて秋に実を結ぶのです。そして冬にまた枯れることによって次の季節の準備をする。それがこの地球という星で生きていく上での摂理なのです。「儲け話」「ウマい話し」にうろちょろするのではなく、自分という人間の人生に向き合って、自分の選んだ仕事に真摯に向き合って、覚悟を決めるときっと道は開けます。ずっと春が続かないようにずっと冬も続かないのです。成功する覚悟を決めて、成長する努力を怠らず、どんと構えて今回の人生を全うしてみてもいいんじゃない?
【第870回】やればやるほど楽になるのが正しい商売
株式会社BENchmarkは2020年1月に個人事業主として開業してから早いもので6年目に突入しました。有難いことにたくさんのクライアント様、協力してくださる方、家族に支えられ事業を継続できています。そして継続すればするほど「良い状態」になっています。本来の商売のあり方は「やればやるほど楽になる」もの。助けてくださる人が増えていく、ファンが増えていく、知識や経験も増えていくので資産も増えていくと、永く続ければ続けるほどどんどん楽になっていくものなのですが、そこに「欲」が出て身の丈に合わない規模を目指す、お金儲けのために本来必要ではない事業に手を出す、必要以上にお金を増やそうとするから本来シンプルなはずの商売が難しくなっていくのだと思います。「大きいことが良いこと」と思っている経営者はこの沼にはまりがちです。もし、現状商売をしていくなかで「どんどん苦しくなっている」というのであれば、それは間違いなく「やり方が間違っている」ということ。そんな場合は一度立ち止まって「経営理念」を見直してもいいんじゃない?
【第846回】最大の会社よりも最良の会社を目指す
弊社クライアント様で「ワシが天下を獲ったるんじゃい!」という「野心ギラギラ」という人はいらっしゃらなくて、それよりも「もっと良くしたい」と言う人が圧倒的に多いのかと思います。「もっとこの仕事を極めたい」「もっとお客様に喜んでいただきたい」という方ばかりで、いつもそのためにはどうすればいいのかをミーティングさせていただいています。改めて考えると「もっと大きく!もっと大きく!!」という会社は全く0という訳ではないのですが、あまりいなません。そもそもわたしが理由もなく大きくしたいという人に魅力を感じないからかもしれません。むしろ若干軽蔑するくらいです。カテゴリーでいうと株式会社BENchmarkはコンサルタント会社にも関わらずこの思想はコンサルタント会社失格かもしれませんね。失格上等!王道クソくらえです。わたしがクライアント様と望むものは「人間らしい生き方」「健やかで穏やかで物心ともに豊かな人生」なのです。そのために必要なことは「会社を大きくすること」ではなく「最良の会社を目指すこと」なのです。言ってる意味わかります?これで「なるほど」と少しでも思われたのであれば、あなたも立派な邪道じゃない?邪道最高!人に合わせるのではなく、自分の幸せを追求してみません?
【第843回】社長たるもの世界で一番自社を愛すべし
基本「こうあるべし!」とは普段言わないようにしていますし、価値観は人それぞれかと思うのですが、その上で声を大にして思うことは「社長たるもの世界中の誰よりも自社を愛すべし!」ということは声を大にしてお伝えしたいです。世界中の誰よりも会社のこと愛してやってよ、会社のこと誰よりも大切にしてやってよ、会社のこと誰よりも興味持ってあげてよと切に願います。わたしは株式会社BENchmarkが大好きです。わたしは男性なので、「子を産む」ということができません。ただ株式会社BENchmarkはわたしがわたしの意思でこの世に生み出した存在です。この子のお陰でたくさんの人に出会えました、この子のお陰でたくさんの楽しいことに出会わせていただいています。この子のお陰でたくさんお金も預かることができました。すごく愛おしい存在です。死ぬときは一緒にあの世にまで付いてきてほしい相棒です。問合せがくるたびに「やったなぁ!BENchmark!!」と思うし、HPやブログのアクセス数が伸びるたびに「頑張ってるなぁBENchmark!」と一人ニマニマしています。自社のことが愛せない経営者、自社に興味を持てない経営者は「その会社の経営者を辞めてしまえ」と本気で思います。だって会社が可哀そうだもの。人も会社も愛情を注げば注いだだけ応えてくれるもの。あなたの会社を「擬人化」してみてください。あなたネグレクトしてませんか?