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【第424回】大人に参加賞はないんだぜ?
先日クライアント様とお話ししている中で、いつの世にもどこの会社にもどんな人にも大なり小なりある「私だって頑張ってます論」が勃発しているという話になりました。
お話しをお伺いするにあたり、その子は入社2~3年目のスタッフさんとのこと。かわいいですねぇ。世の中を分かっちゃいない。でもそんな時期あるある。
そのスタッフさんとお話しさせていただき、お伝えさせていただいことは「確かに頑張っている、すごい、でも頑張るのは当たり前、だって仕事なんだから」ということと、「成果を出すから評価が上がる、大人には参加賞はないんだぜ?」ということをお伝えさせていただきました。
少し前に全国チェーンの大手ファミリーレストランが「1分単位で時給を出す」ということが取り上げられていました。確かに時間は貴重で尊いものです。しっかり対価を払うのは大切なことですが、この「時給」と言う考えが非常に危険です。
大の大人でもたまに「私の仕事を時給換算したら¥300だった~」と仰る方がいらっしゃるのですが、その考え方自体がそもそも危険なわけです。そこにいるだけでお金を貰える人なんてそもそもいないのですから。お金が発生するのは「そこにいるから」ではなく「成果を出したから」なんです。
成果を出さずにお金をもらう人のことを人は「給料泥棒」と言います。「泥棒」なんです。
仕事だから頑張るのは当たり前、頑張って人様のお役に貢献するからこそ対価としてお金が発生する、それが成果。
参加したからという理由だけで褒めてもらえるのは、厳しいですが子供だけです。
大人に参加賞はないんだぜ?
【第423回】新規顧客は大切だけれども…
最近問合せが増える中で、少しでも誰かしらのお役に立てるのであればとご紹介頂いた先に限り、時間の許す限りお会いしている中で思うことは、みなさんこぞって「新規顧客の集客方法を教えてくれ」と私に求められる方が非常に多いのです。「新規」「新規」「新規」!もぅ耳にオクトパスです。
ただ株式会社BENchmarkクライアント様には口を酸っぱくしてお伝えしていることは「新規はお客様じゃないよ」ということです。お金を¥1でもお預かりしていない人は「お客様候補」ではあるものの「お客様」ではないのです。
だからこそ、成果が出ない、行き詰まっているという状態であればあるほど、「既存の顧客を大切にする」ことが大切なのです。
何故なら既存のお客様は、既にあなたの会社やサービス、あなた自身のファンになってくれている方たちです。まだ会ってもいない架空の人を想い焦がれるのであれば、あなたを好いてくれている人を大切にした方がよっぽど有意義な時間になります。
最近連絡はしましたか?何か手土産は持って行った?相手の現状は把握出来てる?相手を未だに想えてる?ちゃんと愛せてる?これを聞くと、みんなこぞって「??」という顔になります。
弊社クライアントの皆様は、そんな際に私が何を言うかもうだいたい予想が付くかと思います。
そう、私がお伝えすることは「そんなんだからあなたの会社はパッとしねぇ~んですわ!」です。
困った時こそ既存のお客様のところをに足を運ぶ。その際にやるべきことは「泣きすがる」のではなく「お役にたつ」。
そうすることによって、きっと手を差し伸べてくださるお客様が現れるはずです。
嘘だと思うなら一回試してみてもいいんじゃない?
【第422回】In the end, everything is a gag
最近有難いことではあるのですが、弊社への顧問依頼が増えています。エリア・業種問わずお問合せをいただいているのですが、これは本当に有難いことなのですが、個人的には正直「う~む」と思っています。何故なら私のような仕事は本来「問い合わせが増えてはいけない」ものだと思っています。何故なら、私のような業種に問合せが殺到するということは、それだけ「景気が悪い」ということだからです。現に私の住む三重県でも6月7月に「まさかあそこが??」と思う会社が倒産しました。それも3件も。10年程前は地域の「顔役」のような会社で、結構ブイブイいわしていた会社です。
直接の取引は無かったものの、やはり知っている会社が倒産することはとても寂しい気持ちになります。
キレイごとかもしれませんが、「みんなが豊かになる状態」が良いに決まっているのです。
ただ、今後中小企業の倒産は加速していきます。コロナ融資の返済も始まり、いよいよ待った無しの状態になります。
ただ、生意気ながら言えることは「命さえあれば、生きてさえいればなんとかなる」ということです。
今が人生の一番底だと思うこともあるかもしれません。思うように成果が出ずに追い詰められてしまっているかもしれません。ただお伝えしたいことは「最期は全てギャグになる」ということです。
かの有名な喜劇王チャーリー・チャップリンの言葉でこんな言葉があります。
In the end,everything is a gag
辛かったことも、最期は全てギャグになる。
ギャグになるんですよ、辛いことがヘビーになるほどギャグになるんです。
ギャグになる前に自ら終わりを決めなくてもいいんです。
誰に宛てて書いている訳でもないのですが、現在追い込まれている全ての方へ。
そんなに追い詰められなくていいんじゃない?
【第421回】習ってないもんねぇ…
最近新たに顧問契約を結ばさせていただいたクライアント様ですが、この方はなかなか素敵で一番最初の打合せの際にスタッフを集めてくださり、スタッフの前で「自分は今まで営業というものを誰かに教えてもらったことがないので社員にも教え方どころか、自分自身が営業を分かっていないので的確な指示を出せない、だから自分含め営業のやり方を教えて欲しい」とご要望頂きました。
これをスタッフの前で言える人はなかなかいません。一気にこの人のことを好きになりました。
ただ、改めて思ったのですがそりゃあ世の中小企業のほとんどの会社が「教育」に力を入れていない、正確には「力を入れ方が分からない」会社がほとんどです。特に大人になってからの教育の機会は平等ではありません。家族経営や個人事業主で事業をしている会社になればなるほど、「独自のルール」はあるものの「基本のき」が出来ていない会社がほとんどです。
だからこそ事業が上手く行かない、上手くいかないから教育や新たな投資に踏み切れない、だからこそ事業が上手くいかないといった悪循環になります。
「学問のすすめ」とは良く言ったものです。「学びは大切」です。当然本人の意識も大切ですが、環境も大切になっています。だからこそ、弊社にも毎年4月5月は「新入社員研修」「営業研修」の講師依頼が殺到します。それも有難いことにリピーターのお客様が非常に多いです。中には「去年も聞いたでしょ?」というクライアント様も「初心に返って」という思いで依頼を頂くケースもあります。
当然ながらこういった会社は伸びます。教育の大切さを知っているからです。
ただ、出来れば教育を受ける側に¥1でも良いので「自腹」を切っていただければ幸いです。そうすることによって、吸収力が違ってきます。
もし自社スタッフの営業成績があまりよろしくないのは、本人の実力もあるかもしれませんが学ぶ環境を与えていないからかもしれませんよ?
【第420回】やっぱり営業は楽しい
先日、クライアント様に前職の頃にお世話になっていたメーカーさんをご紹介させていただいたところ、早速そのメーカーさんから「良い人を紹介してくれて有難う!早速〇〇と★★をご購入いただけました!」とお礼の連絡を頂いた際に「くぅ~!羨ましいぜ!!」と思いました。「購入してもらったこと」ではありません。「営業していること」が羨ましかったのです。
営業は本当に楽しいものです。モノを売るのではなく、お客様の問題解決を自社の持つ商品やサービスで解決していく。喜んでもらえる上にお金までお預かり出来る。何よりお客様と良い関係も出来て人生がどんどん豊かになる。営業ほど楽しい仕事はないと今でも思っています。
ただ、現在株式会社BENchmarkはモノを販売するいわゆる「物販」をしていません。クライアント様の営業講師や営業レクチャー、営業フォローはさせていただくのですが、「アシストはするもののゴールを決めるのはクライアント様」なので、「たまには自分でゴール決めたい!」という「営業魂」がメラメラと燃えてしまいました。
営業は本当に楽しい仕事です。
ただ、この言葉を15年前の私が聞いたら「嘘つけ!!」と言うだろうと思います。過去の私は「営業は辛いもの」「営業は苦しいもの」というイメージしかなかったのですが、一度「営業のやり方」を覚えてからは本当に心から「楽しい」と思えるものになりました。
今営業が辛くてキツくてもう営業辞めたい!!と思っている方。「営業を辞める」というのも立派な選択肢の一つです。ただ、「ちょっと楽しんでみたいかも」と思える方。是非一度弊社お問合せページからメールをください。zoomやメールで良ければいつでも無料で営業の楽しみ方をレクチャーします。
別に成果が出たからといって金銭を要求したりなんかしません。ご安心ください。
足掻こうとしている若人に手を差し伸べる。これはビジネス云々ではなく「大人としての使命」じゃない?