BENchmarkブログ
【第779回】 自社ブランディング?
よくエセコンサル会社や、薄っぺらいコンサル会社が頻繁に使いたがる「ブランディング」という言葉。ブランドの価値を高め取引先や顧客に「独自のもの」と認識してもらい差別化を図るための手段ですが、そもそもブランドの価値は「自作自演」するのではなく、「お客様からの評価がブランド」なのです。お客様や社会からどう評価されたいのか?そのためにどんな取り組みをしていくのか?評価と言っても様々で「かっこいい」と思われたいのか、「立派」と思われたいのか、「温かい」と思われたいのか、「頼りになる」と思われたいのかも様々です。その評価も自分の満足度を上げるための評価なのか、自社を選んでいただいたお客様が誇らしく思ってもらうための評価なのかによっても立ち振る舞いが違ってきます。そう考えるとブランドというのはチャッチャッチャと自作自演で作るものではなく、ゆっくりじっくり作られていくものなのだと思います。にも関わらず未だに「ブランド化」「ブランディング」などと言っている会社を見ると「分かってねぇなぁ」と思ってしまうのは私だけでしょうか?
【第778回】信用・信頼貯金貯めれていますか?
例えば遅刻をしてしまった場合、「あいつまたかぁ、どうしようもないなぁ…。」と思われるのか「あの人が遅刻するなんて何かあったんじゃないか?」と思われるかは「蓄積された信用と信頼」の違いなんじゃないかな?と思います。わたしは勝手にこれを「信用・信頼貯金」と言っています。信用・信頼は一朝一夕で作られるものではありません。長い年月をかけて一つ一つ積み重ねていくものだと思っています。営業マンでも、信用・信頼貯金が積み立てられていない状態にも関わらず「今月売上がきついので何とか買ってくださいよ~」とお願いするのと信用・信頼貯金が貯まった状態で「今月なんとか助けてください」とお願いするのとでは結果が違ってきます。ただ、世の多くの営業マンは信用・信頼を積み立てる前に「お願い」を無神経にやってしまうので営業マンはお客様から嫌われるのだと思います。わたしは起業した際心に決めていることの一つとしては「絶対自分から顧問契約をしてくださいと言わない」ということを決めています。現状有難いことに50社+αの顧問先に「お願いですから契約してください」とは言ったことはありません。むしろ顧問契約をご要望いただいているにも関わらず「ちょっと冷静になって改めて弊社と顧問契約を結んでもいいのかお考えください」とお伝えし最低でも1ヶ月以上寝かして、それでも顧問を…と仰っていただいた方に対して顧問契約を結ぶようにしています。なぜそうするか?それは「まだ何もお役に立っていない状態で相手にお願いをしたくないから」です。ただ、この信用・信頼貯金は面白いもので、増えることもあれば減ることもあります。一度信頼関係が築けたからと油断しているとみるみる貯金残高が減っていって最悪赤字になってしまいます。信用・信頼破綻です。こうなってしまってはもうどうにもなりません。そうならないように普段から少しづつわずかでも信用・信頼を積み重ねられる行動をしていければ、仕事もプライベートもすごく生きやすくなるんじゃない?
【第777回】運の良さは=感度の高さ
「運が良い人」「運が悪い人」という言葉がありますが、生まれながらの環境等によって違いはあるものの、個人的には「運」は感じ方と思っています。「スピード違反で警察に捕まった!罰金払わないといけない!最悪!!」と思う人もいれば「やべぇ、スピード出し過ぎた!大きな事故に遭う前に捕まって良かった!ラッキー」と思う人。「かなり大変な仕事を任せられた、もうゲンナリ…」と思う人もいれば「これはやりがいのある仕事だぞ!やり終えたらきっと成長できる!最高!!」と思う人もいる。わたしは仕事柄「それはいけないですよ」「それをやっていたら成果に繋がりませんよ」などなど、時には「耳障りが悪いこと」を言わないといけない立場なのですが、弊社クライアント様の有難いことは「言ってくれてありがとう」と仰っていただく方ばかりです。大袈裟ではなく、今お付き合いさせていただいている顧問先で「うるせぇ!」「大きなお世話だ!!」と言う人は一人もいません。本当に一人もいらっしゃらないのです。中には「射場さんにそこまで言わせてごめんね」や「言うのは本当にキツかったと思うけどよく言ってくれたね」と仰っていただく方もいらっしゃります。みなさん私より一回り以上年上の方ばかりです。こんな若輩者の言うことに真剣に耳を傾けてくださり、真摯に携わってくださる方ばかりです。本当に「カッコいい大人」の人たちとお付き合いできて幸せ者です。話がズレてしまいましたが自分の身に起こることをしっかり受け止め、いかに次に活かせる材料としてプラスに受け止められるかが「運が良い人生」に繋がっていく大切な過程なんじゃない?
【第776回】メールの返信
先日セミナーをさせていただき、セミナー参加者の方からお礼のメールをいただきこちらも返信している中で改めて気付いたのですが、やはり成果が出ている人は「メールの返信が当たり前にできる」ということ。弊社が顧問契約をする先は基本「商売に困っている先」になります。商売に困っているということは、突き詰めていくとコミュニケーションが上手に出来ていないということに繋がっていきます。その一つがメールの返信。成果の出ていない人はこのメールの返信ができない人が非常に多い。だからこそ顧問契約開始時に「メールの返信の必要性」をご案内するのですが、ほとんどの場合は「失礼しました!」と言ってそれからは一切指摘することなくどんどん成果に繋がっていく、たまにあるのは最初の何か月かは返信できるのですが、いつの間にかまた返信ができなくなってしまう、こういった人はダイエットでもリバウンドしやすい人なんでしょう。ただ中には言っても一切返信が「出来ない人」がいます。「やらない」ではなく「できない」。悪い人ではありません、むしろめちゃくちゃ良い人なのですがメールの返信が出来ないのです。こういった人は本当にもったいなくて、まず成果がでません。それはなぜかというと、「応援してくれる人ができない」からかもしれません。とあるクライアント様でメールの返信が出来ない方に対して3回目の注意の際に「メールの返信も出来ない失礼な人とお付き合いすることは弊社のブランド価値を下げるため顧問契約を解消します」と、かなり強めにお伝えさせていただいた際、そこからその方は全てのメールに返信されるようになりました。それは私のメールだけではなく、取引業者や売込の営業に対しても返信されるようになりました。そうなると不思議なもので業績が今すこぶる好調になりました。たった半年ほど前のことです。商売は非常にシンプルで、ミラクルプランや超高性能なシステムを導入しなくても「基本のき」をやっていたら困ることはないんじゃない?
【第775回】お金の使い方
決算の打合せの際に顧問税理士から「人にもよるけど、射場さんはお金がたくさんあるんだから使えるときに使っときなよ~、年取ってくると使いたくても使うときがないよ~、ちょっと良いベッドで寝るくらいだよ~。」と言ってもらい「なるほどな」と思いました。弊社の顧問税理士さんはわたしの「大好きな人」の一人で、いつも新鮮な考え方や面白い切り口の考えをお持ちなのでいつもどれだけ話しても飽きないのです。そしてわたしと同じ年。最&高です。確かにお金は使うためにあるもの、残してもろくなことになりません。特にわたしの場合二人のかわいい息子たちがいるのですが、かわいい子だからこそお金は残したくないな、と思います。残すべきは「お金の稼ぎ方」「お金に支配されず仲良く付き合う付き合い方」といった「知的財産」です。良かれと思ってお金を残したらそれが原因で仲が悪くなる、努力しなくなるとなったら死んでも死に切れません。むしろ「お金残してごめんよ~」です。死ぬ人は良くも悪くも何も残していかない方がいいのです。話は戻り、ではわたしは何のためにお金を貯めているのか?もちろん自身の今の生活、老後の生活、そしてクライアント様に万が一何かあった場合などのための貯蓄ではあるものの、それでも残ったらどうするのか?それこそ自身がこれからの世を任せたいと思える企業や組織なんかに寄付したり、いつもお参りさせていただいている氏神様の神社に寄付するんじゃない?