BENchmarkブログ
【第382回】相手に「売込みの人」って思われたいの?
人間は相手に「イメージ」を持つ生き物です。
いつもニコニコしている人には「あの人はいつもニコニコしている人だな」、プンプンしている人には「あの人はいつも怒っていて近寄りがたいな」等イメージを「定着」させてしまいます。
現に私もサラリーマン時代、とある部下から電話の報告で「悪い結果」ばかり聞かされていると、その部下から電話がある度に「また悪い報告かぁ」とゲンナリしていました。実際10回に7回くらいが悪い報告で、内3回くらいは良い報告もあるのですが、いかんせん比率が悪い方に偏りがちなので「その部下=悪い報告をしてくる人」というイメージが定着していました。
営業マンも一緒で、いつも自分勝手に一方的に商品を売り込んでくる人は「売込みの人」と思われます。
一度「売込みの人」とイメージを持たれてしまうと、あなたがどれだけ良い情報を持っていこうとも「売込みの人」というイメージが付いている分、相手は会ってもくれません。
あなたは相手にどう思われたいのか?
「売込みの人」?それとも「あの人は良い情報を持ってきてくれる人」と思われたいでしょうか?
「あの人と会うと希望が持てる」「あの人と会うと元気と勇気がもらえる」「あの人と会うと頑張れる」お客様に支持され売れている営業まの共通のイメージです。
あなたはどんなイメージを持たれたいですか?
【第376回】3回買ってもらって初めて利益
住宅や自動車など高額商品は、販売することが大変な分利益も多く出すのですが、逆に小売り業は単価が低い為、商品にもよりますがだいたい「3回買ってもらって初めて利益」が出るケースが多いです。
1回目は商品説明用のパンフレット、名刺、ガソリン代、等々で商品を購入頂いたからといって損益はマイナスです。
2回目でやっとマイナス分が「トントン」の状態になります。
3回目でやっとプラスに転じます。
営業マンの多くが「一回買ってもらって満足する、安心する」という人が多いのですが、「商売は3回買って頂いて初めてプラスになる」、このことが分かっていたらおのずと1回購入頂いた後の意識と立ち振る舞いが変わってくるんじゃない?
【第375回】新規訪問の際の心構え
今回のブログは新規訪問の際の心構えです。
新規訪問に限らず、新規の「お客様候補」とお会いする際の
心構えと言いますか。
以前のブログ(誰がお客様なのか明確にするの巻)でもご案内したのですが、
新規のお客様というものはそもそも矛盾をはらんだ言葉であり、
お客様というのは「¥1でもお金をお預かりした方のみ」です。
まだ¥1もお金をお預かりしていない方は当然ながらお客様ではありません。
初めましてで会った相手が「嫌な奴」だったら絶対取引をしてはいけません。
横柄である、無礼である、非常識である、そんな相手からお金を預かる必要は
一切ないのです。
むしろあなたは名刺代(1枚約¥20)、ガソリン代、交通費、人件費をかけて相手方に行くのです。
「お金を使って行っている」のです。
だからこそ、新規の訪問先は行く前にしっかり選んで、会ってからもしっかり選んでいく必要があります。
仮にあなたが「こいつ嫌だな」と思う相手が今後成功すると思いますか?
「自分以外は全員お客様になる可能性がある人」と理解出来ていない経営者は
すぐ会社を潰します。
それよりも、新規訪問する際は「この人好きになれそう!」「この人の為に頑張りたい!」
「親友になれるかも‼」と思える人を探していった方が心もお金も豊かになるんじゃない?
【第366回】売れている営業マンと売れていない営業マンの違い
数多くの営業マンと携わり、各々の営業に立ち会ったり、物陰で見守りながら調査+分析した結果、売れない営業マンになればなるほど「商品説明」と「価格説明」が話の中心になっていることに気が付きました。未だにいい年をして「パンフレットの内容をお客様と読み合せる」という、訳の分からない行動を「営業」としている営業マンも数多く存在しています。令和の時代、ましては義務教育で識字率が99.8%の日本で、契約書ならまだしも商品説明を「お客様と一緒に読む」というのは「お互い時間の無駄」であることを分かっていないのでしょう。
逆に売れている営業マンの話の内容は「ヒアリング」から始まり、「会社」と「自分」の「理念」を売っています。
今後益々「情報量」や「商品」で差が付きにくくなる中で、商品と価格の話しか出来ない営業マンがお客様から支持されなくなるのは宿命です。
今一度、あなたの「会社の強み」と「あなた自身の強み」をあぶり出して明確にしていく必要があるかもしれません。
「強み」がない?あなたは今まで生きてこれたんでしょ?その実績と運があるだけで十分「強み」なんじゃない?
【第355回】三人の営業マン(まとめ)
M社の営業マンは「パンフレットに沿った商品説明のみ」でした。
これは「営業」ではなく「業務」です。
N社の営業マンは「自分の都合を押し付ける」でした。
これは「提案」ではなく「押し売り」です。
T社の営業マンは「提案型営業」でした。
お客様に興味を持ち、お客様の立場に立ち、その人にとって一番合った商品を提案しています。
ただ、このお三方の中で一番「楽に営業している人」は他でもなくT社の営業マンです。
何故なら「お客様から答えを教えてもらって提案している」いわゆる「カンニング状態」で営業をしているからです。
「答え」を知って営業しているので、当然「良い点数」が取れます。
営業はどこまでいっても「お客様の問題解決」。
答えはあなたが決めるのではなく、お客様が決めるのです。
あなたが「答えを持つ」必要はなく、お客様が答えを持っています。
だからこそ、あまり難しく考えずに忖度無しに「お客様の為」になることが一番の近道なんじゃない?
今回貴重な機会と気付きを与えて頂いた営業マンの皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。
お陰で私自身がまたまたパワーアップ出来たんじゃない?