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2022-09-01 18:18:00

【第438回】目指すは社内のファミレス化

同じ商品を扱っていても「担当者」が違うだけでその商品やサービスの価値が変わってきます。

どれだけ素敵な商品でも担当者の対応が残念であれば価値は下がるモノ。

どんな担当者に当たっても「良いサービス」が受けられることが一番理想的ですが、じゃあどうすればいいか?

それは企業のトップがいかに普段から「理念」を伝えているか。そして社員がいかにその理念を腹に落とし込んでいるかが重要です。この会社はどんな理由から生み出されたのか?仕事を通じて社会にどのように貢献していくのか?将来の展望は?「やり方」を教えるのも大切かもしれませんが、「在り方」を教えていくほうがもっと大切です。だってお客様は「担当者のもの」ではなく「会社のもの」だからです。会社が一枚岩となって全スタッフでお客様や社会に「その会社らしく」貢献していく。これこそが強い企業、強い組織なんじゃない?

2022-08-30 18:18:00

【第437回】本音は言葉の端々に宿る

人は不思議なものでなかなか「嘘」がつけないものなのかもしれません。何故なら言葉の端々に「本音」が宿るからです。

表面的には「お客様の為に~」と言っていても、ふとしたときに「客」と言っちゃったり、「お金をもらったからには責任を持って~」と言っていても「そこまでやる必要あるの?」と言っちゃったり、「お金は一円でも有難い~」と言っていても「こんなんじゃ足りない~」と言っちゃったり、言葉の端々にその人の本音が宿るもの。それは本当にふとした瞬間にだけ出てくるものなのですが、その瞬間がその人の人間性の全てを物語っているのです。逆もしかりで、普段物静かな人でも発している言葉が終始一貫している人は信用出来るもの。

普段から相手の発する言葉の端々に注意深く耳を傾けていると「今後付き合って良い相手かそうでないか」は見えてくるんじゃない?

2022-08-28 18:18:00

【第436回】余力があるときだからこそ、事業継承

どんな会社でも創業者は0から1を作り上げただけあって「パワーが強い人」が多いです。パワーがあるから0から1を作り上げたのか、0から1を作り上げるのには相当大変なので結果としてパワーが付いたのかは分かりませんが、とにかく「パワーが強い人」が多いです。ただ、パワーが強い人は自身が修羅場をくぐってきたからこそ、修羅場をくぐっていない人を見るとどこか「物足りなく感じてしまう」もの。だからこそ創業者がずっと会社を運営していて、そのままポクリ…。という話も珍しくはありません。

ただ、その気持ちも分からないではないのですが、もし事業を継続させていきたいと思われるのであればこそ、「早い段階での事業継承」をオススメしています。

なぜかというと次の代を引き継ぐ人が「失敗出来る」からです。正確には「失敗しても助けてやれる」からです。

2代目、3代目は先代が偉大になればなるほど事業を継承し辛いもの。だからこそ「良いバトン」を渡すために早くから事業を継承しておくのです。そうすることによって継承された側もそうですが、何より継承した側が安心して余生を全う出来るのだと思います。

人間いつかは終わりが来るもの。後の世代のことを考えて早め早めに動いていくことも大切じゃない?

2022-08-26 18:18:00

【第435回】「なんか行けそうな気がする」が大切

物事を始める際に必要なことは「なんか行けそうな気がする」という気持ちが意外に大切です。

戦略を組み、ゴールまでのストーリーを考え、「これ行けるな…」と思うことって上手く行きやすいのです。

逆に最初から「どうせうまくいかないでしょ」と思って取り組むことは上手く行くまでにかかる時間が圧倒的に違います。やはりそれは「思いの強さ」なのかもしれません。

どうせやるなら「なんか行けそうな気がする」と思えることを取り組んでいきません?

 

 

2022-08-24 18:18:00

【第435回】安売りは麻薬

「とにかく買ってもらいたい」という思いから、「値引き」「キャンペーン」といろんな項目を付けて「値下げして売る」会社や営業マンは多数います。ただ、これはとても「危険な行為」です。

理由としては「自力が付かない」「商品のブランドを下げる」「商品に誇りを持てなくなる」といったことに繋がり、益々「売れなくなる」からです。

現在弊社はモノを販売して収益を得る「物販」はしていません。ただ、サラリーマン時代基本私は「値引き」をしませんでした。むしろ「安くして」と言う人になればなるほど「高く提示」していました。私が値引きするタイミングは「何年もリピートしてくださり、頻繁にお伺いしなくても購入し続けてくれる人になったタイミング」です。「新規顧客」にはむしろ高く販売してきました。これは何故かと言うと、「新規顧客」は「手がかかる」という理由からです。当然新規顧客は商品を初めて使うからこそ「問合せ」が多くなります。また、慣れない商品の取扱いに失敗したり、指導する手間も必要なことからどうしても「時間もお金も使う」傾向になります。だからこそ、しっかりお金をお預かりし、その方のサポートが出来るようにしておくのです。

当時新規で商品をご購入いただいた方に高額で販売していた私がそのお客様のためにやっていたことは、そのお客様の集客のお手伝いとしてチラシの作成からポスティング、営業指導などを「無償」でさせていただいていました。ただ、これが出来たのも「費用をたくさんお預かりしているから」なのです。安売りして利益が無い状態では、とてもこんなことをしている時間も余裕もありません。

「お預かりした分、しっかり還元していく」これが商売の基本です。だからこそ、「安売り」はしてはいけないのです。

とある会社では、目先の売上目標を達成するために売上が下がってきたら「キャンペーン」を行っていたのですが、そうすると顧客が「キャンペーンの時しか買わなくなる」という最悪な循環に陥ってしまい売上はもちろんですが利益も大幅減という本末転倒な結果になってしまったと言います。こんな会社はこの会社以外にもたくさんあるのかと思います。

弊社クライアント様に口を酸っぱくしてお伝えしているのは「お客様のことを大切にするのであればしっかり利益を確保する」ということをお伝えしています。

しっかりお預かりするからこそ、お客様が困った際に追加の請求をせずとも助けに行ける、これこそがお客様への恩返しなのです。

「安売りは麻薬」、安売りばかりしていたら心も体も壊していくんじゃない?