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【第352回】3人の営業マン(M社ver.)
車の買い替えを検討し、ディーラーがずらりと並ぶ通りの端から攻めていくことになった射場夫妻。
と、その前に予算は事前に顧問税理士さんとお話しさせて頂き「現金だったら¥500万位までだったら大丈夫よ~。」との言葉を
頂いたものの「基本車は動けば良い」という考えなので「最低5年は乗るので¥200くらいで良い車が無いかなぁ~」と車を探す射場夫妻。
まず一番最初に向かったのは「M社」。
外車でかわいいデザインで若干妻のテンションが上がりつつ店内へ。
対応して下さったのは30代半ばの営業マン。
第一声は「本日はどんな車をお探しですか?」
そもそもどんな車を探せば良いか分からない射場夫妻は当然「どんな車があるか分からないんですぅ」と正直にお伝えすると
その営業マンは全車種のパンフレットを持ってきて下さり1台ずつ丁寧に説明して下さいました。
「これはエンジンは◎◎で、ホイールは★★で、カラーはこれだけ選べます、こちらはエンジンは…」
車のことを全く知らない射場夫妻は話の8割ほど理解出来ず、ただ一生懸命話してくれる営業マンのことを考えるとなかなか話を止めることも出来ず、
出来る限りの笑顔で彼の説明が終わるのをただ待つばかり。そうすることかれこれ1時間程「ただパンフレットを一緒に読む」という「商品説明」を
受けた上でゼェハァ息を切らしながら説明を終えた営業マンは射場夫妻に「以上です、ではどれにしますか!?」とクロージングをかけてきました。
困惑する妻、顔からは来店前のワクワク感は一切皆無。当然ながら私は「一度検討させて頂きますね」と言って店を後にしました。
おそらく彼のような営業マンは全国に沢山いるのだと思います。むしろ彼は非常に誠実に真面目に「商品説明」をしてくれました。
彼に「悪いところは一つもありません」。
では彼の何が「良い結果をもたらすことが出来ない要因」になったのでしょうか?
ヒントは「商品説明」と「ヒアリング」というところです。
お分かりですか?
次回に続く…
【第351回】三人の営業マンのお話し
去年の話ですが、私自身あまり車に興味が無いというか「動けば良い」と言う考え方なので
車にはそこまでこだわりがなく、中古で購入したトヨタプリウスを長いこと乗っていたのですが、
さすがにそのプリウスも走行距離20万キロ近く走るといろんなところにガタがき出したので買い替えることになりました。
私の住んでいるところで、どこの街にもあるとは思うのですが大通り添いでいろんな車のディーラーがずらりと立ち並ぶいわゆる
「ディーラー通り」があるので、妻と一緒に「端から攻めよう!」ということになりました。
結果そこまで時間もなかったのと、3社目ですこぶるスーパー営業マンと出会えたので結局そのスーパー営業マンから
車を購入させて頂く事になったのですが、1社目、2社目、3社目の営業マンが非常に出会った順番も提案内容も面白く、
営業をしている人には非常に勉強になる体験をさせて頂いたので、今回は各ディーラーの営業マンの対応をご案内させて頂こうと思います。
この話であなたがどの営業マンに近いかによって、今のあなたの営業としてのレベルを知ることが出来るんじゃない?
【第336回】なぜへりくだる?
ベンチマーク代表射場(いば)です。
営業マンで「飛び込み営業」や「電話営業」の際にやたらと
「へりくだる人」がいます。
まるで何か「悪いこと」をしているかのように「すみません」を連発し、
「営業したいのか?」「早く帰りたいのか?」何をしに来たのか分からない人が
結構な割合でいます。
なぜこのようにへりくだってしまうのか。
原因は大きく分けて2つ。
「営業=悪いこと」とどこかで思っているということ。
もう一つは「自信が無いこと」が原因です。
「営業=悪いこと」と思ってしまう原因は、「営業=お客様にお金を払ってもらうこと」と
思っているのかもしれません。
違うんですよ、お金はあなたや会社のものではなくて、どこまでいっても「預かり金」なのです。
また「自信が無い」ということは自社の商品やサービスを「知らない」「好きになれていない」からなのです。
そして何より「へりくだる営業」をする人の一番の共通点は「辛そう」ということ。
これが一番もったいないです。
営業とは「最高のお役立ち」が出来る職業なのです。
仕事とは「心底楽しいもの」なのです。
仕事は辛いもの!?
そんなの誰が決めたんでしょう?
それを決めるのは他の誰でもないあなたなんじゃない?
【第325回】本番を想定して練習する
ベンチマーク代表射場(いば)です。
営業マンでもなんでも関係なく必要なのは「練習」。
これも立派な準備の一つです。
ただ、ここで大切なことは「本番を想定して練習しているか」です。
例えば営業マンの場合、ロープレをする際に先輩やら同期やらと行うケースもあると思うのですが、
その際に「ごめ~ん!失敗しちゃった!もう一回やらして!」と言う営業マンは正直本番を想定していません。
自分以外の人の貴重な時間を与えてもらいながら「もう一回やらして」は基本あってはいけません。
なぜなら、それは「練習の練習に人を付き合わせているから」です。
自主練習した上で誰かにロープレに付き合ってもらう。
その際は本番を想定して一発勝負で真剣勝負。
もしロープレをお願いされた場合、相手が「失敗しちゃいました、もう一回やらして下さい」と
言った際、「お前それお客様の前でも同じ事やるの?」とお伝えしてあげるのも
愛ってやつじゃない?
【第322回】売上比率が高すぎるのも問題
ベンチマーク代表射場(いば)です。
前回のブログで「売上構成比率」のお話しを軽くご案内させて頂きましたが、
「売上比が高すぎる顧客」も注意が必要です。
売上比率が高すぎる顧客と言うのは、簡単に言うと仮に¥100万の売上があって、
その内¥50万を1社で構築しているというケースです。
売上比率が高すぎる顧客のリスクとして、下記のような理由があげられます。
・なんらかの理由でその一社の売上が計上されない場合、大きく目標売上を落とす可能性がある
・目標売上を落としてしまった場合、補填する要素が無いため手の打ちようがない
・営業マン自体に「甘え」が生じ、新規開拓をしなくなるのでリスクヘッジが出来なくなる
・営業マン自体に「甘え」が生じ、成長しなくなる
・大きな売上を失いたくないあまり、顧客の「言いなり」になって最終どんな要求を出されても断れなくなる
ざっと上げただけでもこのようなリスクが生じます。
弊社に関してはリスクヘッジの兼ね合いから1社あたりのクライアント様からお預かりさせて頂く金額は
顧問料に加え写真撮影や、営業フォロー、ツール作成も併せて年間¥80万以下で収まるように調整しています。
現在クライアント様数38社、顧問先だけでもかなりの売上になりますが、私の場合それに合わせて「セミナー講師」や
顧問契約とは別に「業務委託」を受けてお手伝いさせて頂いているお仕事もあり、その収入でも結構な額があるので、
クライアント様との顧問契約が半分の数になっても収入的には全く問題ありません。
特に弊社の場合は「とにかく使う経費が少ない」ということもリスクヘッジになっています。
そうなるとどうなるか?お客様の顔色を気にしてお仕事をしなくてもいいのです。
私の仕事がら「お客様の機嫌を取る」のではなく「お客様の為になること」が大切です。
その為に時には「耳に痛い事」「機嫌を損ねること」もガンガンお伝えしていかなくてはいけません。
その時に「この人に嫌われて売上が下がったらどうしよう」と考えてしまうと、とたんに
仕事ではなく「ご機嫌取り」になってしまうので起業の際にこのような価格設定にしました。
自分を鍛えるためにも、自分が自由に生きていく為にも、「大口のお得意様」はずっと自分で抱え込まない方がいいんじゃない?