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【第404回】今自社はどれくらい?
前回のブログで「幼年期・成長期・成熟期・衰退期」のお話しをご案内させて頂いたところ、意外に何人かの方から「今うちっってどこなの?」とお尋ねされたので、いい機会でもありますのでちょっとそこらへんを詳しくご案内させて頂きます。以下は主に大企業の場合ですが成長段階は大きく分けて8段階になります。
1.創業期 新しいアイデアとやる気のある創業者により企業が産まれる瞬間です。
2.スタートアップ期 自分の力を試したい!と思うやる気のある若い人材が集まる時期です。この時期のポイントとしては「財政面」で安定させられるかがポイントになってきます。
3.頭打ち期 創業時のアイデアが頭打ちの状態になってきます。思っていたのと実際にやってみたのとは違った、このままじゃ利益が足らん!ここら辺で「次の手」を見つけ着手出来るかが次のステップに上がっていくのに必要なことになってきます。
4.拡大期 組織が拡大していきます。ここら辺から創業時メンバーの理念や想いが末端のスタッフにまで行き届かなくなってきます。(※ここから先は会社の衰退へと進んでいきます)
5.安定期 事業が安定し、会社の知名度も高くなり安定志向のスタッフの入社が増えてきます。
6.停滞期 「今までのやり方」「成功した過去の事例」に囚われ事業が守りに入り、柔軟性・発展性が失われてきます。
7.衰退期 時代の流れに対応出来ず競合他社や新たに誕生した企業に太刀打ち出来なくなります。
8.終末期 財政面で限界を迎え、廃業か他社からの買収対象になります。
以上が大企業やスタッフを増やして事業を拡大していく中小企業が辿っていく流れと言われています。
ただ、スタッフを増やさない、売上を拡大していかずストックしていくという「ストック型経営」だとこのサイクルには当てはまりません。
「その他大勢と同じような成功」を目指すのか。「あなたに合った成功」を目指すのか。
最終的にそれはあなた次第じゃない?
【第403回】Like a じっくりコトコト煮込む
皆さん成果は早く出したいものですよね。ただ、マーケティングにおいて「早く成果を出すこと」は必ずしも良いことではありません。物事は面白く出来ていて、企業でも商品でも幼年期、成長期、成熟期、衰退期があります。そしてよく言われているのは成長期までにかかった時間と同じ時間をかけて企業も商品も衰退していくという話があります。例えば「ヒットするまでに10年かかった商品はヒットしてから10年かけて徐々に衰退していく」ということです。これは一発屋芸人でも同じことが言えます。一発ドカン!と当たった芸人さんが次の年から全くTVに映らなくなることはよくありますよね?これはヒットするまでに時間がかからなかったからこそ、衰退までも早いということです。ただ個人的には一発当てただけでも十分すごいと思いますが…。
だからこそ、株式会社BENchmarkも実はそうした観点からしたらちょっと危険なのです。幼年期から成長期までがあまりにも早すぎるのです。これは偏にクライアント様、支えて下さっている皆さんのお陰なのですが、マーケティングからしたらあまりよろしくないので新たにベンチマークWEBや工務店ひとりでできるもんを立ち上げたのも正直なところです、
その点から行くと、過去のジャニーズのマーケテイングは天才だと思います。
まず所属するタレントたちを「ジャニーズJr.」としてバックダンサーや「その他大勢」として露出していく。その後「グループを組ませる」。最終的には「ソロ」として活躍させていく。一つの「商品」(※ここでは失礼ながらタレントさんを商品と記載します)に対して売り出すまでの時間を長くとっているからこそ、しっかりブランディングが出来てより永く商品が愛され長く利益を捻出出来る。
先日、現在12歳小学校6年生の長男に「お前の思うカッコイイタレントって誰よ?」と聞いたところ、「キムタクさんかなぁ」と答えたことに対して非常に驚きました。これは木村拓哉さんの努力の賜物はもちろんのことですが、小学校6年生にカッコイイタレント=キムタクと言わせるほどの認知度・ブランド力を持たせているジャニーズ事務所はやはりマーケティングの天才だなと思いました。
地域密着の中小企業であれば「永く商売を続けたい」ものですよね?であれば成果を早く出すことも大切ですが、時には「じっくりコトコト煮込むように」商売を育てていってもいいのかもしれません。
目指すはあなたの業界の中の「キムタク」の地位じゃない?
【第402回】ブッダのお言葉
【悪い人と交わるな。卑しい人と交わるな。善い友と交われ。尊い人と交われ。】
ブッダの言葉だそうです。推測するに、あのブッダでさえも悪い人や卑しい人に苦労させられたのだろうなぁという言葉です。重みがありますもんね!
ここで大切なことは「自分にとって都合の良い人」ではなく「善い友」「尊い人」と交われと伝えていることです。
「善い友」とはどんな人でしょうか?「尊い人」とはどんな人でしょうか?
あなたの周りにはそんな人はいらっしゃいますでしょうか?
私の周り?有難いことにそんな人たちばかりです。自分の利益ばかり考えるのではなく慈愛の心を持って「お先にどうぞ」と言える人、携わる人が悪いこと、卑しいことをした場合「それはダメだよ」としっかり本人に言える人、人を傷つけるどころか傷ついた人を損得無しでとにかく自身の持てる全ての力を持って救おうとする人。そんな人とばかり携われている今回の人生は本当に恵まれた人生です。
もし周りにそういった人がいなくて苦しんでいるのであれば、是非ベンチマーククライアントのみなさんを紹介させて頂きます。みなさん「善い友」であり「尊い人」です。
きっと価値観変わるんじゃない?
【第401回】調子にのっていいのは20代まで
営業でも経営でも成果が出ると「調子にのっちゃう人」は一定数います。
特に若い営業マンであれば、右も左も分からない中で必死に頑張り成果に繋げ、更にその成果を継続させるために努力し「成果の出し方」をある程度自分でもわかってきたタイミングで調子にのってしまいます。かく言う私も20代の頃は「超絶調子にのっていた」部類の人間です。自身の成功や成果が数多くの人の協力のお陰で成り立っていることを知らずに「自分の力」と勘違いし生意気に人様に「教えてやろうか?」くらいの勢いで携わっていたので、それはそれは周りで携わって下さっていた方からしたら「ただの勘違いした嫌な奴」だったかと思います。もしも願いが叶うのならば、当時の私の上司や同僚一人一人に土下座して回りたいくらいです。
ただ、調子にのっていると必ず起こることが「痛い目に合う」ということです。上司、同僚、お客様からお叱りを頂いたり、信用を無くしたり、助けてくれる人がいなくなるということがドミノ倒しのようなスピードで起こります。ただ、個人的にはそうやって「痛い目」に合ったことによって自分の勘違いに気付き、謙虚な気持ちになれたこともあり非常に大切な経験だったと思うのですが、それは「20代」だったというところも非常に大きかったのだと思います。自分の非礼を詫びた際に「まだ若いからしょうがないよね」と言ってもらえて許してもらえるのが「20代」です。
これを30代、40代、もしくは50代でやってしまうと「ただのイタイ奴」で終わってしまいます。特に日本はまだまだ「年功序列」が根強いお国柄です。年下や取引業者から社長に「物申す」ことはなかなか難しいのではないでしょうか?そうなるとどうなるか?「裸の王様」になってしまい気が付いたら一気に人もお金も失います。積み上げるのは一生、壊すのは一瞬。年齢を重ねれば重ねる程なかなかアクティブには動けなくなってくるもの、そうした際に周りから人がいなくなるのは致命的です。
今ちょっとした成果が出て調子にのっている、のろうとしているおっちゃん世代の皆様、その年齢で調子にのっちゃっていいんですか?
【第400回】結局、経営者がやるべき仕事って
数多の企業とお付き合いさせて頂き、その分だけ多くの経営者とお話しさせて頂き、成果が出ている企業とそうでない企業の経営者の能力の差はほんとに「微々たるもの」だということを感じております。みなさん等しく食事をし、排泄をし、就寝し、24時間365日と同じ時間を与えられていて、それにも関わらず「差」が付いてくるのは何故でしょうか?
一つとして、成果が出ている企業に関しては社長含めスタッフが各々「役割分担」がしっかり出来ているということが共通点の一つです。
中でも経営者がやるべき仕事は、実はそこまで多くありません。それは2つ。「マーケティング」と「イノベーション」です。
経営者はこの2つにのみ注力していれば、極端な話会社は潰れませんし成長させることが出来ます。
「マーケティング」によって、どんなターゲットをどのように集客し、どの商品・サービスをいくらで提供するのか、それに対しての広告宣伝費を売上の何パーセントまで抑えるのか、最終残すべき利益はいくらを目標とするのかという点を明確にし、実践しては分析し、分析しては改善していく。どのように改善していくかが「イノベーション」です。この2つをしっかりやっている会社は常に成功・成長しています。逆に中々成果が出ない会社になると、経営者がこの2つに集中出来ていないケースがほとんどです。
限られた時間を社員の愚痴や人間関係の不満、人の管理に使っちゃっている、限られた時間にも関わらず「仕事」と口実を付けて取引業者と呑みに行ったり遊んじゃってる、会議ばっかりで時間使っちゃってる、それで仕事した気になっちゃってる。だいたいこのパターンがなかなか成果の出ない会社の共通パターンです。
さぁボス、あなたはどんな時間の使い方をされますか?