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2022-04-10 18:18:00

【第367回】お客様のことを想うのなら時には「NO」も大切

営業マン、販売員、サービス係、色々な呼び方で「お客様の対応」をされる方はいらっしゃいますが、お客様のことを考えて「NO」と言える人は実はそこまで多くありません。お客様に携わる中で、「お客様の要望を叶える」ということを「お客様の言われるがままにする」と勘違いしている人が非常に多いのです。

海外の格言で「子供を育てるのは難しい、だが、子供をどうしようもない子に育てることは簡単だ、それはその子の求めるものを全て与えてあげればいい」という言葉があります。叱りもせず、こどものわがままに根負けして一時の「楽」に逃げてしまうと、後々とんでもないことになります。

お客様も一緒で、相手が言う無理難題を一度でも受けてしまうと「前もやってくれたのに何故今回はやってくれないの?」「前までOKしてくれたのに何故いきなりダメになったの?」とお客様をモンスター化してしまうのです。そうなってしまっては、自身も傷付くことになりますし、何よりそのお客様がなんとも「寒い人」になってしまいます。

私がクライアント様に気を付けていることの一つとして「自分が好かれるためにオベッカを言わない」ということです。

ベンチマークの存在意義は「顧客の安定経営」。私が好かれるかどうかはどうでもいいのです。むしろ私が好かれているけれど成果が出ていない状況より、私が嫌われていても成果が出ていればOKなのです。だからこそ、クライアント様やそのスタッフの皆様にはいつも失礼な事、生意気な事ももガンガンお伝えさせて頂いています。

「最近気合が入っていないですね」「仕事舐めてますよね?」「ちょっと成功したからってすぐ油断するんですね」「ちょっと受注取れてきたからってすぐ勘違いするんですね」等々、自分でも「そこまで言わなくても…」と思うこともお伝えさせて頂いております。最近は有難いことにここまで言う機会はほとんどないですが。

ただ、有難いことがこれを言われても「確かに!」「おっしゃるとおり」「ありがとうございます」と言って下さるところが、今私がお付き合いさせて頂いている人たちの凄いところ。

だからこそ、みなさん景気に左右されるどころか絶好調で各エリアのベンチマーク(お手本)企業になっていらっしゃるのだと思います。

人間的には私の何億倍と出来た人とお付き合いさせて頂けているのは本当に有難いことです。

あなたもお客様を大切に想うのであれば、相手のためにも「NO」と言ってあげた方がいいんじゃない?