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【第368回】仕事しない人は…
私が苦手としている人は「頑張らない人」です。
「仕事が出来ない人」ではなく「頑張らない人」です。
人間の能力に「差」はそこまでありません。せいぜい2倍からいっても3倍くらいです。
能力はたったそれだけの差にも関わらず、なぜ成果の差に関しては2倍3倍に収まらないのか。
それは「意識の差」です。意識の差は1000倍以上です。だからこそ、今成果が出ていなくても「一生懸命本気で取り組んでいる人」は嫌でも成果が出てきます。なぜならそういった人には必ずその姿を見て「その手を掴んでくれる優秀な人」が出てくるからです。逆にどれだけ能力が高くても「頑張らない人」には救いの手どころか、どんどん人が離れていきます。なぜだか「手を掴んでくれる優秀な人」は頑張る人を知っているが故に頑張らない人も見抜いてしまいます。なぜなら優秀な人は皆「頑張った経験を持っている」からです。生意気ながら私も「頑張らない人」は一瞬で見抜く事が出来ます。
「良いこと言っているだけでやらないな」「パフォーマンスだけだな」「上っ面でやるんだな」と思っても決して口に出しません。なぜならそんな人に対しての「愛情」を持ち合わせていないからです。愛情があれば厳しい事、耳障りが悪いことも言いますが愛情が無い人には適当にその場を取り繕って関わることはしません。なぜなら興味がないからです。
限られた命、限られた時間、限られた機会、そう考えると一つ一つを丁寧に取り組んでいくもの。一つ一つを丁寧に全力で取り組むからこそ物事は楽しいもの。楽しいからこそ成果がでるもの。
特に仕事に関しては一日の大半の時間を費やすもの。だからこそ仕事を頑張れない人は人生も楽しくならないのです。
せっかく携わるのであれば、誰しも「楽しい人」と一緒にいたくなるんじゃない?
【第367回】お客様のことを想うのなら時には「NO」も大切
営業マン、販売員、サービス係、色々な呼び方で「お客様の対応」をされる方はいらっしゃいますが、お客様のことを考えて「NO」と言える人は実はそこまで多くありません。お客様に携わる中で、「お客様の要望を叶える」ということを「お客様の言われるがままにする」と勘違いしている人が非常に多いのです。
海外の格言で「子供を育てるのは難しい、だが、子供をどうしようもない子に育てることは簡単だ、それはその子の求めるものを全て与えてあげればいい」という言葉があります。叱りもせず、こどものわがままに根負けして一時の「楽」に逃げてしまうと、後々とんでもないことになります。
お客様も一緒で、相手が言う無理難題を一度でも受けてしまうと「前もやってくれたのに何故今回はやってくれないの?」「前までOKしてくれたのに何故いきなりダメになったの?」とお客様をモンスター化してしまうのです。そうなってしまっては、自身も傷付くことになりますし、何よりそのお客様がなんとも「寒い人」になってしまいます。
私がクライアント様に気を付けていることの一つとして「自分が好かれるためにオベッカを言わない」ということです。
ベンチマークの存在意義は「顧客の安定経営」。私が好かれるかどうかはどうでもいいのです。むしろ私が好かれているけれど成果が出ていない状況より、私が嫌われていても成果が出ていればOKなのです。だからこそ、クライアント様やそのスタッフの皆様にはいつも失礼な事、生意気な事ももガンガンお伝えさせて頂いています。
「最近気合が入っていないですね」「仕事舐めてますよね?」「ちょっと成功したからってすぐ油断するんですね」「ちょっと受注取れてきたからってすぐ勘違いするんですね」等々、自分でも「そこまで言わなくても…」と思うこともお伝えさせて頂いております。最近は有難いことにここまで言う機会はほとんどないですが。
ただ、有難いことがこれを言われても「確かに!」「おっしゃるとおり」「ありがとうございます」と言って下さるところが、今私がお付き合いさせて頂いている人たちの凄いところ。
だからこそ、みなさん景気に左右されるどころか絶好調で各エリアのベンチマーク(お手本)企業になっていらっしゃるのだと思います。
人間的には私の何億倍と出来た人とお付き合いさせて頂けているのは本当に有難いことです。
あなたもお客様を大切に想うのであれば、相手のためにも「NO」と言ってあげた方がいいんじゃない?
【第364回】物事は非常にシンプル
お陰様で現在クライアント様の数が40社程になり、クライアント様以外からも講演やセミナー講師のお仕事もさせて頂きサラリーマン時代に比べてより一層「出会う人、出会う会社」の数が増えている中で、成果を出している会社の共通点は非常にシンプルであることに気付きました。
「挨拶をきちんとする」「ゴミを見つけたら必ず拾う」「仕事の締め切りを守る」といった、小学校で教わるような人としての「基本のき」が社員に浸透していること。これが、強い企業に見られる共通点です。
人としての基本が組織の風土、社風をつくり、これが最後の砦になって、組織を守っていけるのだと思います。
皆さんの会社では、これらの基本は守られているでしょうか?守られていないのであれば、危険信号が灯っているんじゃない?
【第363回】カッコイイ大人
早いものでもう4月。
みなさんの会社に新入社員は入社されますか?中小企業の多くの会社では「毎年新入社員を入れる」というのが中々困難な会社もあるかとは思いますが、「取引先」に新入社員が入社された場合なども含め、4月5月は「ピカピカの社会人一年生」に携わる季節ですね。
そんな時、みなさんは「カッコイイ大人」をちゃんと演じていらっしゃるでしょか?
カッコイイ大人というのは、何も大儲けをしている人、超絶成功者を指すのではなく。私の思うカッコイイ大人というのは「物事に真剣に全力で取り組み、成果を追求する人」だと思います。変にカッコつけて大した成果を上げられず、それに対しても体裁を気にして言い訳をしているのは非常に大人として「ダセイ!」ですよね。
それよりも、泥にまみれて汗水垂らし、歯を食いしばって弱音や不満を一切吐かず成功を信じて追い求め、自らの手で成功を掴み取ろうとする大人の姿のまぁなんとカッコイイことでしょうか。
ダサいけれどカッコイイ、「ダサカッコイイ姿」が何よりもカッコイイと思うのは、私自身渋さが分かる年になってきたということでしょうか?
4月から新入社員研修の依頼先で出会う新社会人の皆様。「ダサカッコイイ姿」を私自身が皆さんに見て頂ける様に精進して参りますので、ちょっとでも私が調子こいていたらキツメのローキックぶち込んでくださいね!
【第362回】集客って…
マーケティングで一番大切なことはなんといっても「集客」です。
どれだけ営業力を磨こうと、商品力をアップさせても「お客様」がいないことには意味がありません。
ではそもそも「集客」ってなんなんでしょうね?
日本語は凄いなと思うのですが「集客」とは読んで字のごとく「お客様を集める」ということなのです。
「集人」ではないのです。「集客」なのです。
SNSなどで、「フォロワー〇人目標!!」「フォロワー〇人達成」などとフォロワーの数に一喜一憂しているマーケティング担当者は全国で沢山いらっしゃるかと思いますが、その一生懸命集めているのは「集客」なのか、「集人」なのか?
現状約40社あるベンチマーククライアントの中で、「ストック型」が成功している会社になればなるほど、実は「フォロワー数」が少ないというか、フォロワー数にそこまでこだわっていません。
大切なことは「フォロワーの質」です。私もインスタでのマーケティングを勉強する為に独学でインスタ知識0からインスタに取り組み、5ヶ月程で5000フォロワー程増やしましたが、ただ単にフォロワー数を増やすことはそこまで難しくありません。大切なのは「質」なのです。だからこそ、クライアント様と集客イベントを開催した際も、「来場者数」ではなくどれだけお客様になって下さる人を集めることが出来たかの「集客数」をこだわって分析していきます。
一番理想的なのは「少ない集客で高い受注率」。これこそが無理無駄がなく効率の良いマーケティングです。
逆に一番厄介なのは「人はわんさか集まるものの全然受注に繋がらない、ただ慌ただしく忙しくなっている為仕事をした気になっている状態」です。
どれだけキレイごとを行っても、結果が出ない事には物事は長続き出来ません。表面的な量にこだわるのではなく、幸せになる為の「質」にこだわってみてもいいんじゃない?