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【第664回】自分の都合の良い人を「良い人」と言っていないか?
一言に「良い人」と言っても、その種類は人によって様々です。私が思う「良い人」とは、人に優しく親切で、真面目で誠実、自分の利益ばかり考えるのではなく、ときには「お先にどうぞ」とサラッと言える人です。これは私の母や妻の人柄を見ての影響かもしれません。ただ、営業マンの多くが「買ってくれる人₌良い人」と言っているケースが多々あります。「あの人結構キツイ物言いだけど、買ってくれるから…。」「あの人すごく傲慢だけど売上の大部分を占めているから…。」という、本当は付き合いたくないにも関わらず「売上のため」という超絶ダサイ言い訳を付けてお付き合いをしているのは、見ていて心から軽蔑します。ビジネスとは本来楽しいもの。自分の好きな商品やサービスで人様のお役に立つ。ただ、自分一人の力では底が知れているので、自分と共感してくれる人と一緒に手を取り合って人様や社会の貢献に尽くす。その結果お金が発生する。めちゃくちゃ楽しいのです。お金が発生しないということは「役に立てていない」「必要とされていない」ということなのです。にも関わらずそこから目を背け「売上をくれる都合の良い人」と付き合うから楽しくなくなるのです。現在の世界人口は約80億4500万人。1995年発売された伝説のバンド、ブルーハーツの「ハンマー」という歌詞に出てくる「48億の個人的な憂鬱」という言葉。たった30年足らずで世界人口2倍近くになっとるやんけ。ということは、今私たちが出会える人もどんどん増えているわけです。小さい世界が全てだと思わず、本当に「良い人」だけ見極めて付き合っていけばいいじゃない?
【第663回】緊張も楽しむ
「なんか楽しいことないかなぁ~」と思っていても中々楽しいことは起こらないもの。ただ楽しいことを起こすことは簡単です。「自分で楽しさを見出す」だけです。実は先日も約100人を前にセミナー講師をさせていただきました。サラリーマン時代から数え、セミナー講師の機会はなんだかんだで100回以上与えてもらっているのですが、いつも緊張しています。セミナーを受けられた方から「緊張しないのですか?」と言われますが、「ガンガン緊張していますよ」といつもお応えさせていただいています。その度にいつも「嘘だぁ!」と言われますが、しっかり緊張しています。私にとっては何回もやっているセミナーですが、聞く人からしたらはじめてのセミナー内容。そう考えると益々緊張してしまいます。ただ、なぜ人から見て緊張していないように見えるかというと、それはおそらく「緊張を愉しんでいるから」です。365日毎日緊張するわけではありません。年何回かの1回の貴重な緊張の機会なのです。これを愉しまず何を愉しめというのか。ピンチのときもそうです。人生で何回かある貴重なピンチ。後から振り返るときっと笑い話になるピンチの機会。これも愉しむしかありません。希少な機会は貴重な機会なのです。貴重な機会はしっかり楽しまなければいけません。遊園地のジェットコースターに乗って「ジェットコースターが壊れたらどうしよう」「上手く乗れなかったらどうしよう」なんて考えていると、あっという間に楽しい時間が終わってしまいます。緊張を愉しむ、「うぁ~、オレ緊張しちゃってんじゃん!真面目か!!」「ちゃんと気を抜かず緊張出来て偉いなぁ、ナイス自分!」「緊張しているにも関わらず自信満々な自分を演出できてバレてない!ナイス名演技!!」などなど、愉しむところ満載です。そう考えると、人生そんなにビビることってないんじゃない?
【第662回】嫌われるビジネスマン
先日とあるクライアント様とお話ししていた際ですが、「最近とある営業マンにとても嫌な思いをさせられた」とのことでした。詳細をお伺いしたところ、3~4ヶ月ぶりにアポを取って訪問してきたらしいのですが、その際「売上が大変だから買って欲しい」と提案されたとのこと。常日頃交流があり、持ちつ持たれつの関係で「実は今月ちょっとピンチなので、来月納入分を今月納入させていただけませんか?」ということであれば100歩譲って相談に乗れるかもしれませんが、久しぶりに来ていきなり「助けてくれ」はとても失礼ですよね。ただ、そんなことをやってしまうポンコツ営業マンだからこそ自分がどれだけ失礼なことをやっているのか分かっていないので、益々お客様から嫌われどんどん売上も下がっていくという悪循環に陥ってしまいます。要は自分が困ったときだけ助けを求めてくる人は超絶ウザいということです。私も前職建築材料の輸入販売をしている会社に勤めていた兼ね合いから住宅会社はもちろん、材料を扱う販売代理店や職人とも付き合いがあったのですが、久しぶりに電話がかかってきた職人から「最近仕事がないから紹介してくれ」と言われたときは「大変だね、ガンバ」で電話を切らせていただきました。これこそ「困ったときだけ連絡してきてんじゃねぇよ」です。こういうことをしてしまう人だからこそ、ファンが出来るどころか嫌われて仕事に困るのです。普段から周りの人を大切にしている人であれば、そもそも周りが助けてくれるので「困る状況に陥ること」がそもそもないのです。会社から「これをやれ」と言われてやっているかどうかは関係なく、今現在あなたがやっていることは人から嫌われることではありませんか?
【第661回】行くところがある幸せ
先日いつものことながら朝から車でクライアント様先に向かっているとき思ったことは「あぁ~、今日も自分が行く先があって幸せだなぁ」ということでした。サラリーマンのころは会社に行くのが当たり前、会社に出勤し同僚がいるのが当たり前、仕事があって当たり前、給料をもらえて当たり前、福利厚生や何かあったときも会社が守ってくれるのが当たり前という、本来ならとても有難いことを「当たり前」と勘違いしてしまっていました。ただ、起業して0からスタートした事業で、事務所も自宅兼でやっていて、スタッフも基本リモートや必要があればどこかのカフェでミーティングする、仕事は有難いことにお客様から必要とされて仕事を与えてもらっている、給料はお客様に貢献することによってお預りしている、万が一何かあった場合でも家族もお客様も困らないよう準備するために普段から資金繰りをしっかり管理しておく。全て一瞬でも気を抜くと崩壊してしまいます。ただ、だからこそ楽しくてやりがいがあり、どんどん成長出来ています。ただ、この環境もどこまで行ってもお客様あってのこと。中には「射場専用デスク」を置いてくださっているクライアント様も何社もあり、ここまで大切にしてもらえていることに感謝しかありません。起業したてのときからスケジュールに空白があると不安で不安でたまりませんでした。今でもその癖は変わっていません。出たての芸人のごとく、スケジュールをパンパンにしておかないと常に心配なのです。でもこれでいいと思っています。むしろ、これくらいビビっている自分自身が好きです。ビビりだからこそ調子に乗らない、ビビりだからこそ感謝を忘れない。今「うわぁ~会社行きたくねぇ~、面倒くせぇ~」と思っていらっしゃる方、そう思える今の状況って、実はとっても贅沢なんじゃない?
【第660回】貯蓄が大切なわけ
いきなりですが、あなたは現状いくら貯金をしていますか?とある調査によると、二人以上世帯の20代の平均貯金額は212万、30代で752万、40代で916万、50代で1,386万、60代で2,427万、70代で2,209万。これはあくまで平均値なので中央値になるとグンと下がりますがこれが我が国における貯蓄額の平均らしいです。あなたは平均値に比べてどうでしょうか?貯蓄はなぜ大切なのか?老後のため?思わぬ出費に対応できるため?夢を叶えるため?理由は様々かと思いますが、前述にプラスして私が貯金が大切だと思う理由は「心に余裕を持つため」だと思います。貯蓄が増えると心に余裕が生まれるのです。だからこそ、貯金が大切。ただ、多くの経営者がハマりがちなのが、「会社のお金を自分のお金と混合しがち」ということです。「会社に1億円あります!ただ銀行からの借り入れが¥9,000万です!!」これは自分のお金とは言えません。たくさんの経営者が銀行借入で増えた通帳の預金残高を見て贅沢をしたり、必要ない設備投資をしたり、そもそも人間は基本お金を使うことが大好きなのです。だからこそ、お金に関しては厳しく律していかなくてはいけません。お金を人生を豊かにする親友にするのか、それとも自身の人生を崩壊させる毒薬にするのかはあなた次第じゃない?