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【第237回】断れば断るほど面白いことに
ベンチマーク代表射場(いば)です。
弊社ではクライアント様に「ストック型経営」をご提案させて頂いております。
当然ながら私自身もストック型経営を取り入れているわけですが、
先日とある会社さんから新たに顧問契約のご要望を頂きました。
ただ、生意気ながら私自身今のクライアント様にご迷惑をおかけするわけにはいかないことと、
他にも待って下さっている会社があることをお伝えさせて頂き、仮に顧問契約を
させて頂くとしても2022年の6月以降とお話しさせて頂きました。
すると「条件を良くするからなんとかならんか」と身に余るお言葉を頂きました。
それでもお断りさせて頂くと、簡単にいえば「もっともっといい条件ではどうか?」と
いう事を言って頂きました。
答えは当然NOです。
何故なら、この会社が私にプレミア感を感じて値段を釣り上げてくれたのは
「今のクライアント様がいて下さっているから」なんです。
そして、それ以外にも「待ってくれている会社があるから」なんです。
だからこそ、私の優先順位としてはクライアント様、次に待って下さっている会社に
なるのです。
これで条件に釣られてヒョイヒョイ行ってしまうと、自分の価値を自分で下げてしまうことになるんじゃない?
目先の利益にフォーカスするのではなく、本当にお世話になっている人、
本当にお役に立ちたい人を優先していく方が、全てうまく回っていくんじゃない?
【第233回】頭を下げたくないだぁ!?
ベンチマーク代表射場(いば)です。
先日とあるクライアント様の営業スタッフに鬼怒りしました。
なぜならこんなことをのたうち回ったからです。
「僕、人に頭を下げたくないんですよね!」
時代が昭和なら完全に釘バットもしくは世界一硬いと言われる
あずきバーでどついていたところです。
頭を下げたくないだぁ!?
お前が余裕ぶっこいている裏でどれだけの人が頭を下げているのか!?
お前がカッコつけてる陰でどれだけの人が頭を下げてくれているのか!?
何より頭を下げられない奴より人の為に頭を下げられる人の方が
何億倍もカッコイイことを気付けていないとは…
こんなアホを会社に営業として入れてしまうとは…
また私自身も彼に営業研修の講師として携わらせて頂いたにも関わらずこんなアホ発言をさせてしまうとは…
これも全て今までこの子に携わってきた大人の責任。
という事で、今後私は誰よりも人様に対して深々と頭を下げていくと心に誓うのでした。
若人に対して、これが大人が出来る粋な生き方の見せ方じゃない?
【第223回】ダメな上司の下についたらチャンス!
ベンチマーク代表射場(いば)です。
なんだかんだで「ベンチマーク塾」で塾生を1年で100人以上
指導させて頂きました。
塾生はそもそも「自分で営業スキルを高めたい!」と自発的に想える人たちなので
非常に優秀です。
ただ、優秀だからこそ「上司が無能で困る」と言う子がチラホラいます。
そんな時に案内させてもらうことは
「超絶チャンスじゃん!」ということです。
何故なら優秀な上司の下についてしまうと「自分で考えなくなる」ということと、
それ以上に大変なのは「「上司を越せないのでいつまでも部下のまま」ということです。
私が新卒で入社した会社は完全なる実力主義だったので、人事が3ヶ月ごとに
変わっていました。自分にがみがみ言っていた人が下手したら次の月には部下になるのです。
幸い私は上司には非常に恵まれたのですが「先輩」は別です。
「こいつ本当にどうしようもないな」と思う人が「先輩」というだけで
偉そうにしている姿を見て、ガンガンに成果を上げて有無を言わせない状況を作る事を
モチベーションにしていた時もありました。
ダメな上司と思うならさっさと成果を出して抜いちゃってください。
ただ、どれだけ成果を出しても「年功序列」を大切にする会社はあります。
年長者を敬うことは大切ですが、どれだけ頑張って成果をだしても報われない会社であれば
さっさと見切りを付けるのもありじゃない?
【第218回】遊びに来てねと言われても…
ベンチマーク代表射場(いば)です。
有難いことにサラリーマン時代にお世話になった方が未だに私のことを
覚えていて下さり、連絡を頂きます。
中には弊社の事業内容を全くお伝えしていない状況にも関わらず
「何やってるかわかんないけど契約しよう!」と、涙が出るほど嬉しいお言葉を下さる方も
多々いらっしゃって、本当に今回の人生は恵まれているなぁと喜びを噛みしめている中で、
たまに「近くにきたら遊びに来てよ」とおっしゃって下さる方がいらっしゃいます。
先方に悪気も無く、むしろ好意でおっしゃって下さっていることは分かるのですが、
その言葉を言われた際に、いつもお伝えさせて頂いていることがあります。
「遊びに来てよと言って頂いて本当に嬉しいです。ただ、大変申し訳ないんですが
今の私の時間、あなたに会いに車を走らせるためのガソリン代は、起業してよちよち歩きの
私を応援し、信じて託して下さったクライアント様から頂いているものなので、私はその人たちに
恩返ししないといけないんです。だから遊ぶ時間があればその人たちに時間も経費も全て費やしたいんです」
と、お伝えさせて頂きます。
優れた経営者はそもそも時間、経費がいかに大切か分かっているので「遊びにきてよ」とは
言いません。大人の世界での「一緒に遊ぶ」ということは「ビジネスで携わる」ということを
分かっているからです。
ただ、このことが分からない状態で経営をしていらっしゃる方も多々いらっしゃいます。
だから少々棘が立つのかもしれないですが、こういったことをしっかりお伝えしておかないと
「あいつは冷たくなった」「あいつは変わった」と思われ相手を不快にさせてしまうのと、
それ以上に私以外の人に「あの人は分かってない」とその人が思われないようにお伝えさせて
頂いています。
それが私に対し好意を持って下さる方に出来る恩返しの一つじゃない?
【第215回】自分のやってあげたいことと、相手がやって欲しいことは違う
ベンチマーク代表射場(いば)です。
人生はどこまで行っても自己満足です。
お金を稼ぎたい、誰かよりも裕福な暮らしをしたい、
誰かのお役に立ちたい、社会に貢献したいというのも結局のところ自己満足かもしれません。
ただ、我々商売人はどこまでいっても「相手の欲求を満たすこと」がお役立ちです。
だからこそ、相手の望んでいることをしっかり聞く。
ただ、それだけではただの御用聞きなので、本当に相手のやって欲しいことを
知るためには相手をとことん知って、相手も分かっていない気付いていない潜在的な
望みをしっかり見極め、しっかり話合い確認し提供していくことが、
相手のお役に立つという事なのだと思います。
自分のやってあげたい事を一方的に押し付けて相手が喜ばないとヘソを曲げる。
こんなの相手からしても大きなお世話ですし甚だ迷惑極まりないのです。
だからこそ、相手を憑依させるくらいまで心のチューニングを併せていく。
そう考えれば、そもそも営業という仕事は数をさばくものではないのかもしれません。
一人一人に着実にコミットしていったほうが、あなたにとっても相手にとっても良い事なんじゃない?