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【第579回】可哀そうな人要注意
先日とあるクライアント様と話していた中で「可哀そうな人は要注意」という話になりました。どういうこと?と思っていて聞いていると「自分で自分のことを可哀そうと言っている人は相手から搾取する人が多い」とのことでした。「可哀そうな自分を出すことによって、愛情深い人にかまってもらえる、優しくしてもえるのを本能的に知っているから自分自身で可哀そうな人を演じる、するとまんまとそれに哀れみや慈愛の心で手を差し伸べてくれる人が出てくる。そうなると、その人を利用し自身の利益に繋げていく。」とのことでした。これは非常に「なるほど」と思いました。思い返せば私も今まで「自称可哀そうな人」に結構やられました。「こんなに自分は頑張っているのに会社の社長だけ私腹を肥やして自分は貧しい生活をしている」という人は、そもそも大した成果を上げていなくて横領を繰り返し「二枚舌、三枚舌」を絵に描いたような人でした。「伴侶に不倫されて離婚することになった、こどもは自分が引き取るから稼がないと」と言う人は、お客さんを紹介した結果まさかのそのお客さんと不倫するというなんともアホらしいことを平然とやってのけました。「有能な社員に顧客ごと持っていかれた」という経営者は、そもそもその経営者自身が人として終わっていて自身の利益のために嘘ばかり言って、タチの悪いのが話を捏造してあたかも自分が可哀そうな被害者であるように周りも巻き込んで話を作っていく人でした。そんな人になればなるほど「もっともっと」とたくさん求め、与えると「更にもっともっと」、さすがにこちらも気付いて距離を置くと「あいつは最近与えてくれなくなった」とあることないことを必死に言って足を引っ張る存在になりました。そう、「自称可哀そうな人」はとにかくタチが悪いのです。ただ、何人かのこうした人と携わったこともあって「対処法」を身に付けることが出来、益々自身の目を養うことができました。なので起業してから今まで、クライアント様とのトラブルもなく過ごせているのは、養われた「見る目」のお陰かもしれません。全ての体験が無駄なものではないのですが、中には体験しなくてもいいこと、付き合わなくてもいい人はいます。あなたの周りの「自称可哀そうな人」。おそらくその人結構ヤバい人なので離れた方がいいんじゃない?