BENchmarkブログ
【第403回】Like a じっくりコトコト煮込む
皆さん成果は早く出したいものですよね。ただ、マーケティングにおいて「早く成果を出すこと」は必ずしも良いことではありません。物事は面白く出来ていて、企業でも商品でも幼年期、成長期、成熟期、衰退期があります。そしてよく言われているのは成長期までにかかった時間と同じ時間をかけて企業も商品も衰退していくという話があります。例えば「ヒットするまでに10年かかった商品はヒットしてから10年かけて徐々に衰退していく」ということです。これは一発屋芸人でも同じことが言えます。一発ドカン!と当たった芸人さんが次の年から全くTVに映らなくなることはよくありますよね?これはヒットするまでに時間がかからなかったからこそ、衰退までも早いということです。ただ個人的には一発当てただけでも十分すごいと思いますが…。
だからこそ、株式会社BENchmarkも実はそうした観点からしたらちょっと危険なのです。幼年期から成長期までがあまりにも早すぎるのです。これは偏にクライアント様、支えて下さっている皆さんのお陰なのですが、マーケティングからしたらあまりよろしくないので新たにベンチマークWEBや工務店ひとりでできるもんを立ち上げたのも正直なところです、
その点から行くと、過去のジャニーズのマーケテイングは天才だと思います。
まず所属するタレントたちを「ジャニーズJr.」としてバックダンサーや「その他大勢」として露出していく。その後「グループを組ませる」。最終的には「ソロ」として活躍させていく。一つの「商品」(※ここでは失礼ながらタレントさんを商品と記載します)に対して売り出すまでの時間を長くとっているからこそ、しっかりブランディングが出来てより永く商品が愛され長く利益を捻出出来る。
先日、現在12歳小学校6年生の長男に「お前の思うカッコイイタレントって誰よ?」と聞いたところ、「キムタクさんかなぁ」と答えたことに対して非常に驚きました。これは木村拓哉さんの努力の賜物はもちろんのことですが、小学校6年生にカッコイイタレント=キムタクと言わせるほどの認知度・ブランド力を持たせているジャニーズ事務所はやはりマーケティングの天才だなと思いました。
地域密着の中小企業であれば「永く商売を続けたい」ものですよね?であれば成果を早く出すことも大切ですが、時には「じっくりコトコト煮込むように」商売を育てていってもいいのかもしれません。
目指すはあなたの業界の中の「キムタク」の地位じゃない?
【第397回】今まで有難うございました。
2020年1月22日に開業した「ベンチマーク」ですが、この度廃業する運びとなりました。
約2年間で顧問数が40社程になり、顧問外でも弊社研修やセミナーを受けて下さった企業様、ベンチマークWEBでノウハウをご購入頂いた企業様を数えると、なんだかんだ起業してからわずかな期間で70~80社程ご縁を頂けました。個人事業主でどこの馬の骨か分からない私にも関わらず、これだけ多くの方に携われたことは感謝以外のなにものでもありません。この場をお借りして感謝申し上げます。
有難う「ベンチマーク」。「射場さん」と呼ばれるのではなく、「ベンチマークさん」と言われるまでに定着してきたときはちょっと嬉しかったです。
ごめんね「ベンチマーク」。ずっと個人事業主でいたかったけれど、次のステージにいくためにステップアップしていきます。
明日6月10日からベンチマークは法人化し、弊社は「株式会社BENchmark」になります。
これからもたくさんの人に助けて頂きながら、それ以上にたくさんの人のお役に尽くせるように精進して参ります。
引続き変わらぬご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
【第392回】またもや夢が叶っております
2021年年末に仕事において今年のテーマとして掲げていた3つの計画。
1、ベンチマークノウハウノセレクト販売事業
2、工務店ひとりでできるもん事業
3、ベンチマーク塾
半年たらずで上記3つが上手いこと稼働しております。ただ、有難いことに上記3つに関してはほとんど私が介入せず、全て他社のお力添えがあって運営出来ているのが本当に有難いことです。
2022年、まだ半年も経っていないにも関わらずここまで早く思いが形になるとは、思った以上に思った以上になっています。
1のベンチマークノウハウセレクト販売事業に関しては、私が普段クライアント様にご案内させて頂いている内容を文書化したものを細かくカテゴライズし、各々がご自身の足りないところを補えるようにしており、webにて販売しています。
ただ、これも有難いのが私の文章をプロの方がライティングして下さり、しっかりとしたツール化にして下さっており、webでの販売、運営も他社がやって下さっています。また、これは本当に有難いことですが、PR及び販売もご協力して下さる方が何人もいらっしゃり、早くも既に10社程私がお会いしてもいない方がご購入して下さっています。
本当に有難いことです。
もしあなたも夢や目標があるのであれば、きっと叶うと強く信じて受け入れてみてください。思ったよりも早いスピードで辿りつけるかもしれませんよ?
【第391回】手抜きではなく手間を抜く
仕事は決して手を抜いてはいけません。何故なら仕事ですからね。
誰かのお役に立ちに貢献し、その対価としてお金が発生するので、お役に立ち貢献するためには全力で取り組まないとお金を払って下さる方に失礼にあたりますし、そもそも手を抜いてお金をもらうことを覚えてしまうとロクなことになりません。
ただ、仕事も人生も「長距離走」です。
ずっと全力疾走だと、それこそ息が続かずバテテしまいます。
だからこそ、手を抜くのではなく「手間を抜く」のです。
手間の抜き方は全力で取り組むからこそ見いだせるもの。
全力で取り組む、時間と労力の限界にぶち当たる、改善策を考える、実行して立証する。
これこそがイノベーション(革新)です。
現に私も起業当時はクライアント様との打合せ内容を「顧客カード」を作って打合せが終わるたびに記載していましたが、クライアント様数が増えれば増えるほど作成する手間、管理する手間が膨大になり、クライアント様数25社位を超えたときに限界になりました。
そこで現在は、クライアント様との商談時に打合せした内容のメモをメールに直打ちし、商談後すぐに議事録としてクライアント様にメールで送りお互い管理し合うようになりました。これだけでも顧客管理表を作る、フォルダを開いて更新していく、フォルダを開いて見直す等の手間が削減でき、よりスピーディーに、より簡潔になり現在40社以上ものクライアント様との打合せ管理が楽に出来ています。
これこそが手抜きではなく手間を抜く。
こうした成長も楽しみの一つじゃない?
【第388回】世間話ばかりする営業は害
サラリーマン時代に、違う会社の人と同行営業をしていたり、現在でも、クライアント様と打合せしている時に営業に来られた人がその会社のスタッフさんを尋ねて来られた際のトークを横で聞いていたりするのですが、たまに「世間話だけしに来る営業マン」がいます。
正直この人たちは「害」でしかありません。理由としては「時間泥棒」だからなのはもちろんのこと、「お金泥棒」でもあるからです。
相手の貴重な時間を奪う、その時間があればお金を生み出せていたかもしれない可能性を奪う、世間話をしている間にも発生している給料や、世間話をするだけに来ている交通費やらかかっている経費を無駄遣いしている。こうしたコスト意識が欠落しているからこそ「世間話」が出来るんだろうなと思ってしまいます。
ただ、この手のやっかいなところはそれで「働いた気になっている」ことです。
相手の時間を1秒でも頂く際は、少しでも相手の利益になること、会社の利益になることを考え行動しないと迷惑でしかありません。だってこれはビジネスなんですから。
そこらへんが分かって行動している人が当たり前のように成果を出す人じゃない?